★2009年1月 大阪日日新聞 経済欄「中小企業トピックス」に掲載されました♪
「箱庭」使い内面癒やす
ビューソロジーサロン「サンドヒル」が提供する「エステ」にカウンセリングの要素を加えた「箱庭セラピー」が好評だ。
箱庭を通して無意識の内にある「自己治癒力」に訴え掛け、問題解決に向けたヒントを掘り起こす。
外面と同時に内面からも「癒やし」を追求しようという、業界では先進的な取り組みで「考え方のくせなどが分かってビックリした」(40代女性)などと、高い評価を受けている。
ビルの一室に設けた隠れ家的サロンを訪ねると、エステティシャンでオーナーの石井えみさん(30)がさわやかな笑顔で出迎えてくれる。
石井さんはユング心理学を背景とする「箱庭セラピスト」の資格を取得し、昨年五月に同店をオープン。
箱庭とエステを組み合わせた「ビューソロジー」とは、「beauty(=ビューティ)」「therapy(=セラピー)」「sychology(=サイコロジー)」からなる造語だ。
ほのかにアロマの香りが漂う店内には、1メートル四方の箱に砂場を設置。箱の内装が青いことから海、川、湖など自由に空間を形づくる。
傍らには動植物や建物のほか、乗り物、仏像、大砲などのミニチュア玩具が用意され、思うがままに自身のイメージを形にする。
石井さんは、玩具の種類やその配置、空間の使い方などで心理状態を読み取り、細かく分析。作業に派手さはないが「言語は自己表現の氷山の一角でしかない。非言語コミュニケーションに深層心理が表れる」と話す。
客観的な視点で、無意識の中にある自我をのぞき見ることができるとか。
例えば、玩具を置くのが中央か端か、つくった川に橋が架けられているかなどあらゆる状況が分析対象となり、現在感じているストレス、自信の有無、将来への展望などが空間に表れるという。
施術者は石井さんのみ。アットホームな空間で「どれだけゆっくりして、満足してもらえるか」と話す。
料金は「箱庭セラピー」(60分4500円)、「ペア箱庭(60分1人2500円)など。
問い合わせは電話06(6353)5270、同店へ。
詳細はホームページhttp:// beauthlogy.com/
(大阪日日新聞記者 藤木俊治)様