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「故郷は遠きにありておもうもの」-と詩を詠んだのは室生犀星でした。
イギリスにきて以来、こちらの文化や風習に溶け込むことに努めてきましたが、それと同時に日本人としての自分というものについて考える機会にも多く恵まれました。
日本で生活していると普段あまり意識することのない日本人としてのアイデンティティ。
トリノオリンピックでの荒川静香選手の活躍に胸を躍らせたり、ときおり他国のアジア人に間違われると複雑な気持ちになったりして自分の中の日本を見るわけです。
ここ近年のイギリスにおける日本ブームによって日本食(スシ、テリヤキ、グリーンティー)はかなりの認知度を得たし、若い世代中心に日本製アニメ、日本映画は熱狂的ファンを持っているし、日本製の車や電機製品はとっくの昔に市民権を獲得。
日本通ともいえる人々にお会いする機会もあり、「仏教と神道の違いは何か」なんて質問に明確に答えられずに恥ずかしい思いをしてあわてて自分の国の文化を振り返ったりすることもしばしば。
日本にいたときには興味がほとんどなかった日本画なのに、大英博物館の日本特別展やロンドンでの日本人アーティストのエキシビジョンに足を運んだり。以前よりも日本に興味が湧き、自分の国の文化やルーツの奥深さに驚くのです。
そんな折日本の伝統職人芸を感じる素敵な贈り物をいただきました。


日本の高校時代からの親友に結婚祝いにいただいた急須は無形文化財・鎚起銅器。
金鎚で打ち起こしながらつくられた器は銅を叩いて伸ばすのではなく、叩きながら「縮めて」いくそうでまさに匠の技と呼べる一品。
この味わい深い急須に熱いお湯を注いていただく緑茶。あいにく湯のみがないのでマグカップに入れていただくのでちょっと不恰好なのですが、この急須で入れたお茶は格別。
そんな風にお茶をすすりながら、遠い故郷に想いを馳せるのでした。
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トニー滝谷 @リトルシアター 2006.11.02 コメント(20)
「The Queen」と夕日の続き 2006.10.01 コメント(19)