縦糸横糸 河合隼雄 著



これは1996年5月から産経新聞に連載したコラムをまとめたものです。

時勢に合わせたテーマが多いのでちょっと古くなってしまった部分もありますが、河合先生が亡くなられた今読み返すと、「ああ、こういう人だったんだなあ」としみじみと見えてくるものもあります。

マザーテレサについては、「今さらいろいろ言い立てることもない」としながら、河合先生はマザーテレサの人生には「必要なときに必要なことが起こる」と書かれています。

そんなあたりが、河合先生らしい視点だなあと感じます。

ペラペラとめくって、どこの部分からでも気軽に読める一冊です。


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