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午後からは、親子競技と、年長児のリレーがあります。
今年の親子競技は、パラバルーンをしました。
なんだ、クラス対抗ではないのか・・・って思ってたんだけど、
これが、なかなか楽しかったんです。
我が家は、双子ですから、私と夫の二人で参加しました。
競技の間、全員で参加してるので、クラスの子供たちは皆笑顔でした。
子供達はお父さん、お母さんとパラバルーンすることを本当に喜んでくれていました。
(勝負にこだわるのは大人のようで、あとでブツブツ言ってた親もいました)
カイは、私が競技に参加したことで、ものすごく緊張がほぐれたようでした。
後は、最後のリレーです。
リレーの練習で、 一人でコースは走れるようになっていた カイですが、
本番もちゃんと走れるのか、ものすごく不安でした。
結局、カイのチームは、練習からずっとビリの4着ばかり。
運動会の日は家から、「早く走る」というPECSを持って行きました。
自分の順番が来る前に先生は、カイに見せていました。
カイは、じっとそれをを見ていました。
カイは、第6走者です。
カイの順番が来たとき、すでに4位です。
何とか、このまま差が開かないよう走りきってほしい。
止まらないで、脱線しないで、それだけです。
カイは、全速力まではいかないけど、ニコニコとトラックを走り、
第二コーナーの私の前を走りぬけました。
その後です。
直線で、先に走り終えた子供達の前を通るのですが、
そのとき、大歓声が起こりました。
皆が
「カイちゃ~ん!ガンバレ~!!」
と、これまでにない大きな歓声が上がったんです。
子供達の向い側には、お手伝いの保護者達がいました。
クラスのお母さん達が、大きな声で応援してくれていました。
「うわ~!カイって、ものすごく皆に愛されてる!!」
私は、少し離れて見ていましたから、
歓声が大きくなるのが、ものすごくよくわかったんです。
それで、ものすごく胸が熱くなりました。
なんとも言えない気持ちになりました。
カイは、距離をそれほど拡げることなくバトンを渡しました。
ここから、まだドラマは続いてたんです。
あと残り4人。
少しずつ距離を縮めていき、8番目の男の子で遂に前の子を追い抜いたんです。
8番目の男の子は、いつもカイの近くにいてくれてるんです。
組み体操では、カイとペアでした。
背の順番は、いつも前と後ろ。
いつもカイを、そっとサポートしてくれます。
その男の子が、またカイの遅れを取り戻すかのように、走ってくれました。
それからも3位をキープ。
しかし、アンカーは、どのクラスも速い子が走ります。
どんどん追い上げてきました。
最後の最後まで、デットヒートでゴール!!
結果は、「同着の3位」です!!
子供達は、大喜びでした。
だって、ずっとビリだったんですからね。
私は、カイが走り切ったことよりも3位になれて本当に嬉しかった。
年長児のリレーは、運動会の一番の出し物なんです。
子供達の意気込みも、先生達の意気込みも違います。
それが、走る前から「カイちゃんいるし・・・」ってなったら、
チームの子供たちに申し訳ないって、ずっと思ってたんです。
皆だって、最後の運動会だもん。
本当に、よかった。
アナウンスしてた先生まで、涙声になっていましたよ。
あの歓声と結果に、私はいっぱい涙がこぼれました。
通園の先生達も、カイがトラックを走る姿に、感動していました。
昨年、通園の先生達が頑張ってくれたおかげで、
カイは幼稚園へ行くことができたんです。
この日の姿は、この先生達の努力がなければ、成し得なかった姿です。
一緒に見れたことが、本当に嬉しく思えました。
リレーが終わり、閉会式までに、クラスのお母さんにお礼を言いました。
リレーの時、声援を送ってくれてた、お母さん達です。
一人は、同じクラスになった時からカイを気にかけてくれてるお母さん。
もう一人は、リレーで8番目に走った男の子のお母さんです。
お礼を言うと、2人とも、
「カイちゃん、ホンマよく頑張った!」
と、涙を流して喜んでくれたんです。
びっくりしました。
まだ、半年の出会いで、こんなに成長を喜んでくれる人がいるなんて…
私も泣いてしまいました。
カイが自閉症だとわかり、離れていった人はたくさんいました。
いつも、腫れものに触るように距離を置かれることに慣れて、
いつしか、ガチガチにガードを作っていました。
本当は、カイの存在を迷惑に感じるんだろうな…って思っていました。
それが、こうやって、一緒に喜んでくれるなんて、
本当に夢のようでした。
最近、少しずつクラスでも声を掛けてくれるお母さんが増えてきたんです。
幼稚園に入ったことは、私の心も癒してくれるようです。
感動いっぱいの運動会でした。
あと、幼稚園生活半年、まだまだ楽しみです。