思いだめ日記

成人慢性期実習


実習内容としては、経過が慢性的な患者さんを2週間受け持ち、看護過程を展開するというもの。慢性期って確か要項にも、急激な変化がなく落ち着いているみたいなことが書いてあった気がします。
だから私は、 あぁ患者さんって病状が安定しているんだ   と理解して実習に向かったのです。

違いましたね・・。

患者さん今までの実習の中で一番状態悪かったもん。
胸腔ドレーン(胸に溜まった膿とか空気を抜く管)
IVH(口から食べれないので、栄養補給のために、血管に栄養をいれる)
膀胱留置カテーテル(おしっこの管)
ありました。

最後の病棟実習だから重症な人にしたと・・。トホホ。

そして慢性期っていろいろな段階があるんだってことを学びました。病態が落ち着いているけど、それはコントロールがうまくいっているからで、何か管理がうまくいかないと突然、病態が悪くなるんですね・・。それが理解できたことが大きな学びかな・・。

病棟では、患者さんの笑顔のために・・と日々、清拭と陰部洗浄と寝衣交換、口腔ケアしてました。

記録は情報収集もこの頃になるとテキパキしてくるもので、必要なものだけ集めて、必要じゃないことはしないというお陰で、あんまり大変じゃなかったです。アセスメントもなかなか出来ているわねという言葉を励みに進めていきました。昔だったら、この日までにはこの記録提出というの通りにかなりやっていて、お陰で大変だったし、人と比べて自分が出来ていないのが、遅かったりとか、すごくプレッシャーだったけど、今はマイペースに進められるようになったので、あんまり焦ることもなく出来ました。1回分析をしたらあとは足りないとこを補っていきました。必然的に発生する問題も、要因と問題とだいたい合わせて考えられていたみたいです。計画は標準看護計画をもとに足していきました。患者さんに合わせて計画を変えていくのって、本当に難しくて、なかなかいいプランができないけれど、いろいろとアドバイスをもらって、自分なりにできたかなと。  12時には就寝を目指していたので、あんまり記録には苦労しなかったかな。だって家でも、疾患について調べるのが終わったら、2~3時間くらいしかやらなかったから。それだけ手抜きを覚えたってことです。実習中か??と思うくらい充実した生活していましたから。

患者さんの笑顔のために・・と頑張っていた私ですが、患者さんとはうまくコミュニケーションが最後まで取れなかったことが残念でした。失語症で、患者さんの意思を汲み取るのが難しくて・・。でも、ときどき見せてくれる笑顔と、私が何か面白いことを言ったのか、たまに大笑いしてくれるのが嬉しかったです。
実習で、患者さんとじっくり向かい合って、いろいろ考えるのは楽しかったです。患者さんといっぱい時間が持てるような病院で働きたいなぁ。
 2005年2月16日更新


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