極楽招きネコのつぶやき

極楽招きネコのつぶやき

「ネコのももこの物語」4


No.31【誕生 その8】

ニャンコ・ももこはどんな子供を何匹生んだのでしょうか?
シロネコちゃんとちびクロちゃんの2匹は見せてくれたので、あと2~3匹?
ももこもボスネコ・クロちゃんも雑種のネコなので、いろんな『柄』の子猫が生まれる可能性があるのでしょうね。シロ、クロ、ブチ、三毛、茶トラ、黒トラ、キジトラ、のらくろタイプ?今度は、どんな子猫かしら?

でも、そんなに度々赤ちゃんを連れてくる訳でもありませんが、この後、ももこは2回赤ちゃんを連れてきました。シロちゃんとちびクロちゃん。
シロ、クロ、シロ、クロと交互に連れてきました。2匹を交互に連れてきたのか、そっくりな4匹だったのか、一度に全部を見てないのでわかりませんでした。

ご近所のどのお宅でも、「ウチの軒下で猫が子供を生んだ。」と言う話をしないので、ももこは、ご近所さんの嫌がる場所で子育てをしているのでは無いようでした。

出来る事なら、ももこも赤ちゃん達も無事でいてほしいのです。今、一番の『敵』は、外歩きのネコ達ではなく、『人間』です。

この頃、数年前にあった野良猫の赤ちゃんの悲しい話を母から聞きました。
すぐ近くに空家が1軒あります。少し前までは、人が住んでいたのですが引っ越していってからは、大家さんが物置替わりに使っていたので、人が住んでいる家ではありません。その家の縁の下で野良猫が子供を生んで住み着いた事があったそうです。

子猫が大きくなってきた頃に、大家さんのおじいちゃんがネコ親子に気付きました。野良猫に子供を生んで住み着かれて迷惑だったのだと思います。
ネコ親子は、小さな隙間から出入りしていたそうで、大家さんのおじいちゃんは床板の一部をはずして子猫をつかまえて処分したのだそうです。

ご近所さんは、動物好きらしいし、大家さんも、動物が嫌いでは無いらしいのですが、野良猫が子供を生んだとなると別らしい。ウチの回りで野良猫がどんどん増えていく、困る・・・・そんな思いが強いのでしょうか・・・・

誰にも、見つからないといいなぁ。見つかるならネコ好きさんに。引き取ってくれそうなネコ好きさんになら見つかっても・・・・都合のいい考えだけど。
ももちゃん、赤ちゃんが大きくなるまで、ちゃんと隠しておいてね。
2006-02-04
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≪ネコの引越し≫
No.32【新居 その1】

シマシマネコ・ももこはカワイイ。なつかれると、ますますカワイイ。
赤ちゃんまで見せてもらって、すごぉ~くカワイイ・・・・・
だけど、この頃ももこは、なついてくれて、毎日のように姿をみせる野良ネコちゃん。
ウチには、17年以上、家族として一緒に暮らしてきたシャムネコ・ラッキー君がいます。

そんなに、野良ネコばかりカマウナ!

時々、ラッキー君もピリピリと過敏になったりしていました。ネコちゃんとしては、かなりの高齢ネコなのだから、かわいそうだからとももこと赤ちゃんばかりかまうな!と父は言います。もちろん、家の中にももこと赤ちゃんを入れるなんで絶対にダメです。

父も、動物は好きなハズです。でも、誰よりも誰よりも動物好きだったのは、おじいちゃんでした。仕事も動物にかかわる商売でした。父は子供の頃、おじいちゃんから動物の世話もさせられたけど、動物のイロイロな事も教えられていました。動物の生活も行動も聞かされたし、なによりも、過剰な接触は動物、人間両方に良くないと、かなり厳しく言われていたようです。

生まれた時から、室内で人間と暮らしているラッキーでさえ、距離をおくように言います。ももこは野良ネコ、あんまり寄せ付けるような行為は嫌がりました。
確かに、ももこもかわいいけど、それ以上にラッキー君はかわいい。

このまま、ももこ一家が追い出されたり、邪魔にされたりしない場所で安全に暮らしていてくれたらいいなぁ。カリカリは、毎日食べに来てもいいから、無事でいてほしいなぁ。できれば、ウチのラッキー君が”ピリピリ”しない場所で・・・・

父の話。
外で生活しているネコは、引越しを繰り返す。『敵』に狙われないように、あっちこっちに隠れて子供を守るものだ。

そうなのかぁ。ももこも、寝場所を替えて赤ちゃんを隠しながら子育てをしているのか。それなら、この近所から離れていくかもしれないんだ。それは、ももこの自由だものね。
でも・・・やっぱり・・・居なくなったらちょっと寂しいなぁ・・・・
2006-02-05
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≪不思議な態度?≫
No.33【新居 その2】

「なんだか、変なの・・・・」
帰宅すると、母が言います。シマシマにゃんこのももこが今日は変だと言うのです。

変って、何がどのように変なのか・・・・
赤ちゃんを生んでから、ご飯をねだりに毎日やっては来るが、長く居る事は無くなっていました。もちろん、赤ちゃんの所に居るのでしょう。時折、姿を見せるけれども、すぐにいなくなる。そんな毎日でした。

でも、今日は、いなくならない。なんだか、1日中、そこいらで姿を見かけたと言うのです。

何で?どうして、赤ちゃんの所に行かないの?

それに、なんとなく柿の木を気にしているように見えるのだそうです。
柿の木?家と物置の間にあります。狭い場所です。人間は通れないけど、ネコちゃん達なら隙間や塀の下を通れるハズです。その、隙間を通って家にやって来るらしいのです。今までは、もっと広い所を通ってきたのに・・・・

その、ももこの態度につられたのか、家の中でシャムネコ・ラッキー君まで柿の木を気にしだしたのです。柿の木なのか、その向こうなのか何があるんだろう?

柿の木の下あたりに、赤ちゃんが居るの?
いない。何も無い・・・・
赤ちゃんが、誰かに見つかった?
でも、ももこも赤ちゃんを捜していない。

???赤ちゃんが誰か人間に見つかって、連れ去られたのなら、きっとももこは、赤ちゃんを捜して大騒ぎするだろう。落ち着いていて捜すそぶりも見せないらしい。
子猫ちゃん達が、誰かに殺されてしまったのでも、保護されたのでも無いようだし・・・・・
でも、今日のももこは、なんか変!
2006-02-07
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≪赤ちゃん発見!!≫
No.34【新居 その3】

急に、子猫ちゃん達の所へ行かなくなった、シマシマねこ・ももこ。
子猫ちゃん達がどうかしてしまったのかと心配しました。
(でも、ももこが普通に落ち着いているので、子猫ちゃんは無事なのだと思ってはいたのですが・・・・・)

翌日になって、理由が判明したました。
ももこはお引越しをしたのでした。新しい、転居先は・・・・・物置の床下でした。

どこへも行かないハズですよね。1日中、子猫ちゃん達の側に居たのですね。プレハブの物置です。床下といってもかなり低いのですが、ももこと子猫ちゃん達には十分な『巣穴』状態だったのでしょう。

以前に、父は野良猫ちゃん達が住み着く事の無いように床下をふさいだのです。入り込む『入り口』など無いと思っていました。でも、ももこと子猫ちゃん達には、十分な隙間がありました。
柿の木の根元に、小さな隙間があったのです。そこからももこが床下に入って行くのを目撃されました。父も、母も驚いたそうです。こんな隙間から・・・・・

野良猫を寄せ付けたくない父は、物置の床を叩いて追い出そうとしたらしいのですが、ももこ親子はじっとして鳴き声もたてずに隠れていたそうです。

いいじゃないの!一生物置の下に住み着くのでは無いのだから!赤ちゃんが大きくなるまでなんだから・・・・・ネコは引越しを繰り返すんでしょう?だったら、いいじゃない。少しの間だけなんだから!

ちょっと父は不満そうだったけど、あきらめたらしい。
無事、ももこと子猫ちゃん達の居住権を獲得!もう少し、そこに居ていいよ。

でも、子猫ちゃん達は、何匹??いまだに不明です。子猫ちゃん達は鳴かないのだそうです。この、2日間子猫の気配は感じられないのだそうです。でも、確かに居るらしい。

雨も、風もあたらない。でも、適当に換気される隙間もある。他のネコも人間も近寄れない。床下には、枯葉が溜まっていて干草のようになっているらしいのです。暖かいベッドもちゃんとあるらしい。
ももちゃん、いい『お家』を見つけたね。

私は、まだ対面していないももこの赤ちゃん達と会える日も近いかな。
2006-02-08
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≪ヨチヨチ歩きのお散歩≫
No.35【子育て その1】

シマシマにゃんこ・ももこが物置の下の『新居』へ引越しをしてきたと判明した翌日。
帰宅してから、母に聞いてみました。

子供は、何匹だった?
出てくる訳じゃ無いから分からない。

そうだよね。隠しているんだものね。母に、見せてくれた2匹(もしかしたら4匹?)だけなのかしら。ネコは1度に4~5匹生むと聞いたのだけど。

夕食の後に、母が小声で、こっちに来て!呼びます。
何?何????
手招きする方へ行ってみると窓が少しだけ開いていました。窓からは、柿の木が見えます。ももこの隠れ家の入り口も見えます。

物置の少し手前にももこが、じっと座っています。その向こうの家と物置の狭い場所は、突き当たりに塀があり手前に柿の木があります。袋小路のような場所です。ももこの隠れ家の『箱庭』かな?

その入り口の『お庭』に子猫ちゃんがいました。窓からの明かりにぼんやりみえるのは、黒くってソックスを履いたチビクロちゃんです。ヨチヨチ歩きの赤ちゃんのように、ふらふら、もこもこと動いています。
入り口から見えるのは、白チビちゃんの顔のようでした。

赤ちゃんだぁ・・・・・無事なんだね。ちゃんとお引越ししてここに居たんだね。やっぱり、2匹だけなのかな。

何?何!と言うように窓に近づいてきたラッキー君の物音に驚いたのか、子猫ちゃん達は、あわてて転がるように入り口から中へ入って行きました。

まだ、ヨチヨチ歩きの赤ちゃんだったね。ももこママは、赤ちゃんを穏やかに見守っているようでした。
2006-02-09
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≪初めての抱っこ!≫
No.36【子育て その2】

私が初めて、ももこの赤ちゃんネコを目撃したのは、金曜日の夜。
翌日、土曜日はお休みです。お天気が良かったら子猫ちゃん達に会えるかも!期待しました。

翌日は、良いお天気でした。この年、2002年の春は暖かでした。桜も早く咲いてしまった4月の休日。ぽかぽかで穏やかな天気。子猫ちゃん達を見たいなぁ・・・・

母が外へ出ると、いつものようにももこが近寄ってきてスリスリ。
その、頭をなでながら・・・

「もも、赤ちゃんを呼んでよ。ももちゃん、赤ちゃんを見せて!」

そして、入り口の方に向けてお尻を少しだけ押しながら

「ももちゃん、赤ちゃんを呼んでよ。」

ももこは、しょうがないなぁ・・・・とでも言うように入り口へ行って、顔を近づけて鳴きました。

「んんんんにゃぁぁぁぁ・・・・んんんにゃぁぁぁぁ」

その声は『にゃぁ』と言うより喉をゴロゴロならしている声に似ていました。あの声で子供を呼ぶんだよ。母は小声で言いました。

「んんんんん・・・・・んんんんん・・・・・」

来ました!入り口に子猫ちゃん達の小さな顔。ももこは子供達に顔を近づけてから、コチラを見て、ホラ!ちゃんと子供達を呼んだよ!と言うように歩いてきました。

チビクロちゃんは、そのまま外まで出てきました。そぉ~~~と手を伸ばしてチビクロちゃんをつかんでみました。
小さい。ぽやぽやの産毛でほんのり温かいのが伝わってきます。

白チビちゃんは臆病らしくって出てきません。顔を出したり引っ込めたりを繰り返しています。ドキドキしているのかな。

チビクロちゃんは、本当にボス・クロちゃんに似ていました。見事なソックス君です。背中をなでると黒とグレーのももこそっくりの柄が見えます。
かわいいなぁ。ももこの赤ちゃんを初めて抱っこしました。

可愛い。この子達を不幸にはしたくない!と思いました。
また、一つ、どうしようかねぇ?と言う事が出来てしまいました。
2006-02-10
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≪チビちゃん達の将来≫
No.37【子育て その3】

翌日も良いお天気でした。物置の角に、シマシマねこのももこが座っています。
もしかしたら、子猫達が外に居る?
行って見る事にしました。近寄るとももこが走ってきてスリスリします。その、ももこの後ろの方には、やっぱり子猫達がいました。今日は、チビクロちゃんだけでなく、白チビちゃんも出ていました。

昨日はチビクロちゃんを抱いたので、今日は、白チビちゃんを・・・・
つかまれた時に驚いたのか、小さな声で「にゃぁ~」と鳴きました。ぽわっとしてかわいい。白っぽいせいか、チビクロちゃんより、弱々しく見えてしまいます。

母も、外へ出てきたので、白チビちゃんを母に渡して、私は、チビクロちゃんを捕まえました。まだ、ヨチヨチ歩きなのですぐに捕まえられます。
こんな、可愛くって小さいネコ達。この子達は、生まれた時から野良猫なんだね。ももこは、誰かの家で飼われてようだけど、お外暮らしになって生んだこの子達は野良猫の子供達。最初から、野良猫なんですね。

手のひらに乗せながら、すごく可愛そうになってしまいました。以前にテレビ番組で公園の野良猫達のために一生懸命活動している獣医さんの話を見た事がありました。その獣医さんは、人間に飼われている猫は、ほとんどの場合10年以上生きられる。病気やケガがなければ15,6歳も珍しくない。でも、野良猫達の平均寿命は5歳なんです。と言っていました。3分の1しか生きられないのですね。

外で、自力で生きていくのは大変な事なのですね。この、子供達もあと5年?
ウチのにゃんこ・ラッキーはすでに17歳。ラッキーの3分の1しかこの世で生きられないなんて・・・・・

子猫達をなでながら、寂しい気持ちになってきました。
その時、隣で母が、ポツリとつぶやきました。

あんた・・・これから、チビ達をもらってくれる人を探さなくっちゃね・・・・

えっ!!!!  そうだ!! 里親を探せばいいんだ!!!!
野良猫にしなければ、いいんですよね。
そうだよね!!! 子猫ちゃん達のお家を見つけてあげればいいんですよね!!!
2006-02-11
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≪ももこ救助隊≫
No.38【子育て その4】

シマシマにゃんこ・ももこは、鳴き方が優しいです。
シャムネコ・ラッキーも子供の頃は、優しい声で鳴いていたのですが、おじいちゃんになってからは、うわぁぉぉぉぉ~~~と大きな声で騒ぐようになってきました。

私が、外出していたときなのですが、その、優しい声のももこが鳴き騒いでいます。大声です。

何?どうした?

母が窓から覗いて見ると、ももこが鳴きながら走り回っています。一大事!?
外へ出て見ました。ももこは大騒ぎです。物置の側にプレハブの部屋がありますが、その床下にある換気窓に手を入れて何かを取ろうとしているようです。鳴きながら走り回っては、換気窓に手を入れます。

??何??
小さい換気用の窓ですが、格子のフタがあります。野良猫達が床下に入り込まないようになっているのだと思います。どうした??

父が、懐中電灯を持って出てきました。窓から照らして中を見ると小さい白い”毛”がありました。
????なに????と、よ~~~~く見たら、動く!ネコ。子猫ちゃんです。それも、シロチビちゃん。

おとなしくって、臆病でなかなか出て来ないシロチビちゃん??どうして?あんな所に??
どうしてか、分からないけど、まずは、窓枠をはずして・・・・・父が腕を入れてみたにですが、そうなると中が見えない。ちょっとネコらしいものにさわったのですが、シロチビちゃんも怖かったのか、奥へ逃げてしまったようです。

どうするか・・・・そうだ!ももこ、お前行け!!

と、窓にももこを押してやった。ちょっと尻込みをしてけど、もここは中へ入って行きました。懐中電灯で照らしながら見ていると、ももこは、ちゃんとシロチビちゃんの所へ行ったので、今度は、

ももこおいで!赤ちゃんを連れて、出ておいで!

まさか、このままココに住み着いたりはしないでしょうねぇ・・・・
大丈夫、ももこはすぐにシロチビちゃんをくわえて出てきました。

毎日見ていても、子猫達の動きが早くなってきているのが、わかります。いつの間にかシロチビちゃんがこんな大冒険をしちゃったのですね。好奇心旺盛なチビクロちゃんでは、なくってシロチビちゃんだったとは・・・

もちろん、プレハブの部屋の換気窓は小さい隙間もふさぎました。
人間もネコも子供の行動は予測不可能ですね・・・・
2006-02-13
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≪子猫の遊び場≫
No.39【子育て その5】

子猫ちゃん達は、毎日見ていても、どんどん成長していくようでした。動きも早くなってきました。まだ、足取りはヨチヨチっぽいけど、活発に動くようになりました。時々、入り口から外へ出ています。

ぽやぽやの産毛の子猫が、乾いているとはいえ土の上でゴロゴロころがるのは、なんだかかわいそうな気がしたので、ももこ一家の隠れ家の入り口に新聞紙をひいてあげました。あまりに、ちいさい狭い入り口なので『何か』を置いたり、敷いたりすると入り口がふさがってしまいます。

新聞をひいたら、子猫達はそこが『自分達の遊び場』と思ったのか新聞紙の端までやって来るようになりました。・・・・また、せまいところに入り込んだら大変。ダンボールの箱をおいたり、ブロックを置いたりと少しずつ囲いが出来てしまいました。まるで、ベビーフェンス?

あまり姿を見せない子猫ちゃん達だけど、たまには外で遊んでいるようなので、家ネコのラッキーのおもちゃをネコちゃん達にあげました。小さいネズミのおもちゃや毛糸玉です。
遊んでくれると良いなぁ・・・・
物置の入り口のコンクリートの踏み石の上にダンボール箱を置きました。新聞紙をひいて中に新しい毛糸玉も入れて子猫ちゃん達の遊び場にしてあげたのです。
もちろん、チビちゃん達が自分で入れるハズは無いので、ももこが連れてこなければ遊び場にはならないのですが・・・・ももこが昼寝をしているだけでした。

次の、日曜日の早朝。休日なのでゆっくり寝ていようを思ったのに、外のカツカツと言う音で、母は目が覚めました。
すずめ?うるさいなぁ・・・
カツカツはずっと続きました。気になってそっとカーテンの隙間から外を見たら、あの段ポール箱の中をももこがじっと見ているのだそうです。

何を見ている?すずめ?
今度は、ダンボール箱の中が見えそうな窓から覗いて見ました。箱の中には、子猫ちゃん達。2匹で毛糸玉で遊んでいるのです。それをももこがじっと見ていました。ももこは、この箱の意味を理解してくれたのでしょうか。
なんだか、うれしいなぁ。

でも、遊ばせるのは、いつも早朝でした。日中はももこの昼寝場所のようです。
2006-02-14
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≪仲良しチビちゃん達≫
No.40【子育て その6】

シマシマにゃんこ・ももこは、お洗濯物を干すために外へでると、かならず足にスリ寄ってきます。
時々、あまりに足元にくっついているので、シッポを踏んだりしちゃいます。

スリスリしてきた時に、「ももちゃん、赤ちゃん見せて!」と言うと、赤ちゃんを呼んでくれます。何度か、子猫ちゃん達を抱っこしました。

物置の床下なので、完全に密閉されている訳ではありません。物置の入り口のドアとコンクリートの踏み石の小さな隙間からチビちゃん達が覗いている事がありました。母が見つけました。
わずかな隙間に小さい鼻がならんで見えます。そっと近づいて見ていたら、チビちゃん達と目が合いました。チビちゃん達は、奥へ引っ込んでしまいましたが、興味津々なのか、また同じ場所に鼻が2つ見えました。
かわいいなぁ、並んで外を見ているのかな。

そんな時も、ももこママに「赤ちゃん呼んで!」と言うと「んんんんにゃぁ」と呼んでくれます。チビちゃん達は、呼ばれると入り口まで出てきてくれます。ちゃんと、ママが呼んだら来るようにしつけているのですね。

この頃に、気付いたのですが、お隣のボスネコ・クロちゃんがじっと物置を見ている事が多くなりました。クロちゃんはチビちゃん達のパパですものね。
クロちゃんは、この場所に子猫達が居る事を知っているのでしょう。そして、子猫達が自分の子供だとわかっているのでしょうね。

ちゃんと育ってきたチビちゃん達、里親探しをしなくては・・・・・
どうやって、探す???心配事がまたできた・・・
2006-02-15
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