如月劇場

如月劇場

2012年03月06日
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三月も早一週間過ぎ去ることになり、今更ながら本当に大学生活は短く、濃かったなぁと感じる。同じことを高校卒業の時も感じたと思う。

私は4月から愛知県の豊橋に勤務する事が決まった。勤務地決定の電話はなぜかオヤジからだった。受話器の向こう側からでも連想されるもったいぶったニヤニヤ顔は、基本的にオヤジにとって良いことが起きていたときに発動されるものである。この大学に合格した時も我が子が自分の学歴にマル被りしたことでその笑みを浮かべ母親に気味悪がられていた。お茶目なオヤジである。

港町で、割と広くて、新幹線とJRもある。豊橋についてそれくらいの知識しか持ち合わせていなかった自分は豊橋という地名を聞いた時も「豊橋!?・・・ってどこや!」とこんなリアクションであった。調べてみると中枢都市でない割には活気があり、良い街であるというなんともアバウトな結論が自分のなかで出された。それはまぁ、良い事だろう。

しかしあと一カ月もしないうちにもう自分がスーツに身を包み全く知らない土地で全く知らない住宅の営業に駆け回っていると言うのはどうにも想像し難い。この住み慣れた「ぽえむ」という愛くるしいアパートの一室でレコードに耳を傾け、寝っ転がりながらギターを奏でるというのもあと何回出来ることだろう。そうこうしている私の横眼には引っ越し用の大きなダンボールが半ダースほど鎮座しており、なんだか一週間早く追い出されそうなプレッシャーを放っているような気がしなくもない。

正直、関西に未練はアリまくりマクリスティ過ぎて何とも言えないが、こればっかりは運命なんだと思う。就職活動を始めてから今に至るまで、自分の選択の中で精一杯悩んで今のとるべき行動をチョイスしてきたし、それは他でもない自分が決めたことなので、後悔はしていない。ただこの4年間、とくに最後の2年ばかりにおいて自分がどれだけ幸福な時間を過ごしてきたのかを再確認させられる事ばかりだ。


その一つにやっぱりバンドがある。正直私が大学時代に打ち込んだことはバイトとバンドというやたら字の似た二つしかない。大学一回生時の記事を漁ってみても全く同じことをのたまっている自分がいる。

そのバンドで二つ、お知らせがある。

私はKIRIEというバンドを4年間やってきた。ジャンルはエモメロディックといって1990年代にその隆盛を見せたこれまた地味であやふやな音楽なのだが、私はいたくそのジャンルが気に入り、プレイする事になる。
その私が今までやってきたKIRIEは今まで3枚のミニアルバムを自主リリースしてきたが、今回東京のとあるレーベルからレコードをリリースする事に決定した。いわゆるインディーズレーベルのリリースである。その辺のよくわからん微妙な凄さはBECKでも読んで確認したまえ。
レコードとは私たちのジャンルととても馴染みの深い物であり、私も1年前就職活動に嫌気がさし、気がついたらみんなの味方アマゾンでレコードプレイヤーをポチっていた。そして部屋を見渡せばこれまた就職活動と銘打って東京に行った際、レコードショップを渡り歩いて戦利品として持って帰ってきたレコードたちが積み上げられている。
そして私たちのバンドにとって、レコードを出すと言うのは非常に、なんというか一つの夢みたいなものであり、私はその夢を実現するチャンスを得たわけだ。よかったね。

しかし、というかやっぱりというか、KIRIEは大学卒業と同時に活動休止が決定している。理由は前ここでも書いていたと思うので省略。
そんなエモを体現しているような感じのメンバーで3月はレコーディングする。収録するのは2曲。ダウンロードコードといってレコードプレイヤー持ってなくてもパソコンにインストールできる神の道具があるので発売されたら是非手に取ってみてくだしあ。

そしてもう一つ。私は最近ダイコミというバンドを始めた。ダイコミとは勿論略称である。そんな売れない広告会社見たいな名前はゴメンである。しかし正式名称は売れない通信会社みたいな名前である。やかましいわ。
これはキリエ解散かミーティングの際、「俺はメロディックを別のバンドでやるぞ」と言ったら「勝手にやれば」と言われ腹が立ったのでその怒りで結成したバンドである。(無論それだけが理由じゃない)

そしてこのバンド、京都での知名度はほぼゼロで、多分このバンド知ってる人は全国に50人くらいしかいなくて、まだ岡山で一回しかライブしたことないくせになぜかインディーズレーベルからアルバムをリリースすることが決まった。話が急過ぎる。インディーズレーベルについての知識はBECKでも(以下略)

前の日記でも書いたがこのバンド、私にとっては2つの大きな意味を持って結成した。
一つは自分の作り出す音楽について。KIRIEは何と言うか、非常にホンダの車工場みたいな曲の作り方をしていて私はいわばライン工であった。それにプライドがなかったわけではないが、いつしか私は「自分一人でもこの世界に通用する曲が作れる」という自信を自分の手でつかみたいと思った。
そしてもう一つは本当の意味で楽しんでバンドしたいと思ったこと。そしてそれは容易に、信じられないくらい何気ないことのように今できている。これが本当のバンドなんだろうなとしみじみ感じているのである。

とまぁ、このダイコミがアルバムをイカれたレーベル(褒め言葉である)からリリースするわけだが、これは全国のタワーレコードやHMV,アマゾンでも購入可能になるらしい。なんてこった。結成3ヶ月でライブ一本、おまけにあと一カ月したらメンバーがドラゴンボール宜しく散らばると言うのに。なんてこった。

収録曲は6曲だが、新曲を入れるかどうか悩んでおり7曲のレコーディング。これまた3月までに仕上げなければいけない。なんという急ピッチ。1回生の時パジャマで一日中アニメ見てたあの日をカムバックさせて今月に割り当てられるドラえもんの道具が欲しい。っていうかむしろドラえもんが欲しい。

とにかく私は卒業ギリギリにこのふたつのリリースを決め、晴れて卒業旅行~ドキドキ夢のバンコク編~は見事破綻した。メンバーとは「旅行はじいさんになってからでも出来る」とお互いの傷をなめ合った。まぁ、いいんだけどね。こっちの方が面白そうだし、この勢いと流れは今しかないことだとみんな分かってるから。

長々となったが私は半年後ライブとかできるのだろうか。休みとかちゃんと取れるのだろうか。てか何やってるのだろうか。
色んな不安というか、不透明な部分がたくさんあるけれどそれでも今はやれることをやるしかない。できるだけ、色んなものを意識して見つめて過ごしたいと思う。





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最終更新日  2012年03月15日 23時00分15秒
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