ゲロ


pou-65



ゲロ


虫酸(むしず)とは胃液のことである。イボイボの青虫の事ではない。「虫酸が走る」というのは、食道(ノド)や口腔内に胃腸から胃液が逆流する現象を指し、つまり今にも嘔吐(おうと)しそうに気分が悪い事(きぼち悪い)を表す。この嘔吐の嘔の字には口が3つもある。嘔吐は全て直線で出来た単語である。

胃液は強い酸性のため、これと混ざり合わさった、咀嚼(そしゃく)され溶解されつつある食物(具)や胃液などが食道に逆流して、食道の粘膜を刺激するといわゆる粘膜の溶解が起こる。そのほかにも、みぞおちや喉がその酸によって焼けつくように痛くなったりする。この時空気がでれば「げっぷ」で、胃液がでれば「逆流」になる。

胃液や胃内容物が食道やノドあるいは口の中へ逆流する感じ(吐出)いきなりゴベッや、口がすっぱくなる感じ(呑酸感)がある。顔色が悪くなり(顔面血管の萎縮)、あれ、「なんだかな(むかむか)」が嘔吐の初期感覚と言える。これは、本人にしかわからない。
この時の「きもち悪い」はよく「きぼち悪い」とよく発音される。これはこの段階で唇を閉じる「ま行」の発音がしにくくなっていることによる。さらにきぼち悪くなると「ぎぼぢばぶい」と濁音が増えていく。国語学者はこの現象とゲロを表現するガギグゲゴあるいはバビブベボに関連性があるというが証明はされていない。

過度の飲酒や体調不良、強い精神的ショックなどにより、まず脳内の「嘔吐中枢」というものが刺激され、「吐き気(むかむか)」を催し、胃腸が下から持ち上げられる感覚(う、うっ)があり、それに続いて嘔吐(げー)するとされる。つまり、嘔吐とは反射なのである。

吐き気は催すものの嘔吐に至らない場合は指(通常は2本)を口腔内に挿入し舌の奥を刺激することによって強制的に嘔吐に持ち込む場合もある。

また、他者の嘔吐(一次嘔吐)を見たり聞いたり臭いを嗅いだりすることにより「もらいゲロ(二次嘔吐)」がおこることがある。この場合、一次嘔吐を「よびゲロ」と呼ぶことがある。「ゲロがゲロをよぶ」とはこのことで、阻止しなければこの無限連鎖は鼠算式に増えていく。ある数学者の試算によると人類全部が吐くのに17分しかかからない。

嘔吐の段階では、涙腺が緩み多くの涙が出るが、これは悔し涙ではない。咳き込むことも多いがこれはノド内部に胃内容物のかけらが付着するためである。

嘔吐は一般に、
ゲロ、ゲー、ゲーゲー、ゲボ、リバース、
などと呼ばれるが、これらの単語は同時に吐瀉物(としゃぶつ)も意味する。

また嘔吐はオツな言い方で、
小間物屋を開く、店を開く
などといわれることもある。

欧米の表現では、
極彩色のあくび、昼ごはんを見せる、瀬戸物をおがむ、
などと言い、嘔吐文化の充実ぶりがうかがえる。

ほかに、吐瀉物の表現としては、
お好み焼き、もんじゃ焼き、しもつかれ、ぞうすい、フルーチェ、作品、中身、置き去り、こみあげ、小間物、スーパーマーケット
というのがあり、興味深いのは食品の名称を例えに使用する例が多いことである。

また、
アロハ・オエ
は、単に韻を踏んでいるだけである。

警察の隠語で自白、自供のことをゲロと呼ぶこともある。

長距離バスや観光バスなどでは、エチケット袋(ゲロ袋)が用意されている場合が多い。子供の遠足では「もっていくもの」のリストに大抵入れられている。

また、よく吐かれる場所は、
カーペット、乗り物の青や緑の座席、敷き布団、掛け布団、まくら、
などがある。

吐かれるといい場所は、
トイレ(洋式が良い)、バケツに古新聞、スーパーの袋、コンビニ袋(穴があったら最低)

また、

電柱の脇で吐くのは、電柱に片手をついて吐けるから
トイレの場合、最初は片手がタンクのレバーに
タクシーに「ちょっととめて」「ぎぼちばるい」
などは、よくわかる話で、

吐いてる人には、
背中をさする
ポケットティッシュをわたす
高価な食事をした後なら「もったいない」と声をかける
もらいゲロを避けるため鼻で呼吸しない
とか、

吐いてる人を
ゲロリスト、ゲロ星人、マーライオン、
と、呼んだりする。


<< HOMEへもどす >>





© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: