泡沫のユークロニア 0
終遠のヴィルシュ-ErroR:salvation- 攻略 6
ときめきメモリアル Girl's Side 4th Heart 12
Collar×Malice 0
キューピット・パラサイト 0
蛇香のライラ~Trap of MUSK~ 0
幻奏喫茶アンシャンテ 0
天獄ストラグル 0
オランピアソワレ 0
ニル・アドミラリの天秤 色ドリ撫子 0
レンドフルール 0
全8件 (8件中 1-8件目)
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主に購入を迷われている方向けのネタバレなし感想です。FD発売が決定し、以前から世界観が気になっていたので購入しました。【良かった点】・グラフィック全般が美麗・伏線の置き方が半端ないので、フルコンプしてからやり直すと感心する・ダークファンタジーとしての雰囲気は作り込まれている【人を選びそうな点】・理系の人は色々突っ込みたくなるかもしれない・やや混ぜるな危険要素がある・自ルート外のほうが救われているのでは?というキャラがいる・どう足搔いても全員幸せになれる世界線がない【気になった点】・恋愛要素や糖度が薄すぎて、乙女ゲームとしては微妙・ヒロインや攻略キャラに降りかかる運命が凄惨過ぎて萌えどころがわからなかった【総評】ネタバレなしでどう表現してよいものか非常に悩みますが…この作品がプレイヤーを導きたい結末はあくまでも絶望だというのは痛感させられました。BAD充実とかそういうレベルは超えていると思います。真相に向かう過程があまりにも過酷な為、恋愛要素・糖度という点では期待しないほうが良いです。そういった反響も経てのFD制作なのかなぁと思いました。乙女ゲームとして考えると、恋愛した感が薄かったのは否めません。他社のダークファンタジーの方がその辺りのバランスは取れていると感じました。“死神に魅入られた国”と“リライバー”ファンタジーと近未来的要素が歪に隣り合っている世界観にどこまで没入できるか、がハマれるか否かの分かれ目かなと。そこに冷めてしまうと一気につまらなくなるタイトルとも言えますし、いくつか答えの出なかった謎や余白も残しています。キャラデザを見た時点ではリュカが一番気になっていたのですが、やはり今作恋愛した感があまり心に残らなかったので、特定のキャラクターに愛着があるというよりは箱推しかなという結論に至りました。あとは何を書いてもネタバレになりそうなので、流血耐性のある方は是非ご自身で触ってみて欲しいなと思います。
2023.05.03
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主に購入を迷われている方向けのネタバレなし感想です。FD発売が決定し、以前から世界観が気になっていたので購入しました。【世界観】舞台は西ヨーロッパの島国・アルペシェール。短命の国に不幸を呼び寄せる少女として生まれてしまったヒロインが、その運命を嘆き自死を選んだところ、死の番人にそれを止められるところから始まるストーリーです。所謂鬱ゲーと呼ぶに相応しい内容でした。【キャラクター、グラフィック】初めてお目にかかった絵師さんですが、キャラデザからスチルまで大変美麗です。絵の綺麗さ、という点では120点。メインキャラに劣らずサブキャラ勢も大変魅力的ですしヒロインを始め各々抱えているものが救いようがない程重く、死と絶望を前面に押し出した世界観を作り出すにあたり、誰一人として欠かすことができない存在になっています。立ち絵のバリエーションが比較的豊富で、ヒロインにも服装差分などがあります。目パチ、口パクあり。ヒロインはデフォ名、呼びあり、顔グラあり(ON/OFF可)、CVなし。他者視点では立ち絵あり、容姿の描写も頻繁に入ります。設定ガッツリなので自己投影には不向きかも。不幸を呼び寄せてしまう体質のせいで、一時の平穏を得ても悲観的な性根を捨てきれないところが健気。度重なる絶望に飲まれながらも一筋の光を求めて手を伸ばす姿に心を打たれました。個人的には1人のキャラクターとしてとても気に入っています。【シナリオ、糖度】章編成については後述します。CEROレーディングはDになっていますが、完全にバイオレンス故です。特に流血表現が激しいので、耐性のない方にはすすめられません。糖度はヒロインに関心を持たなそうなキャラの方が相対的にデレた後のギャップこそありますが、シナリオ展開が過酷を極めるため、恋愛要素や糖度を期待してプレイするタイトルではないと思いました。(これ乙女ゲームなんですけどね・・・)ルートやエンディングの解放条件が厳しく、特定のキャラ目当てで購入すると結構なシナリオ格差がある点は要注意。世界観全体が合いそうという場合は迷わず背中を押せますが、前述の通りこのゲームが見せたい結末はあくまでも“絶望”なんだというのは念頭に置いたほうがよろしいかと思います。共通ルートの何気ないところに真相の伏線が散りばめられており各キャラルートにおいても、中途EDを含むどのEDにも読み飛ばせない諸々がありますので真相を追うシナリオが好きな方におすすめです。前情報は入れ過ぎない方が楽しめますので、ネタバレにはくれぐれもお気を付けを。【攻略】・章編成と攻略制限ゲーム全体では三幕構成で、一幕は短いプロローグ。二幕が共通~4人の個別ルート。共通だけで五章ありますので、初見プレイは手探りでしたいという場合は一度何かしらのEDに到達した後、共通セーブを作っておくのがおすすめ。二幕の個別ルートはイヴ、リュカ、マティス、シアンの4人でイヴに攻略制限があります。イヴ以外の特定エンディングを全て迎えるとイヴルートが解放。イヴの特定エンディングを迎えると三幕が解放。三幕は解放されれば一切制限がない為、どのエンディングから迎えてもOK。三幕の特定エンディングを迎えると、二幕4人の制限つきエンディング解放となります。・攻略推奨順最初から個別ルートに入れるのはリュカ、マティス、シアンのみなのであとの3人はほぼ固定という事になりますが、個人的には制限がない以上気になる順でOKだと思います。私はリュカ→マティス→シアン→イヴ→アンクゥ→アドルフの順に攻略しました。マティス→シアン→リュカの順を推す声も結構大きいのですが…前述の通り各ルートの各EDに様々な伏線が張り巡らされているため、攻略順によってその後のルートで見える景色が結構変わってきます。最終的には三幕に辿り着く事に変わりないので、素直に気になるキャラから攻略した方が他ルートでの動きを横目に見つつ、真相を予想するにもあれこれ考えながら楽しめると思います。【システム】スタンダードなオトメイトシステムなので特筆すべき点はありませんが発売当初の選択肢ジャンプはロード時間が長めでしたので、サクサク進めたい方はスキップ速度最大の方が体感的ストレスは少ないかも。シーンリストは未読選択肢も全て読了しないと一覧に載りません。クリア後にフローチャートから未読ありのシーンを再生し、選んでいない選択肢とその後の会話を読んでタイトルに戻れば手っ取り早く回収できます。特定エンディング後タイトル画面に戻ると、キャラクターがそのエンディングに応じた台詞を喋ってくれる機能がありますが、シーンリストからの再生では聞くことができません。フローチャートから特定エンディングを見直せばもう一度聞くことができます。スチルコメントやコンプスチル、SSなどのおまけ要素に乏しいのが少し寂しかったですが作品の雰囲気というか世界観を考えると、これも一興かなとは思わされました。【BGM、UIなど】OP/ED担当のアーティストさん、最初こそ少し耳にキンキンくるな…という印象だったのですが攻略が進むにつれて不思議とクセになる歌声という印象に変わりました。BGMは耳に残るものが多く、愛キャッチを外した時の演出やステータス画面なども含め副題の『ErroR:salvation』を余すことなく表現した仄暗い雰囲気にまとまっていると感じました。【総評】ネタバレなしでどう表現してよいものか非常に悩みますが…この作品がプレイヤーを導きたい結末はあくまでも絶望だというのは痛感させられました。BAD充実とかそういうレベルは超えていると思います。真相に向かう過程があまりにも過酷な為、恋愛要素・糖度という点では期待しないほうが良いです。そういった反響も経てのFD制作なのかなぁと思いました。乙女ゲームとして考えると、恋愛した感が薄かったのは否めません。他社のダークファンタジーの方がその辺りのバランスは取れていると感じました。“死神に魅入られた国”と“リライバー”ファンタジーと近未来的要素が歪に隣り合っている世界観にどこまで没入できるか、がハマれるか否かの分かれ目かなと。そこに冷めてしまうと一気につまらなくなるタイトルとも言えますし、いくつか答えの出なかった謎や余白も残しています。キャラデザを見た時点ではリュカが一番気になっていたのですが、やはり今作恋愛した感があまり心に残らなかったので、特定のキャラクターに愛着があるというよりは箱推しかなという結論に至りました。あとは何を書いてもネタバレになりそうなので、流血耐性のある方は是非ご自身で触ってみて欲しいなと思います。
2023.05.02
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フルコンプ前提のネタバレありですのでご注意ください。※FDのネタバレには配慮していますが、多少漏れている可能性がありますアンクゥ(CV:興津和幸)年齢:25(628)身長:178cm誕生日:12/1血液型:AB死を司る運命を翻弄する男→全ての運命に絶望した男【5周目】ひとこと:600年以上も想われ続けてみたい。確かにね。攻略できそうでできないサブ、隠しくらいにしておけば燃えなかったんか?こういうパターンのキャラクターというかシナリオにあまり心当たりがないのでじゃうどうすれば良かったん?てのは正直わかりかねます。(これもFDへの余白だったと今なら言えますけども…)逆パターンなら前例も色々あるけど、1人の相手だと思ったら双子だったとかそういうやつ。話のスケールがファンタジーにしてもデカ過ぎるんで、アンクゥはあくまでもセレスが誰かと幸せに普通の女の子として生きていくことだけを望んで、死に物狂いの数百年を孤独に歩んできたっていうからさ・・・アンクゥに救済EDは存在せず、本懐叶って“役に立てるアドルフ”と、同胞の姫君から“普通の女の子”としてずっとアドルフの側にいたいと強く成長したセレスを見届けて、自分の全てを終わらせるわけですが。やっぱりプレイヤーとしてはアドルフとアンクゥをイコールにはできないんですよね。だからこそFDであそこまで懇切丁寧に説明したんだろうなとは思う。そりゃあ生首になろうが手だけになろうが、肉片になるまで切り刻まれようがモリモリ復活する時点で(やったのはシアンです)そんな人とどうやって生きていくんだろうとはほんのり思うよ。終わってみれば終わらせる方法はあったけど、セレスはきっと彼に“見送られる”側にしかなれない。600年以上も抗体作りながらのたうち回って、やっと生まれてきたセレスの顔見た時点で、恋愛感情とかそんなものは吹っ飛んじゃうだろうし。きっと産み落とした母親よりも、この世の誰よりもセレスの幸福を願ってる。その隣に自分は相応しくない、っていうのが絶妙にアドルフと被ってる、というかアンクゥになっても変わらないんだよなぁ。アドルフもルート終盤でセレスをイヴに託そうとしてたし、ここはどうあってもブレない。当のイヴはポカーンなんですけど。笑(一応アドルフ救済エンドでほんのり未練があるような素振りは見せる)2人に限らずシアン以外は結構そういうところありますよね。セレスはワイのやー!って自信満々に手を取る人少なすぎない?笑彼女と彼らの背負ってるものを考えると、そもそも色ボケしてる場合じゃないが過ぎて何とも言えない。アンクゥが時を越えて辿り着いた過去のアルペシェールは、今よりも寿命が短くて。それをリコリスの繁殖で23に延ばした事によって思わぬエラーが生じた、というのも何の因果なんだろうと。セレスにも18年以上生きてもらう事ができるようになった代わりに、ダハトやブロー、マティスが存在する世界線に足を踏み入れてしまった。それは土壌に撒かれた毒素による死とはまた別の死を多く生み出してしまったから、ああいう物語の始まり方になったんだなぁ・・・全てがわかった後だと、当人同士で争い過ぎててもはや微笑ましい。ただ、そういう暖かい気持ちのまま迎えられるエンディングが今作にはなかったので。パケ絵見た時点でわかると思いますが、アンクゥ好きな人は今すぐFDを。・アンクゥ終遠ED「もう、疲れた」いやそれは疲れるわ。折れるわ。寧ろ今日まで折れなかったのが不思議なくらいだよ。自分の事は自分が一番よくわかっている、という絶望EDの対比でこっちはアンクゥ側がアドルフを刺殺しリコリスの花畑も燃やしてしまう。国民全滅はほぼ間違いないし、アンクゥが全てを諦めた時点で物語も終わる。アルペシェールごと全てが終焉を迎えるエンディングでした。
2023.05.01
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フルコンプ前提のネタバレありですのでご注意ください。※FDのネタバレには配慮していますが、多少漏れている可能性がありますアドルフ(CV:八代拓)年齢:21(25)身長:178cm誕生日:12/1血液型:AB人を求める運命に共鳴した男→全ての運命に反抗する男【5周目】ひとこと:英雄≠メインヒーロー。リアタイしてない人間の定めではあるんですけれど。三幕入ってステータス画面見ちゃった時点であっ…っていうね(見るな)。多分ここからは共通→個別展開ではないんだなと。それにしても、間に合わなかったセレスを抱き上げるスチル出た時はうわーってなりました。まさかの同一人物。片方は死の番人というか時の旅人ry(なつかしい)病院や採血を頑なに避け、リライバーになるつもりはないと断言し、セレスと同居展開になっても呪いの予兆も見せず。イヴという漂流者の末裔がいる事でミスリードしてましたね。同一人物断定したのは、アンクゥがシチューを食べた時のリアクションでした。それを抜きにしてもこの世界線はまたしても情報量過多過ぎて、イヴルートから既に鳥頭がパンクしかけてるというのにどうしたらいいやらで。シナリオが複雑な割にサブキャラの人数がそこまで多くない分、もう大体絞られてきちゃってるのもある。まだ何かありそうのはサロメと・・・え、ダハト?っていう。個別に分岐しないぶん、六章展開となるわけですが。序盤からシアン大先生がメモリークラッシュの大量発生に単独で動いたり、イヴが身の上を早めに明かしたりするので、ワンチャンどうにかなるのでは感は出してきてました。ただこの国、どう足掻いても王族と国民性、救えるはずの能力を持った連中がアレなんで…一筋の希望が見えては突き落とされ、っていうのをずっとここまで繰り返してきて。セレス、アドルフ、アンクゥ(+イヴ)の体質に目を付けられてしまえば悪い方向にしか展開せず。この国の呪いそのものに立ち向かいたいと協力を仰いだ人物が、この国を自分の物差しで取捨選択して浄化しようとしてる黒幕でしたっていう。・・・よくこの運命に抗えたな。(今更)改めて終ヴィルらしさを強く感じたのは、一見大団円寄りのアドルフ救済EDでも取りこぼしてしまう命がある事なんですよね。他社の大団円だったら悪役キャラもなんだかんだで~みたいな展開なるけど。ナディアは少ない友人のひとりを亡くした事になるし、セレスとアドルフだって結婚して幸せになった姿を一番見せたかったのはサロメだろうし。アンクゥについてはアンクゥの記事に回します。カプシーヌさんカプシーヌだって所業はともかく能力はあったわけですし…これから寿命の延びるアルペシェールでは医療の発展って必要不可欠になってくると思うしさ。使いどころ間違えなきゃ医療の発展に一役買えただろうに。まあオーティだった頃から終わってたから救いようがなかったか…少なくとも実験の副産物として島内では先進的な医療を提供してたというのに。(FDで更に扱い雑になってて一生笑ってた)全ての点と点が繋がった第三幕。ただ、この救済EDを見てから他の救済EDを見ていくとやっぱりしんどい。だからこそif世界線のフルボリュームFD出せたっていうのは多大にあると思いますが。終ヴィルの救済EDはハッピーエンドとは限らない。三幕をクリアした時点では、まだ思い知るに至ってませんでした。・アドルフ救済EDアンクゥの辿って来た600年程の軌跡が語られ、ダハトはアルペシェールの寿命を23に延ばしてしまった事で生まれてしまった忌み子だった。アンクゥはアドルフと一騎打ちの末、その長い旅路を自ら引き金を引いて終わらせる。5年後…リライバー技術は廃止され、漂流者の細胞により国民は寿命23の呪いから解放された。王政は廃止、他国に倣って敷かれた民主主義議会の席にはシアンが。リュカは類まれなる身体能力を買われてシアンの護衛に。ナディアもシアンの治療によって自力で外出できるまでに回復。マティスは小説家に、ジャンはシアンの研究を手伝いつつ養子を育てている。イヴは漂流者の末裔として研究に一役買ったが、先祖の故郷を目指してヒューゴと旅に出る。シアンはサロメとダハトの墓前で“時を超える技術”の研究依頼を破り捨て、これにより全てのループが終焉を迎えた。抗体を用いた治療でセレスもある程度までは回復し、リコリス化の名残は体に残しつつもアドルフと共に“普通の人間の女の子”として生きていく。・絶望ED1サロメがダハトの元へ辿り着けなかったら…という世界線。リコリス化したセレスをアドルフとアンクゥは連れ帰るが、セレスはもう殺してくれ状態。・絶望ED2漂流者であるアドルフはリコリス化したセレスを、異国なら治せるんじゃないかと海を越える。けれど当たり前にこんなん治せる医者がいるはずもなく、全てを終わらせられないアンクゥへアドルフが引き金を引き、また冒頭に戻る。この堂々巡りはいつ、どこで、何を間違えなかったら回避できるのかもわからないままに。・中途BAD1セレスの中にあるサロメの遺伝子が突然暴走し、王族のいる研究所へ凸。警備員ぶっころしまくったところで我に返る。・中途BAD2ダハトに脱出を提案してしまうと、何やらあっさり乗ってきたと思わせての、実験体として捕まって終わる。黒幕を見抜けなかったが故の結末。
2023.04.30
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フルコンプ前提のネタバレありですのでご注意ください。※FDのネタバレには配慮していますが、多少漏れている可能性がありますシアン・ブロフィワーズ(CV:細谷佳正)年齢:23(82)身長:180cm誕生日:7/25血液型:O人を生かす運命に熱狂した男【3周目】ひとこと:アンクゥ「そいつだけは許さん」制限なし3人目となった時に、初手はブロー+遺伝子厄介オタク、2周目は人造人間+胎教執事だったので、科学者さんルートは一体どうなってしまうんだろうという不安が頭をよぎりました。こんなトンデモ技術を何の犠牲もなしに生み出すのはまず無理だと思ってたから、言うほど人でなしとは感じなかったけれど。アンクゥが危惧した通りてっきりセレスが死神と呼ばれる理由にいよいよ興味を持つのかと思ったら、まさかの絆され最古の若作りジジイだったんでびっくりした記憶がある(褒めてます)。リライバー技術の生みの親でありながら、こんなものは所詮延命にしか過ぎないという自覚はあって。でも感情派とは相容れないし、研究を進めるにも成長しないリライバーの特性がいつも邪魔をする。セレスが言ったんだった。あなたほどの人が、何故アルペシェールの呪いに真っ向から抗おうとしてこなかったのか?根本を暴こうとしなかったのか?それに気付いた時にはちょっと遅かったやつ。改めて巡ってみると、序盤はブローの人間離れさ加減に一番興味持ってたんですね。肺の強化実験とかもやってるし、島には遺伝子疾患の子もいるし、他にも痛覚イカれてる人(パンが主食なので植物学広めた先祖は恩人)やら、存在するはずのないクロード当主に執事(盗品所持)、裏で何かやってそうな部下その他諸々。シアン大先生が真面目に“死神の小娘”に向き合うにはちょっと忙しいが過ぎますか。そして、例の汚部屋腐海に初めて足を踏み入れた時のセレスよ。(なんて掃除のしがいがある)って。笑こんな事言ってたっけってちょいちょい笑わされました。雇用した理由が、ジクソーパズルのピースを捨てずに集めておいたからっていうのがまた。(本を整理すると即解雇です)セレスの白衣可愛い~なんて脳死してるともうのっけから妻じゃん、っていう。掃除、着替え、メシ、寝る。笑アルペシェールの神に仕える全自動サンドウィッチ供給機の爆誕でした。何気にジャンやダハトが焚き付けてるのも面白かったんですけど。こんな人がデレるとかあるのか、っていうのは案外あっさり崩れ去った感。82年暇つぶしの研究に生きてきたところに、18歳の金髪美女に甲斐甲斐しくされて絆されないジジイがいるなら私は見てみたい。地下通路が露呈したり、3人の中ではラスト推奨かと思いますが“この国に蔓延る死の真実を暴く”という意味では、シアン先生の場合スケールが大きくなり過ぎちゃうんでね・・・そして大体この辺りからアドルフのノルマ死感がちょっとだけ気になるようにできてる。今ルートだと、アドルフの死にリアムの死が重なってしまったサロメが激情する事で、それとなくサロメの伏線も撒いてはいる。セレスとアドルフが他の子と違う事に気付いて育ててきた事とか諸々。というかシアンも年増の過去知ってるのに言わないからな。アドルフが深手を負ったり、亡くなってしまうのは、最終的に“役に立てるアドルフ”になれるまでの道のりって感じはするけれど。ブローの正体とか、明らか複数出てきてそれが本体なのか否かは分からないようになっているのでそういう意味では3人各々のルートで明らかになっていく真実もありながらシアン大先生の場合、共通ルート中のほうが全部終わってみるとやっぱり一番色んな事に気付いてはいるし、ただそこに感情を動かすことがない→そこまで興味を持たないからこそ成立した絶望EDと救済EDだったのかなと思います。・絶望ED2襲撃を受ける中大急ぎでセレスのバックアップを取ったはいいものの、一歩及ばず。セレスの肉体=遺伝子が失われている時点で、この島の真相に近付く事も絶望的と言えるかもしれない。さすがのアンクゥもシアン相手だとすっかりなりを潜めちゃうんですよね・・・あれだけ感情、恋愛感情を邪魔もの扱いしていた人が胸の痛み(メモリークラッシュ危険)を自覚する程、愛に壊れてしまうと誰が想像しただろうか。・絶望ED1どちらかと言えば、こうなる事を予想してた。サロメがセレスを連れてアドルフ(とリアムと施設の子たちみんなかな)の元へ行こうとする結末。セレスが順当に葬られてしまえば先述の通りだし、ダハトはサロメと再会させないとロクな事にならないの確定してるし、中途で国民にフルボッコされてしんだりこの国の倫理観に問題提起する伏線も色々あるんで、うーん。地下通路暴かれてシアンとダハトが一騎打ちになるまでいく?この世界線。・救済ED何度でも言うけどこの人はチート過ぎるんだ。笑ダハトがあれほど焦がれた感情を引き継いだリライバー(メモリー増強済)をあっさり自らの体で実現し、すっぽんぽん?でドヤ顔しててすまんけど吹いた。子どもは2人だそうです。これが怒り、これが恋、と一つずつ人の感情を・・・これはもう思い出すというより知っていく、って感じかな。何度でも言うけど最古の若作りジジイ(御年82)なんで、その歳月の間にそれらをすっかり失ってしまっていた人だから。それでも。サロメとダハトのすれ違いをわかっていながらそのままにしたのは、ダハトの裏の顔をほぼ勘づいてたからとしか思えない。いずれ地下通路の全貌が明らかになれば、それみたことかってまたドヤ顔してくれそう。笑施設の子が全員亡くなったわけではない、っていうのはサロメにとっても一筋の光だった。アンクゥとしては一番複雑な相手ではあるんですけれど…人の子の感情を持つシアンなら、と渋々納得したか、していないか。どちらにせよ今後のセレスとアルペシェールの為に抗体は必要だから、って。過去を水に流すまでは無理だろうけどさ、このシアンならセレスを実験体扱いにはしないだろうし。しなくていい方法を考えるだろうし。誰も亡くなってなかったら、まあまあアルペシェール救済の希望に近い結末ではあります。ただ、真実に近付けば近付くほどイヴ、セレス、アンクゥの行く先に一抹の不安を覚えずにはいられないので。果たしてそれを愛、という不確かなもので乗り越えられるのだろうか。という気持ちは残りました。FD読みますね・・・
2023.04.29
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フルコンプ前提のネタバレありですのでご注意ください。※FDのネタバレには配慮していますが、多少漏れている可能性がありますマティス・クロード(CV:天﨑滉平)年齢:17(1)歳身長:167cm誕生日:4/9血液型:B人を赦す運命を拒絶した男【2周目】ひとこと:マティス・クロードのアイデンティティとは。制限なし3人のうち、いきなりブローの正体に行きついてしまいましたのでそれを仇としている彼のルートはどうなるんだろうという事で2周目はマティスにしてみたのを思い出します。終ヴィルにハマれなかった方のご意見として、トンデモ科学過ぎるっていうのが一因にあるようなんですけれど、2周目で首の後ろにボタン?付いてる子が出てきてそりゃびっくりしました。リュカ先生ルートのカプシーヌがあれだったのと、今ルートのジャンもあれだったんでこのゲームなんか・・・サブキャラが色々ヤバい感じですかね?というのも察した。良くないのはそのサブキャラ面々もみんな顔が良いんですよ!笑ジャンは特に見た目が好みだったので、恋人がいるってなって少しショック受けたなぁ。その恋人に対する並々ならぬ執着こそがジャンを突き動かしていたし、何ならそれがなかったらマティスという子はアルペシェールに存在しなかった。初見プレイヤーにはモノローグが常々意味深な事を語るのが気になって仕方がないのですが共通BADで出てくるハーバリウムみたいな瓶がいきなり出てきたので、アンクゥの言う、この島に蔓延る死の一つにまた迫っていくことになりそうだなと。セレスのメイド服可愛い~からの下着洗濯事件~なんて脳死してると、否応なく違和感と絶望がひたひた迫って来る。ジャンがシアンにロケットペンダントを見られた時点で一応牽制はしてるんですが低好感度シアンは大体そこまでこっちの事構ってくれないからな・・・アルペシェールにおいて、リライバーの娼婦っていうのもなかなか闇深い要素ですよね。多くは語りませんが、だからこそ配達人の噂に縋る人が絶えないのもわかる。そしてその末路・・・この島マッドサイエンティスト多過ぎでは。いや王族も国民性もなかなか腐ってるけど。マティス1周目推奨する方が比較的多いのは、色々な違和感を余すことなくセレスに見せつけて、最後にジャンがバーンとスーパーネタバレタイムしてくれるっていうわかりやすさとしては確かに推せるのかなと。選択肢も少ないし。未だにマティスのアイデンティティはどこにあるのかっていうのが、私には完全に理解できていないんです。セレスに出会ってからのごく短い間に構築されたものが、“彼”を作り上げているのかな。何人もの記憶をダウンロードされたホムンクルスであるマティスが、マティスとして救済される道はなくもないけど・・・どれもこれもハッピーエンドとは言い難くて。無印クリアした時点では、ジャンにも救いがあるEDあったらいいなって思ってはいた。いたけど、今となってはやっぱりまずはマティスを救済してあげて欲しかったよ。・絶望ED1マティスが配達人になってしまうED、セレスは試験管の中だしもう本当にry・絶望ED2どのような人格をダウンロードしてもセレスへの恋愛感情が維持できるか実験されるわけですが、ジャンさんちょっとイライラしてるんよね。皮肉にもこれが成功してしまったばかりに、2人はロザリーとカミーユとして生きる事になってしまう。ジャンってあと数年で寿命なわけだし、その後の2人ってどうなっちゃうんだろうなって。(まだ絶望ED後のSSは読んでません)・救済EDジャンにしてみれば、“マティス・クロード”というオリジナルが成り立ってしまったら実験は失敗になっちゃうんですね。蘇らせたロザリーは自分を愛してくれないかもしれないから。見限られたジャンがあまりにも浮かばれない結末ではありましたが、描写が乏しいから忘れがちなんですけど。やってきた事、単なる拉致・殺人に止まらずエグいと言えばエグいし…マティス自体、当時ロザリーが身ごもっていた胎児の細胞から生み出されたっていうと。もはや2人の息子、みたいなものなのかな。それにしてもアンクゥもっと早くなんとかしたれよと思ったら、ゲーム内時間だと数日しか経過してなかったんですね。ジャンの所業は凄惨極まりないけど、最期に自らの持つ全てを研究所に送ったという点が他のマッドサイエンティストたちとは異なる点だったかな。瓦礫に挟まれて動けないと思ってたから、これやったの実はダハトなんじゃないかとか思いましたけど。彼ならそれくらいのクラッキングは余裕でしょうし。シアン大先生にかかれば大体の事はどうにかなるので、リライバーとして“その辺に放り出された”マティスは雑踏の中でセレスを見つける。この笑顔のスチルめちゃくちゃ可愛いですよね~癒し。アンクゥはアンクゥで、とりあえず当面の為に抗体キャンディーくれました。最後のセレス「はい喜んで!」に居酒屋みを感じてしまい、めちゃくちゃいいシーンなのに吹いた私は本当にダメな女です。
2023.04.28
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フルコンプ前提のネタバレありですのでご注意ください。※FDのネタバレには配慮していますが、多少漏れている可能性がありますリュカ・プルースト(CV:平川大輔)年齢:22歳身長:172cm誕生日:2/16血液型:A人を導く運命を切望する男【1.5周目】ひとこと:ポニーテール最高。とにかく前情報を入れるなという空気をひしひしと感じたので、画面に砂嵐走ろうがとりあえず思うがままに初見プレイ→誰のルートにも入れずアンクゥに刺されて死亡。笑ある意味たしかに絶望しましたけど、流石にルート入れないのは困ったなという事で攻略情報解禁して一番見た目が気になったリュカ先生に凸。立ち絵のポーズと諸々の言動が明らかにブローっぽいとはいえ同じ場面に両方いたりするからどうなのかなと思って。いつもアドルフしか目撃者がいない怪力と、麗しさとギャップのある八重歯も何なのかなとか。(八重歯は単なるキャラデザだった笑)限定版が再販されたので小冊子初めて一読したんですが、寿命ギリギリ年齢設定なのってリュカ先生とカプシーヌだけなんですねぇ・・・カプシーヌは反リライバー教団の教祖のくせにゴリゴリのリライバーでしたが。コンプ→FD→無印振り返りってやってると、共通からこんなに伏線撒いてたんだって驚きました。細かい事結構かなり忘れてたのもあって、いちいち感心してしまいます。当初ルート入った途端いきなり執着ありっぽかったのにはビビったなぁ。私の天使たる所以がまあまあ歪んでたのと、白骨監禁EDもなかなか。見た目と怪力、表の顔と裏の顔。そんなギャップが魅力的でした。だけどどう足掻いても寿命が近過ぎるというのと、大量殺人鬼という罪を背負ってしまっているだけに、救済=ハピエンではないという、今作の業に引き込まれるには十分過ぎるお人だった。反リライバーになったきっかけは、リライバー化によって失われた“兄弟愛”を目の当たりにしてしまったからでした。どうも終ヴィルにおけるリライバー化の代償は恋愛感情の喪失に目がいきがちですが、リュカ先生ルートやり直してると、読み手側の解釈で随分一人歩きしちゃったなとも・・・子を虐待してた父親が、子に対する怨嗟だけを喪失して、施設に迎えに来るシーンなんかもありましたね。こんなパターンもあるんだと。勿論、とりわけ恋愛感情というのは強烈で厄介云々はちゃんと語られるんですけど、この辺りは改めてやり直してみて良かったなと思います。あとは、リライバーを浄化する事でナディアの容体が良くなるのはどういうカラクリだっていうのも忘れてて。カプシーヌは肉体強化型のリライバーを作る研究をしてたから、その副産物として先進的治療が生まれたというのもちゃーんと語られてたわ。それを洗脳に利用して、浄化→ナディア持ち直すっていうカラクリを成り立たせてたと。ただし、ナディアは遺伝子疾患なので仮にリライバー化したとしても根治にはならないっていうのがね…これも残酷な真実。・絶望ED1とりあえず初手にするにはあまりにも凄惨なルートでした。ヒューゴはリライバーだから序盤から狙われてたし、ジャンもマティス庇って死んじゃうし。悪魔と称されたシアン大先生まで死亡・・・悪夢だ。カプシーヌもナディアも死んじゃう。白骨化したセレスの指に指輪をはめるラストシーンはゾクゾクきましたし、間もなくリュカ先生本人も寿命を迎えるわけですが、もう一つの絶望EDを見ると更にひどい(褒めてる)。・絶望ED2アンクゥとしては一番素性がわからなかったから困った事になったわけですよね。(寿命18のアルペシェールでは既に亡くなっている)最後の最後でアンクゥが駆け付けて、リュカ先生を止める為に彼を殺める、という選択をしたセレス。大量殺人鬼の妻として彼の元へ旅立つべく処刑台に立つものの、セレスとリュカ先生の行く先は違うから死んでも一緒にはなれないという絶望を叩きつけられてタイトル画面に戻って放心しました。ナディアも浮かばれないよなこれ・・・でも、もうその前提だとどう足掻いても“生まれ変わらない限り”叶わぬ想いのままなんよな。・救済ED初見はこれ、どの辺が救済なんだよ…泣ってなった記憶が一番強い。どちらにせよお薬打たれてるリュカ先生を止めるにはこうするしかなかった。アルペシェール1(アンクゥ除く)バケモノじみた身体能力の持ち主とはいえ、カプシーヌの言う通り動脈切れてんのによくあんな事やり遂げるまで生きてたな。最後の最後に、ああ言ってたんだな。もしも、っていうやつ。やっぱりリュカ先生に関してはどう足搔いても間に合わない人であり、許されてはいけない人だからこそ惹かれた部分が多大にあったので、他の人の救済EDで普通に生きてるとちょっとだけモヤモヤしてしまいます。セレスが後を追うのをアンクゥは止めなかった。兄妹は随分早く生まれ変わってきたみたいなんだけど、またアンクゥはセレスが生まれてくるまで何百年も待ち続けるのだろうか。FD読んでみます。
2023.04.27
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フルコンプ前提のネタバレありですのでご注意ください。※FDのネタバレには配慮していますが、多少漏れている可能性がありますイヴ・ノワージュ(CV:斉藤壮馬)年齢:18歳身長:177cm誕生日:6/7血液型:A人を愛する運命を享受した男【4周目】ひとこと:素顔のイヴも好き。イヴに関しては“あい”がずっと平仮名なのは気になってました。しかし制限解放された途端あまりの情報量で、ややついていけなかった記憶があります。笑ほぼオールスター展開で各々がまた色んなもん置きにくるんで、やっぱり終ヴィルって全部終わってから「すみませんちょっともう一回最初からお願いします」って感じなんですよね。それを成し遂げた今、終ヴィルのメインヒーローとして、もっと救いのある結末を用意してあげて欲しかった。かもしれません。教師の助手→メイド→研究所の助手ときて今度は順当に便利屋や自警団に関わっていくことになるわけですが、イヴが14歳で開業したのを冷静に考えると、この国教育制度どうなってんだ?という新たな疑問が生まれてしまいました。リュカ先生のような人から初歩的な教育を受けるのは当たり前みたいだけど、庶民区にも読み書きができないような人がいる描写はない。リライバーの人は特性上、能力に応じた事を延々とやっていくわけですが医師や研究者になった人たちは最初どうやってなったのかなーとか。あと、かなりどうでもいいんですけど、この国の人みんなグロ耐性強すぎません?笑その割にイヴの素顔にはあの反応だから、歪過ぎてアドルフが嫌気さすのもわかる。メモリークラッシュの仕様に関しては、生みの親であるシアン大先生がしっかり説明しちゃってるのが痛手過ぎた。巡り直してみると、何もリライバーが失う感情は愛情に限った事ではない(人もいた)し感情を脳ではなく心臓に結び付けてる時点でちょっとないかな。考えたら負けの世界とはいえ、前述の仕様で相棒あんな死に方させたらそりゃ燃える。中途BADや他のエンディングも然り、ですよね。途中まではイヴの度が過ぎる博愛のおかげ(?)で至って平和なものの、遂にカプシーヌに血を取られる、変死体がシアン大先生の元へ送られる。イヴが色々ネタバラシする、セレスの生い立ち詳細が明らかになる。etcやっと“救済”という文言が出てきたにも関わらず、事が明らかになるにつれ詰んでいくのが終ヴィル過ぎて。だって本当にセレスは死神だったから。あれよあれよという間にイヴの容体は悪化し(アンクゥが一枚噛んで少し持ち直すけど)奪還作戦の過程でアドルフは亡くなり、自警団の面々も言葉は悪いけど無駄死に過ぎて可哀想。そしてブロー立ち絵のまま現れたリュカ先生も・・・最終的には“死神の小娘”を巡るシアン大先生とイヴの一騎打ち。何というか、シアンってチート過ぎますよね。笑科学者なのに戦えるし、いくらリライバーが前の自分の能力を超えられないとはいえ、80年以上の記憶経験は蓄積されてるわけで。でも、このやり取りが全部崩したなって思う。感情を排除し過ぎてこんな当たり前の事に気付けなかった神が人間に“堕ちる”っていうのがまた。アンクゥからしたらこの人はどう足掻いても悪魔ですが。・絶望ED1セレスの遺伝子が暴走するのは両EDで確定してるのですが、あと一歩及ばないとセレスは自らこの国を救う糧になったと、全てが終わった後ダハトに語られます。ゾッとしたのはセレスが切り落とした右手を残した、それを防腐処理しておきましたって淡々と告げるダハト。こんなんイヴ後追うしかない。・絶望ED2シアンの片腕をバッサリいくとこまで追い詰めたものの、やはりセレスの遺伝子は暴走を始めてしまい、研究所の一室はさながら在りし日の悪夢の再来。負けを認めたか否か、シアンは先祖への恩を返す形で2人を見逃してくれますが、ここでサロメがまた一つ置きにくるんですよね。序盤ミロが立てたリコリス燃やしたら~フラグをしっかり回収し、そんな事をすれば当然やらかした連中から先に倒れていきます。丸焦げになってしまったイヴの手に口づけるシーンで幕引きとなりますが、2つの絶望EDを対比的に描いているのは素直にいいなと思いました。・救済ED初見は(え、これで終わり?!)ってびっくりしちゃったな。アドルフ救済EDが基準になっちゃうと、うん…リライバー生成器(?)再建中なので片腕ないままのシアン先生が、イヴのゲテモノ食いが役に立ったと言ってましたけど。球根食べた事があるからちょっとした抗体ができてた。のわりに途中までは結構危なかった気がするんですが。アンクゥとしては喜ばしい結末だったかもしれないし、抗体も完成しているようなんですが。アドルフとヒューゴという、2人にとって大切な人が犠牲になっているのが手放しでは喜べない結末。FDのSS、どうなってるんだろうなあ。この国の四方を変わらずに囲んでいる黒いリコリスの中に、一本だけ赤いリコリスが咲いてたのが一番気になってる。
2023.04.26
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