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今年も、JPX日経400の銘柄入れ替えのタイミングを狙って、9月限の先物を対象に、「JPX日経400先物売り-ミニTOPIX先物買い」の裁定取引をしていたので、今回はその結果について。 ※本当は、先週末にアップする予定だったのだけど、1週間遅れてしまいました<(_ _)>(関連の日記)〇日経400売り-TOPIX買いの裁定取引を今年も:3か月前の日記〇日経400売り-TOPIX買いの裁定取引(結果):昨年の結果(ちなみに昨年も勝利) 1.狙い〇 ”JPX日経400”の実態は、ほぼTOPIXに同調して推移するが、むしろその劣化版とも言えるような、”凡庸極まりないアクティブ運用”。〇 毎年8月は、”JPX日経400”にとって、魔の銘柄入替えが実施される(今年は、8月5日に公表され8月31日に実施)。〇 銘柄入れ替えの前後には、コバンザメに齧られて、TOPIXに後れをとってしまうだろうと予想。〇 そこを狙って、今年も、9月限の先物を対象に売り買いほぼ同金額になるようバランスを取って「JPX日経400先物売り-ミニTOPIX先物買い」のポジションを建ててみた。2.銘柄入替え〇JPX 日経インデックス400 構成銘柄の定期入替について(日本取引所、日経新聞) 銘柄入替えは、8月9日に公表、8月31日に実施された。 追加銘柄と除外銘柄は以下のとおり。 参考まで、9月9日時点(9月9日には特に意味はありません)の時価総額も比較してみたところ、除外銘柄の時価総額の平均が約2200億円なのに対して、追加銘柄の時価総額の平均が約3000億円と、構成銘柄がやや大型の株にシフトし、これまで以上にTOPIXに近いポジションを取ることになった。 ちなみに”JPX日経400”は、基本的に規模の大きな銘柄が採用されやすい構図になっていて、上場から3年経過してなかったり、過去3年で大きな赤字を計上していない限りは順当に時価総額上位銘柄が選ばれる。 そのため、経済状況が順調(赤字企業が少ない)であれば時価総額上位銘柄の比重が高まるのは、”JPX日経400”の”仕様”。3.2016年の結果 今年の指数先物9月限の満期日は9月9日。この9月9日までの3か月間(9月限が期近物であった期間)のTOPIXとJPX日経400の推移は以下のとおり。 今年もJPX日経400がきっちりと劣後してくれたので、良いお小遣い稼ぎになりました。 JPX日経400よ、来年もよろしくDEATH。4.過去2年間のTOPIXとJPX日経400の推移 蛇足的に、過去2年間のTOPIXとJPX日経400の推移は以下のとおり。 この間、JPX日経400は、ほぼTOPIXに同調して推移しており、独自の指数として存在する意義がほとんど無いことが分かる。(そもそもJPX日経400の構成は、TOPIXに対し8割弱まで同調し、2割強しかポジションを取っていないので当たり前) そして、TOPIXに対してわずかに取っているポジションの結果として、TOPIXからわずかに劣後しているのがJPX日経400の実態。 ちなみに、この間、TOPIXはマザーズ指数にはほんの僅か勝っているものの、日経平均や東証2部指数、JASDAQ平均には後れをとる相対的に弱い指数だったのだけど、 東証上場銘柄 (市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ) を母集団とし、”資本の効率的活用や投資者を意識した経営観点など、グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たした、「投資者にとって投資魅力の高い会社」で構成される新しい株価指数を創生します。これにより、日本企業の魅力を内外にアピールするとともに、その持続的な企業価値向上を促し、株式市場の活性化を図ります。” などと御大層な能書きを掲げるJPX日経400は、相対的に弱い動きだったTOPIXを更に下回っているのだから話にならない。 世の中、ご立派な能書きと、ごり押し的プロモーションだけではどうにもならないということだろう。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Sep 16, 2016
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またまた、へそ曲がり的な話をチラシの裏に。 先日の日記で、 ”自社株買いより株式持ち合いが有効” と題して、昔の日本型経営システムのうちで”株式持ち合い”の優れた側面について書いてみたのだけど、 今回は、昔の日本型経営システムの時代の会社役員が慣行で役員就任時にそれなりの株数を購入・保有しており、会社の業績・株価を落ち込ませないことに強いインセンティブを持っていたことを取り上げてみたい。 1.日本型経営システムの時代の会社役員の自社株保有 日本型経営システムが色濃かった時代、上場企業の役員の多くは社員からの昇格だった。 多くの上場企業では、社員から役員への昇格時にかなりの株数を購入する慣行があったように思う(記録的なものがないのでおぼろげなのだけど)。そして平取締役から常務・専務と昇格する際に更に買い増し。 時には、社員としての退職金を全て注ぎ込む、またはバブル期の高株価時代には社員としての退職金では足りず更にローンを組んで購入せざるを得ないこともあったようだ(それにしても、バブル時にローンを組んで自社株を購入せざるをえなかった役員の皆様は御愁傷さまでした)。 これって、万一会社の業績が悪化して株価が暴落すれば、役員の人生設計が崩壊しかねないほどのインパクト。 社員と役員の報酬の差が今ほど大きく開いていなかったことも考えあわせれば、昔の役員ってちょっと不憫。2.ストックオプションとは比較にならない厳しさ 今の時代の、役員へのインセンティブといえば、ストックオプション。 ストックオプションは、株価が上昇すれば利益を享受するという、楽しみな方向だけの、ある意味お気楽なもの。時には、権利行使時の発行株数の増加により一般株主との利害が相反することも。 株価が下落しても大損するわけではないので、一か八か的な高リスク経営にもなりかねない。 それと比較して、昔の会社役員が人生設計を左右するほどの多額の身銭を切って自社株を購入する慣行は、経営の失敗が許されないという方向でも働く、強烈なインセンティブ。 まさに、株価が下落すれば損失を被る一般株主とも運命共同体だったと言えるのでは。3.感想 今の自社株買い・ストックオプションのコンボは、お手盛り感満載。昔と比較して、役員の報酬水準も大きく上昇しており、持てる者がさらに貪るための仕組みにも見える。 ひるがえって、株主の方向を向いていなかったと評されることも多い日本型の経営システムなのだけど、 実は、今以上に株主と会社役員が運命を共にしていた、という側面もあるのでは。 まあ、日本の成長を支えたシステムだけのことはあるように思う。 ※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Sep 3, 2016
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日銀の株式ETF買い入れ枠と1日当たりの株式ETFの買い入れ額の倍増により、堅調に推移した8月相場。日銀の威力の前には、相場の波乱に乗じて儲けようとする目先筋も売るに売れない感じになっているのだろう。 だけど、実際に日銀が買い出動した日数は少なく、今のところは”見せ金”的に効果を発揮している模様。日銀の実弾(買い入れ枠)が温存されているのも今後の相場の安心材料だなと思う。 そういう堅調な相場展開だったのだけど、それに反して私のポートフォリオは冴えない感じ。まあ、目先のことで右往左往しても仕方が無いと、やや諦観ぎみの今日この頃。 では、平成28年8月31日時点での、ポートフォリオに占める割合が0.5%以上の銘柄(コード順)。2137 Hヴェラス2292 S FOODS2538 JFLA2593-5 伊藤園優先株2695 くらコーポ2700 木徳神糧2729 JALUX2874 ヨコレイ2876 JCコムサ2915 ケンコーマヨ2925 ピックルスコーポレーション3053 ペッパーフードサービス3097 物語コーポレーション3109 シキボウ3125 新内外綿3139 ラクト・ジャパン3246 コーセーRE3250 ADワークス3385 薬王堂3459 サムティ・レジデンシャル投資法人2786 サツドラホールディングス3397 トリドール4041 日本曹達4118 カネカ4301 アミューズ4629 大伸化学4653 ダイオーズ4669 エイジス4997 日本農薬5184 ニチリン5189 櫻護謨5406 神戸製鋼所5542 新報国製鉄5903 SHINPO5984 兼房6178 日本郵政6747 KIHD6897 ツインバード工業6927 ヘリオステクノ7181 かんぽ生命7182 ゆうちょ銀行7249 尾張精機7256 河西工業7264 ムロコーポレーション7291 日本プラスト7315 IJTT7399 ナンシン7516 コーナン商事7551 ウェッズ7605 フジコーポ7646 PLANT7999 MUTOHホールディングス8013 三井物産8044 大都魚類8198 マックスバリュ東海8411 みずほFG8703 カブドットコム証券8818 京阪神ビルディング9028 ゼロ9035 第一交通産業9501 東京電力9502 中部電力9503 関西電力9506 東北電力9507 四国電力9508 九州電力9509 北海道電力9534 北海道ガス9656 グリーンランド9679 ホウライ9830 トラスコ中山9956 バロー日経225(225mini先物想定元本換算) 2019年12月限、2020年6月限、2020年12月限ミニTOPIX先物9月限買い-JPX日経400先物9月限売り の裁定取引リストから外れたもの 3376 オンリー 相対的に割安感が薄れてきている中で、東証1部昇格発表で株価が急騰したため、潮時かなと思い全て売ってみた。6440 JUKI 売ったわけではないけれど、株価が大きく下げて0.5%を下回ったため。8123 川辺 第1四半期決算でインバウンド需要期待が薄れて来たような感じに見えたので、半分以上売ってみた。リストに加わったもの 2538 JFLA ダメ企業に変化の兆しがあるのではという妄想をいだき、低位株フリークとして大きく買い増してみた。(関連の日記) 〇ジャパン・フード&リカー・アライアンス 3397 トリドール 主力の”丸亀製麺”は円高・不況にも強そう。また、月次の売り上げも堅調だけど株価が大きく下げてきて、成長力を考慮すれば十分買える水準になったのではないかと思い買い増してみた。〇その他、買ったわけではないけれども、ポートフォリオ全体がやや不調な中で、株価が上昇したり横ばいだったりで0.5%を上回った銘柄。6897 ツインバード工業7249 尾張精機7291 日本プラスト7605 フジコーポ8013 三井物産9501 東京電力9679 ホウライ ポートフォリオ上位陣では、急騰銘柄を少しずつ売ることを心掛けた一方で、株価が大きく下落した業績好調な内需関連銘柄(SFOODS、くらコーポ、ケンコーマヨ、物語コーポ、薬王堂、トラスコ中山 など)を少しずつ買い増し(または以前”吹き値売り”していたものの買戻し)してみた。 また、超主力のアミューズについては、本当はやらない方が良いのだろうけど、少しずつナンピン買い出動。これは愛だね。 そんなこんなで、8月末時点のレバレッジは1.6倍強まで上昇(なお、ミニTOPIX先物9月限買い-JPX日経400先物9月限売りの裁定取引は、ポジションがほぼ相殺されるので、レバレッジの計算には含めていない。)。 レバレッジが高めの水準で少し危険だとは思うのだけど、買い方には日銀様もついていることだし。。。 ※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Sep 1, 2016
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最近ハマり続けているBABYMETAL。今度は、アメリカの有名ロックバンド”RED HOT CHILI PEPPERS”の英国アリーナツアーに帯同だとか。 世界的な躍進を続けているのはBABYMETALチームの才能と情熱と努力のたまものなのはいうまでもないところだけど、 アイドルはこういうもの、メタルはこうあるべきとかの常識にとどまることなく革新的な形を作り上げたこともポイントだったのだろう(その辺も才能と情熱と努力があってこそなのだろうけど)。 さて、世の常識というものは、ホントに思考停止のもと。 ということで、今回は、株式会社の資本政策の常識を疑うということをしてみたい。 資本効率を上げる有効な手段とされている”自社株買い”。 一方、日本式経営の悪弊のように扱われている”株式持ち合い”。 両者を比較した時に、圧倒的に”株式持ち合い”に軍配が上がるなーと思うので今回はそのあたりのことを。1.自社株買いの効果 頭の体操をするうえで、以下のようなケースを設定してみます。 A社の財務内容 総資産:100億円 株主資本:50億円(自己資本比率50%) 純利益:10億円(ROE20%) 株式数:1億株(1株資産50円、1株利益10円) 時価総額:100億円(PBR2倍、PER10倍、株価100円) ここでA社に10億円の余資があって、それを(市場からの)自社株買いに充てるとすると、 自社株買い後のA社の財務内容 総資産:90億円 株主資本:40億円(自己資本比率44.4%) 純利益:10億円(ROE25%) 株式数:0.9億株(1株資産44.4円、1株利益11.1円) 時価総額:90億円(PBR2.25倍、PER9.01倍、株価100円) ※時価総額は10億円のキャッシュアウトがあることからの想定。2.株式持ち合いの効果 このA社に、財務内容が同等で取引関係のある(または将来可能性のある)B社があり、10億円の余資を活用して(市場から株式を購入する形で)相互に株式を持ち合ったとする。 A社、B社の財務内容 総資産:100億円 株主資本:50億円(自己資本比率50%) 純利益:10億円(ROE20%) 株式数:1億株(1株資産50円、1株利益10円) 時価総額:100億円(PBR2倍、PER10倍、株価100円) 株式持ち合い後のA社、B社の財務内容 総資産:100億円 株主資本:50億円(自己資本比率50%) 純利益:11.1億円(ROE22.2%) 株式数:1億株(1株資産50円、1株利益11.1円) 時価総額:100億円(PBR2倍、PER9.01倍、株価100円) ※先方の会社の利益の10%(株式の所有割合)を自社の利益に加えてます(配当性向100%を想定。配当性向が低い場合には内部留保に伴う株価上昇が期待され、その場合は厳密にはBS直入の部分もあるけど頭の体操的に簡略化)。 ※時価総額は想定。3.自社株買いと株式持ち合いの財務指標的な比較 自社株買いの場合には、単に財務レバレッジを上げているだけ。自己資本比率が下がり、ROEが向上するけど、純利益は変わらない。 一方、株式持ち合いの場合には、余資が他社の株式に置き換わるだけで自己資本比率は変わらない。この場合、他社の利益の一部を取り込むことにより純利益も向上。そのことによりROEも向上。 断然、後者の株式持ち合いに魅力を感じるなー。4.株式持ち合いは”経済連携協定” 株式持ち合いは、もともとは、取引関係の強化の意味合いが期待されているもの。 それは、資本の論理的にも当然で、相手の会社の利益の一部が自社の利益にも参入されるということになるので、 全く資本関係の無い会社と比較して取引条件が同等または、ほんの少しだけ不利という程度なら、株式を持ち合っている会社との取引を行うのが合理的となる。 国家間での経済連携協定と類似のものではと思う。 安定した関係の中で、信頼を築き知恵を出し合って、互いに成長して行けば良い。 なので、さらに言えば、同じ株価なら、”自社株買い後のA社”より”株式持ち合い後のA社”の株を買ってみたいと思う。きっと、長期的には゛株式持ち合い後の゛A社株のほうが有望だよね。5.感想など 戦後の日本型の経済システムを築いた人たちは、株式会社制度にしろ、自分たちが豊かな経済・社会を実現するための道具としてうまく工夫して活用していたのだと思う。 それが、バブル崩壊の混乱の中でことごとく否定され、その結果、日本の強みは失われ、いつまでたっても経済が上向きにならない。 その1つが株式持ち合いではと思えてならない。 株式持ち合いの弊害としては、ガバナンスの形骸化ということがよくいわれる。 というか、気になるのはガバナンス面のみで、そこだけに、やたらとこだわって株式持ち合いを否定するのだけど、 持ち合っていればガバナンスが働かないなんて、それこそ思考停止では。※肝心の結論部分に誤記があり修正しました(赤字部分)。(8月28日11時20分) 誤:”自社株買い”に軍配が上がる 正:”株式持ち合い”に軍配が上がる ※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Aug 28, 2016
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いやー、今日は株式相場が急落したわけでもないのに、私のポートフォリオはダメでしたねー。 今年は、資産は減っているけどTOPIXなどの指数よりは成績が良かったのだけど、今日で逆転された感じ。 超主力のアミューズさんの12日公表の第1四半期決算は、昨年同期にサザンがツアー17公演を行った反動減を考慮すれば悪いわけではないとは思うのだけど、”ポジティブサプライズが無いのがネガティブサプライズ”的に、本日は急落。まあ、雌伏の時なんでしょうかね。 また、郵政3社の12日公表の第1四半期決算も、かんぽ生命の有価証券評価損については事前に開示がされていたし、今の株価水準からすればそんなに落胆するほどの内容でも無かったように思うのだけど、これまた下落。これも、今の株価水準と業績なら、わりと気楽に持っていられる感じなんですけどねー。 というような感じで、ここのところ決算関係の開示が続いているのだけど、その中でこれは買い増しをしてみたいなーと思えたのが低位株のジャパン・フード&リカー・アライアンス(JFLA)。主力の位置まで買ってみました。今回の本題です。 1.業績と株価の低迷が続くJFLA まず最初に、このJFLAという会社、日本酒や醤油などの製造・販売や輸入食品の販売を行っています。源流は江戸初期まで遡る伝統ある会社(ソニー創業者の盛田氏の生家の酒蔵)で、同業との逆さ合併など複雑な統合を繰り返して規模は大きくなったけれども、はっきり言ってダメな会社の見本みたいな会社です。 最近の業績は、以下のようにパッとしません。 当然株価も低迷。2.会長一族による会社私物化の表面化 なるほど、これじゃ会社もダメになるはずだというような原因が昨年明るみになった。〇独立調査委員会の追加調査報告書受領、並びに、再発防止策の策定、諮問委員会からの諮問結果及び新経営体制への移行等に関するお知らせ(平成27年12月8日) 調査結果によると、盛田英夫会長(当時、ちなみにソニー創業者の長男)とその一族が会社を私物化。プライベートな交通費などの付け回し、会長関係会社への貸付金の焦げ付き、不明朗な業務委託費などが判明。 また、人事が恣意的に行われていたこともあり、役員・社員においても会長一族に対する無批判・無抵抗な帰属意識があった模様。3.盛田一派を一掃し阪神酒販グループ傘下に その後、盛田前会長の影響力が排除され、アスラポートダイニングと業務提携。 アスラポートの代表取締役社長だった檜垣周作氏が、JFLAの代表取締役社長に就任。檜垣氏はアスラポートの方は会長に退き、JFLAの代表取締役社長に軸足を置く力の入れよう。 アスラポートの開示情報「代表取締役の異動に関するお知らせ(平成28年2月9日)」によると、檜垣周作は、JFLA社の代表取締役社長として同社の事業の発展に専念すると同時に、当社の代表取締役会長の立場にて当社の経営に対し大所高所から関与してまいりますが、主にJFLA社社長の立場にてJFLA社と当社との業務提携の強化を推し進めてまいります。とのこと。 なお、アスラポートダイニングの実質的な親会社は、檜垣周作氏が経営する非上場の阪神酒販。JFLAも実質的に阪神酒販傘下に収まった感じ。4.稀代の経営者かもしれない檜垣周作氏 私は、この檜垣周作という人は、かなりの傑物なのではないかと思っている。 ビールメーカーに入社後2年で退職した後、25歳の時に阪神酒販を実質的(休眠会社を譲り受け)に創業。 最初に手掛けたお酒の通販は苦戦したものの、輸入ミネラルウォーターの低価格通販で利益を上げ、 オフィスのセルフサービス型ドリンク&フード販売で飛躍。(最近オフィスでよく見かける、ドリンクとかお菓子とかカップヌードルとかを自由に取って、代金を箱に入れておくやつです。定期的に担当者が商品を補充しお金を回収していく富山の置き薬方式。) その後、M&Aを繰り返し、飲食店、酒造メーカー、食品商社などを傘下に収めている。 これらを阪神酒販創業からわずか15年で成し遂げ、まだ40歳という若さ。 この檜垣周作氏が社長として乗り込んだからには、澱みきったJFLAにも変化が訪れるのではないかと、低位株フリークとして少し期待していたところなのだけど、5.変化の兆しが感じられるJFLAの第3四半期決算 JFLAが8月12日に平成28年9月期第3四半期決算短信を公表。 変化を期待するという目で見ているためか、第2四半期決算と並べて見てみると、かすかに変化の兆しが感じられるような気がする。〇平成28年9月期第2四半期決算短信(平成28年5月13日)〇平成28年9月期 第3四半期決算短信6.感想など JFLAはダメ会社だけど、株数を無闇に増やすというようなことはしなかったのが取り柄。年商約240億円に対し、時価総額は40億円台なので、業績の回復基調が鮮明となれば、株価2~3倍もあるのではと妄想。 ただ、変化の兆しなどというのは気のせいかもしれず、檜垣周作氏が目指すのもJFLA全体の再生というより美味しいとこだけつまみ食いなのかもしれない。 だけど、ダメでもともと。JFLAには誰も期待していないだろうから、ダメでも株価はさほど下がらないだろうとの感覚もある。 ということで、低位株フリークとして、JFLAを主力級まで買い増してみました。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見と妄想による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Aug 16, 2016
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昨日は、ひたちなかのフェスティバルでBABYMETALを見てきました。 私の人生で、音楽ライブに行くことがあろうとは数か月前までは思いもしないことでした。 実際にBABYMETALのライブを体験してみると、参加型アトラクションとしても工夫が積み上げられていて、初心者にとってのハードルがとても低い印象。 ヴォーカルSUさんやYUIさん・MOAさんの呼びかけに応えて、手を叩いたり歌ったり座ったりジャンプしてれば自然と楽しくなってくる。歌がうまいとか、演奏がすごいとかそういうことを超越して、とにかく楽しかったし、熱かった(気温もステージも)。 きっと、初見の観客だらけの海外ツアーで、誰にでも伝わり誰にでも楽しんでもらえるために磨いてきた技術。 このSU-METAL(中元すず香)という人は、変に技巧に走らない。歌詞の意味をストレートに伝える。伝えるために人生のすべてを捧げているような人。だから、その思いが伝わり、感動を呼ぶのだろうとか、他のバンドのヴォーカルと聞き比べて改めてそう思う。 さて、伝えるといえば、日銀から株式市場へのメッセージ。今回の本題です。1.日銀の不退転のメッセージ 2013年4月と2014年11月の2度の黒田砲も効果が薄れ、日銀にはもはや出来ることは無い、または実行する度胸は無いとあなどられはじめていたのだけど、 そんな中で、先月末の金融政策決定会合でETF買い入れ枠を倍増させることを決定。 さっそく、1日当たりの株式ETFの買い入れ額を707億円に倍増(前場の状況を見て後場に実行)。 すでに、日銀は株式の買い方の主力プレーヤーだったのだけど、 今回の決定は、その立場を改めて市場に示した不退転のメッセージ。 2.無限にお金を持った買い手には誰も敵わない 株式市場で、無限にお金を持った買い手と、無限にお金を持った売り手はどちらが強いか。 それは、当然ながら無限にお金を持った買い手なのです。 買い手はお金があればいくらでも株を買うことができても、売り手は株を調達できなければ売ることができない。 まして、今の株式市場は、日本円(日銀券)の発行元の日銀が買い手であるのに対し、売り手は自分の利益しか関心のない烏合の衆。初めから勝負にならない。 3.日銀が腹を括れば何でもできる 多少の知識があれば、日銀の出口戦略は、とか市場の規律はとか考えてしまうのだろうけど、日銀の不退転のメッセージの前では霞んでしまう。 実際、もはや、日銀も後戻りできない地点まで来てしまっている。ここでひるんでも墜落するだけ。とにかく進むしかない。 まあ、仮に今後、経済状況が好転していけば株価が高くなったところで売却していくこともできるだろうし、 経済状況が停滞気味なら、マイナス金利下で金利2%の永久劣後債でも買ったつもりでいれば良いと思うし、 万一、経済状況がとことん悪化するなら、日銀のバランスシートだけ綺麗でも意味がない。 日銀が腹を括りさえすれば、悪い選択じゃないような気がする。 後は躊躇せず徹底的にやればよい、効き目がなければ買い入れ額を倍々プッシュ。4.感想など 知識がかえって邪魔になる局面と思う。 日銀が不退転のメッセージを伝えているのだから、それに乗っかるしかない(といっても、私の場合は既に満腹に近いのだけど。。。)。 ところで、ひたちなかのBABYMETALのライブ、最後にSU-METALさんが”See you September, at TOKYO DOME!”というメッセージを残して退場したのだけど、当然、このメッセージにも、もはや逆らえない。というか、東京ドーム行きたいなー。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Aug 7, 2016
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英国のEU離脱問題、その後の円高をきっかけにダラダラと気持ち悪い感じに下げ続けた7月初旬。そんな、株を持っていても報われることは無いんじゃないかと思ってしまいそうな時期もあったけれども、 結局のところ、そんな最悪の雰囲気の時にこそ株をしっかりと持っておくことが大事だと再認識できた7月相場。 お宝を抱えて夜道を行くと、色々な化け物がお宝を置いて行けと脅しにかかる。だけど我慢して朝を迎えると、化け物だと思っていたのは、実は風に揺れる木の枝やススキの野原だった。とかそんな感じ。 では、平成28年7月29日時点での、ポートフォリオに占める割合が0.5%以上の銘柄(コード順)。2137 Hヴェラス2292 S FOODS2593-5 伊藤園優先株2695 くらコーポ2700 木徳神糧2729 JALUX2786 サッポロドラッグストアー2874 ヨコレイ2876 JCコムサ2915 ケンコーマヨ2925 ピックルスコーポレーション3053 ペッパーフードサービス3097 物語コーポレーション3109 シキボウ3125 新内外綿3139 ラクト・ジャパン3246 コーセーRE3250 ADワークス3376 オンリー3385 薬王堂3459 サムティ・レジデンシャル投資法人4041 日本曹達4118 カネカ4301 アミューズ4629 大伸化学4653 ダイオーズ4669 エイジス4997 日本農薬5184 ニチリン5189 櫻護謨5406 神戸製鋼所5542 新報国製鉄5903 SHINPO5984 兼房6178 日本郵政6440 JUKI6747 KIHD6927 ヘリオステクノ7181 かんぽ生命7182 ゆうちょ銀行7256 河西工業7264 ムロコーポレーション7315 IJTT7399 ナンシン7516 コーナン商事7551 ウェッズ7646 PLANT7999 MUTOHホールディングス8044 大都魚類8123 川辺8198 マックスバリュ東海8411 みずほFG8703 カブドットコム証券8818 京阪神ビルディング9028 ゼロ9035 第一交通産業9502 中部電力9503 関西電力9506 東北電力9507 四国電力9508 九州電力9509 北海道電力9534 北海道ガス9656 グリーンランド9830 トラスコ中山9956 バロー日経225(225mini先物想定元本換算) 2019年12月限、2020年6月限、2020年12月限ミニTOPIX先物9月限買い-JPX日経400先物9月限売り の裁定取引リストから外れたもの 3318 メガネスーパー 本決算がやや物足りなかったけれども比較的株価を高めに維持していたので、少し売ってみた。7249 尾張精機 相対的に割安感が薄れてきている中で相場下落時に値持ちが良かったため、少しだけ売ってみた。7847 グラファイトD 謎のストップ高があったので、半分近く売ってみた。9201 JAL 全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のためもあり、株価上昇局面で少しだけ売ってみた。、〇その他、売ったわけではないけれども、全体が好調な中で株価が低迷したり横ばいだったりで0.5%を切った銘柄。2674 ハードオフ3093 トレジャーファクトリー7291 日本プラスト7605 フジコーポ 8031 三井物産9501 東京電力9679 ホウライリストに加わったもの該当なし ポートフォリオ上位陣についても、株価上昇局面で上昇率が比較的高かった銘柄を吹き値売り的に少しずつ売ってみた。 先月末時点のレバレッジが高めだったこともあり、7月前半の下落局面ではひたすら我慢(下落銘柄を売らない我慢と、買い増しを銘柄入れ替え程度に抑える我慢)。 また、中旬以降の株価上昇局面では、吹き値売りを心がけてみた。 株価上昇の恩恵もあり、7月末時点のレバレッジは1.5倍台半ばまで低下(なお、ミニTOPIX先物9月限買い-JPX日経400先物9月限売りの裁定取引は、ポジションがほぼ相殺されるので、レバレッジの計算には含めていない。)。 まだまだレバレッジが高めの水準。もう少し下げなきゃとも思うのだけど、今の株価ってほんとに魅力的で売りたくないんですよねー。。。 ※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jul 31, 2016
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私は、BABYMETALがビジネス面で過小評価されている、また所属会社の株価にも十分織り込まれていないと思っているのだけど、 その根拠の1つが、経済紙・誌でのBABYMETALのこれまでの取り上げら方が、見当違いのものばかりだったということ。 例えば、”メタルとアイドルの組み合わせというニッチな分野。そこがブルーオーシャンだった。” とか。 だけど、BABYMETALのライブ映像やこれまでの軌跡を見れば一目瞭然なのだけど、 そこが競合相手のいないブルーオーシャンだとして、その大海はもともと池のサイズしかなかったところをBABYMETAL自身が掘って掘って大海にしたのだろうし、その海を無事渡り切ることができる船はBABYMETALだけなのだろうとか思う。 これまでの経済紙・誌の取り上げ方は、方法論とか海外戦略とかにからめて、同じ手法をとれば他分野にも応用がきくし再現性があるというようなもの。従来のビジネスの常識を流行のBABYMETALに当てはめただけの安直なもの。 そんななかで、ようやくまともな記事が登場。 東洋経済ONLINEにITジャーナリストの本田雅一氏が書いた記事。〇巷の「BABYMETAL論」は、ほぼ間違っている この3人組は、なぜ世界で成功できたのか(東洋経済ONLINE)BABYMETALの事例は“テンプレート化”が極めて難しいということだ。この事例はひとりの少女の才能を活かす過程で生まれた、偶然の要素が強いプロジェクトだったように思う。 そう、私が思うにも、まさにBABYMETALの成功は偶然なんです。 そして、こんな偶然(奇跡)は今後私が生きている期間内には2度と起こらないだろうというレベル。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jul 30, 2016
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優待用に保有しているヴィレッジヴァンガードに悪夢の開示3連発。1.チチカカをタダでお譲りします まず1発目は、7月1日に開示の〇子会社の異動(株式及び貸付債権譲渡)および特別損失の発生ならびに平成28年5月期通期業績予想の修正に関するお知らせ(会社HPより) 債務超過に陥った100%連結子会社のチチカカを外部に譲渡。 チチカカの有利子負債約58億円のうち約44億円をヴィレッジヴァンガードで引き受けたうえでの無償譲渡(資産40億円以上ある会社なのにねー)。 これにより、約33億円の特別損失計上とのこと。 ここまで身を切る覚悟なら、自力でもなんとかなるんじゃない? これ、譲渡受けた会社は損のしようがないんじゃないか? とか思うけれど。。。 一時は、期待の星のようだったチチカカがねー。2.優待改悪します 2発目は、7月14日開示の〇株主優待制度の変更に関するお知らせ(会社HPより) これまで、タダでお買物が出来る優待券だったのだけど、割引券のような優待券になるとのこと。 まあ、これまでが大盤振る舞いすぎたので、仕方がないか。。。 でも、株価的にはこれが一番ショックだった模様。3.MSワラント発行します そしてとどめの3発目が、7月21日開示の〇第三者割当てによる行使価額修正条項付第1回新株予約権の発行に関するお知らせ(会社HPより) 新株予約権の割当先(クレディスイス)に、権利行使時の株価の90%で株を渡しますよとのこと。 これで希薄化9.6%。 そんな好条件なら、まずは既存株主に割り当ててくれよー(ライツオファリングで)と思うけど、 証券取引所の頭の固い人たちが、業績不振企業のライツオファリングを実質禁止したので。。。 より既存株主に悪影響のあるMSワラントに追い込まれている。 なんか、もうハコ企業並みの資金調達手段。 さすがに、保有しきれないよ。とどめを刺された感じ。 ※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jul 25, 2016
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BABYMETALの米国ツアーが終了。想像をはるかに超えるパフォーマンスと熱狂。 特に、”Alternative Press Music Awards”でのステージは更なる飛躍へのブレークスルー。 4年前にはフードコート脇のステージに登場していたグループ。そこから、その時その時の目一杯背伸びした舞台で期待を超える成果を上げ続け、ついにここまで。この先、一体どこまで行くのやら。 と、やや躁状態なのだけど、 躁状態といえば、ここのところの株式相場も今月前半の暗い雰囲気から一転、ずいぶん明るい雰囲気。 こういう、市場が明るい雰囲気に包まれ、ノーポジションまたは空売り勢が浮足立つ感じの時には、持ち株、特に株価が急上昇したような銘柄を少しだけ売っておくタイミングかなと思うので、今回はそのあたりのことを。1.株価は動いても、経済状況や企業の価値なんてそんなに急変しない 株式市場が、暗い雰囲気の時でも、明るい雰囲気の時でも、企業価値が急変しているわけではない。投資家の側の気の持ちようで、経済状況や個別企業の暗い面が強調されて見えていたり、明るい面が強調されて見えているだけではないか。 次に雰囲気が悪くなった時に安くなった株を買うためには、雰囲気の良い時に少しだけ持ち株を売っておくと良いのではと思う。息を吐き続けることも、吸い続けることもできないのと同じこと。 特に、空売りしていたような人が意に反して株を買い戻さざるを得なくなったような急騰銘柄は、値動きにつられて寄ってくる人もいたりするので、躁状態の時に少し売っておきたい。2.自分の想定している株価や、買い値は気にしない 急騰銘柄の株価が、自分の購入した株価を下回っていたり、自分で思っている価値を下回っていても、そんなことは気にせず少しだけ売ってみたいと思う。 自分の買い値なんて全く関係ないし、 自分の想定している価値は考え違いかもしれないので、少し市場の値付けに敬意を示す意味で。3.そうはいってもポジションを極端に減らすことはしない そうはいっても、売買のタイミングでうまく立ち回るのは、当たるも八卦の世界。 基本は、株は常に持ち続けることでこそ果実を得られると思っているので、ポジションを減らすといってもほんの少しだけ。 なんだか、今回の日記は微妙な個人的感覚の世界で、読み返してみると少し支離滅裂気味。だけど気にせずアップしてみます。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jul 21, 2016
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あいかわらず、BABYMETALに時間を侵食されている。 といっても、米国ツアーが始まるまでは新たな展開が無い。ということで、BABYMETALの過去にさかのぼることになるのだけど、 まずは、ボーカルSU-METALが中学3年生、MOAMETALとYUIMETALが中学1年生の時のライブ映像”LEGEND I、D、Z”の3部作をBlu-rayで見る。今よりかなりアイドル寄りな感じなのだけど、既にSU-METALの歌唱とカリスマ性は観衆を圧倒し、解散含みの展開と相まって、驚愕のクオリティ。何だこりゃ。 もう少しさかのぼると、さすがのBABYMETALも、少しフニャフニャとしていて、やっぱり彼女たちも生身の人間だったと少し安心するのだけど、 ここで止めておけばよかったものを、BABYMETAL結成以前の小学5年生のSU-METAL(中元すず香)の禁断の映像を見てしまった。 アニメ番組とタイアップした小学生3人のアイドルグループ”可憐Girl's”の一員SUZUKAとして、さいたまスーパーアリーナで開催されたアニメソングのライブイベントに登場。出番は1曲だけなのだけど、アニメソングの大御所たちを目当てに集まった”可憐Girl's”は初見の2万人の観衆を前に、キレッキレの演技を披露。曲の終盤では観衆大熱狂。 なんだか、BABYMETALが欧米の大規模フェスに初参戦した英国の”Sonisphere Festival”で、ほぼ初見の6~7万人の観衆を圧倒した光景を彷彿とさせる。 SU-METALは、小学生の時から、ここ一番のライブでこそ一段と力を発揮する格別の人だったのだ。 それにしても、2万人の観衆をねじ伏せる小学生って、ちょっとあり得ない。 前置きが長くなったのだけど、 ちょっとあり得ないといえば、投資におけるリスクの位置づけ。ようやく今回の本題です。1.リスクの見返りに期待利回りが高くなるという不思議 金融工学には、リスクを取る見返りとして追加の利回りを得るという”リスクプレミアム”という基礎的な設定がある。 金融工学でいうリスクとは、世間一般に使われる例えば”地震のリスク””病気のリスク”というような悪い方向だけのリスクではなく、良い方向・悪い方向ともある”ばらつき”のような意味。 上下の”ばらつき”のような意味のリスクなのに、例えば今の株式投資の”リスクプレミアム”は5%以上が妥当とされている模様。 リスクを取るだけで、投資の期待値が5%以上高まるなんてどうかしている。 例えば、ポーカーゲームなどギャンブルの世界。少しでも期待値が高まるのなら、どんなリスクだって厭わないのが最善の選択肢。局面局面の勝利を確保するために期待値は低いけれども確実な手を選ぶのは失着。 リスクは、賭ける金額でコントロールするもの。運の悪い局面が続いても持ちこたえられる掛け金に抑える。 そういうシビアな世界からすれば、リスクを取るだけで期待値が高まる、それも年利5%以上も、なんてあり得ない。まるで猿の支配する惑星(と言っては猿に失礼か)。2.リスクプレミアムの謎を考える なぜ、リスクを取るだけで期待値が高まるのか。 私は、2つの解釈が可能と思う。 1つは、実は実際の投資の期待値は想定より低く、”リスクプレミアム”とされているものは実体は”リスクプレミアム”ではなくは下方修正すべき期待値の幅ではないか、というもの。 計算上は数万年に1度級の危機が数年おきに発生してみたり、個別の企業でも粉飾や不透明な資金の流出(過大なストックオプションなど)が起こったりする。 もう1つは、今の投資家があまりにリスク耐性が無さすぎるというもの。 投資は長期的な視点で行うべきものであるにもかかわらず、上場企業は国際会計基準で加速する時価会計主義の中で四半期毎の決算を気にしてみたり、ファンドマネージャーも目先の結果に縛られる。 まあ、おそらくは、上の2つの理由が重なりあっているのだろうと思う。3.リスクを取れ! 機関投資家が仕組みに縛られてリスクが取れないようなら、個人投資家の出番である。 リスクを取って株式投資を行うだけで期待値が高まる、実にありがたいことである。 できるだけ株式投資に資金を投入し、また資金繰りで破綻しない範囲で、信用取引なども使ってリスクを取ってみたい。 株価下落で、短期的に資金が減ったとしても怯んではいられない。こんな困難だって 案外平気だしDOKI DOKI しながらまたハマってくてゆーか「待ってるのはラクだけじゃない」ことわかり始めてるから Don't lose my way!傷つくのも怖れないで どこにでも行ける絶対可憐! それがポリシー!痛みも楽しめる (Over The Future -可憐Girl's) ※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jul 9, 2016
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英国のEU離脱問題で大きく株価が変動した6月相場。 いつものように空騒ぎで株価が乱高下。 急落局面では、アナリストとか評論家と名乗る扇動者がマスコミなどに登場し”世界や日本の経済に大変な事態が起こりつつある”などとここぞとばかりに不安を煽り、馬鹿馬鹿しい限りと思うのだけど、 不安心理が増幅し、トレンドも断絶するような局面は将来に向けてのチャンスでもあるのかなーとも思う。 では、平成28年7月1日時点(今回は、いつもの月末から1日遅れです)での、ポートフォリオに占める割合が0.5%以上の銘柄(コード順)。2137 Hヴェラス2292 S FOODS2593-5 伊藤園優先株2674 ハードオフ2695 くらコーポ2700 木徳神糧2729 JALUX2786 サッポロドラッグストアー2874 ヨコレイ2876 JCコムサ2915 ケンコーマヨ2925 ピックルスコーポレーション3053 ペッパーフードサービス3093 トレジャーファクトリー3097 物語コーポレーション3109 シキボウ3125 新内外綿3139 ラクト・ジャパン3246 コーセーRE3250 ADワークス3318 メガネスーパー3376 オンリー3385 薬王堂3459 サムティ・レジデンシャル投資法人4041 日本曹達4118 カネカ4301 アミューズ4629 大伸化学4653 ダイオーズ4669 エイジス4997 日本農薬5184 ニチリン5189 櫻護謨5406 神戸製鋼所5542 新報国製鉄5903 SHINPO5984 兼房6178 日本郵政6440 JUKI6747 KIHD6927 ヘリオステクノ7181 かんぽ生命7182 ゆうちょ銀行7249 尾張精機7256 河西工業7264 ムロコーポレーション7291 日本プラスト7315 IJTT7399 ナンシン7516 コーナン商事7551 ウェッズ7605 フジコーポ7646 PLANT7847 グラファイトD7999 MUTOHホールディングス8031 三井物産8044 大都魚類8123 川辺8198 マックスバリュ東海8411 みずほFG8703 カブドットコム証券8818 京阪神ビルディング9028 ゼロ9035 第一交通産業9201 JAL9501 東京電力9502 中部電力9503 関西電力9506 東北電力9507 四国電力9508 九州電力9509 北海道電力9534 北海道ガス9656 グリーンランド9679 ホウライ9830 トラスコ中山9956 バロー日経225(225mini先物想定元本換算) 2018年12月限、2019年12月限、2020年6月限、2020年12月限ミニTOPIX先物9月限買い-JPX日経400先物9月限売り の裁定取引リストから外れたもの 1540 純金上場信託 なんだか世界的に一層のデフレ感があり、当面は貴金属にヘッジしておく意味が薄れてきているような気がしたので、ポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のためもあり、全て売ってみた。1541 純プラチナ上場信託 なんだか世界的に一層のデフレ感があり、当面は貴金属にヘッジしておく意味が薄れてきているような気がしたので、ポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のためもあり、全て売ってみた。2753 あみやき亭 相対的に業績の伸びしろが少なそうだけど株価が堅調だったこともあり、全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、半分ほど売ってみた。6409 キトー 全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、少しだけ売ってみた。7614 オーエムツーネット 全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、少しだけ売ってみた。 9603 エイチ・アイ・エス 足元の業績に不透明感があるのに期待先行的に株価が堅調なため、大半を売却してみた。リストに加わったもの2674 ハードオフ 株価が大きく下がってきたけれど、足元の月次売上が極端に悪化した感じでもないので、少し買い増ししてみた。2876 JCコムサ 新たに買ったわけではないけれども、全体的に不調な中で株価下落が比較的穏やかで0.5%を上回ったため。3246 コーセーRE 第1四半期決算が順調で契約残高も多め。それでいて、配当利回りが4%台後半で優待もあるため買い増ししてみた。4118 カネカ おそらく円高で株価が下がったのだけど、過剰反応ではという気がしたので買い増ししてみた。4669 エイジス 新たに買ったわけではないけれども、全体的に不調な中で株価が上昇し0.5%を上回ったため。5984 兼房 新たに買ったわけではないけれども、全体的に不調な中で株価下落が比較的穏やかで0.5%を上回ったため。7256 河西工業 おそらく円高で株価が下がったのだけど、過剰反応ではという気がしたので買い増ししてみた。7605 フジコーポ 新たに買ったわけではないけれども、全体的に不調な中で株価が上昇し0.5%を上回ったため。9507 四国電力 決定的な悪材料があるわけでもないのに株価がかなり下がったので買い増ししてみた。9679 ホウライ 千本松牧場に力を入れていく気配。観光牧場の潜在力に期待して少し買い増ししてみた。ミニTOPIX先物9月限買い-JPX日経400先物9月限売り の裁定取引 JPX日経400が8月の定期銘柄入れ替えで後れを取るのではと考えて。(関連の日記) 〇日経400売り-TOPIX買いの裁定取引を今年も ポートフォリオ上位陣については、BABYMETAL妄想買いのアミューズの株価が下がったことをいいことに更に買い進んでみた。ついに私の純資産に占めるアミューズ株の比率が4割弱まで上昇。 一方、全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、逆行高のくらコーポなど色々な銘柄を少しずつ売ってみた。 6月は、またもやアミューズ株を大量に買ったため、少し無理目のポートフォリオ管理。貴金属(金・プラチナ)のETFを全て売却するなどレバレッジの抑制にかなり頑張ったのだけど、英国のEU離脱問題を理由とする株価急落にも遭遇し、レバレッジは1.6倍台半ばと高水準。 なお、ミニTOPIX先物9月限買い-JPX日経400先物9月限売りの裁定取引は、ポジションがほぼ相殺されるので、レバレッジの計算には含めていない。 集中投資で、なおかつレバレッジ高水準。いよいよ危険領域かもしれないけど。。。。命が続く限り決して背を向けたりはしない今日が明日を作るんだそう、僕らの未来On the way(Road of Resistance -BABYMETAL)※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jul 3, 2016
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よく日経新聞なんかが、”日本の企業はROE(株主資本利益率)を高めて少なくとも8%を超えるようにしないと世界の投資家から認められない。ROEが低いから日本の経済は低迷しているんだ。”なんてキャンペーンをしているけれども、 まったく馬鹿げた、日本の未来に重大な悪影響をもたらしている世迷言だと思うので、今回はそのあたりのことを。(ROE教を嗤う関連の日記) ・ROEは役立たず ・ROEは役立たず(その2) ・ROEは役立たず(その3) ・ROEは役立たず(その4) ・自社株買いは愚策-ROEは役立たず(その5)1.デフレ・マイナス金利時代にROE8%を目指すから無理が生じる そんな高収益な事業がそうそう転がっていないからこそデフレ・マイナス金利なわけで、 そういう経済・社会情勢の中で8%など高ROEを必達目標のようにすること自体が無理筋。 経営者が高ROEを目標に掲げ、事業を集中したり選択したり資本政策的に色々工夫をしたとして、それで高ROEが実現できるというほど、世の中は甘くできていない。 ROE教の連中は、利益の目標は立てられても、その利益をどうやって生み出すかについてはほぼ能書きを垂れるだけ。誰にだってできる簡単なお仕事。 現場の情熱と偶然で、革新的な製品やサービスが生み出されて、結果的に高収益を享受し高ROEが実現できることもあるだろうけれども、 狙ってできると考えるのは、かなり傲慢。 投資におけるランダムウォークの世界と類似。アクティブファンドが能書きだけ立派で成果が付いてこないのと同様。(関連の日記)〇平均以上に儲かる事業は無い2.ROE教が蝕む日本の未来 革新的な製品やサービスが生み出されているのならともかく、 そうでもない企業が、それでも高ROEを実現しなければと脅迫観念に囚われた時に、四方八方に害悪が撒き散らされる。 社員の労働条件を厳しくしてみたり、取引先に不利益を押し付けてみたり、資本の部をいじって高リスク体質にしてみたり、はなはだしくは粉飾まがいのごまかしをしてみたり、 多くの上場企業がそんなことばっかりやっているもんだから、上場企業はそこそこ儲かってはいても、 給与所得者(=消費者)の所得水準は低迷し、しかも人生の不確定要素が大きいため、消費が盛り上がらない。 そのため、合成の誤謬的に、企業の経営環境も厳しいまま。そして、その中でも高ROEを実現しなければということで、またもや無理を生じさせるという悪循環。3.高ROEは偶然の産物と覚悟を決めるべき デフレ・マイナス金利時代なのだから、高ROEを必達目標のように考えるのを止めるべきでは。 社会の健全な構成員として、まず社員とも取引先ともまっとうな関係を前提に現場の熱量を高め、偶然に革新的な製品やサービスが生み出されるのを我慢強く待つ。 偶然に革新的な製品やサービスが生み出されれば飛躍的に儲かり超高ROEともなるだろうけれども、そうでない時には低ROEを甘受する。 多くの企業人が、そういう覚悟を持つことによって、普通の人々の生活は明るくなり、結果的には消費が喚起されて、企業の経営環境も改善し日本の経済も再び成長していくのではと強く思う。 まずは、日本の未来を蝕むROE教を捨てよ!。 4.感想など ROE = 純利益/自己資本×100(%) ROEというのは、やっかいな指標で、分子の利益を上げる以外に、分母をいじることでも変化させることができる。 なので、経営者や財務屋が自力で何かできるような気になってしまう。また、色々ひねくりまわして仕事をした気になってしまう。 まやかしだらけの罪な指標である。 今回は、英国の国民投票の結果に刺激されて、乱文ながら思うところを書いてみました。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jun 25, 2016
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英国のEU離脱で日本株が欧州株以上に大きく下げたけれど、 英国のEU離脱 → 円高が進む → 日本企業の業績悪化 というシナリオの模様。 とは言っても、理屈に合ってんのかなー。 まず、「英国のEU離脱 → 円高が進む」って本当か。 たしかに、足元は円高に振れたけれども、合理的因果関係はあまり思い浮かばない。 また、この水準が日本経済にとって居心地が悪いのならば、直接的・間接的に円安誘導する手段が政府・日銀にいくらでもあるだろうとも思う。 それから、「円高が進む → 日本企業の業績悪化」ってのも、企業によりけりだろう。 為替の影響はあまり受けないとか、円高のほうがむしろ追い風というような企業だってたくさんある。 最近の株式市場って、”企業価値に裏付けられた株式を売買する”のではなく、目先の材料に右往左往して他人の思惑を当てに行くまるでギャンブル。 とはいえ、ギャンブル的に売買されていたとしても株式の本来の価値が変わるわけでもなく、 本来の価値からすると十分すぎるほどに安い値付けがされている銘柄がたくさんあって、しかもさらに大幅ディスカウントされているように思うので、 少なくとも売るという選択肢は、私には無いなー(レバレッジ管理的にこれ以上買い進められないのは少し残念だけど)。 当然、短期の資金繰りにだけは気をつけないといけないのだけど。。。 あいかわらず正常性バイアスに毒された万年買い豚のたわごとでした。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jun 25, 2016
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英国のEU(欧州連合)離脱の是非を問う国民投票は、結局のところEU離脱派が勝利。 私は英国民が賢明な判断をした結果なのだろうと考えている。 EU残留派が主に実利的な面での主張を繰り広げたのに対し、短期の利害はともかく既存の社会経済秩序にノーを突き付けたEU離脱派。 世界秩序の根幹をなす英国において、EU離脱派が勝利したことをもっと謙虚に受け止めるべきではないか。 今の社会経済秩序は、果たして大衆の幸福をもたらすものなのか。ハイソサイエティの連中が貪りすぎているのではないか。 資本の理論をふりかざして墓穴を掘っていないか。 大衆を幸せにできない社会経済秩序は、結局のところ欠陥があり修正を迫られるものなんだろうと思う。 英国の国民投票の結果は、私としてはある意味痛快なものであり敬意を表したい。 これを契機に、将来につながるもっと本質的な社会の在り方の模索を始めていくべきなのだろう。 ちなみに、買い豚的には、思いがけぬ結果に株価は急落したものの、まあ、明日の相場しか考えない短絡的な売買なのだろうと思い、 急落銘柄や指数先物などを少し物色してみました。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jun 24, 2016
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またぞろ、茶番に付き合わされている。 英国のEU(欧州連合)離脱問題という茶番。 いや、英国のEU離脱の是非、また6月23日に控えた国民投票自体は、英国人のアイデンティティなどに深く係わる話なので、それを茶番などと不遜なことを言っているのではない。 私が茶番だと思うのは、英国のEU離脱問題をさも世界的な経済危機のはじまりのように言い立てて、世界中の株式を売り込んで、その相場の波乱で儲けてやろうという投機的動き。 仮に、国民投票で英国がEU離脱となり、実際に英国がEU離脱に向けて手順を進めていくとして、 英国と大陸が相互に高関税を掛け合うとか、双方に不利になるような道を選ぶと思いますか? 常識的に考えて、英国とEUで包括的な経済協定を結んで今とほぼ変わらない経済秩序が維持されるんじゃないのかなー。 それと、更にもし、英国と大陸で関税を掛け合うような事態に発展したとして、それってEU域外の日本にとってはむしろ有利な条件になるのでは(欧州進出工場など局地的には不利益を被る場合があるにせよ)。 なんにせよ、明日の相場を当てに行く的な投資をするというのでなければ、 こんな材料で日本株を売るなんて、ホントに馬鹿馬鹿しいと思う。 今回は、正常性バイアスに毒された万年買い豚のたわごとでした。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jun 15, 2016
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あいかわらずBABYMETALに嵌っている。海外ツアーの状況がリアルタイムで伝わってくるので、深夜の時間がとめどもなく奪われていく。 先週末は、なんといっても、世界最大級のメタルロックの祭典”DOWNLOAD FESTIVAL UK”。金曜深夜(日本時間)にそのメインステージに登場したBABYMETAL。 雨天の中、集まった10万観衆。BABYMETALの出番を狙いすましたかのように強まる雨脚。豪雨の影響で約20分遅れで始まったステージは、こういう逆境の大一番でこそ一段と凄みを増すSU-METAL率いるBABYMETALチームの圧巻のパフォーマンスで10万観衆を魅了。 そして、前日木曜開催の英国専門誌主催”KERRANG!Awards 2016”で受賞した”BEST LIVE BAND”の名に恥じぬ存在であることを、そのパフォーマンスと観衆の熱狂で証明。 大きなプロモーション活動が無くても、そのライブパフォーマンスを武器に今のポジションにたどり着いたBABYMETALは本当に格別な存在。それゆえに、その将来にはまだまだ無限の可能性が開けているのだろうと思う。 で、えーと、今回は、”日経400売り-TOPIX買いの裁定取引”を今年もやってみましたという話です。1.相変わらず低迷するJPX日経400 能書きとプロモーションは立派でも、中身が伴っていないものは、やっぱりダメ。 前回の日記の使いまわしで恐縮なのだけど、最近は東証一部より東証二部・JASDAQまたマザーズが堅調な相場展開。(前回の日記)〇ノイズまみれの東証一部と安定の東証二部・JASDAQ そういう相場展開なら、東証上場銘柄全体(市場第一部、市場第二部、マザーズ、JASDAQ) を母集団としている”JPX日経400”がTOPIXや日経平均を上回って推移してもよさそうなのに、実際はこの縮尺だと線の判別もできないほどTOPIXに寄り添って推移。 それもそのはずで、”資本の効率的活用や投資者を意識した経営観点など、グローバルな投資基準に求められる諸要件を満たした、「投資者にとって投資魅力の高い会社」で構成される新しい株価指数” との触れ込みにもかかわらず、 ”JPX日経400”の実態は、TOPIX劣化版とも言えるような、”凡庸極まりないアクティブ運用”。〇JPX日経400の銘柄入れ替えでTOPIX化が進む-JPX日経400の真実(その7) 〇JPX日経400の真実(その6)〇JPX日経400の真実(その5) 〇JPX日経400の真実(その4)〇JPX日経400の真実(その3)〇JPX日経400の真実(その2)〇JPX日経400の真実(その1)2.そして今年もやってくる銘柄入れ替えの魔の8月 毎年8月は、”JPX日経400”にとって、魔の銘柄入替えが実施される(今年は、8月5日に公表され8月30日に実施)。 銘柄入れ替えの前後には、コバンザメに齧られて、TOPIXに後れをとってしまうだろうと予想。 そこを狙って、今年も、9月限の先物を対象に売り買いほぼ同金額になるようバランスを取って「JPX日経400先物売り-ミニTOPIX先物買い」のポジションを建ててみた。(関連の日記)〇日経400売り-TOPIX買いの裁定取引 〇日経400売り-TOPIX買いの裁定取引(結果) 〇日経400の哀れな末路を占う3.感想など 能書きに影響されて”JPX日経400”を推奨しているケースもあるように思うのだけど、指数の推移から結果が付いてこないことが明らかになりつつある現状。その実態のくだらなさにそろそろ気づいても良いころでは。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jun 13, 2016
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明日の相場のことより、BABYMETALの欧州ツアーの様子が気になって夜も寝られない今日この頃。 一度の大きな成功・失敗が将来を左右しかねないBABYMETALのツアーと違って、目先の思惑に振り回されるノイズまみれの株式市場。 今回は、米国の雇用統計が悪く、そのために円高・日本株安なのだそうだ。 だけど、米国の雇用統計が良くても、米国の利上げ環境が整ったから材料出尽くし的に円高・日本株安って理屈は成り立つだろうし(そもそも、”利上げ=その通貨が買われる”という構図だって根本的には疑わしい)、逆に雇用統計が悪いから利上げが遠のいて株高っていう理屈だってある。 まあ、ご都合主義的な目先の思惑に振り回されている感じ。 ってことなんだけど、先物主導で振れ幅が大きい東証一部と違って、東証二部やJASDAQは相対的に安定した大人向けの市場だなと思うので、今回はそのあたりのことを。1.年初来のチャート ※チャートはKabutanさんを利用させていただきました。ありがとうございます。 年初来の成績がTOPIX・日経平均などの指数を上回っている個人投資家も多いと思うのだけど、それもそのはずで、TOPIX・日経平均の対象となっていない東証二部・JASDAQは相対的に堅調。しかも、上下に大きく動くTOPIX・日経平均と違って、東証二部指数・JASDAQ平均は振れ幅も穏やか。2.1年間のチャート 過去1年間で見てみても、ほぼ同じ傾向。3.感想など 教科書的には、先物取引があることで、リスク回避の機会が出来たり、売買のボリュームが増えて相場が安定するということなのだけど、 実際には、目先のことしか考えない投機的資金が出入りするだけで、市場を不安定にしているだけでは。 まあ、期近物に取引が集中している時点でお察しなのだけど。。。 今回も、どこまで下げることができるのか、お手並み拝見。 そんなことより、東証二部指数やJASDAQ平均を心のベンチマークとしながら、会社の本源的な価値を見定めて個別株投資に精進という感じだろうか。 ※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jun 5, 2016
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結構いい雰囲気で終わった5月相場。 だけど、世の中、日経新聞の記者をはじめ何が何でもネガティブな奴はいるもので、 ”株価は上がったけれども出来高が少ないので盛り上がりに欠けていて、今後に期待は持てない”なんて感じのことを言っている。 普通に考えれば、出来高が少なくても株価が上がるっていうのは、その水準での売り物が枯れていて先々楽しみが多いように思うのだけど、 まあ、ネガティブな奴がいなくなるのは相場のピーク時だろうから、ネガティブな連中が沢山いるっていうのはありがたいことなのかも、と思う今日この頃。。 では、平成28年5月31日時点での、ポートフォリオに占める割合が0.5%以上の銘柄(コード順)。1540 純金上場信託1541 純プラチナ上場信託2137 Hヴェラス2292 S FOODS2593-5 伊藤園優先株2695 くらコーポ2700 木徳神糧2729 JALUX2753 あみやき亭2786 サッポロドラッグストアー2874 ヨコレイ2915 ケンコーマヨ2925 ピックルスコーポレーション3053 ペッパーフードサービス3093 トレジャーファクトリー3097 物語コーポレーション3109 シキボウ3125 新内外綿3139 ラクト・ジャパン3250 ADワークス3318 メガネスーパー3376 オンリー3385 薬王堂3459 サムティ・レジデンシャル投資法人4041 日本曹達4301 アミューズ4629 大伸化学4653 ダイオーズ4997 日本農薬5184 ニチリン5189 櫻護謨5406 神戸製鋼所5542 新報国製鉄5903 SHINPO6178 日本郵政6409 キトー6440 JUKI6747 KIHD6927 ヘリオステクノ7181 かんぽ生命7182 ゆうちょ銀行7249 尾張精機7264 ムロコーポレーション7291 日本プラスト7315 IJTT7399 ナンシン7516 コーナン商事7551 ウェッズ7614 オーエムツーネット7646 PLANT7847 グラファイトD7999 MUTOHホールディングス8031 三井物産8044 大都魚類8123 川辺8198 マックスバリュ東海8411 みずほFG8703 カブドットコム証券8818 京阪神ビルディング9028 ゼロ9035 第一交通産業9201 JAL9501 東京電力9502 中部電力9503 関西電力9506 東北電力9508 九州電力9509 北海道電力9534 北海道ガス9603 エイチ・アイ・エス9656 グリーンランド9830 トラスコ中山9956 バロー日経225(225mini先物想定元本換算) 2018年12月限、2019年12月限、2020年6月限、2020年12月限リストから外れたもの 2674 ハードオフ 売ったわけではないけれども、全体が好調な中で株価軟調で0.5%を切ったため。2876 JCコムサ 売ったわけではないけれども、全体が好調な中で株価軟調で0.5%を切ったため。3284 フージャースHD 好決算で株価が急騰したこともあり、全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、少しだけ売ってみた。3397 トリドール 好決算で株価が急騰したこともあり、全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、大半を売ってみた。4118 カネカ 売ったわけではないけれども、全体が好調な中で株価軟調で0.5%を切ったため。4224 ロンシール工業 全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、少しだけ売ってみた。4659 エイジス 好決算で株価が急騰したこともあり、全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、少しだけ売ってみた。5984 兼房 売ったわけではないけれども、全体が好調な中で株価軟調で0.5%を切ったため。リストに加わったもの3097 物語コーポレーション 成長路線を継続していて足元の月次売上も堅調なのに株価が下がってきたので、少し買い増ししてみた。4301 アミューズ 素直な感情の私”がBABYMETALの世界的成功に妄想を膨らませ、”冷静なはずの投資家としての私”まで”BLACKアミューズ”的な妄想に取りつかれ、PF1位の超主力まで新たに買ってみた。(関連の日記)〇BLACK BABYMETALならぬ”BLACKアミューズ”に心惹かれる〇BABYMETAL投資を斜め上の自分がいさめる 〇BABYMETALのアミューズは”花咲か爺さん”だった〇BABYMETALは”机の下”から始まった〇BABYMETALにはまる7999 MUTOHホールディングス 業績がやや低調だけれども、財務内容に余裕があり配当利回りもそこそこ。3Dプリンターもキーワード的に面白いのではと思い、少し買い増ししてみた。 ポートフォリオ上位陣については、優待権利落ちで株価が下落していた”くらコーポ”を買い増し。(関連の日記)〇くら寿司がシリコンバレーの心を掴む 一方、マザーズ指数急騰にあわせて株価が急騰した”ペッパーフードサービス”を、全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)の意味合いもあり半分程度売ってみた。 また、全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、郵政3社など色々な銘柄を少しずつ売ってみた。 5月は、ともかくアミューズを新規に大量に買った。そのためレバレッジの抑制にかなり頑張ったのだけど、月末のレバレッジは1.5倍台半ばと高水準。そのうち約0.11倍が貴金属(金・プラチナ)のETF。 相場の雰囲気の良い間に、もう少しレバレッジを下げておかないとダメなのだけど。。。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Jun 1, 2016
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BABYMETALに時間と魂を吸い取られ、ブログの更新がすっかり遅れているのだけど、 BABYMETALのライブ映像を見ていると、涙が止まらなくなって困ることがある。 例えば、”イジメ、ダメ、ゼッタイ”という曲。タイトルのままの内容で、私なんてへそが曲がっているものだから、普通なら、”良い人って思われたいのかな”とか”きれいごとだよね”とか白々しく感じるだけだと思うのだけど、 BABYMETALの、真剣で超絶な演奏とダンス、そしてヴォーカルSU-METALのどこまでも真っすぐな表情と真っすぐな歌声でこれをやられると、 ”世の中は得損勘定のバランスで出来ていて、正義を語る奴は一番胡散臭い”と思っているようなへそ曲がりな私なのに、心の地層の奥深くに刺さってくるのか、なんだかよくわからないけど涙が出てきて止まらないんです。 だけど、BABYMETALは、メッセージ性のあるような曲だけでなく、楽しい曲もカワイイ曲もそれぞれに突き抜けていて、なんか手に負えない。 そのうち、カワイイ曲の代表的なのがMOAMETALとYUIMETALの2人で構成される”BLACK BABYMETAL”の”おねだり大作戦”。 ”BLACK BABYMETAL”は、心の声を歌っているというようなコンセプトのようなのだけど、この”おねだり大作戦”では、 可愛く無邪気に見える女の子が、自分たちが可愛いことを自覚していて、自分の物欲を満たすために無邪気を装い可愛く攻めていくのだけど、そういう腹黒いところも含めて超絶にカワイイのだ!!! という倒錯した世界観の、おっさん致死率100%のキラーコンテンツ。 で、いよいよ今回の本題の、”BLACK BABYMETAL”ならぬ”BLACKアミューズ”のことについて、 いや、もうほとんど妄想の世界なんですけどね、 企業の開示資料などを見ていると、時に中の人の本音が垣間見える(ような気がする)時があるのだけど、 アミューズの場合、ほとんど上の”BLACK BABYMETAL”とシンクロしていて、 目先の株価下落を厭わず無邪気に大幅減益予想を出しているように見えるアミューズが、実は自社の将来が明るく開けていることを自覚していて、だけど自分たちの実利のためにあえて大幅減益予想を出していているのだろう。 というような、腹黒く、だけどカワイイ、まさに”BLACKアミューズ”。 今回は、そういう妄想的な内容について。(関連の日記)〇BABYMETAL投資を斜め上の自分がいさめる 〇BABYMETALのアミューズは”花咲か爺さん”だった〇BABYMETALは”机の下”から始まった〇BABYMETALにはまる1.大幅減益予想の解釈が焦点 前回の日記のおさらい的な内容から。(関連の日記)〇BABYMETAL投資を斜め上の自分がいさめる ”素直な感情の私”がアミューズ株に傾斜していくのに対し、”それを斜め上から観察する投資家としての私”がいさめる構図で、素の私:。。。うーん、うーん、えーと、指標的にもそこそこで、今期減益予想だけど、きっと上方修正してくれるよ。斜め上の私:会社のことは会社が一番よく知っているよ。そもそも、アミューズの稼ぎ頭はサザンと福山雅治だよ。サザンはいくら偉大でも、もう引き際を考えなくてはならない年齢だろ。業績予想が悪くても何の不思議もないよ。上方修正期待なんて楽観的な妄想だよ。 アミューズが投資対象として魅力的なのかというのは、BABYMETALがとにかくスゴイという妄想的な部分を除くと、前期の実績に比べて今期の会社側の予想利益が3割以上減少していることについて納得のいく説明ができるかということにかかっている。(参考)〇平成28年3月期決算短信(5月13日アミューズ開示資料)2.善人は善人でいることが得だから善人なのだ ここで、少し寄り道をして、アミューズの同業他社に対する強みについて。 前々回の日記で、 目先の利益や株価のことは後回しの”徳のある会社”が、それがゆえに人を得て、結果的に業績を伸ばしている と、美しく書いてみたのだけど、(関連の日記)〇BABYMETALのアミューズは”花咲か爺さん”だった ”目先の利益や株価のことは後回し”なのは、実際のところアミューズが善人だからというような理由ではなく、そうすることが中長期の利益につながる という同社の過去の成功体験に由来するのだろうと思う。 また、アミューズの盤石な財務内容があってこそ取り得る戦略であり、同業他社に対する強みなのだろう。3.違和感のあるピース 28年3月期決算短信と同時に公表された開示資料の中に、そういう会社の成功体験と全く相いれない違和感のあるピースがある。 〇取締役向け業績連動型株式報酬制度の導入に関するお知らせ(5月13日アミューズ開示資料) 〇従業員向けインセンティブプラン「株式付与ESOP信託」の導入に関するお知らせ(5月13日アミューズ開示資料) 特に、前者の取締役向け業績連動型株式報酬制度の方は、”毎事業年度の連結当期純利益額”に応じて株式を付与するような内容となっていて、 役員に対して、”目先の利益を最優先してください”と言っているようなもの。 ”目先の利益や株価のことは後回し”で中長期の利益を伸ばしてきた同社の成功体験と真っ向から対立している。 もう、違和感どころの話ではない。4.BLACKアミューズ的解釈 ジグソーパズルの最後のピースが嵌らないようで気持ち悪いのだけど、しばらくして急にアミューズの中の人の本音が聞こえてきたような気がした。 ようするに、会社の将来が明るく開けていて業績・株価とも上向きに推移するだろうことを自覚しているからこそ、今の時点で役員や従業員に株式を持たせよう ということなのだろう。 そのうえで、”事業年度の連結当期純利益額”に応じて株を配分するというなら、その基準は今期業績予想の数字ということになるのだろうし、 同社の過去の成功体験からは、その数字の達成にストレスを感じるような水準では絶対にダメなわけで、ごく自然体で無理なく達成できるであろう極めて保守的な予想となっているのではないか。 そう解釈すると、違和感のあった最後のピースがスッキリと納まる。 目先の株価下落を厭わず無邪気に大幅減益予想を出しているように見えるアミューズが、実は自社の将来が明るく開けていることを自覚していて、だけど自分たちの実利のためにあえて大幅減益予想を出していているのだろう。 というような、腹黒く、だけどカワイイ、まさに”BLACKアミューズ”。5.アミューズ株を超主力PF1位に ”素直な感情の私”がBABYMETALの世界的成功に妄想を膨らませ、”冷静なはずの投資家としての私”まで”BLACKアミューズ”的な妄想に取りつかれ、 妄想がシンクロして、もはやブレーキを踏むものがいない。 ところで、”わたし、パパのお嫁さんになるんだ”と腹黒くもカワイく歌っていた”BLACK BABYMETAL”も、セカンドアルバムではすっかりお姉さんになり、 今では、グズグズとネガティブなことを言う、そう、例えば”斜め上の私”のような奴に怒り心頭。 反省してもいい 後悔してはダメー! ということで、アミューズ株を超主力、PF1位のところまで買い進んでみたのでした。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見と妄想による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 30, 2016
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今回は、BLACK BABYMETALならぬ”BLACKアミューズ”的な話をと思ったのだけど、 そういう妄想系の話題ばかりだと、このブログがもはや投資ブログではなく妄想ブログ化してしまうので、この辺で一度冷静な話を。 (関連の日記)〇BABYMETALのアミューズは”花咲か爺さん”だった〇BABYMETALは”机の下”から始まった〇BABYMETALにはまる BABYMETALの圧倒的パワーに衝撃を受け、衝動的にアミューズ株を買ったのだけど、 そんなの投資行動としてどうなのよ、と思うでしょう? ”私”もそう思うんです。 正確に言うと、”自分自身の素直な感情を斜め上あたりから観察している投資家としての自分”は切実にそう思うのです。(斜め上の自分についての関連の日記)〇相場は強気・弱気の繰り返し ”素直な感情の私”がアミューズ株に傾斜していくのに対し、”それを斜め上から観察する投資家としての私”がいさめる構図。素の私:BABYMETALがスゴイ。アミューズ株は買いだ。っていうかもう買ったよ。斜め上の私:感情のままに株を売買するなんて愚の骨頂。お前がBABYMETALスゴイって思うなら、他にもみんな思っているだろ。そうであるなら、むしろアミューズ株は売り時ではないか、そういう風に考えるのが”へそ曲がり”の流儀だろう。それに、投資判断は私の役割。お前がBABYMETALファンだというなら、CD買うなりフェスに行くなり好きにすりゃいいけど、株を買うのは、ダメ、ゼッタイ。素の私:だけど、BABYMETALは規格外だよ。世界70億人の市場がターゲットで、アミューズ株の時価総額400億円じゃおさまらないよ。斜め上の私:お前は、ショービジネスのことなんか1ミリも知らないだろ。BABYMETALの人気は一過性かもしれないし、今後アミューズの利益にどれだけ寄与するかなんて未知数。それに、BABYMETALなんて少なくとも2年前には世に出ているんだよ。株価に織り込まれているに決まってるじゃないか。今さらBABYMETALでアミューズ株買いだなんていうのは、”靴磨きの少年”だよ。素の私:。。。うーん、うーん、えーと、指標的にもそこそこで、今期減益予想だけど、きっと上方修正してくれるよ。斜め上の私:会社のことは会社が一番よく知っているよ。そもそも、アミューズの稼ぎ頭はサザンと福山雅治だよ。サザンはいくら偉大でも、もう引き際を考えなくてはならない年齢だろ。業績予想が悪くても何の不思議もないよ。上方修正期待なんて楽観的な妄想だよ。と、はなはだ分が悪いのだけど、そんな冷静なはずの”斜め上の私”が妄想の渦に巻き込まれる”BLACKアミューズ”について、次回に。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 26, 2016
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なんと、3回連続のBABYMETALネタ。 注文していたロンドンライブのブルーレイが届いたので早速観賞。 想像していたよりスゴイと呆然と見ていると、妻がやってきて、いい年してアイドルにはまっているキモイおっさん扱いなわけです(いや、否定はしませんが)。 ”何がそんなにいいのか”とか聞いてくるので、 ここぞとばかりに”いやともかくスゴイ。次元が違うんだ。BABYMETALを知らないなんて人生の楽しみの90%を失っているのと同じことだよ。この衝撃を例えれば、昔の人がビートルズを初めて見たとか、そのまた昔の人がエルビスプレスリーを。。。”とか力説していると、 妻は遠い目をして無言で立ち去っていくではないか。しめしめ、邪魔者はいなくなったので、続きを見るか。 とか、なんだか、BABYMETALを得た代わりに、もっと違う大切な何かを日々失っているのではないかと思わなくもないけど、そんなことはさておき、 BABYMETALが所属するアミューズの開示資料などを見ていて、一般的な上場企業とは一味違う流儀の”徳のある会社”だなーと感じたので、今回はそのあたりのことを。(関連の日記)〇BABYMETALは”机の下”から始まった〇BABYMETALにはまる1.株価水準、大幅減益予想をどう見るか 28年3月期の決算短信から、アミューズ株を指標面で見てみると、先週末の終値に対して予想PERが約16倍、実績PBRが約1.7倍、自己資本比率が約62%となっている。 ちなみに、無借金でかつ自己資本の約7割に相当する現預金を有しており、財務内容は抜群の安定力。業績の変動幅が大きそうな点を抜群の財務内容で補っている感覚か。 なお、前期の実績に比べて今期の予想利益が3割以上減少しており、そのあたりが気がかりではあるのだけど、 どうやら、ここ数年は年度途中の上方修正を繰り返しており、当初の業績予想を低めに出す傾向がある模様。 そういったことを含めて、今の株価は安からず高からずといった感じか(もちろん、BABYMETALファンとしてBABYMETALの将来性を加味すれば断然安いとは思うのだけど。。。)。 2.所属タレントとの長期的な信頼関係 さらに、28年3月期の決算短信を読んでいくと、 ”会社の対処すべき課題”の筆頭に、アーティストの育成や能力開発のことが記されている。(4)会社の対処すべき課題1.アーティストの発掘・拡充・能力開発当社グループにとってアーティストマネージメントは最も強みのある分野です。積極的・継続的な新人アーティストの発掘・育成を行うとともに、様々な活動領域をもつアーティストの拡充、アーティストの新たな才能を開花させる能力開発は、引き続き当社グループの最大の課題です。 なんだか、決算短信でよく見かけるような文章とちょっと印象が違うけど、芸能関係ってこんな感じなのかなと思って、他社のものを見ると”ヒットコンテンツの創出”とか、”得意分野、成長分野へ経営資源を集中投下”とか、金の匂いのする項目を掲げている。 やっぱり他と違う。”アーティストの育成・能力開発”といった切り口のものを第一に掲げているのは、この会社の社風が表れているのではと思ったりする。 そういえば、昨年のアミューズの株主総会で福山雅治さんの結婚に関する質疑があったと少し話題になっていたなーと、当時のブログなどを見返してみると、株主質問福山雅治46歳が体を壊したり結婚したら株価が下がるんじゃないか?福山はそれを危惧して無理していないか?アミューズとしてはどう考えるか?社長回答人として成長させることが大事だと考えている本人も考えているはず株価が下がることはあると思うが応援していくことが健全なマネジメント ほほー、目先の利益や株価より、人として会社として大切なものがあるということを、しっかり分かっている会社だなーと思う。 この社風は、創業者・会長の大里洋吉氏の影響かな、と昔のインタビュー記事などを探して読んでみると、 株式公開の話が持ち込まれたときにメリットとデメリットを考えて結構悩んだのだそうだ。 株式を公開してしまうと、所属タレントとの信頼関係が損なわれるのではというのが心配の点。ということで、株式公開の賛否を問う手紙を所属タレントに出してみたところ、思いがけず大半が賛成の返事、ということで株式公開を決断したのだとか。 なんだか、”株式会社は誰のためのものか”といったようなことを考えさせられるような話。 私は、以前にも書いたことがあるけど、あらゆるステークホルダーのことを考えた、バランスの良い会社であって欲しいなと思っているので、こういうアミューズのような会社は結構好き。(関連の日記)〇会社は誰のものか3.そういえば、BABYMETALも大事にされてるよね BABYMETALの3人が互いにまた周囲の人と信頼しあえる安定した人間関係が築けていて、ひたすらレッスンに打ち込んで来られたのも、アミューズに所属できたということが大きいのかも、と今さらながら。 目先の利益を優先する会社なら、感情労働的な小銭稼ぎにこき使われて、今頃は精神的にも疲弊してしまっていたかも。 アミューズだから今のBABYMETALがあるわけでは決してないと思うけど、アミューズでなかったなら今のBABYMETALはなかったんだろうなーとか思う。 なんだか、目先の利益や株価のことは後回しの”徳のある会社”が、それがゆえに人を得て、結果的に業績を伸ばしていて、 さらに、BABYMETALという宝も手に入れた。 おとぎ話の、花咲か爺さんみたいな話だなー。 今回の日記は、とりとめもない話で結局なんなのといった感じなんだけど、 ちょっと長くなったので、続きは次回に。 次回は、そんなアミューズも自社の将来性には結構自信を持っていて、なおかつ今期の業績予想を極力低めに出す事情があるのかもという、BLACKアミューズ的なことを。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 22, 2016
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前回に引き続きBABYMETALについて。 BABYMETALは、いったん知ってしまうと、熱く深くはまりこむ魔力があるようで、急速に私の時間と資金を侵食してくる。。。(前回の日記)〇BABYMETALにはまる1.世界を引き込むBABYMETAL (BABYMETALのことはよく知っているよって方は、読み飛ばしてください) いい大人になってくると、ショービジネスでの成功って結局はマーケティングやプロモーションでしょ、とか斜に構えてみるもの。 BABYMETALだって、アイドルとメタルの融合というようなこと言ってるけど、ありがちなアレでしょって感じると思うんだけど(少なくとも私はそんな風に敬遠してました、先月までは。) でも、実際に見ると全然違う。自分たちの圧倒的なパフォーマンスでファンを開拓していくような、そんな売れ方のように思う。 例えば、4月初めごろに米国の名物深夜トーク番組”The Late Show”に出演した時の映像がYoutubeに公開されていて、この番組関連の動画の中でもトランプ氏対談などと並んで上位の再生回数となっているのだけど、〇BABYMETAL Makes Their U.S. Television Debut(Youtube) テレビスタジオでの一発撮りにもかかわらず、MVと遜色のないクオリティー。テレビ収録なのに、客席からアンコールを求める声が起こるという異例の事態だった模様。 だけど、BABYMETALが本当にすごいのは、ライブでのパフォーマンス。 例えば、2年前のイギリスの巨大メタルフェス”Sonisphere Festival”の動画。〇BABYMETAL - Ijime,Dame,Zettai - Live at Sonisphere 2014,UK (OFFICIAL) (Youtube) これは、BABYMETALが欧米の大規模フェスに初参戦、しかもいきなりメインステージに起用されたときのもの。 当時のメタル音楽ファンにとってのBABYMETALは、ジャンルも違う東洋の小娘が紛れ込んできた的な感じだったようで、 観客は6~7万人ぐらい集まっているけれど、お手並み拝見的な人がほとんど。中には自分たちの神聖な場に場違いな奴が来たというような最初から怒っている雰囲気のいかついおっさんたちも結構いるような、冷やかな空気ではじまったステージ。 だけど、与えられた30分の時間の中でステージが進むにつれて観客を引き込み、上の動画はいよいよ最後の曲。もう、冷やかだった観客の心をしっかり掴んでいるのです。そして、ヴォーカル”SU-METAL”の困難な場を闘った末の勝利の笑顔。 こういう、一発勝負的な舞台を闘い続け、そして勝ち続け、力をつけて今の場所にたどり着いた、そして更なる高みに登っていくのが、”BABYMETAL”。 だからこそ、世界で勝負できる存在になりえたのだろう。 あと、BABYMETALを知るうえでは、5月6日深夜にNHKで放送された、”少女たちは世界と戦う♢BABYMETAL革命・完全版”も必見。(動画をリンクするのははばかれるので、興味のある方はネット上を探してみてください。)2.BABYMETALは”机の下”から始まった この圧倒的な”BABYMETAL”がどのようにして始まったのか。 色々調べていく(いや、深みにはまって抜けられないのです)と、どうも、今の企業ガバナンスのアンチテーゼのような感じ。 昔の日本の製造業が勢いのあった時代、会社の研究者・開発部隊にはわりと自由度があって、会社から指示された社員としてやらなくてはならない”机の上”の研究・開発のかたわらで、自分の本当にやりたい”机の下”の研究・開発を行うことも許容されていた。そうした”机の下”から革新的なものが生み出され、結果的に会社の収益を支える商品となるといったこともよくあることだったようだ。 ところが今の日本の製造業、集中と選択、業績評価、トップダウンというような企業ガバナンスが強化されるにつれ、会社の研究者・開発部隊の自由度は減り、結果的に革新的なものが生み出される機会が減少しているのではと思われてならない(最近のソニーとかは、その反省から再度自由度を増やすような取り組みを始めたような感じだけど)。 こういう視点で見ると、”BABYMETAL”というのは、完全に”机の下”のプロジェクトのようなのです。 メタルに入れ込んでいるプロデューサーのKOBAMETAL氏が、たまたまアイドルグループ”さくら学院”の担当になった。このアイドルグループのお仕事が会社から与えられた本来の仕事。 だけど、メタルがやりたい。メタルとアイドルを融合してみたらどうか。中元すず香(SU-METAL)という逸材がいたこともあり、案外いけるんじゃないかと始めてみたのが”さくら学院重音部(BABYMETAL)”。 学校生活を模した”さくら学院”の文脈の中では、数ある課外活動の一つとしての位置づけ。 当然BABYMETALとしての予算は無く、最初の頃はメンバーや関係者の私服の中からそれらしく見える服を選んでステージ衣装にしていた模様。 少し、”BABYMETAL”売れて来た感じになっても、活動は”さくら学院”が優先。 そんな、本業に遠慮しながらはじまった”机の下”の”BABYMETAL”。 まあ、そういう”机の下”を許容するのが芸能プロダクションというものかもしれないのだけど(この辺の事情には疎いのでよくわかりませんが)。3.アミューズに参戦 で、話がガラッと株ブログ的な話題になるのだけど、 会社のマーケティング戦略やプロモーション活動の成果でもなんでもないのだけど、この”BABYMETAL”を擁しているのがアミューズ。 5月13日公表の今期の業績見通しが大幅減益となっているため、株価が急落したのだけど、 この業績予想って”BABYMETAL”の飛躍が織り込まれていないんじゃないか、また株価的にも織り込み不足だろうという気がしてならない。 ということで、アミューズに緊急主力参戦してみた。 目先では、米国ツアーを成功裏に終了したBABYMETALが帰国して一気に国内での露出が増えていくのだろうと思う。 だけど、BABYMETALファンとしては、世界70億人市場をターゲットにできる逸材だと思っているので、今の時価総額400億円ぽっちでは、全くつり合わないという気がしてならない。 まあ、BABYMETALチームにとって世界展開を進めるうえでアミューズに所属していることのメリットが何かあるのかという、独立リスク的なものもあるかもしれないけれども。。。 ※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 17, 2016
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いい年したおっさんが、何をやってるんだかと思うんだけど、最近、少女3人のユニット”BABYMETAL”にはまっている。Youtubeの動画巡りが止まらない。 きっかけは、以前取り上げたサイレントマジョリティーの動画を見ていて、いつも右隅のサムネに”KARATE”とか”ギミチョコ”なんかが出てくるので、ものは試しにとの興味本位。 なんだか、もう引力がすごいんです。すれ違うだけのはず人が、つい引き付けられてしまう圧倒的なパワー。 成り立ちなどを調べてみると、 もともとは、コアなアイドルマニアしか知らないような”さくら学院”というアイドルグループの、そのまたサブユニットとして発足。 メタルとアイドルを組み合わせたら面白いかもというだけの軽い企画もの。 当然たいした資金が投入されるはずもなく、初期に大々的なプロモーションがなされた形跡もない。 ほぼ、誰も知る機会が無いマイナーな存在。 そこから今のポジションを築いたのは、スタッフ・バックバンドを含めて何より本人たちの才能と情熱と努力のたまものとしか言いようがない。 ブラジルの路地裏の無数のサッカー少年からロナウドなどスーパースターが出てくるように。日本の無数のアイドルたちから、ついに世界に通用する逸材が出た!という印象。 発足当時13歳のボーカルと11歳、11歳の3人組。初ライブは100人規模だったらしいのだけど、今では英国の1万人規模のホールを皮切りに世界20都市以上をめぐるワールドツアーを敢行。今米国ツアー中なのだけど、どこも満員・ものすごい熱量。それでも、まだ18歳、16歳、16歳という若さ! メタルという枠に収まりきらない全く新しい存在。 ありあちなサブカル好きのマニアを引き付けているというのではなく、国籍関係なく老若男女に愛されている感じ。雪だるまが転がるほどに大きくなるように、すれ違う人を引き付けつつ、日々存在感を増している。 ちょうどソニーのウォークマンが世界を席巻したように、日本初の新しい音楽が世界に受け入れられようとしている。 ちなみに、新曲”KARATE”の一節、やっぱり零細個人投資家を鼓舞してくれているように感じるのは、買い豚のサガか。ひたすらセイヤソイヤ戦うんだ拳をもっと 心をもっと全部全部研ぎ澄ましてまだまだセイヤソイヤ戦うんだ悲しくなって立ち上がれなくなっても走れ※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 13, 2016
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今回は、我が家の外食の定番となっている”くら寿司”のくらコーポについて久々に書いてみたい。(関連の日記)〇くらコーポ 四半期決算順調〇PF1位 くらコーポ シャリカレー不発 〇くら寿司の快適システムが米国上陸 〇くらコーポ アジアで飛躍の予感 〇くらコーポ 回転寿司というと、なんだかバッタもんというか侘しいというか、ほんとはもっと良い店に行きたいんだけどお金が無いし仕方なく行くところというネガティブなイメージもあったのだけど、 偏屈たぬき家では、ここ一番のハレの日に行くところは”くら寿司”。数万円の予算をつぎ込んでも惜しくないようなシチュエーションでもやっぱり”くら寿司”。 まあ美味しいし快適だし、なんといっても小ダヌキどもの満足度が抜群。 お金を節約するためではなく、もはや食とエンターテインメントの頂点に君臨している行きたいお店なのである。 そんなくら寿司を展開する”くらコーポ”。 年明けからの下落相場を逆行高してくれて私のポートフォリオが崩壊の危機から救ってくれたのだけど、 4月の優待権利落ちで結構下落。一方で業績に陰りはなさそうなので、少し買い増し(買戻し)してみた。 そんな”くらコーポ”の最近の話題を少し。1.既存店売上が引き続き堅調 くらコーポは月次売上の公表が迅速でその点も好感が持てるのだけど、 既存店の対前年売上がここのところずっとプラス基調で推移していることに安心感がある。 〇くら寿司月次推移(2016.5.2公表) 既存店のマイナスを新規出店で補うような構造だと、足元の業績が好調に見えても、”増収増益” → ”増収減益” → ”減収赤字” と転落していく懸念がつきまとう。 一方、既存店がプラスの構造だと相対的に安心感がある。 2.くら寿司がシリコンバレーの心を掴む オープンの時期がずるずると延びて少し心配だった、米国シリコンバレーの”クパチーノ店”なのだけど、 いざ2月にオープンしてみると、かなり繁盛しているようで、評判も集めている模様。 口コミサイトのレビュー数もオープン3か月で469件(5月10日現在)まで伸びており、内容もおおむね好評価。 行列が長いことも伺われ、シリコンバレーの心をがっちり掴んだ模様。 そして、先週日曜にはカリフォルニア州以外では初出店となるテキサス州プラノ店がオープン。 こちらも好評価スタートのようで今後が楽しみ。 3.感想など まあ、くらコーポについては、個人的なくら寿司好きに影響されたファン投資のようなものなので、何割か割り引いて読んでいただいた方が良いかも。 ちなみに指標的な割安感はあまり無いので、今後の成長の可能性をどうみるかといったところ。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 10, 2016
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徐々に集めた電力株。先週は、志賀原発1号機直下に活断層で廃炉濃厚のニュースで下げた北陸電力を購入。コンプリートまで、残すところ四国電力と沖縄電力。 ちなみに、四国電力、沖縄電力とも割高感から敬遠していたものの、 四国電力はここのところの株価下落で、沖縄電力は実質増配で、ともに値ごろ感が出て来た感じなので電力株コンプリートも間近かも。 ということで、今回は、電力株について私の思うところを極くおおざっぱに。 1.地域独占、認可料金、50円配当時代 もし、電力事業が完全な競争環境下にあったらどうなるか。 初期には多くの会社が乱立するだろうけど、特に配電網などはいわゆる”規模の経済”が働く典型的分野であり、最終的には競争を勝ち抜いた企業がほぼ独占的に供給する体制となるだろう。 そうなれば、生活に必須のサービスだけに料金設定も自由自在で、独占企業が暴利を得ることも可能に。 ということなので、戦後の制度設計では、最初から地域独占を認める代わりに料金は認可制。 認可される料金は、コストに適正な事業報酬を加えて算出される仕組み。 で、事業報酬の中には配当が織り込まれており、基本的に1割配当(500円額面に対し50円配当)という時代が長く続いた。 コストを低減するインセンティブは基本的に働かないし、また何があっても50円配当というのが電力会社のDNA。 2.東日本大震災による全原発停止、電力自由化 上記のぬるま湯時代に衝撃を与えたのが、2011年の東日本大震災と全原発停止。 電力会社の歴史の中で、極めて異例の減配・無配となった。 また、それに追い打ちをかけるような電力自由化。地域独占が崩れ、先行きに不透明感が。3.楽観シナリオ ここから先は、偏屈たぬき的な楽観妄想なのだけど、 まず原発については、 原発が動こうが廃炉になろうが、紆余曲折はあるだろうけど、結局のところ各社とも50円配当に回帰するだろう。仮に廃炉決定なら廃炉費用を折り込んだ料金設定、そして50円配当、それがDNAだから。 それから、電力自由化について、 これは基本的に強者総取りってことだろうから、既存電力が一番メリットを受けるだろうと思う。 自由化の流れの中では、コスト低減が意味を持つだろうから、電力各社は、したたるような濡れぞうきんを絞るようにコスト縮減をしていくだろう。また、周辺分野への展開や所有資産の有効活用なども進めていくことだろう。 その過程で、規制官庁を意識する経営から、株式会社本来のメカニズムが機能する経営へと脱皮してくことであろう。 そして、利益に応じた配当をするようになるだろうから、将来的には50円配当から更に上積みをしていくこととなるだろう。(沖縄電力の実質増配がその先駆けのような。。。) てことで、楽観妄想的には明るい未来しか見えない。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 8, 2016
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保有している現物株を証券会社に貸すことで金利を得られる”貸株サービス”。 前回拙ブログでとりあげた時には、貸株サービスを提供している4社(マネックス、カブドットコム、SBI、楽天)の中で、楽天証券が圧倒的にリードしている状況だったのだけど、 ここに来て、状況が一変しているようなので、今回はそのあたりのことを。(関連の日記)〇貸株サービスが熱い(その5)〇貸株サービスが熱い(その4)〇貸株サービスが熱い(その3)〇貸株サービスが熱い(その2)〇貸株サービスが熱い(その1)〇貸株サービス1.2015年11月上旬の状況 まずは、昨年(2015年)11月上旬にチェックした時の状況を振り返ってみたい。 調査対象は、当時私が保有していた、または関心があった213銘柄。(なのでサンプル的に偏りがあるかもしれません!)(1)各社の貸株金利の平均(2015年11月上旬) 各社の213銘柄の貸株金利を単純に平均すると、 〇楽天証券:0.37% 〇SBI証券:0.32% 〇カブドットコム証券:0.25% 〇マネックス証券:0.17% と、楽天証券の0.37%がトップで、SBI証券が続いている状況。(2)銘柄毎の比較(2015年11月上旬) 213銘柄について最高の金利を提示している証券会社を整理すると、 〇楽天証券が単独で最高の金利を提示しているもの:31銘柄 〇カブドットコム証券が単独で最高の金利を提示しているもの:20銘柄 〇マネックス証券が単独で最高の金利を提示しているもの:12銘柄 〇SBI証券が単独で最高の金利を提示しているもの:5銘柄 と、楽天証券がトップであるのは同じだけど、それに続くのはカブドットコム証券。 ちなみに、 〇楽天証券とSBI証券の2社が並んで高い金利を提示しているもの:22銘柄 〇それ以外の組み合わせで2社または3社が並んで高い金利を提示しているもの:22銘柄 〇扱っている各社0.1%で並んでいるもの:101銘柄 どうやら、楽天証券がSBI証券を貸株サービスのライバルと捉え、SBI証券の金利を意識して金利を設定をしている模様。で、”SBI証券が単独で最高の金利”という銘柄が極力発生しない状況まで押し込んでいた。2.2016年5月上旬の状況 上記の楽天証券がリードする状況がその後も続いていたのだけど、4月下旬に楽天証券の提示する貸株金利が多くの銘柄で引き下げられ、状況が一変。 あらためて、最新のデータを調査してみた。 なお、調査対象は、現在私が保有している、または関心がある236銘柄。(なのでサンプル的に偏りがあるかもしれません!)(1)各社の貸株金利の平均(2016年5月上旬) まず、各社の236銘柄の貸株金利を単純に平均すると、 〇SBI証券:0.27% 〇楽天証券:0.24% 〇カブドットコム証券:0.24% 〇マネックス証券:0.17% と、前回調査時と比較して楽天証券が大きく後退。SBI証券が金利水準を下げつつも相対的にトップに。 なお、カブドットコム証券とマネックス証券は金利水準に変化無し。(2)銘柄毎の比較(2016年5月上旬) 236銘柄について最高の金利を提示している証券会社を整理すると、 〇カブドットコム証券が単独で最高の金利を提示しているもの:30銘柄 〇マネックス証券が単独で最高の金利を提示しているもの:19銘柄 〇楽天証券が単独で最高の金利を提示しているもの:6銘柄 〇SBI証券が単独で最高の金利を提示しているもの:5銘柄 また、 〇楽天証券とSBI証券の2社が並んで高い金利を提示しているもの:11銘柄 〇それ以外の組み合わせで2社または3社が並んで高い金利を提示しているもの:17銘柄 〇扱っている各社0.1%で並んでいるもの:148銘柄 単純平均した場合と順位がガラッと入れ替わるのが面白い。楽天証券とSBI証券は金利2%以上の目玉的な銘柄で張り合っているのに対し、カブドットコム証券やマネックス証券は裾野が広い印象。 ちなみに、銘柄毎に最高の金利を提示している会社をつまみ食い的に選択するとすると、調査対象236銘柄の貸株金利の平均は0.38%まで上昇する。3.感想など ここに来て、楽天証券が顧客獲得戦略を大きく見直してきたようだ。 貸株サービス戦線を縮小する一方、5月より手数料体系を見直し手数料の安さで勝負する模様。 まあ、手数料戦線もここに来て過熱気味で、 東海東京証券の信用口座開設で手数料無料キャンペーンや、むさし証券の100万円入庫で信用手数料10万円キャッシュバックキャンペーンなども出てきており、利用者としては嬉しい限り。 ※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 5, 2016
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またまた売り優勢のフェーズ。 だけど、万年買い豚の私にとっては、今回の下げは実に気楽。 なんたって、売りのきっかけが、 「日銀黒ちゃんが超絶緩和してくれるかと思ったら、なんにもしてくれないんだもん凸(`-´メ) プンッ」 なんですね。 この前の下げで、 「マイナス金利は逆効果。日銀にできることはもはや何もないんだ」で、下げていたのとは対照的。売る理由も実にご都合主義なもんだ。 日銀が動かなかっただけで日経平均が1000円も下がるのなら、日銀が動けば2000円ぐらいは一瞬で上がるってもんだろう。 で、日銀はもはや株を上げたい側の主力プレイヤー。 景気が不安定で株価軟調な展開が続くようならそのうち一発やってくれるだろう。 有ると思わせて無い、無いと思わせて有る の呼吸で。 というようなことで、なにか買える銘柄はないかとあれこれ見比べ、なんだか楽しい大型連休なのです。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 3, 2016
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いきなり底なしに下がり始めたとおもったら、今度は悪材料をものともせず上がり続け、最終日にまた暴落とあわただしかった4月相場。 だけど、終わってみれば3月末とほぼ同じ水準。 目先の動きにあたふたしてみても仕方がない。株式投資には鈍感力も必要だよね、と思う今日この頃。 では、平成28年4月28日時点での、ポートフォリオに占める割合が0.5%以上の銘柄(コード順)。1540 純金上場信託1541 純プラチナ上場信託2137 Hヴェラス2292 S FOODS2593-5 伊藤園優先株2674 ハードオフ2695 くらコーポ2700 木徳神糧2729 JALUX2753 あみやき亭2786 サッポロドラッグストアー2874 ヨコレイ2876 JCコムサ2915 ケンコーマヨ2925 ピックルスコーポレーション3053 ペッパーフードサービス3093 トレジャーファクトリー3109 シキボウ3125 新内外綿3139 ラクト・ジャパン3250 ADワークス3284 フージャースHD3318 メガネスーパー3376 オンリー3385 薬王堂3397 トリドール3459 サムティ・レジデンシャル投資法人4041 日本曹達4118 カネカ4224 ロンシール工業4629 大伸化学4653 ダイオーズ4659 エイジス4997 日本農薬5184 ニチリン5189 櫻護謨5406 神戸製鋼所5542 新報国製鉄5903 SHINPO5984 兼房6178 日本郵政6409 キトー6440 JUKI6747 KIHD6927 ヘリオステクノ7181 かんぽ生命7182 ゆうちょ銀行7249 尾張精機7264 ムロコーポレーション7291 日本プラスト7315 IJTT7399 ナンシン7516 コーナン商事7551 ウェッズ7614 オーエムツーネット7646 PLANT7847 グラファイトD8031 三井物産8044 大都魚類8123 川辺8198 マックスバリュ東海8411 みずほFG8703 カブドットコム証券8818 京阪神ビルディング9028 ゼロ9035 第一交通産業9201 JAL9501 東京電力9502 中部電力9503 関西電力9506 東北電力9508 九州電力9509 北海道電力9534 北海道ガス9603 エイチ・アイ・エス9656 グリーンランド9830 トラスコ中山9956 バロー日経225(225mini先物想定元本換算) 2018年12月限、2019年12月限、2020年6月限、2020年12月限リストから外れたもの 2164 地域新聞社 業績にかなり不透明感があるのに株価が堅調なので少し売ってみた。7605 フジ・コーポレーション 売ったわけではないけれども、株価軟調で0.5%を切ったため。7703 川澄化学 売ったわけではないけれども、株価軟調で0.5%を切ったため。リストに加わったもの3125 新内外綿 親会社のシキボウが3月に上方修正をしたのだけど内容的に新内外綿の業績が良くなっている感じが濃厚だったので買い増ししてみたところ、1か月遅れで新内外綿も上方修正。株価も上昇して0.5%を上回った。3397 トリドール 丸亀製麺などを展開。円高・不況にも比較的強そうで、足元の月次売上も堅調なので、少し買い増ししてみた。 ポートフォリオ上位陣については、月の途中で結構上昇してくれた金融系を少しだけ売ってみた。 4月は株価上昇局面もあり頑張って少しずつ売ってみたのだけど、月末のレバレッジは1.5倍強とまだまだ高水準。そのうち約0.12倍が貴金属(金・プラチナ)のETF。 リスクは自覚しているのだけど、株価水準的に魅力的な銘柄が多すぎて。。。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
May 1, 2016
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本日は4月優待の権利日。 私の主力である”くらコーポ”や”伊藤園優先株”も4月優待。 ということで、優待に必要な株数を超える分について、”逆優待クロス”をしてみた。1.くらコーポ このうち”くらコーポ”は500株で優待上限。それ以上の株数は、権利日をまたいで持っていても優待は増えない。また、”くらコーポ”の場合は4月は配当も無し。 かといって惚れ込んでいる主力銘柄なので売ってしまう気もない。 ということで、優待クロス(現物買い × 信用売り)大量発生による逆日歩を期待して、 500株を超える分の保有株について、”現物売り × 制度信用買い”と通常と逆方向にクロスを振ってみた。(関連の日記)〇サッポロドラッグでクロス取引2.伊藤園優先株 また、伊藤園優先株については、100株優待だけをいただくこととし、 残りの株は、同じように”現物売り × 制度信用買い”の逆優待クロス。 また、この前からの”伊藤園優先株の制度信用買い × 伊藤園普通株の一般信用売り”の裁定取引のポジションも維持している。 伊藤園優先株は、たまに数十円の逆日歩がつくことはあるので密かに期待している。(関連の日記)〇伊藤園優先株買い-普通株売りの裁定取引 果たして、どうなりますことやら。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Apr 25, 2016
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欅坂46 というアイドルグループのデビューシングルが売れているというので、なにげなく聞いてみると、 こんなおっさんをターゲットにした歌じゃないだろうに、妙に心に沁みる。 何度も聴いていると、零細個人投資家への応援歌ではないかとすら思えてくるから不思議。 歌詞を少し抜粋すると、君は君らしくやりたいことをやるだけさOne of themに成り下がるな ここにいる人の数だけ道はある自分の夢の方に歩けばいい夢を見ることは時には孤独にもなるよ誰もいない道を進むんだ この世界は群れていても始まらないYesでいいのか?サイレントマジョリティー〇欅坂46 『サイレントマジョリティー』 (YouTubeで期間限定公開) 下げ相場では、不安になるけれども、 投資への考え方はひとそれぞれ、自分の道を進めばよい。 そういうことなんだろう。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Apr 11, 2016
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これからも、円高が進む。 景気が悪化する。 仮にそうだとしましょう。 だけど、円高が支援材料となり、不況にも強そうな銘柄まで叩き売られている。 しかも金利ゼロの世界がしばらくつづきそうなご時世に、 十分すぎるほどの益回り・配当利回り・優待付き。財務内容も問題なさそうな銘柄さえも。。。 こういう理屈に合わない動き。 この不合理な動きの反対方向に行動しておくと、将来の期待値が高まるよね、 と買い豚の妄想でした。 ※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Apr 6, 2016
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株式市場は、4月早々から大きな下落。 大した理由もなさそうなのに、あれよあれよと下げていく。 不意を突かれた感じでもあり、私は少し憂鬱な気分。 株を持っていれば上がれば嬉しいし、下がれば辛い。 今回は、そんな、相場に一喜一憂する感性について思うところをチラシの裏に書いてみたい。 1.相場に一喜一憂してはならない まず、”相場に一喜一憂してはならない”という当たり前のようなことから。 株式投資では、常に冷静に、将来の期待値を高めるような行動をしていくことが重要だと思う。 相場に一喜一憂して、 下げ相場で、市場が悲観的な空気で包まれたとき、 ”売っておけばよかった、これ以上下がったら大変だ、これからでも売らなきゃ”と 恐怖心から売ってしまう。 そんな時は、売ろうとしても安くしか売れない。 逆に上げ相場で、市場が楽観的な空気で包まれたとき、 ”買っておけばよかった、これ以上上がったら大変だ、これからでも買わなきゃ”と 焦って買ってしまう。 そんな時は、買おうとしても高くしか買えない。 ようするに、一喜一憂のままに行動すると、将来の期待値を下げてしまうんではないか、と私は思っている。2.相場に一喜一憂できなくてはならない 今度は、”相場に一喜一憂できなくてはならない”という へそまがり的な話について。 仮に、”一喜一憂のままに行動すると、将来の期待値を下げてしまう”とすると、 その逆の行動が、将来の期待値を上げることになる。 そのためには、相場に一喜一憂する感性を大切にして、 ”強気で売り、弱気で買う”という感覚なのだろうと思う。(関連の日記)〇相場は強気・弱気の繰り返し 私の一喜一憂の感性では、今回の下げはまだまだ悲観の域には達していないように思うので、買い出動はせず静観かなと思っているのだけど、どんなものだろう。3.そもそも人は一喜一憂するもの また、違った視点から。 そもそも人は一喜一憂するようにできており、 また、一喜一憂するからこそ株式投資を楽しめるのだろう思う。 ポーカーの名著で投資家の心理面での指南書ともなっている”賭けの考え方(イアンテイラー・マシューヒルガー著)”でも、 常に冷静に相手の戦略を見極めて長期的に見て確率の高い手を選択するべし。確率に従って、負けが込んだり大きく勝ったりを繰り返しながら、長期で少しずつ勝っていく。 常に最善手を選ぶべきで、例えば負けが込んでいる時に慎重になりすぎたり逆に荒れた行動をしてはだめ、 というようなことなのだけど、 一方では、その結果として、勝てば嬉しいし、負ければ悔しい というような感情を持っているのは当たり前で、だからこそポーカーは楽しめるのだ というようなことも書かれている。 ようするに、長期で期待値を高めるよう最善の選択をするという冷静さと、結果に一喜一憂して楽しむということは両立するのだろうと思う。 私にとっての株式投資とは、 長期的な期待値が高まると思う選択を冷静にする → 祈る → 途中経過に一喜一憂して楽しむ → そしてまた、長期的な期待値が高まると思う選択を冷静にする というような感じなのかなと思っている。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Apr 2, 2016
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下がりそうだけど下がらない。上がりそうだけど上がらない。 そんな感じな3月相場。 ネガティブな人は”上がりそうだけど上がらない”からやっぱりダメだと思い、 ポジティブな人は”下がりそうだけど下がらない”からやっぱりイケると思うだろうなー、 なんだか、”コップ半分の水問題”のような。。。 もちろん買い豚な私は、”下がりそうだけど下がらない”からやっぱりイケる派 なんですけどね。 では、平成28年3月31日時点での、ポートフォリオに占める割合が0.5%以上の銘柄(コード順)。1540 純金上場信託1541 純プラチナ上場信託2137 Hヴェラス2164 地域新聞社2292 S FOODS2593-5 伊藤園優先株2674 ハードオフ2695 くらコーポ2700 木徳神糧2729 JALUX2753 あみやき亭2786 サッポロドラッグストアー2874 ヨコレイ2876 JCコムサ2915 ケンコーマヨ2925 ピックルスコーポレーション3053 ペッパーフードサービス3039 トレジャーファクトリー3109 シキボウ3193 ラクト・ジャパン3250 ADワークス3284 フージャースHD3318 メガネスーパー3376 オンリー3385 薬王堂3459 サムティ・レジデンシャル投資法人4041 日本曹達4118 カネカ4224 ロンシール工業4629 大伸化学4653 ダイオーズ4659 エイジス4997 日本農薬5184 ニチリン5189 櫻護謨5406 神戸製鋼所5542 新報国製鉄5903 SHINPO5984 兼房6178 日本郵政6409 キトー6440 JUKI6747 KIHD6927 ヘリオステクノ7181 かんぽ生命7182 ゆうちょ銀行7249 尾張精機7264 ムロコーポレーション7291 日本プラスト7315 IJTT7399 ナンシン7516 コーナン商事7551 ウェッズ7605 フジ・コーポレーション7614 オーエムツーネット7646 PLANT7703 川澄化学7847 グラファイトD8031 三井物産8044 大都魚類8123 川辺8198 マックスバリュ東海8411 みずほFG8703 カブドットコム証券8818 京阪神ビルディング9028 ゼロ9035 第一交通産業9201 JAL9501 東京電力9502 中部電力9503 関西電力9506 東北電力9508 九州電力9509 北海道電力9534 北海道ガス9603 エイチ・アイ・エス9656 グリーンランド9830 トラスコ中山9956 バロー日経225(225mini先物想定元本換算) 2018年12月限、2019年12月限、2020年6月限、2020年12月限リストから外れたもの 1671 WTI原油上場投信 原油相場も落ち着きを取り戻したようなので、ここから先は門外漢の私の居場所ではないと思いすべて売却してみた。6076 アメイズ 全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、少しだけ売ってみた。6240 ヤマシンフィルタ 一部昇格だけで株価が2割ほど上昇したため、ありがたく大半を売ってみた。6704 岩崎通信機 売ったわけではないけれども、全体が堅調な中で株価横ばいで0.5%を切ったため。7256 河西工業 売ったわけではないけれども、全体が堅調な中で株価横ばいで0.5%を切ったため。8316 三井住友FG 全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、少しだけ売ってみた。リストに加わったもの2876 JCコムサ 少しずつ事業を拡大していることに加え、円高・不況にも比較的強そう。それでいて指標面の割安感もあるような気がしたので、少し買い増ししてみた。7605 フジ・コーポレーション 増資や暖冬で株価が軟調で、指標面の割安感がでてきたような気がした。貴重な4月優待でもあり成長力に期待して買い増ししてみた。8031 三井物産 資源関係の減損という分かり切ったようなネタで急落していたので、配当利回りにつられて買い増ししてみた。 ポートフォリオ上位陣については、座り食いステーキが好調そうなペッパーフードサービスを大きく買い増して超主力化してみた。 また、”伊藤園優先株式買い-普通株式売り”のポジションを少し増やしてみた。 3月は相場も落ち着いてきた感じになってきたのでレバレッジを下げなければと頑張ってみたのだけど、一方で買いたい銘柄も多く、月末のレバレッジは1.5台前半と引き続き高水準。そのうち約0.12倍が貴金属(金・プラチナ)のETF。 もう少しレバレッジを下げないと危険なのは分かっているのだけど。。。。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Apr 1, 2016
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いきなり!ステーキのオワコン化で厳しい局面を迎えつつあると心配していたペッパーフードなのだけど、 その”いきなり!ステーキ”が、椅子席導入などをきっかけに再び繁盛しているようなので、今回はそのあたりのことを。1.立ち食いステーキのビジネスモデル崩壊 2013年12月に登場しその後急拡大、ペッパーフードの主力業態となった”いきなり!ステーキ”のもともとのビジネスモデルは、 ”前菜抜きで、立って食べる”スタイルとすることによって、 ・面積当たりの席数を多く確保 ・1人の客の所要時間が短くなる ・良い肉を安価に提供することで集客 ということで、客あたりの利益は少な目だけど多くの客をさばくことで利益をあげるというビジネスモデルだったのだけど、 昨年夏ごろから徐々に苦戦が目立つようになり、店によっては閑散とした状況になっていた。 また、利益を確保するため何度かの値上げをしたため、もはや薄利多売のビジネスモデルが崩壊。 月次のデータでも、ペッパーランチ業態の既存店売上対前年比増が継続する一方で、いきなり!ステーキを含むレストラン業態は既存店売上が対前年比で2ケタ減と落ち込んでいた。(参考)〇2015年12月期月次売上(会社発表)2.座り食いステーキで復活 昨年夏ごろから少しずつ有料の椅子席を導入していたのだけど、 2月の中頃から多くの店舗で多くの無料椅子席を導入。 それをきっかけに客足が戻っているようで、私の通勤経路の店でも椅子席導入前は夜は閑散としていたのだけど今はかなりの席が埋まっている状況に。 一人当たりの滞在時間も長めになることで繁盛感が出て、それがまた集客につながるという好循環に。 そのあたりのことは、3月18日発行の社内報でも高揚感をもって取り上げられている。(参考)〇ペッパーフード社内報2016年3月 会社発表の月次データでも、いきなり!ステーキ業態の既存店売上対前年比が、1月の16.9%減から2月は3.5%減まで回復。 また、2月の発表からは、いきなり!ステーキ業態をレストラン業態から独立して表示するよう変更されており、会社側がいきなり!ステーキ業態の3月以降の更なる回復に自信を持っていることの表れではと推察。(参考)〇2016年2月期月次売上(会社発表) まあ、広い店に客がぽつんとしかいないのに、高いステーキをなんでわざわざ立って食べなきゃいけないの という状況だったで、当然の軌道修正。 立ち食いで薄利多売 → 値上げはしたけど閑古鳥で中利少売 → 座り食いで中利中売 といった感じか。 3.株価4桁回復へ この会社は株主のことはどの程度考えてくれているのか分からないけれども、ともかく社員を大切にする社風(社長の考え方)なのではと思っている。 その社員向けに昨年ストックオプションを発行している。(関連の日記)〇ペッパーフード自信みなぎる 2015年12月期の営業利益が会社側の予想(754百万円)を上回ることが行使の条件となっていて、条件のクリアが危ぶまれていたのだけど、 営業利益761万円とぎりぎりで条件クリア。 年度末に急遽「新社長誕生システム」なるものを導入し直営店のフランチャイズ化で利益をぎりぎり確保したのではと邪推するのだけれども、それはさておき、 そうなってくると、権利行使価格976円が意識されてくる。 社員を大切にする社風(社長の考え方)からは、社員の求心力を高めるためにも株価1000円を大きく超えて行きたいところ。4.妄想など といったことで、ペッパーフードを買い増し、再び超主力化してみた。 今後の、起爆剤として、 1つには、3月月次以降のいきなり!ステーキの対前年比大幅プラスと新規出店攻勢。 もう1つは、すでに条件をクリアし会社側も意欲を持っていると思われる東証1部昇格ではと妄想している。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Mar 29, 2016
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株主還元や自社の株価に全く関心のなさそうな会社が結構ある。いわゆる日本型経営。 今回は、こういう会社は投資対象としてはどうなのよといったことを、をチラシの裏に。1.株主還元や自社の株価に全く関心のなさそうな会社 株主還元としては昔から一定の額の配当だけ。利益が出ていて内部留保も積み上がっているけれど活用するあてもなさそう。IRも不熱心で業績予想は常に保守的。 その結果として、当然のように低PERで極端な低PBR。 株主還元や自社の株価に全く関心のなさそうなこんな会社たち。 ファンダメンタルズ関連の指標のスクリーニングでひっかかってくるけれども、投資対象としてはどうなのか。 割安感で買ってはみたものの万年割安のいわゆるバリュートラップ。2.投資対象としてどうなのか 一般的には投資対象外とされがちなこんな会社、私は結構好きです。 ポートフォリオの片隅に入れておくと、相場急落時の緩衝材的な役割が期待できる(特に私は、信用取引を使ってレバレッジをかけた投資をしているので、相場のメインストリームからはずれた穏やかな銘柄を入れておくことが大切)。 それから、こういう株主還元や自社の株価に全く関心のなさそうな会社は、少し株主還元や株価を気にするように軌道修正してくれるだけで、評価一変・株価上昇の可能性がある。 なにかのきっかけ(経営陣が代替わりしたとか、大株主が配当を欲しがったとか、”もの言う株主”がちょっかいを出してきたとか)で会社の方針が軌道修正されるかもしれない。 また、合併やTOBの対象となれば、積み上がった純資産が有利に作用するかもしれない。 零細投資家目線でも、目先の株価のことは気にしない風に波長を合わせ、ポートフォリオの片隅に入れて気長に気長に気長に持っているという感じだろうか。3.感想など 日常生活にたとえれば、 地味に見えるけど、メガネをはずすと見違えるような美女(イケメン)だったとか、 無口だと思っていたら、酒が入ると陽気なおもろいやつだったとか、 受験勉強をしたことが無いけど、頭がすごくきれるとか、 そんな感じで、まさにバリューなのだけど、 ずっとメガネをはずさないとか、無口なままとか、頭を使わないとか、 もったいない状態のままで一生を過ごしていくということもあるので。。。 ”期待せずに期待する”といった感じか。 ※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Mar 27, 2016
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私が利用している証券会社の、”ココがすごい!”と思うサービスを順に紹介していく企画の第2回。(前回の日記)〇松井証券のココがすごい!-証券会社の使えるサービス(その1) 今回は、信用金利に着目してみた。 1.むさし証券トレジャーネット:信用金利1.35% 日証金が、3月9日約定分から貸借取引金利を0.04%引き下げて0.6%とするのに合わせ、 最低水準の信用金利を提示している証券会社群の買方制度信用金利が、1.39%から1.35%に引き下げられている。 私が信用取引に愛用している”むさし証券トレジャーネット”でも、制度信用の金利が1.35%となった。 他にも、みずほ証券なども1.35%の金利となっている(取引手数料が比較的高めの設定なのが残念)。(関連の日記)〇信用取引金利1.39%に2.東海東京証券:信用金利0.9% 今回は、上記の内容で終わるつもりだったのだけど、ここにきて衝撃の展開が。 信用金利最低水準の証券会社群より更にわずかに低い金利の設定を2014年頃からしている東海東京証券が、 なんと今回のタイミングで、衝撃の0.9%の制度信用金利を設定。 あわせて、オンラインの信用取引利用者を対象に、2017年3月までの現物・信用取引手数料が無料という太っ腹のキャンペーンを展開中。 ネット証券の秩序を揺るがす攻勢をかけてきている。 ということで、私も口座開設の手続きを行ったところ。3.感想など 見過ごされがちなのだけど、信用取引を行うえでの最大のコストは信用金利。 例えば、平均して1000万円分を買い建てているとすると、 信用金利が1%違えば年間で10万円の差、2%違えば年間で20万円の差となる。 平均して5000万円分を買い建てているとすると、 信用金利が1%違えば年間で50万円の差、2%違えば年間で100万円の差となる。 信用取引用の証券会社を選ぶなら、信用金利が低い会社が有力な候補となるだろう。 それから、”信用取引=危険な短期の投機”というイメージがまだまだ根強いのだと思うのだけど、 PER10倍前後、PBR1倍以下、自己資本比率50%以上、おまけに配当利回りが3%程度以上で優待付きなんていう銘柄がごろごろしている状況で、ついに制度信用金利が1%割れ。 中長期的な視点で投資の期待値を高めるための手段としても、制度信用取引はますます有用となってきているような気がしてならない(言うまでもなく、低レバレッジでリスクをコントロールすることが前提だけど)。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Mar 21, 2016
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株式取引を行ううえで、どこの証券会社を選ぶかというのが結構重要。 証券会社ごとに手数料の体系やサービス内容が異なっているので、自分が何をしたいのかということに合わせて、利用する証券会社を見極めていかなければならない。 私は、今のところ5社のネット証券会社を利用している。 それぞれに優れたサービスがあるので、使い分けている状況(資金を分散させるデメリットもあるのだけど、それはさておき。。)。 というようなことで、私が利用している証券会社の、”ココがすごい!”と思うサービスを順に紹介していきたい。 まずは、初回として、ネット証券の草分けとして対面時代の常識を破壊してくれた功績に敬意を表し、松井証券について。1.贈与支援サービス 私が、松井証券でもっとも使えると思っているのが、”贈与支援サービス”。 株式を使って贈与すると贈与税の面でお得なのだけど、対応していない証券会社も多く、また手続きも面倒。 だけど、贈与する側と贈与される側がともに松井証券に口座を持っていれば、 ”贈与支援サービス”を使うことで簡単・瞬時に贈与手続きが完了し、手数料もかからないので便利。(関連の日記)〇株式を使って贈与税を節約する2.1日で10万円までの取引手数料が無料 松井証券は、一日の株式約定代金の合計で手数料が決まる”ボックスレート”という手数料体系を採用しているのだけど、 1日の株式約定代金合計が10万円までなら、なんと取引手数料が無料。 (信用口座開設から6か月間は30万円まで無料という特典も。) また、3月までの期間限定ながら、未成年口座を対象に毎月1080円までの手数料キャッシュバックキャンペーンを実施中。 優待用の最小単位の株式を買う時などには便利。3.一般信用(売り) 松井証券では、無期限信用という名称で一般信用を扱っている。 優待クロスなどで信用売りをしたいときに、逆日歩のリスクが避けられる。 一般信用(売り)を導入している証券会社は何社かあるけれど、会社によって扱っている銘柄が異なるので、それぞれに口座を開いておくと便利。 ちなみに、一般信用(買い)はメリットほぼ無いと思われるので要注意。(関連の日記)〇平和の優待クロスで3%分の利得 〇信用買いなら制度信用で4.感想など ネット時代の幕開けに、秩序の破壊者として登場したのが松井証券。 手数料はほぼ横並びで取引代金の約1%。注文は営業マンを通じて。というような今から思えば高コスト・不便な時代から、飛躍的にコスト・サービスの改善をもたらしてくれた。 ボックスレートという手数料体系からは、主には高頻度で売買をするデイトレーダー的な顧客層を想定しているのだろうと思うけど、 一方で、未成年口座についても力を入れている模様。 優待などを目的に子供名義の口座を開くなら、”贈与支援サービス”が便利で、1日10万円までの取引が無料の松井証券が有力な候補となるのではないかと思う。 ※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Mar 19, 2016
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最初に断っておきますが、今回の日記は完全にポジショントークです。 さて、巷では”マイナス金利導入でゆうちょ銀行は窮地にある、保有すべきでない銘柄の筆頭がゆうちょ銀行だ”、というような思惑が広がっているようなのだけど、 それは全くの読み違いで、 ”ゆうちょ銀行こそはマイナス金利の真の勝者だ” というのが今回のテーマ。(関連の日記)〇銀行株の3つの不安要素1.マイナス金利導入で国債価格が急上昇 日銀黒田砲第3弾として、1月29日の政策金融決定会合でマイナス金利が導入された。 それまでも、日銀の大規模国債買い入れなどで長短の金利が低下傾向(国債の価格は上昇傾向)だったのだけど、 マイナス金利導入で残存期間が10年程度のものまで含めて一気にマイナスの領域まで金利が急低下。 金利が急低下したということは、既発の国債価格は急上昇。 では、実際に既発の国債価格がどの程度上昇したのか見てみたい。 比較対象は、 マイナス金利導入直前の新発国債の発行価格(入札による平均落札価格)と、 東京証券取引所が設定した3月4日の基準値段(3月3日の取引価格をもとに設定)。 マイナス金利導入の直前の時期に発行された国債の価格が、一瞬にして上昇していることが分かる。 2年国債で上昇幅約0.4円。 5年国債で上昇幅約0.9~1.0円。 10年国債で上昇幅約3~3.5円。 20年国債で上昇幅約8~10円 30年国債で上昇幅約12~15.5円 40年国債で上昇幅約17.5円。 と、残存期間が長い国債ほど、大きく上昇。 2.国債の最大の保有者ゆうちょ銀行 で、その急上昇した国債の最大の民間保有者がゆうちょ銀行。 ゆうちょ銀行が公表している平成28年3月期第3四半期決算補足資料によると、 平成27年12月末現在で、国債保有残高が約84兆円。 残存期間の分布が、国の国債の発行残高の分布(以下の表を参照)と同じだと仮定すると、 マイナス金利導入にをきっかけに、ゆうちょ銀行の保有国債の含み益は、私の目分量で3兆円規模で増えている模様。 例えば、10年国債を保有して10年間かけて手にするはず利益額を、含み益とはいえ一瞬にして享受している状況。 また、現在のゆうちょ銀行は、現金を抱えていて、これから国債に投資をしようとしているのでは全くなく、 上場等を契機として保有している国債を徐々に減らしていくフェーズにある。まさに、国債を売りたいタイミングでその価格が急騰するというラッキーな状況となっている。 3.マイナス金利時代でも国債売買で利益が出る 今持っている国債はともかくとして、これから新たに買う国債では利益が出ないのではないか。国債投資を運用の柱としているゆうちょ銀行は苦しいのでは、と一般的には言われている。 上場を契機として、規制緩和なども含め運用先は多様化していくのだろうけれども、 それはさておき、国債売買でも利益確保は今後も可能。 以下は、3月4日時点の日本国債のイールド曲線(残存期間別の利回りのグラフ)(出典Bloomberg)。 この曲線を前提とすると、 確かに、残存期間7年以下の国債は持つ意味が無い。 だけど、残存10年の国債を買って3年保有してから売ると、1円程度(年利約0.3%)利益が出るし、 残存20年の国債を買って10年保有してから売ると、9円程度(年利約0.9%)利益が出る。 残存30年の国債を買って10年保有してから売ると、12円程度(年利約1.2%)利益が出る。 これからも、途中で売却することを前提とすれば、国債での運用でも利益はそれなりに出せる状況。 また、別の角度から見ると、含み益が急増した保有国債のうち残存期間が長いものは、保有し続けることで含み益が拡大していくことになる。 10年分の利益を一瞬にして享受した保有国債に、今後も追加で利益が積み上がるのだ。4.ゆうちょ銀行こそマイナス金利の真の勝者 上場を契機に、これから運用手段の多様化を進めていくのだろうけど、莫大な含み益を抱えての恵まれた船出となった。 また、マイナス金利時代という新たな環境の下で、過去のしがらみ無くビジネスを構築できるのも新規参入者であるゆうちょ銀行の利点。 さらに、銀行株をとりまく他の不安要素について見ておくと、(関連の日記)〇銀行株の3つの不安要素〇マイナス金利なので、住宅ローンや事業会社への貸し出し金利が一段と下がり、銀行が融資業務で儲けることができなくなる。 → ゆうちょ銀行は、これらの分野での利益は今のところほとんど無い。今後の事業拡大分はすべてプラスアルファ分。〇原油安をきっかけに、破たんする事業が出てくる。そのため債務不履行が発生したり、適格債がジャンク債に転落したりすることで、銀行の資産が一気に毀損する。 → ゆうちょ銀行は、現在のところ該当する貸出先が無いと思われる。リスクが無い。 5.感想など ゆうちょ銀行にもマイナス金利で不安な点はあるだろうけど、それらは世の中に十分出回っているので今回は省略。 一般的な見方に同調してネガティブなことを書くと賢く見えるけれども、あえて書く価値は無い。また、仮に世間一般と同じ見解なのなら、投資妙味も生じずスルーする一手。 偏屈たぬき的には、世の中の一般的な見方と異なる視点を持って、それに基づいた投資を行うからこそ面白いのであって、 それでこそ市場平均を上回る可能性が生じると思っている。 なので、マイナス金利の急落局面で、ゆうちょ銀行を改めて主力級まで買ってみた。 また、ゆうちょ銀行が買える水準であるならば、日本郵政はさらに面白い。日本郵政については、超主力のポジションを維持している。(関連の日記)〇郵政3社の基礎知識 私の純資産の4分の1が郵政3社という極端なポジション。果たして、どう転ぶことだろう。 27年度決算が公表されて、郵政3社投資家の関心事である配当が持続または増配ということになれば良いなと思っているところ。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Mar 6, 2016
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”伊藤園優先株式買い-普通株式売り”の裁定取引をしてみた。1.業績好調・株価好調な伊藤園 最近の内需株が好まれる傾向の中で、3月1日に公表された四半期決算が好調だったこともあり、伊藤園普通株が大きく上昇している。 3月3日の普通株の終値は3475円。予想PER約50倍、PBR2.4倍となかなかの水準まで買われている。 一方の優先株の方の上昇はさほどでもない。3月3日の優先株の終値は1856円。普通株の株価に対しては53.4%。(参考) 平成28年4月期第3四半期決算短信(過去5年の普通株と優先株の騰落比較)※青:普通株 赤:優先株(過去1年の普通株と優先株の騰落比較)※青:普通株 赤:優先株2.伊藤園優先株の特徴 伊藤園普通株から大きくディスカウントされた状態の優先株。この伊藤園優先株の特徴を、改めて整理してみたい。(参考) 優先株式について(伊藤園Webサイト)(関連の日記)〇伊藤園優先株式についてのアンケートが気になる 伊藤園の優先株式の特徴は、 ・議決権が無い。 ・配当が普通株式の1.25倍(ただし15円が下限)。 (今期は普通株式が年間40円配当、優先株式が50円配当。) ・株主優待は同じ。普通株式と優先株式を保有する場合、それぞれ頂ける。 ・株主の意向による普通株式への転換権はなし (ただし、優先株式が上場廃止となった場合などは、1:1の比率で普通株に転換されることも) つまりは、議決権が無い代わりに1.25倍の配当がいただけるのが伊藤園の優先株。 流動性の面では普通株より劣るとはいえ、普通株の半値近くまでディスカウントされているのは少し異常な状態ではと思えてならない。3.”伊藤園優先株式買い-普通株式売り”の裁定取引 普通株が高すぎるとも、優先株が安すぎるとも断言はできないけれども、 両者の株価がここまで開いているのはさすがにミスプライシングではと思い、”伊藤園優先株式買い-普通株式売り”の裁定取引をしてみた。 普通株売りの方は、逆日歩のリスクを避けるため、一般信用。 優先株買いの方は、権利またぎまで長引いた場合の逆日歩期待で、制度信用(もともと優先株は結構保有していたのだけど、さらに買い増し)。 このポジションは、特に株式市場の下落局面で効果を発揮するのではと思う(普通株は全体の地合いに敏感に反応するのに対し、優先株の動きは穏やか)。 相場下落リスクのヘッジ的な意味合いもあるのではと、勝手に期待している。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Mar 4, 2016
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激動の2月。 一相場終わった感覚の投資家もちらほら。 だけど、ここのところの日本株は結構打たれ強くなったなーとも思う。今日など、円高・上海大幅安の中でも、さほど下げていない。 チャートを見ると下がりそうな雰囲気でも、株価水準そのものは十分買える銘柄が多数。 そのうち、売り疲れの反動でスルスルと株価が上がり始めると、チャートの雰囲気も一変し、一転日経平均2万円越えなんて展開もあるのでは、と買い豚としては妄想してしまう。 では、平成28年2月29日時点での、ポートフォリオに占める割合が0.5%以上の銘柄(コード順)。1540 純金上場信託1541 純プラチナ上場信託1671 WTI原油上場投信2137 Hヴェラス2164 地域新聞社2292 S FOODS2593-5 伊藤園優先株2674 ハードオフ2695 くらコーポ2700 木徳神糧2729 JALUX2753 あみやき亭2786 サッポロドラッグストアー2874 ヨコレイ2915 ケンコーマヨ2925 ピックルスコーポレーション3053 ペッパーフードサービス3039 トレジャーファクトリー3109 シキボウ3193 ラクト・ジャパン3250 ADワークス3284 フージャースHD3318 メガネスーパー3376 オンリー3385 薬王堂3459 サムティ・レジデンシャル投資法人4041 日本曹達4118 カネカ4224 ロンシール工業4629 大伸化学4653 ダイオーズ4659 エイジス4997 日本農薬5184 ニチリン5189 櫻護謨5406 神戸製鋼所5542 新報国製鉄5903 SHINPO5984 兼房6076 アメイズ6178 日本郵政6240 ヤマシンフィルタ6409 キトー6440 JUKI6704 岩崎通信機6747 KIHD6927 ヘリオステクノ7181 かんぽ生命7182 ゆうちょ銀行7249 尾張精機7256 河西工業7264 ムロコーポレーション7291 日本プラスト7315 IJTT7399 ナンシン7516 コーナン商事7551 ウェッズ7614 オーエムツーネット7646 PLANT7703 川澄化学7847 グラファイトD8044 大都魚類8123 川辺8198 マックスバリュ東海8316 三井住友FG8411 みずほFG8703 カブドットコム証券8818 京阪神ビルディング9028 ゼロ9035 第一交通産業9201 JAL9501 東京電力9502 中部電力9503 関西電力9506 東北電力9508 九州電力9509 北海道電力9534 北海道ガス9603 エイチ・アイ・エス9656 グリーンランド9830 トラスコ中山9956 バロー日経225(225mini先物想定元本換算) 2018年12月限、2019年12月限、2020年6月限、2020年12月限リストから外れたもの 2485 ティア 第1四半期決算が今一つ。成長期待で買っていたこともあり、少し売ってみた。2903 シノブフーズ 全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、半分ほど売ってみた。3276 日本管理センター 全体が下がる中で逆行高していたので、ポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、大半を売ってみた。6078 バリューHR 業績が停滞気味だけど株価は堅調だったので、半分程度売ってみた。7148 FPG 景気敏感株の側面があるのではと思い、この先の景気悪化に備えて業績好調・株価堅調のうちに大半を売ってみた。7212 エフテック 全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、半分ほど売ってみた。8020 兼松 全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため少しだけ売ってみた。あわせて株価が大きく下がり、0.5%を切った。9414 BS11 全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、大半を売ってみた。9861 吉野家 業績が低迷しているので、優待用の100株を除いて売却してみた。リストに加わったもの4041 日本曹達 業績好調なのに株価が大きく下がったので久しぶりに買ってみた。6704 岩崎通信機 新たに買ったわけではないけれども、全体的に下がる中で株価が比較的堅調で0.5%を上回ったため。6747 KIHD 目立った売り材料が新たに出たわけではないのに株価が大きく下がったので、少し買い増ししてみた。 7182 ゆうちょ銀行 マイナス金利が直撃する買いづらい銘柄と思われているけど、私にとっては買い安心感のある銘柄。主力級まで買い戻してみた。 〇銀行株の3つの不安要素8316 三井住友FG マイナス金利導入をきっかけに大きく下げたので買ってみた。 〇銀行株の3つの不安要素8411 みずほFG マイナス金利導入をきっかけに大きく下げたので買ってみた。 〇銀行株の3つの不安要素8703 カブドットコム証券 マイナス金利で株式投資が徐々にブームになるのではと思い、配当利回りが比較的高いこともあり、大きく買い増してみた。9501 東京電力 マイナス金利導入で、債券のかわりに公益株が買われるようになるのではと、10年先の復配を期待して買ってみた。復活したときには、強靭な企業になっていると期待。9503 関西電力 マイナス金利導入で、債券のかわりに公益株が買われるようになるのではと、復配を期待して買ってみた。9506 東北電力 マイナス金利導入で、債券のかわりに公益株が買われるようになるのではと、増配を期待して買ってみた。9508 九州電力 マイナス金利導入で、債券のかわりに公益株が買われるようになるのではと、復配を期待して買ってみた。9509 北海道電力 マイナス金利導入で、債券のかわりに公益株が買われるようになるのではと、復配を期待して買ってみた。9534 北海道ガス マイナス金利導入で、債券のかわりに公益株が買われるようになるのではと、配当利回り約3%を評価して買ってみた。9656 グリーンランド 今期見通しが減収減益減配の決算をきっかけに大きく下がったのだけど、体験型インバウンド需要を取り込めるのではと期待し、買い増ししてみた。 ポートフォリオ上位陣については、逆行高の孝行息子くらコーポを少し売ったほか、全体のポートフォリオ管理(レバレッジ抑制)のため、幅広く少しずつ売ってみた。 一方で、マイナス金利で割安感の出て来た中部電力、4月優待の伊藤園優先株などを買い増ししてみた。 2月は下がった銘柄を物色したため一時的にレバレッジが約1.7倍まで急上昇。その後頑張って売ってみたのだけど、月末のレバレッジは1.6倍弱と高水準。そのうち0.12倍強が貴金属(金・プラチナ)のETF。 今の経済状況・企業業績・株価水準ならば、この程度のレバレッジも案外居心地が良いのかもと思う今日この頃。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Feb 29, 2016
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相場が落ち着いてきたので、久々に、貸株サービスについて。 今回は、貸株サービスにまつわる色々なネタを、落穂拾い的に。(関連の日記)〇貸株サービスが熱い(その4)〇貸株サービスが熱い(その3)〇貸株サービスが熱い(その2)〇貸株サービスが熱い(その1)〇貸株サービス1.貸株金利が高い銘柄は、株価下落を予想する人が多い 貸株金利の高い銘柄は、なぜ高いのだろうか。 多くの人には言わずもがななのだろうけど、買い方にとっては決して”人気の証”的な好ましい状況ではない。 貸株市場において高い金利を払ってでも借りたい人が多い銘柄ということなのだけど、 なんのためにその銘柄を借りるかというと、その目的はただ一つ。 貸株市場で株を調達して空売りするため。 要するに、将来の株価下落を予想して空売りしたい人が多い銘柄ほど貸株金利が高くなっている。 投機的な取引で割高になっていると思われているとか、今後の業績悪化が予想されているとか、 好意的に解釈したとしても”強弱観対立している銘柄”ということ。 たまたま自分が選んだ銘柄の貸株金利が高かったとすれば、その銘柄の世間的な評価は上のような状況と覚悟しておく必要がある。 だから買うなということでもないけれども、 買うのなら、あえて先安観の持たれている銘柄を買う見返りとして、貸株金利をもらっておかなければと思う。2.貸株サービスで売買手数料が無料に 貸株サービスの残高が多いと手数料が安くなる証券会社がある。それは、貸株サービスの新興勢力の楽天証券。 月間平均の貸株残高が5000万円以上だと、超割コース選択で翌月の信用取引手数料が無料に。 楽天証券は信用金利が必ずしも安くないので信用取引には不向きだけれども、 現物の売買を、”信用買い+現引き”、”信用売り+現渡し”で代替すると、かなりの節約となる。3.SBI蟻地獄に気を付ける 貸株金利は証券会社ごとに変動しているので、最適化するためにはどうしても証券会社間の移管手続が必要となる。 また、私の場合、相場下落時などには、信用取引主体の証券会社の担保を補強するために移管手続が必要となることもある。 そんな移管手続においては、SBI証券が要注意。 やけに記入項目が多い移管依頼書を提出してから、手続き完了まで時間が掛かる上に、 少しでも誤記や株数相違(手続中の売買など)があると書類を返送してくる(一往復するたびに10日程度は余計に時間が掛かる、何のために電話番号まで書類に書かせているのかも分からない)。 楽天証券がWeb上での手続きのみで迅速に移管してくれたり、 カブドットコム証券が誤記・株数相違については電話確認で手続きを続行してくれるのとは全く異なる。 SBI証券にいったん入れてしまうと出すのはとても大変。貸株サービスを利用する際には、そのことを理解の上、必要最小限にとどめるのが吉。 それから、SBI蟻地獄に対抗するための若干の工夫としては、 SBIから複数銘柄の移管をするときには、1枚の依頼書に複数の銘柄を記入するのではなく、 手間がかかっても1銘柄毎に1枚の依頼書を作成するとよい。 そうすれば、事後的に株数相違が生じても、その銘柄以外の手続きが止まることは無く、影響が最小限となる。4.感想など 私の場合、ここのところの株価下落で信用取引が拡大していて、貸株サービスの利用はかなり縮小気味。 レバレッジ低めにして、貸株サービスをのんびり活用するのが気楽でいいなーとか思いつつも、 今の株価水準ではお買い得に思える銘柄が多くて、どうしてもレバレッジが高くなってしまう。 今回の日記では、貸株サービスについて書いたのだけど、 貸株サービスで得られる金利も魅力的ではあるけれども、信用取引の資金繰りはさらに重要で細心の注意が必要とも思う。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Feb 28, 2016
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株式市場も落ち着きを取り戻した感じで、心穏やかに暮らせる今日この頃。 そうなってくると、株式関係では案外ブログのネタが無い。 ということで、今回は、最近頂いた”ふるさと納税のお礼の品”について。 株価と違い右肩上がりの我が体重。生活習慣改善のための栄養指導の先生から、”魚中心の食生活を!!”と言われていたなーと、 今回は、美味しそうなお刺身にしてみた。選んだのは高知県大月町のブリ活〆セット。1.高知県大月町のブリ活〆セット 高知県大月町に1万円以上の納税(寄附)をすると頂ける”ブリ活〆セット”。 朝水揚げ、活〆し、背・腹とアラに捌いて真空パックされたものが冷蔵便で届く。 背・腹の柵を刺身で食べると、脂がのっていて大変美味。 1日限定4組の受付けとのことで、品切れの時には深夜0時まで待つと申し込める。2.大月町の充実のお礼の品ラインナップ 大月町の”ふるさと納税お礼の品”はブリ以外も充実のラインナップ。 ブリの刺身が大満足の品だったので、またも大月町にふるさと納税。次に選んだのはこれまた健康志向で”自然薯2kg”。1万円以上の納税(寄附)で頂ける。 なんだか、心のふるさと大月町の納税リピーターになりそうな予感。※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村
Feb 26, 2016
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本日は、税務署で確定申告。 私の場合は、証券会社の特定口座(源泉徴収無し)がいくつかあるのと、 ふるさと納税をしているので、その関係の申告に。 そのうち、ふるさと納税関係の確定申告について書いておきたい。1.ふるさと納税で確定申告が必要な場合 平成27年4月から確定申告不要の”ふるさと納税ワンストップ特例制度”が始まったけれども、 これは、納税先の自治体数が5団体以内で、他の理由での確定申告もしない人のみが対象。 5団体を超える自治体にふるさと納税を行ったり、ふるさと納税の有無にかかわらず確定申告を行う人が、ふるさと納税についての控除を受けるためには、確定申告が必要とのこと。 確定申告を忘れると、 ”実質2000円の負担で、全国の美味しいもの各種をお取り寄せ”のつもりのふるさと納税(正確には寄附)が、単なる”割高なお買物”になるので要注意。2.ふるさと納税の確定申告に必要なもの 給与所得者がふるさと納税の確定申告をする場合に必要なものは以下の2点。 〇自治体発行の受領証 まず、納税(寄附)先の自治体発行の受領証。納税先すべての受領証を揃えます。 事前の準備として、表計算ソフトで納税(寄附)先・個別の納税(寄附)金額・合計金額の一覧表を作成しておくと申告の際に手間が省けます。 〇源泉徴収票 また、給与所得者であれば源泉徴収票が必須。3.税務署での確定申告の手続きの流れ 私が確定申告に行った税務署の場合、 税務署に行くと、 まずは事前の書類作成・確認のコーナーが設けられているので、用紙に源泉徴収票をノリ付けしたり、受領証をホッチキス止めしたりと若干の作業をします。税務署の方に確認してもらいます。 次に、パソコンで確定申告内容の入力をします。 パソコンの画面に従い、源泉徴収票の内容や、ふるさと納税(寄附)先・金額等を入力していきます。 この際、画面では、ふるさと納税(寄附)1件毎のデータを打ち込むことになっていますが、 全部まとめて1件として入力しても問題ないようです。その場合、寄附先を”〇〇市他”として、寄附金額にふるさと納税(寄附)の合計金額を入力します。 分からないことは税務署の方が親切・丁寧に教えてくれます 最後に、入力内容を印刷してくれるコーナーがありますので、印刷してもらって添付書類(源泉徴収票や受領証)とともに提出すると完了です。 所要時間は、待ち時間を除くと30分程度。 私の行った税務署では、給与・年金所得のみの人のファストレーンがありましたので、申告内容がふるさと納税関係だけの人なら待ち時間を入れても所要1時間以内のようでした(私は株式関係の申告もありましたので遅い行列に並びましたが。。)。 確定申告完了後は、 所得税(国税)分は3週間後ぐらいに銀行口座に還付金が振り込まれ、 住民税分は今年の納税分から減額されます。4.感想など ふるさと納税(寄附)は、 最近はでは、納税(寄附)するのもパソコン上だけの操作でとても簡単になっていて、 また、確定申告も簡単な作業で、税務署の人はとても親切に分かりやすく教えてくれます。 ふるさと納税(寄附)は、実質2000円の負担におさまる上限まで目一杯納税するに限ると思うのだけど(私は、今年もさっそく都城市のお肉などから納税活動を開始してみたところ)、 制度を利用しない人が大多数のようで、もったいないなーと思うと同時に、 ”ごく普通の人”の行動原理を理解する手がかりになるのではと思ったりもする(きっと、金利0.01%の銀行預金にお金を寝かせたままで、益回り10%超・配当利回り4%・優待付の株式には見向きもしないというのと相通じるものがあるのかな、なんて。)※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村
Feb 21, 2016
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黒田砲第3弾のマイナス金利導入により、銀行株が叩き売られている。 また、それをきっかけとして株式市場全体が大幅安、日経平均はあっさりと1万5000円割れに。 はたして、黒田砲第3弾は味方の陣営に向けての誤爆だったのだろうか。 今回は、マイナス金利導入をきっかけに銀行株が叩き売られることとなった、3つの不安要素について思うところを。 まず、銀行株安の理由とされている3つの不安要素とは、1.不安要素その1 〇マイナス金利なので、銀行が国債取引で儲けることができなくなる。 資金の多くを国債で運用している銀行には大きな打撃。2.不安要素その2 〇マイナス金利なので、住宅ローンや事業会社への貸し出し金利が一段と下がり、銀行が融資業務で儲けることができなくなる。3.不安要素その3 〇原油安をきっかけに、破たんする事業が出てくる。そのため債務不履行が発生したり、適格債がジャンク債に転落したりすることで、銀行の資産が一気に毀損する。 と、まあ、銀行株が軒並み大きく下がるのには十分な理由があるようにも見えるのだけど、 へそ曲がり精神で考えてみると、なんだか、不安の煽りすぎではと思えてならない。4.へそ曲がり的にマイナス金利の影響を考える へそ曲がりというか、ごく素直に考えるとこんな感じでは。 〇不安要素その1:マイナス金利なので、銀行が国債取引で儲けることができなくなる。 ↓ 例えば、今まで99円で買って100円で売ってた国債を、これからは100円で買って101円(マイナス金利)で売るようになるだけでは。(※価格はイメージです。) 少しは利幅が減るかもしれないけど、大きく減ることはないのでは。 (この辺は、国債の最大の買い手の日銀のさじ加減次第な面もあるだろうから、日銀によってどうにでもコントロールできるでしょ) 〇不安要素その2:マイナス金利なので、住宅ローンや事業会社への貸し出し金利が一段と下がり、銀行が融資業務で儲けることができなくなる。 ↓ 銀行の利幅は、貸し手と借り手の需給で決まるのだから、 今まででも、銀行間の競争は激しく利幅は小さかったとは思うけど、マイナス金利になったからといって基本的には何も変わらないでしょ。 (基本は、資金の調達コストが下がるのと、貸出金利が下がるのが見合いで、利幅は変わらないのでは) 〇不安要素その3:原油安をきっかけに、破たんする事業が出てくる。そのため債務不履行が発生したり、適格債がジャンク債に転落したりすることで、銀行の資産が一気に毀損する。 ↓ 実態はよくわかりません。でも、なんだか取って付けた感はあるよね。5.好材料もある 〇保有債券の値上がり: 例えば、99円で買って100円で売ろうと思っていた手持ちの国債が、マイナス金利導入をきっかけに一瞬にして100円になり将来101円で売れるように。(※価格はイメージです。) 〇資本コストの低下: ゼロ金利をきっかけに、資本(株式)に対する期待利回りも低下していくだろうから、 銀行の利益水準が維持されるなら株価上昇、 少しぐらい利益が減っても株価横ばいとなるのでは。 6.銀行株コレクション てなことで、先週は売られ過ぎと判断した銀行株を買いそろえてみた。 今のところの銀行株コレクションは、配当利回り4%超のところを中心に、 島根銀行、ゆうちょ銀行、あおぞら銀行、三菱UFJ、りそな、三井住友、みずほ、北洋銀行。 見渡すと、北洋銀行をふくめ旧都市銀行系をコンプリート。 週明けには、上記コレクションのうち最もリスクの小さそうなところに絞って買い増してみたいと考えているところ。7.感想など 原油安による不良債権リスクはともかくとして、 国債の売買益なんて日銀のさじ加減一つだろうし、 当の日銀黒田さんが”何でもできるし何でもやる”と言っていて、国債売買益に焦点が当たってしまった以上、メンツにかけてもなんとかするのだろうと思う。 そんな中で、手持ちの株を売るだけならともかく、空売りをしている人は命知らずの真の勇者なのだろう。 今回の暴落により、銀行株買いで儲けるチャンスを得ることができたのは、そんな勇者たちのおかげ。ここに感謝の誠を捧げます。※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Feb 14, 2016
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今年の相場はなんだか良いことがありそうな気がしてきた。 なんたって株価が安い。 こんな会社が、こんなにも安く買えていいの? 暴落のおかげ。不安心理のおかげ。追証発生のおかげ。 ありがとう、ありがとう。 今喜んで買っている株の中には短期で簡単に2~3倍になるものも多いだろう。 手の届かないところにあると思っていた自由億の世界が、この瞬間の選択により案外手の届くところまで近づく可能性があると思える大切な週末。 と妄想がふくらむのだけど、 私はというと、 日経mini先物には現金の追証発生で生活費から緊急に入金(普通預金の残高が小学生の小遣い程度に)。 また、いつも信用取引に活用している口座が危機的状況になってきたので、普段は現物取引のみの口座でも信用取引を開始。 と、足元の危機をしのぎつつの戦線拡大で、ついにレバレッジが1.7倍弱。 人間、死ぬ間際には光に満ち溢れた綺麗な花畑が見えるそうだ。。。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Feb 13, 2016
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なにこれ、どれもこれも安いんですけど。 債券類似の電力株。 ずっと買いたかった優待株。 お利口な人の空想で下がる銀行株。 ニッチ分野で着実に伸びている成長株。 個人投資家好みがアダとなり投げ売られてる人気株。 不景気・円高を味方にしそうな商売をしている小売株。 私は、既にレバレッジが1.6倍台に達してお腹一杯だというのに、こんなの見ちゃうとまだまだ食べたくなってしまう。そして、きっと食べてしまうんだろうな。 お菓子の家にたどり着いた子供たちのように。 食べ疲れて眠ったころ、悪い魔女に捕まってなければ良いのだけど。。。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Feb 11, 2016
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いやはや、勢いよく下げるものです。 でも、目先のことだけ考えれば、売りに利があるように見えるけれども、 長い目で持久戦と考えれば、買いが圧倒的に有利な状況では、 とか思うので、そのあたりのことをチラシの裏に。 なにせ、長期金利もついにマイナス。もうこの先、少なくとも10年間程度は金利の無い世界なのだろう。 そんな中で、買い方の立場なら 例えばPER10倍の会社が今後も業績横ばいとするなら、10年間で今の株価相当の利益を生み出すこととなる。 配当利回り4%の会社が今後も同じ配当を続けるならば、10年間で今の株価の4割は配当として株主に還元される。 一方、売り方は短期の値動きで利益を得ることはありえても、長期で売りポジションを維持してもコストがかさむだけで得るものは何もない。 もう、買い方は短期の値動きで破綻しないよう心掛けて、持久戦に持ち込めば、時が味方をしてくれる。 そんな感じなのだろうと、買い豚の自分を励ましてるところ。 ちなみに、今回のタイトルの”スターリングラードの戦い”は、第二次世界大戦時の独ソ戦の転機となった攻防戦。 一応、売り方をドイツ軍に、買い方をソビエト赤軍になぞらえているのだけど、 なんだか気力減退で筆が進みません。 興味のある方はググってみてください。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Feb 9, 2016
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マイナス金利導入で銀行株が大幅安になっている。 私は、”みずほFG”を買い下がっているのだけど、 そうしていると、その昔、”みずほFG”を超主力として戦っていた頃のことを思い出す。 今回は、思い出話と将来の妄想をチラシの裏に。1.みずほ無限ナンピンの思い出 21世紀の初めごろ、不良債権問題で銀行株は低迷していた。特にハードランディング路線と思われていた竹中平蔵氏が2002年秋に金融担当大臣となると株価下落が加速。 その頃”みずほ”は5万円額面の1株単位だったのだけど、30万円を割り20万円を割り、さらには10万円を切って最後には6万円割れまで、まるで破たん処理を織り込みに行くように下げ続けていく。 ”みずほ”がメガバンクでは最も財務内容が悪いという当時の一般的な見方に対し、 私は、東京三菱以外はどんぐりの背比べ程度ではと思っていたので、先頭に立って下げていく”みずほ株”が割安に思えてナンピン買い下がりをしていた。 株価が20万円(それでも50円額面に換算すると200円なので安い気がした)の頃は1株とか2株を買っていたのだけど、10万円を切るころには10株単位で買い注文を入れるようになっていた。そして8万円7万円6万円とどんどん下がるのに合わせて無限ナンピン。 と、破れかぶれで、今でも冷や汗ものなのだけど、 そんな中で、株価が最安値から少し戻しかけていた2003年5月のとある週末、日経新聞1面トップで”りそな国有化”が報じられた。恐れていたものがついに来たか? 当然、りそなの次はみずほという連想が働く。 だけど、新聞をよく読むと、国有化といっても長銀や日債銀のように債務超過を前提(既存株は無価値)としたものではなく、資産超過を前提とした資本注入の模様。つまり既存株主の権利が残るという処理方式のようだ。 ということは、りそなより内容が良く社会的影響も大きい”みずほ”が債務超過扱いで破たん処理ということは絶対ありえない。破たん処理を免れさえすれば今の株価は明らかに極端な割安。 多分この記事で週明けは大きく下げるところから始まるだろうから、ギリギリまで買い増しだ! そういう判断のもと、週明けに、当のりそなと並んで大きく下げた”みずほFG”を全力買い増し。ついに私の純資産を超える規模の”みずほFG”の買いポジションを持つ状態に。 破れかぶれから始まり、結果的に会心の一撃に。 2.21世紀初頭の銀行の体力低下時の一コマ ところで、 銀行や事業会社が不良債権問題で苦しんでいた頃、海外業務をやりたいなら自己資本比率8%以上というバーゼル規制とやらが導入され、リスク資産となる融資額を減らさざる得ない事態に。 いよいよ進退窮まる銀行と事業会社。 当時、以下のようなやり取りがあったとか。銀行:今回は借り換えには応じられません。融資を引き揚げさせていただきます。事業会社:事業はなんとか回っているし返済を滞らせたことも無いのに。今融資を引き揚げられると、資金繰りどうにもなりません。銀行:御社に問題があるわけじゃないんです。バーゼル規制でどうにもならないんです。事業会社:長年お付き合いをさせていただいて、銀行さんのノルマにも協力してきたのに。こんな時になんとかしてくれるのがメインバンクじゃないんですか。とにかく運転資金が確保できないと潰れてしまうんです。頼みます。銀行:・・・・・。事業会社:・・・・・。銀行:持合いの当行の株式を売って資金を調達していただくしかありません。事業会社:えっ、持合いの株を売ってしまっていいんですか。銀行:もう、それしか手がないんです。ううう。。。。で、銀行の株価がますます下がる。3.マイナス金利時代の一コマ 時代は変わりマイナス金利導入で、将来、こんな会話がかわされるのでは。銀行:今回満期を迎える御社の資金ですが、もう金利をお約束できる商品がありません。事業会社:えっ。急にそんなこと言われても。長年お付き合いをさせていただいて、銀行さんのノルマにも協力してきたのに。こんな時になんとかしてくれるのがメインバンクじゃないんですか。とにかく余資の運用先を考えてください。銀行:では、ブラジルレアル建ての10%の金利の債券はどうですか。または、ハイイールド債とオプションを組み合わせた毎月分配型の投信でも。事業会社:本気ですか?馬鹿にしてませんか?銀行:・・・・・。事業会社:・・・・・。銀行:もう、配当利回り4%の当行の株式を買っていただくしかありません。事業会社:えっ、銀行から証券会社に資金を移してしまっていいんですか。銀行:もう、それしか手がないんです。ううう。。。。で、銀行の株価が上がる。 なんてことにならないかな~。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Feb 7, 2016
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マイナス金利導入で、銀行株や保険株が大きく売り込まれている。私の超主力のかんぽ生命や日本郵政も逆行大幅安。 もう、国債での資金運用が出来なくなる → 収益悪化 というような理由のようだけど、 国債での資金運用が出来なくなったからといって、銀行や保険の屋台骨がゆらぐようなことは想像しづらいなとか、 今の瞬間を見れば、金利低下による保有債券の価格上昇で大きな利益がでているよな、 とも思う。 ようするに、はじめての”マイナス金利”で何をしたらよいか分からないなかで、”銀行・保険株売り”という動きがあったので、我も我もと過剰に反応しているのではないだろうか。 というようなことで、 株価下落で配当利回りが3.9%弱まで上昇している、懐かしの”みずほFG”を久しぶりに買った。 また、先日売ったばかりの”ゆうちょ銀行”を少し買い戻してみた。 条件反射的に動いている相場が落ち着いてくれば、そのうち、配当利回りに着目した買いも入って来るのではと妄想。 ※上記は、ポジショントーク的成分満載の独断と偏見による記述。※投資は、損しても得しても自己責任で!※ランキングサイトに登録してみました。にほんブログ村にほんブログ村
Feb 2, 2016
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