高原上司


私なんてたった1日、風邪で休んだだけで、当時の最高責任者から呼び出されて1時間近く説教をされました。

上司  「昨日はなんで休んだんだね・・?」
アコキチ「あのう、風邪をひいて熱があったので・・」
      ・・・・・・・・・・・・・・・・・
嫌な空気が流れまくったその後
上司  「で、なんで風邪をひいたんだね?」
アコキチ「えっ?・・・はぁ・・」

上司  「だからなんで風邪をひいたか尋ねているんだが」

半分怒った感じの上司になんと答えたかは、あまりにアホらしく記憶に有りませんが、最後に、「君は健康管理が悪いんだよ・・・健康管理がー!!」

と、さも、鬼の首でも取ったかの如く、言われた事だけを覚えています。
ばーか・・健康管理したって風邪はウィルス感染するんだよ、と思いつつ呆れながらも「以後、気をつけます」なんに気をつけるんだと思いながらも部屋を出たのでありました。

この上司、お馬鹿で有名だったのでこれ以上話しても無駄だと思ったのです。

 でも、上司のお馬鹿さかげんは並みではなかったのです。

ある社員、つきなみですがAさんとしましょう・・

Aさん 「○○所長、膠原病と診断されたのでしばらく入院しますので休暇をとりたいのですが・・」

上司  「君はあれかね、スイスにでも行ったのかね?」

Aさん 「はぁ?」

上司  「だからスイスにでも行ったのかね?それとも、長野かね?」

Aさん 「はぁああ・・・?」

上司  「君ねぇ、だいたい、そんな楽しそうな名前の病気
     ここらへんじゃかからんだろう!!」
(注 この時、「アルプスの少女ハイ○でも浮かんでいたのだろうか?それともホルンの音色だったのだろうか?)

 しばらく考え込んだAさんでしたが、このお馬鹿な上司の言ってる意味がやっとわかったそうです。
「膠原病」=「高原病」と思っていたのです。
長野と言ったのは、どうも蓼科高原を指していたようです。

うそのような話ですが、これは真実です。
(膠原病は厚生労働省の難病指定を受けています。)

こんな人間が管理職をしているような会社に先はないと思い辞めたのですが....

この会社が、会社更生法の申請をしたのはそれからまもなくの事でした。(チャンチャン)



© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: