Harmony

Harmony

ラヴ wind.


木々をつつんだ風があたしのそばをあっさりすぎていった
目を閉じてみれば
あたしの横を走っていってふりかえり手を振る風の子が

ねぇ 笑って。
ほほえんでもいい
思いっきりでもいい
はにかんでいてもいいの
すき すき
心いっぱいにそそがれた あったかいスウィートティー

ねぇ 聞かせて。
音なんてハズれてていい
ありのままでいい
あなたの心に響かせていて あなたの声・歌
すき すき
唇からこぼれおちそうな言葉

さっきまで座っていたベンチはもう冷めきった
木々が深く緑を塗る 自分自身を。
顔をおおった帽子の影は消え 目を細めなくてもすべてが見えるよ
かかげた手をおろし ベンチに向かう

雲の切れ間からさす日差し あたたかい・・・

時がめぐる
ベンチからぬくもりが伝う
胸の奥にあなたの笑顔がみえる
すき すき
いつかその手をつなぐときまでー
それから 百年先もそばにいて この風のように


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