■■■ | 中辺路 (なかへじ) | ■■■ |
和歌山県西牟婁郡 中辺路町 |
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中辺路街道は、古代末期から近世にかけて「蟻の熊野詣」といわれる程、多くの参拝者の列がこの山間の町を往来していったと伝えられています。 町内各所には、当時、旅人の休憩場所となった王子跡やゆかりの地が数多く点在し、懐かしい古道のロマンの香りが色濃く残っています。 |
自然がいっぱいの |
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県指定文化財の名木 「野中の一方杉」
の繁る継桜王子の近くにあり、いにしえから、熊野詣の旅人の給水ポイントとなっていたようです。 「いにしへのすめらみかども中辺路を 越えたまひたりのころう真清水」 歌人 斎藤茂吉もこの清水に魅了され、昭和9年にこの 熊野古道の継桜王子境内に、杉の樹齢800年の巨木があります。南向きだけに枝を伸ばしていることから「野中の一方杉」と呼ばれており、県の天然記念物に指定されています。 10本近くあるうち、最大のものは幹の周りがおよそ8mもあります。 |