二万マイルの自遊時間♪

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リップルウッド関連


上場したRHJインターナショナルのティモシー・コリンズ最高経営責任者(CEO)は、
上場で得た1000億円超の資金をもとに、投資金額を従来より大規模にし、案件を
少数にしぼって行う方針を示した。また、日本での上場の可能性については、
「注意深く慎重かつ真剣に検討していきたい」と語った。


コリンズCEOは、上場に関する記者会見の後、ロイター通信とのインタビューに応じ、
日本での上場について、「投資家層を日本の投資家にも拡大できることが我々にとって
メリットになる。さらに、日本の投資家が我々の投資から得たリターンを享受できる
可能性も広がる。このため(東京の上場について)注意深く慎重かつ真剣に検討して
いきたい」と語った。

上場時期など具体的な計画については明言を避けた。

投資会社が非公開の場合、投資会社はある一定の時期を見計らってファンドを組成し、
一定の運用期間を定めて案件に応じてファンドから投資を行う。しかし、上場して
いれば資金がつねに手元にあり、運用期間などにも拘束されずに軌道的に投資開始や
エグジット(投資回収)の判断ができるため、高い投資リターンを得るチャンスが
広がるなどといった利点がある。

このため今年3月24日、RHJインターナショナルはユーロネクスト・ブリュッセル
取引所に上場。株式公開によって1000億円超の資金を得た。

コリンズCEOは、「これらの資金を有効的に、慎重に使って投資を行いたい」と
コメント。今後は、これまで以上に「長い時間軸で投資・運用を行うことができる」
と指摘した。
リップルは2001年、宮崎県の大型リゾート施設、フェニックス・シーガイア・
リゾートに約1200億円を投資したが、収益性は計画通りに向上していない。
コリンズCEOはシーガイアに関して、「(収益力の向上などは)我々が思うようには
進んでいないが、パフォーマンスは四半期ごとに上がっている」と明言。「昨年春の新しい温泉施設の開設など(集客力の向上には)これまで以上に期待が
持てるだろう。こうした投資案件にこそ、長期的な視野に立った投資戦略が必要だ」
と語った。

同日午前開催の会見でもコリンズCEOは、上場によって「恒久的で安定的な資本の
よりどころができた」と指摘。「より大きな投資機会をもたらし、戦略や展望を
長期的な視野に立って実践できる」と述べていた。


リップルはこれまでに日本で、新生銀行<8303>(旧長期信用銀行)や日本テレコム
といった大型案件からエグジットした。
現在も東京証券取引所に上場する自動車部品メーカーの旭テック<5606>、AV機器
案連会社のディーアンドエムホールディングス<6735>、音楽CD・DVD制作会社の
コロムビアミュージックエンタテインメント<6791>、栄養補給食品会社のシャクリー
グローバル・グループ(日本では日本シャクリー<8205>が上場)に投資している。


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