韓国ド田舎ライフのすすめ

韓国ド田舎ライフのすすめ

2005.08.20
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「秘話」というほどのものでもないのですが、今回、私が第2子の妊娠に至った過程をちょっとお話しようと思います。

その前に、第一子のイナちゃんを授かったときの話からしますね。

じつは、私の母方の家系は代々妊娠しにくい家系のようで、私の母などは私を生むまでになんと10年もかかったそうです。

それはなぜかというと、女性側の体に問題があるのですが、なんと私自身も私の母も、母の母親(つまりお祖母ちゃん)も、うちの家系の女性たちは、揃いも揃って生理が年に2、3度しか来ない、という体質の持ち主だったのです。

私は結婚するまではそのことをむしろ嬉しく思っていました。もともと一生独身で通そうと思っていたタイプだったので、煩わしい生理がないことはちょうど都合がよかったのです。

でも、ひょんなことから韓国男性のシンさんと出会い、結婚してからはそのような思いが一転しました。

韓国では、血統というものをとても重要視しますので、自分の子孫が残せないということになったら一大事なのです。

それで、シンさんと結婚してからは、「なんとしてでも子どもを授からなければ!」という思いになり、すぐに妊娠対策を立てることにしたのです。

韓国へお嫁に来てからも、相変わらず生理はなかなかやってきませんでした。「これでは、自然にまかせて待っていたら、うちの母のように子どもを授かるのに10年もかかってしまう!」と焦った私は、さっそく産婦人科に相談することにしました。

といっても、韓国という異国の地の、しかも産婦人科という未知の場所に行くことはすごく勇気の要ることでした。

「産婦人科に行ったら、どんなことされるのかな?」「男の先生なら嫌だなあ」「韓国語で説明されて、ちゃんと理解できるかな?」そんな心配が次から次へと出てきます。

それでも最後は「でもやはりなんといっても早く子どもが欲しい!」という思いが勝って、勇気を振り絞って産婦人科を訪れました。

先生は、中年の男性でしたが、この街の中では一番年配の経験の多い先生であるらしく、とても信頼することができました。ちょっと早口で、せっかちな先生であるため、先生の韓国語を理解するのは大変でしたが。。。

一応一通り検査を受けて、先生の説明を聞いたのですが、どうやら私は、人よりも女性ホルモンの分泌量が少ないらしく、それで卵子の成長速度がものすごく遅いようなのです。

それで、普通の女性なら約1ヶ月に1度ずつ来るはずの生理が、1年に2,3回になってしまうらしいのです。

それでさっそく、先生の意見に従って、ホルモン注射を打ってもらうことにしました。この注射を打つと、通常は3日後から1週間後には生理が来るそうです。そして、「生理が来てから3日後にまた来てください」と言われました。

注射を打ってから本当に5日目ぐらいで生理が来たので、その3日後に再び病院に行きました。すると今度は飲み薬(錠剤)を渡され、「これを毎日1回ずつ5日間飲み続けて、薬がなくなったらまた来てください」といわれました。

「この薬はもしかして、卵子を大きく成長させる薬なのかな?」なんて思いながら薬を飲み、薬がなくなってから再び病院へ行きました。

内診が終わってから、先生が、「それでは、○月○日から○月○日の間に夫婦関係をしてみてください。そうすれば妊娠できますよ。」というので、そのときは藁にもすがる気持ちでした。

それでさっそく、先生にいわれたとおりに、○月○日から○月○日の間にトライしてみたのですが、そのときの回では妊娠できずに、その約2ヵ月後にやって晴れて第一子の妊娠に成功したという次第です。

前置きがやたら長くなってしまいました。。。

第1子のときに産婦人科にお世話になってやっと妊娠できたわけですが、妊娠と出産を経験して、母乳で育てていれば、女性ホルモンも正常に機能するようになり、第2子は自然に妊娠できるのでは?という期待も少しはありました。

2005年度の第一番目の目標を「今年こそ絶対に第2子を出産する!」と立て、シンさんと努力もしてきました。

でも、その期待とはうらはらに、生理はやはりいつまでたってもこないし、もうすぐイナが満4歳になるというので、だんだんと焦ってきてしまいました。

「このまま子どもが一人だけだったらどうしよう。自分は一人っ子で寂しい思いをしたから、子どもだけは絶対たくさん欲しい!」という思いが強かったため、決意して、今年の5月に久しぶりにまた産婦人科を訪れたわけです。

その産婦人科の先生は、私のことをよく覚えていてくれて、私の体質についてもよく理解してくださっていたので、また以前と同じような方法でやってみようということになりました。

そこで、最初に尿検査があったのですが、なんとそこでプラス(陽性)反応が出たのです!私は思わずうれしくなってしまったのですが、先生が、「おかしいな。内診ではそれらしいものは見つからないのに。。。」と言われ、また5日後に来るように言われました。

そして、また2度目に産婦人科へ行って同じように検査したのですが、今度は尿検査もマイナス(陰性)反応になってしまって、「やはりこの間のは、何かのホルモンに反応してプラスになってしまったらしい」という結論づけられてしまったのです。

そして、私は少しがっかりしたのですが、また気を取り直して、今回もホルモン注射を打ってもらいました。

この注射を打てば、前回と同じように、遅くても1週間後には生理が来るようになっています。

ところが、待てど暮らせど、10日以上過ぎても生理が来ないではありませんか!そこで、「もしかして先生のミスでホルモン注射の量が少なかったのでは?」と心配になった私はまた産婦人科を訪れました。

先生に、もう10日以上も経つのに生理が来ない旨を伝えると、「おかしいな。そんなはずはないんだが。。。」と言われ、内診を受けてみると。。。

「あ、あれっ?!」
いつもの落ち着いた先生らしからぬ声に、私もびっくりしてしまいました。

「せ、先生、ど、どうしたのですか?何か異常でも?」

「イヤ、妊娠している形跡が見られるんだよ。おかしいなー。」

「お、おかしいって?!」

「この前は何の反応も見られなかったに。。。。」

これは一体どうしたことでしょう!
1回目と2回目の検査では陰性と出たのに、実はちゃんと妊娠していたということだったのです!

それではいくらホルモン注射を打っても生理は来るはずがないですよね。。。

先生は、「おかしいなー」を連発しながら、「本当の妊娠初期には、稀にこういうこともあるんですよ。検査に引っかからないということが。ハハハ。」と笑っていました。(汗)

なにはともあれ、今回は思いもよらず「自然に」妊娠していたことが分かり、じつに奇跡をみる思いでした。なにしろ、生理が来たのは、その2ヶ月以上も前のことだったので。


私の今年の第一目標、「今年こそ絶対に第2子を出産する!」を、ちゃんと天は覚えていてくださったのだなあと思うと、とても感動的でした。この子は神様が授けてくださった子なのだと実感しています。










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Last updated  2005.08.22 15:55:54
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ハッピーkorea @ Re[1]:やりたいことが見つかりました。(09/02) まさえさん こんにちは☆お返事が遅くなっ…
まさえ@ Re:やりたいことが見つかりました。(09/02) こんにちは。私は今韓国にお嫁にきて5ヶ…
ベル@ Re:「告白します。私は夫に内緒で2億円稼ぎました。」 いつも楽しみに拝見させてもらってます。 …
いずみ@サムチョク @ yanpaさんへ 書き込みどうもありがとうございます☆ …

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