猫の担い手募集ページ

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午後11時



ただ二人

「寒いね」なんて当たり前のことをいう君

「うん」なんて当たり前の返事を返す僕

自然とつながる手と手のつながり

雪の降る坂道

さらさら舞い落ちる

粉雪と結晶

「ゆきだ」って子供みたいにはしゃぐ君

泣きそうになりながらも笑う僕

いつだってつながっている

雪の降る坂道

二つの足跡

平然と僕のとなりにいる君

平然と君の隣にいる僕

あたりまえのこと疑問になんて思わない

だけど心にあるのは一生という曖昧なことばと嘆き


すっかり大人びた顔

ため息と一緒に出るタバコの煙

雪の降る坂道

やんでしまった

粉雪と結晶

無くなってしまった

ひとつの足跡

失ってしまった

僕の唯一のつながり


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