妖精さんのお話
「空を飛んだお話し」
妖精さんがいました
妖精さんは、ふわふわ空を飛んでいます
ふわふわ、ふわふわ気持ちよさそう
私も空を飛びたいなーー
妖精さんに包み込まれると、とってもあったかで
お風呂に入ってるようです
今とっても悲しいから包み込んで欲しいなーー
妖精さんは,面倒なことは嫌いです
だから、「やーーだね」って言って
どこかに飛んで行っちゃいました
仕方がないので、ぶらぶらと歩いて帰りました
そしたら、転びそうになりました
石につまずいちゃったみたいです
「いったあー」といおうとしていたら
石はどんどん、ぴかぴかに輝き始めました
そして、どんどん、どんどん輝いて
大きな光の玉になって,白色やいろんな色になりました
そして、あっという間に広がって
私を包み込んでくれました
光は、すっぽりとまるごと、かーーるく包み込んでゆらゆらと
心地よく揺れました
そして、ふわふわと空に浮かんで、どんどん高く高く上がっていきます
どんどん
どんどん
見上げてた木々が見えます
妖精さんの遊んでたブランコが下のほうで揺れています
雲に触れました
星に触れました
月に触れました
広い宇宙に漂っています
いろんな光が流れていきます
いろんな見たこともない,澄んだ透明の光が
シャワーのように当たってはきらきらと消えていきます
なんて気持ちがいいんでしょう
なんて柔らかなんでしょう
なんて懐かしいんでしょう
どんどん、どんどん
いろんな光と挨拶してるうちに,大好きなとっても大きい
懐かしいあるものに会えました
そしたら
「ありがとう」って言ってました
きらきらのあったかいものが、つぎつぎと瞳の奥から
こぼれてきました
「楽しかったかい？」とそのあったかでやわらかなものは聞きました
「つらかったかい？」と聞きました
「ぜんぜん、つらくなんかないよ。どってことないよ。
楽しい事だらけだよ。ほんとうなの。大好きだらけだよ。
だから、だからもう帰るね。また来るよ。待っててね。こんどは
いっぱいの,愛をお土産にするね。待っててね」
あったかでやわらかいものは言いました
「ずっと一緒にいるよ。ほんとうはずっと前からね。ずっと一緒に
いるからね。」
「うん。ありがとう。ずっと一緒だね
また、この場所にも来るね。ありがとう。いっぱい抱きしめてね。
いっぱい抱きしめてあげるからね。それじゃバイバイ
いつでも会える神様。」
しょんぼりさんは、とっても幸せな気持ちでいっぱいになりました
もうだいじょうぶだぞーーって元気いっぱいになりました
おわり
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