ホテルと旅館の批評

ホテルと旅館の批評

2024年11月30日
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カテゴリ: サンフレッチェ


 柏の退団が発表されました。まだ現役を続けたいので、移籍を探すようです。ヴァンフォーレに戻る選択もあるのかもしれません。WBとして優勝への貢献だけでなく、ピッチ外でもアピールしてもらい感謝しかないですね。さらに、10年在籍だからレジェンド認定だと思います。

 そして、ドウグラスVが左膝の治療のために帰国。僅かとはいえ、優勝の可能性がある時期に帰国なので、今シーズンで契約は終わりそうです。来年のために早めに治療にはいったとは思えないので、エゼキエウと同じでしょう。

 9月は殺人的なスケジュールだったのに、11月は18日間も無駄に空いた日程。そして、今度は2週間で4試合の日程が始まります。初戦は、ACL2のアウェイ戦で、カヤ・イロイロとマニラでの対戦になりました。

 シドニーFC戦には多くの主力を連れて行ったけど、1位突破が決まっているので、今回は少し控えめにしたようです。来季のACL2の決勝ラウンド、ACLEの出場を睨むと、移動しながら調整という経験は大切です。それに、安いとはいえ勝利賞金(5万ドル)もあるしね。円安なので、バカにならない(笑)。

 事前にプロ契約済みのユースの3人の出場と、ケガから復帰したばかりの柏、最終戦に万全の状態で望ませたい青山の先発はないという監督のコメントでした。それで、今節の先発は以下になりました。

       井上    

   マルコス     満田   

志知   木吹   中島    茶島

   細谷  松本大  越道   

        田中       

SUB:大迫、川浪、佐々木、新井、荒木、中野、青山、柏、東、加藤、松本泰、ピエロス

 川辺、塩谷、アルスラン、パシエンシアは国内居残りです。消化試合とはいえ、後ろの3人はどうかと思うけど、柏の先発がないので、志知がWBになったためでしょう。

 木吹と中島がボランチです。木吹はDFではなくボランチとして育てたいのでしょうか。それとも、まだ守備が不安なので一列前にしたのかも。まあ、初めてのプロでの実践になります。

 井上は、すでにトップでプレーしてアシストもしているので、カヤ相手なら十分にやれるでしょう。ポストプレーより裏抜けのプレーが期待されます。

 カヤ・イロイロのホームゲームとはいえ、ボールを保持して攻める時間が長くなると思われるので、マルコスや満田とどのように連携できるのか楽しみです。

 サブ中心で慣れない人工芝のアウェイの戦い、消化試合なので1-1の引き分けを予想します。リーグ戦で点を取れていないので、この試合では点を取っておきたいと思った試合前です。

 試合開始から予想通り、サンフレッチェがボールを持って攻めていきます。相手が4-1-4-1なので、前からプレスがかからないので、後ろの3人は自由にボールが持てます。誰もDF出身じゃないので、パスはスムーズです。相手のプレスが弱いと、この守備陣の攻撃力は強まります。

 CBの片方が高い位置をとり、サイドから素早くボールを動かせば、ワイドからワイドの攻撃が機能します。また、満田がポケットを取って、そこからのクロスでチャンスを作ります。まあ、チャンスは作れるけど、今日はシュートが枠に飛ばない。アルスランが帯同していないからか。

 カヤの攻撃は、カウンターになります。ボールを奪うとサンフレッチェの右サイドにボールを出します。右サイドの守備は茶島と越道となると、とても弱いですね。越道は、右CBの練習をやっているようだけど、ちょっと手が出すぎです。WBなら問題ないけど、CBでは怖すぎます。

 右サイドはやばいなと思っていたら、カウンターから抜け出されて、深い位置からクロス。ファーサイドに詰めていた相手の選手に合されて決められてしまいました。細谷がカバーに入っていたけど、GKとDFの間とお手本のようなクロスだったので、対応ができませんでした。

 まあ、この戦力なら1失点はしかたない。でも、2点目を失いそうになるほど、バタバタ感が出てきます。VARがなくてよかったけど、PKを取られても仕方ないシーンもありました。

 しかし、しっかりと立て直して、攻撃を構築します。右からのクロスにマルコスが合わせたけど、ゴール右に外れました。マルコスがヘディングシュートはちょっと珍しいというか、もっと右足にボールをつけてあげればいいのにと思うほど、マルコスに有効なパスが入らないですね。

 木吹は、高さを活かしてロングボールを中盤で跳ね返せるけど、それ以外がちょと微妙です。このフィジカルは大切だけど、メンバーに絡むのは時間がかかりそうです。イヨハを手放さずに放流していたので、同じ道を歩むかもしれませんね。

 前半はリードされて終わります。消化試合なので、メンバーを変えずに行くかと思ったら、後半開始に3人を入れてきました。45分なら中2日でも問題ないとメンバーの交代と考えたのでしょう。

 茶島->中野、志知->新井、木吹->松本泰になります。越道が右WB、中野が右CB、松本泰がボランチです。

 松本泰が入ったことで、左サイドが活性化します。志知、木吹のセットから新井、松本泰のセットになったのだから、動きが全く違います。さすがにJ1のレギュラー、このレベルの相手なら自信を持ってのプレーですね。

 しかし、ここで痛恨のアクシデント。新井が右太もも裏を押さえて倒れこみます。おそらく肉離れでしょう。今季は終了で、大切な2試合を離脱することになりました。硬い人工芝が影響したのか、これまでフルスロットルで走ってきたことが影響したのか、とても残念です。

 急遽、柏が交代で入ります。柏が入っても攻撃のリズムは変わらないので、相手を押し込んでいきます。ただ、ゴール前にはいくけど、最後のシュートチャンスが潰れていきます。

 柏は、左サイドで攻撃に絡んでいたけど、かつてのキレのいいカットインが観れなくなってきました。一瞬のスピードが落ちてきたのか、カットインしてからのクロスに勢いがありません。これも人工芝の影響なのか。

 ゴールが遠い感じだったけど、ひょんなことから同点ゴールになります。松本泰のクロスを逆サイドの満田が折り返します。そのボールを相手がクリアしたけど、井上の足に当たって、反射砲のようにゴールの左に決まりました。まじか、井上の公式戦初ゴールになりました。ちなみに、今日の枠内シュートはこの一本のみでした。

 同点になれば、勝利給目指して逆転と行きたいところ。82分にマルコス->ピエロスとなり、ピエロスがワントップ、井上がシャドーになります。

 相手も5バックに代えて守りに来ます。それでも、サイドを使って突破をして、クロスからチャンスも作ります。しかし、ことごとく枠を捉えません。シュートが枠に飛ばないのなら、得点にはなりません。これが、ここ数試合の状況を表しているような展開でした。

 そのまま、1-1の引き分けに終わりました。サブ中心のアウェイ戦なら、勝利給が少し減っても引き分けは十分な結果でしょう。育成クラブとしては、中島、井上がしっかりとトップチームに絡んでくるだろうと感じた試合でもあります。ただ、ただ、新井のケガだけがとても残念です。

 今日はACL2の消化試合だったからよかったけど、ACLEとリーグを並行して戦うにはもっとサブメンバーのレベルを上げないとグループステージを勝ち上がるのが難しそうです。今季の売り上げが伸びたとはいえ、来季の陣容がちょっと大変になりそうですね。まあ、それはスキッベ監督に考えてもらいましょう。

 次は、中二日のホーム最終戦。コンサドーレとの対戦です。ほぼ降格が確定しているだけに打ち合いになりそうだけど、試合後に青山の引退セレモニーがあることを考えると、ぜがひでも勝ちたい試合です。優勝争いより、そちらのほうが大切でしょう。ペトロビッチ監督は、セレモニーに出てくるのだろうか(降格が確定したあとだけど)。






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Last updated  2024年11月30日 10時00分14秒
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