「主の助け」
彼の兄弟たちや､彼の父の家のみなの者が､これを聞いて､そのダビデのところに下って来た｡
また､困窮している者､負債のある者､不満のある者たちもみな､彼のところに集まって来たので､ダビデは彼らの長となった｡
こうして､約４００人の者が彼とともにいるようになった｡
サムエル２２章１節～２節
先月は詩篇３４とⅠサムエル２章１０節～１５節からお話ししましたが､覚えていますか？サウル王に命を狙われたダビデは､その手を逃れ､ガテの王､アキシュのところへ行きましたが､そこにもダビデの噂は流れ､捕らえられました｡それを恐れたダビデは気違いのふりをして､その場から逃れることができました｡そして､アドラムのほら穴へたどり着きました｡
ダビデが親友ヨナタンと別れを告げて､逃げた時､始めは一人でした｡
恐れの中で､涙し､祈る中で､彼は慰めを得ていました｡詩篇３４篇１７節では『彼らが叫ぶと､主は聞いてくださる｡そして､彼らをそのすべての苦しみから救い出される｡』と主は祈りに答えてくださいました｡
ダビデが叫んだ時に､主はその叫びを聞かれ､苦しみから救い出してくださいました｡ダビデが､恐れと孤独にさいなまれている時､彼のところへ､兄弟や親族が集まってきました｡また､それだけではなく､困窮している者､負債のある者､不満のある者達､すなわちとんでもない､ならず者ばかりが４００名も集まってきました｡ひとりきりだった彼の周りには４００名もの助けが集められました｡ダビデは彼らのリーダーとなり､後には国を治めるようになりますが､ダビデは彼らによい影響を与えたのだと思います｡ダビデの神様に対する信仰の姿によって､人の目にはどうしようもない者たちは変えられ､整えられていきました｡
私たちもこの世に遣わされています｡日本のクリスチャン人口は０．１％にも満たないといわれていますが､主は私たちがせつに祈るときに助けを与えてくださいます｡ときに､私たちの常識や理解を超える助けかもしれませんが､主のされることの偉大さに期待したいと思います｡
イエスさまがこの世に来られた時､イエス様の周りには取税人や遊女たち､罪人と呼ばれる人たちがいました｡しかし､「医者を必要としているのは丈夫なものではなく病人です。」罪人達は､救いを必要としていました｡そして､キリストに出会い変えられていったのです｡また､人々に影響を与える者と変えられました｡サマリヤの女はイエス様に出会って変えられました｡人目を避けて､午後の一番暑い人に出会わない時間に井戸へ水を汲みに行っていたのに､まことの救い主メシヤにお出会いし､変えられ町中の人々にその事を知らせに行きました｡
キリストには人を変える力があります｡また私たちは変えられたものとして人々へその影響を与えることが出来ます｡『あなたがたは地の塩です｡』と主は言われました｡塩気のきいた者として､この世にキリスト味を示していきましょう｡また『あなたがたは世界の光です｡』と言われました｡光は闇の中で輝きます｡この霊的暗やみの日本でさらにキリストの光を輝かせていきましょう｡
こんな人は変えられるわけが無い！！と言う事はありません！！
祈りましょう！！光りましょう！！キリストの香りを放ちつづけましょう！！私たちは土の器で何のとりえも輝きもありませんが､宝なるキリストをこの器の中に持っているのです｡私たちではなく､内なるキリストが輝きを放ち､よき香りを放たれます｡
ダビデが何か特別だったから４００名のとんでもない人を統率できたのではありません｡ダビデが１００％主に信頼したゆえに､彼らはダビデの生き様､祈りの姿勢に心動かされていったのです｡
聖霊様を求めて祈りましょう｡「父から聞いた約束を得るまでエルサレムにとどまりなさい｡」と言われた約束の聖霊を今日､受け取りましょう｡神の国の使者として､神の国拡大のために働かせて頂きましょう！！
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