全3件 (3件中 1-3件目)
1
うーん、うーん、うーん…なんかスッキリしないお話だなぁ。ある日、幸せな家庭に押し入った来た強盗に妻と幼い娘を殺されたクライド。司法庁からの検事・ニックは本当に殺人を犯したダービーと司法取引し、殺人を犯していないが一緒に押し入った男を死刑にしてダービーをかなり軽い刑で済ませた。ニックは『有罪率96%』を落とさないために確実に、簡単に有罪を取れる方法だからと、独断で ダービーの証言を使って共犯者だけを殺人犯とする司法取引をしてしまう。主犯はダービーだから裁判で戦って欲しいという被害者クライドの言い分を全く無視。実に嫌な検事だ。クライドは『法』と『正義』に絶望したのだろう。10年後、何ともまだるっこしい、でも果敢な(?)テロ行為に打って出る。犯人ダービーに対して余りにも躊躇無く残虐な復讐をするので、怒りだけにしては異常だなーと思っていたら元々国防関連の仕事で、『遠隔操作での殺人方法』を考えることが彼の生業だった(^_^;)。こわっ!元来、殺人に対して鈍感な人だったんだなー。うわークライドにもイマイチ共感できないなー。と言う訳で、クライドがニックに対して、ちゃんとした捜査もせずに悪を野放しにする法曹界関係者達に対して、『復讐ではない、正義のための戦い』を挑む…のですが、所詮は『人殺し』なんですよね。でも検事よりクライドにちょっと頑張れと思ってしまうのは、この検事は『法を犯さなければ正義』であると大上段に立ち、全く意見を変えない上に絶対に自らの非を認めないところが大嫌いだから。私は多分『法が守るのは社会であって人間ではない』とどこかで思っていてそれを否定できる材料がないので、法に被害者が守られないなんて当たり前なんじゃないかとも思っている。そんな斜めに生きてる人は法に対しての怒りもあんまり無いもんだから、今ひとつ感情が乗らないっつーかなんつーか…(^_^;)。すんません、こんな私がこの映画見ちゃって。でも結局ただ愚かだったと言うことがたったひとりの人に伝わっただけ。伝わらないより良いとは言え無いくらい大勢の人死にが出て、成果なんて無いも同然。報復は『不完全』と言う印象でした。「血を流さなければ解らない」クライドの言い分はテロリストのそれと変わらない。確かに危険思想だし、やった方法は余りに的外れな殺戮だ。テロでは何も変えられない。…どっちもどっちで嫌ーな気分になってすっきり感のないストーリーでした。トリックはどうだとか、サスペンス・スリラーとしてはどうだとか要素として見る分には面白いとは思うけどね。でもトリック仕掛けるクライドが余りにも特殊技能は持っているわ、金はあるわでなーんか…ねぇ?(^_^;)それにしても思い込んだら試練の道を…ですなぁ。地道で大胆な犯行計画でした。最後はの仕掛けはガッカリだったけどな。移動できちゃダメだわよ。動かしたら作動するようにもしておかないと。片手落ちなんだよなー。あ、判事さんが殺されるシーンはかなりビクッてした。ありゃ怖い。それにしてもニックは走るのが早ぇなぁ。絶対に300m以上有るところを30秒しないで避難できるなんて。ウサイン・ボルトより早いって。なんだかんだで私的『復讐物』の最高峰は『告白』のままです。
Jan 26, 2011
コメント(0)
やっと観に行かれたー。うん、劇場版1よりずっとずっといい出来でした!私の好きな右京さんだったわ、今回は。目先のことでわたわたするだけの脚本じゃなかったし。まあ、今回のも良くも悪くも『相棒』なんですが、もの凄く冷静な分析とアグレッシブな右京さんにうっとりです。特効も画面構成も奇を衒うことはないのですが、迫力を欠くことなく、説得力もありました。変に回り込む映像やら、色彩を故意に変えた画面なんか使わなくてもちゃんと状況と感情を優先したカメラワークであれば見やすくて伝わりやすいんですよ。もの凄く上映時間が短く感じるスピード感ある話運びは大好きです。関わっている人間が多いように見えますが実はそんなでもないし。お話は…『お家騒動』的ではありますが、一般人が全く介入せず被害者も加害者も捜査も傍観者も全部が全部警察関係者で、各々の立場の行動を描写しているのが面白い。だから、『あなたの正義を問う』なんですよね。右京さんの凄烈な正義は時に眩しく美しいけど鋭く苦々しくさえあります。私は…ね。観ていて胸が痛くなりました。昔、私が中二病(苦笑)真っ盛りのまさに中学二年の時に「絶対普遍の正義なんてない。正義は国や宗教や時代によって変わるものだ。人間は『人を殺してはいけません』と言う法律を作らないと人を殺してしまうのが当たり前になるような生き物なんだから、必要なのは正義という概念ではなく法律という文章だ」とちょっと危うい宗教のように高らかに言ったことがありました。そしたら母親は涙ながらに、「十代で、子供のうちにそんな哀しいことを言っちゃダメ!正義はあるのよ!絶対にあるのよ!」と言われたことを思い出しました…。うぁぁぁぁぁっ書いてて痛い…_厂|◯ガクリしかし、いい加減大人になった今でも、私は『正義』に迷走中ですので、いいか悪いかではなく『全ての人の立場の正義がある』という見地のままで『その人の唱える正義』が『好き』か『嫌い』かで判断することにしています(^_^;)。…なんか、人としてダメなんでしょうねぇこういうの…でも自信持って言えないんだもん、『正義』なんて。それにしても、小野田官房長……あああああ~!!官房長ーーーーーーーーーーっ!!!!これ以上は言えません。これが今の私のせいいっばい(苦笑)。
Jan 13, 2011
コメント(0)
やっと映画に行かれそう~明後日だけど。『相棒』観に行かれそうですよ!でも、その後は2週間位みたいものがないな…。『ジーン・ワルツ』は原作が好きだったし、菅野美穂だから見る。公開は2月だけど。『SP革命編』も見ないと。あ、これは3月か(^_^;)えーと、えーと…『ウォール・ストリート』観たいかも。これも2月か。『RED』と…『GANTZ前編』は1月?観ようかどうしようかって言うところだなぁ。戦争物だけど、『太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-』も観たいな。うーん、2月以降は観たいのがあるんだけどなぁ。2・3月は…お金がないんだよね~(^_^;)。
Jan 11, 2011
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1