♪ 夜がふけて死点のさきに明日をまつあさひ、くも、かぜ そして流体
鳥の声も、花の香りも、人間に向けられたものではないが、大気という共有された流体に放たれ、その音の波や香りの粒子が人の鼓膜を揺さぶり、鼻腔の粘膜を刺激してくる。自分のために発せられたのではない声が、自分の生きることを支えてくれている。そういうものに心が向かわない生活は、決して豊かなものとは言えない気がしている。
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