刹那と永遠 - Moment and eternity -

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・北海道1~憧れの北斗星に乗るの巻~



北斗星(表紙)


◎一日目<9月2日(日)>

今回の旅のお供は母。初めての母子・女二人旅です。
まずは新幹線で 東京 ⇒ 上野へと移動。
さらに上野駅から 「寝台特急・北斗星」で北海道まで移動します。


上野駅(北海道1)
★北斗星は13番ホームより出発。13番ホームは上野駅の地下にあります。

鉄チャン(←鉄道オタクの通称)憧れのブルートレインに乗車。
チケットを取るのも至難の技でした。
(JR東日本、びゅうぷらざのお姉さま、その節はお世話になりました)

上野駅はめちゃめちゃ広い!
歩きに歩いてやっと北斗星の出発する13番ホームに到着。
するとホームでは北斗星の勇姿を納めるべく
乗客と鉄チャンによる大撮影会が開催されていました(笑)

hakapyonも例にもれず「動くホテル、北斗星」の車内を撮影。

食堂車1(北海道2)
★食堂車の様子です。

食堂車2(北海道3)
★まだ準備中らしく、ナイフやフォークが散乱していました。

「北斗星」はまさに動くホテル。
広いロビーにはTVやソファーが完備。
食堂車もシャワー室もあります。

hakapyonと母の部屋は「B個室」でした。
完全にプライベートな空間でリラックスできました。
必要なものが最小限にコンパクトに備えられている
機能的で面白い空間です。

宇都宮 ⇒ 福島 ⇒ 仙台 ⇒ 三沢 と 
次々と駅を通過していきます。 
窓からは月明かりが燦々と差し込んできます。
広くて思ったよりも快適なベットに寝転びながら
夜の星空と青森の風景を眺めているうちに、眠くなってきましたが
ここで寝る訳にはいかないのです。

「青函トンネル」をこの眼で見るまでは!

野辺地を過ぎると、雨が振ってきました。
この旅行中の天気はおおむね晴れの予想になっていたので少し心配です。

青函トンネルに入ったのは深夜でした。
通過してみると、特になんということの無い、普通の長いトンネルでした。
途中に「海底駅」がありました。ドラえもんの海底列車のポスターが張ってあったのが微笑ましかったです。


<二日目 9月3日(月)>

6時ごろに目が覚めました。ここはもう北海道です。
窓から外を覗いてみると、荒涼とした海岸線が目に入りました。
静かな海です。家もほとんど無く、小屋のようなものが点在するのみ。
曇りがちの天気もあいまって、風景はグレイッシュな淡い色。
寂れた風景でした。
たぶん北海道のどこかの内海なのでしょう。

ロビーカーで母と朝食をとった後、
主人のお土産に、北斗星のエンブレムの入った、
皮の小銭入れを購入しました。
なかなかカッコイイデザインです。
しかもコレは上野⇒札幌の車内でしか購入できないという
超レアなアイテムなのです!
鉄チャンに片足突っ込んでいる主人は喜んでくれるかな。

走っているうちに天候が回復してきました。札幌はもうすぐです。
遠くに札幌ドームが見えます。2002年にはここでW杯が行われるのです。(イングランド×アルゼンチンの好カードが開催されましたね)

薄いベージュの制服に身を包んだ車掌さんがやってきて、
北海道ビギナーのhakapyon親子に
面白いお話をたくさんしてくれました。
こういう旅先での人との出会いが旅の醍醐味です。

ついに札幌駅到着。
初めての北海道、記念すべき第一歩です。
天気もすっかり回復し、青空が広がっています。前途洋洋!
早速「いしかりライナー」も乗り換え、本日の目的地、小樽を目指します。

「いしかりライナー」から車窓の風景を楽しみました。
小樽に近づくにつれ、海が見えてきました。
空の青さが反射した、真っ青な海です。
朝、北斗星から見た静かな海とは違う、白い波しぶきがあがった
hakapyonが日頃見慣れている「海」という感じでした。

小樽到着。電車を降りたとたん、頬を撫でた風の爽やかさに北海道を感じました。
風が乾いているのです。9月初旬で、既に秋の風なのです。
天気が良くて日差しは強いのですが、風が内地とは違うのです。
これがhakapyonが初めて体感した「北海道」でした。

残暑厳しい日差しの中で、小樽を散策。
まずは腹ごしらえ。市街地にある「麻ほろラーメン」で昼食です。
チャーシューがやわらかく、ほろほろと舌でとろけます。
美味しかったです。
その後、主人が昔お世話になった方を訪ねたり、
観光名所である小樽運河や北一ガラスを見て廻りました。
北一ガラスでは、主人の実家のお土産に「醤油さし」を購入。
醤油が注ぎ口から漏れない優れものです。
(今でも主人の実家の食卓で活躍中です。自宅用にも買えばよかったな~)

小樽(商屋)
★小樽は歴史のある町。古い商店がたくさんあります。

小樽(北一ガラス)
★北一ガラスの店内。様々なガラス細工が展示、販売されています。
  ガラスが照明によって光る様は、美しく、幻想的な光景です。

小樽といえばお寿司が有名!ということで夕食は「清寿司」へ。
hakapyonたちがラス客だったようで、茶碗蒸をサービスしてくださいました。「残り物には福がある」とはまさにこのことです♪
握り寿司や母のリクエストで「ジャガイモのチーズ焼き」(←お寿司屋にしては珍しいメニューですね・・・)を注文したら、これがどれもこれも凄いボリュームでやってきました!
しかも美味しい。とても美味しい。
ネタも大きいし新鮮。ジャガイモもホクホクです。
あまりにボリュームがあって食べきれず、残った分はお持ち帰りさせていただきました。なんていうのでしょう、北海道の食べ物は「素材に力がある」という感じです。圧倒されました。

膨れた重いお腹を抱えながら、母と二人、ホテルまでの坂道を登りました。
空には満天の星。明日も天気は良さそうです。
明日はついに子供の頃からの念願の場所、美瑛の丘に向かいます。

(2へ続く)


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