| 1月1日元旦 | 「なぜ一年の初めの月を正月と言うのか」子供に聞かれました。 「お正月様」という神様が元旦にやってきて1月14日に「どんど焼き:神社で門松や正月飾りを積み上げて焼く行事」 の煙とともに帰っていくそうです。神様が来てくださるから特別に「お正月」というそうです。 私のふるさとでは、凧揚げ、羽根つき、独楽(こま)まわし、双六(すごろく)、百人一首などの遊びがあり、獅子舞(ししまい)、 はしごのりが町中を練り歩いていました。 |
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| 正月飾りについて | 新年の朝は、その年の幸せを願い、家内安全と家族全員の健康を願い、こころ新たに新年の朝を迎える。 縁起の良い飾り物を玄関や部屋に飾りつけ、吉兆が家庭内に伝わることを願って幕の内(1月15日)まで過ごす。 そして15日に書初めやお札などといっしょに神社へ納めて厄払いをする習慣も残っています。 |
| 初詣について | その年の初めに氏神様(うじがみさま)にお参りすること。 かつては大晦日(おおみそか12月31日)から元日にかけて初詣をしていました。 現在は、元日の祝い膳を食べてから初詣に行くのが一般的になりました。 |
| お年玉について | 目上の人が目下の人に贈るもので、もともとは神様にささげた御餅を、神様からのいただき物として ご利益(ごりやく)もいっしょに分けるという意味がありました。 はじめはお金ではなく、米・昆布・餅などのお供え物が「年玉」でした。 お年玉を入れる袋は関東では「祝儀袋」関西では「ポチ袋」。ポチとは、ほんの少しという意味だそうです。 |
| 年始回りについて | お正月に、日頃お世話になっている親戚・上司・恩師・仲人の家などを挨拶して回る習慣があります。 もともとは、実家や本家で新年の挨拶とともに一家繁栄のお祝いをしたものです。 |
| 門松(かどまつ)と注連縄(しめなわ)について | 門松は一般的には、3本の竹を組み松とあわせたもので家の門の前に飾りました。 昔は松以外に榊(さかき)や楢(なら)なども使われていました。 注連縄は、神棚などに張り、神様の場所として、不浄の場所と神聖な場所を区別するものです。 そして注連縄の張りめぐらされた木や岩やその一帯は清浄で、不浄との境を示すものです。 |
| 鏡餅と鏡開きについて | 正月、年神様(としがみさま、正月に家で祭る神で稲作を守る神)へのお供えとして床の間に飾ります 1月11日に年神様に供えておいた鏡餅をおろし、砕いて雑煮やお汁粉に入れて食べる行事です。 もともとは、20日に行われていましたが、徳川幕府が甲冑(かっちゅう)に供えた具足餅(ぐそくもち)を食べる「具足開き」を 11日に決めたことから、鏡開きは1月11日に行うようになりました。 |
| おせち料理について | 一年を竹の節のように区切り、ふだんと違った日を設けたのが盆と正月でした。 日本古来から節日の会食のことを「節会(せちえ)」、食べ物を「お節(おせち)」と言い、正月料理を「お節料理」といいます。 材料は、「海の幸・山の幸・野の幸」が縁起にちなんで使われます。 海の幸は、「よろこぶー昆布」「子孫繁栄ー数の子」「長寿の願い(ひげが長く腰の曲がるまで)ーえび」「豊作の願いーごまめ」 山の幸は、「出陣の縁起ー栗・熨斗(のし)・昆布」「よろこびー干し柿」 野の幸は、「秋の収穫の意味ー大根・ごぼう・さといも・黒豆」を意味します。 |
| お屠蘇(おとそ)と祝い箸(いわいはし) | お屠蘇は、蘇(そ)という悪鬼を屠る(ほうふる)という意味。 祝い箸は正月3が日の祝い膳には祝い箸を使います。箸には、祝い事に使う「晴れの箸」と日常の食事や不祝儀に使う 「褻(け)の箸」があります。 |
| 雑煮について | 平安時代に年神様に供えた餅、にんじん、だいこん等の収穫物をひとつの鍋に入れて煮込み、 福や運を願って食べたのが始まりです。 正月に、おめでたい意味の食べ物を入れた汁の中に餅を入れて食べるのは、一年間からだが長持ちするという意味を込めています。 東日本では角餅にすまし汁、関西では丸餅で味噌したて、九州や山陰では小豆雑煮という傾向があるようです。 |
| 餅について | 現在のような餅は平安時代からで宮中では「晴れの日」に食べていました。形はいろいろなものがあります 関東では、つきたての餅を平たく伸ばした伸(の)し餅を切る。関西では、小さく丸めた小餅を床の間に二段重ねした鏡餅を使います 関西では、「刃物で切る」を嫌ったものと言われています。 |
| 七草粥と松の内について | 正月7日の朝万病を払い、長生きすることを願い、芹(せり)薺(なずな)御形(ごぎょう・ははこぐさ) 繁縷(はこべ)仏の座(ほとけのざ・おおばこ)菘(すずな・かぶ)精白(すずしろ・大根)の若葉を、おかゆに炊き込んで 食べる習慣のこと。 この日に門松や正月飾りを取りはずすし、元日から7日までを「松の内」と言います。 なお、秋の七草は、萩(はぎ)薄(すすき)撫子(なでしこ)葛(くず)女郎花(おみなえし)藤袴(ふじばかま)桔梗(ききょう) を言い、名月鑑賞などに供えて見て楽しむ植物です。 |
| 初釜について | 新年初めての茶事の際に炉にかける釜のこと。茶道では初茶の湯のことをいい、流派を問わず重要な行事に なっています。 初釜の時に使われる菓子は、丸く白い餅に紅の菱餅を重ね、白味噌餡(しろみそあん)と甘煮したごぼうを置き半分に折りたたんだ 「花びら餅」が人気です。 |
| 歌会始について | 歌会始(うたかいはじめ)は、宮中で催される年始の歌会のことで、毎年1月10日前後の吉日に行われる |
| 福引について | 平安時代に書かれた「続日本記(しょくにほんぎ)797年」に、正月に籤引(くじびき)をして品物を あてる遊びのことが書いてあるのでこのころには福引のようなものがあったと考えられています。 福引に似ているもので、江戸時代には、神社仏閣の修理資金調達のための富籤(とみくじ)がありました。 阿弥陀籤(あみだくじ)は、江戸時代、糸の束の先に品物を結び糸を引いて当たりを決める「宝引(たからびき)」から始まったと言 われています。 |
| 成人の日について | 1月の第二月曜日を成人の日とし、満20歳になった男女を励ます日としました。 奈良時代から行われてきた「元服(げんぷく)」の習慣と似ています。 |