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♪ 浮き雲の姿さまざま遠くより聞こえる声にふと足を止め 日曜の寒波の明けた昼下がり、われ恒例のウォーキング。雲の写真を撮りながら階段坂道っけ上がり、齢を忘れていそいそと。そぞろに人の多かりき。 巷では市民マラソン盛りにて、約3キロのパークロード。ブームにのった老若のランナー時おり走りゆく。高齢の爺さんちょこちょこ足取りを確かめながら走りゆく。 福岡国際女子マラソンに新記録など出たニュース、ますます熱を帯びるらん。 おやおやかわいいポメラニアン、“おいでおいで” をしてみれば、やたらに吠えてこころ許さず。「噛みつきますか?」と問うわれに「噛みつきます」ときっぱりと。煩わせてもいけないと、あっさり引いて背を向けぬ。 佐布里の里は梅の里、おちこち梅のあまたなり。紅に白、桃色の花はや咲きて、香りほのかに漂いぬ。2月3日に梅まつり、始まるならば梅佐布里池の館に人あふれらん。開花と会期、めずらしくピタリと合って嬉しけり。 紋別に流氷接岸せしニュース。接岸初日は意外にも、昨年より2週間、平年よりも13日、暖冬なのに早いぞと内地の人ら不思議がる。流氷観光「ガリンコ号」、氷の中をガリガリと歓声乗せて進むべし。 ある歩道に、雨の流れの道生れて、蓮葉氷(はすごおり)のごとなりて自然の妙味楽しけり。 久々の右大回りコースなれば、途中に腹の減るが常。コンビニで、チョコでおおったアイスバー、買って齧って帰りくる。ノンストップで1万と4千6百3十歩、かなり疲れていたような・・。 新しい健康スポーツセンターがついに姿を現して、温水プールとトレセンの、4月のオープン待つばかり。筋トレは、機械を使わぬものでよしと思うも最新器具なれば、内心興味津々なり。1キロ先へと遠くなり、少し強めの意思が要る。
2024.01.29
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♪ 大寒に春と見紛う陽射しあり車飛蝗の裏庭にいずる朝方は晴れていた富士山。10時を過ぎるころから西からの風に乗って雲がかかってきた。 暖かいせいでまだ2週間目だといのにキムチに酸味が出てきて、食べごろになってきた。 試食した感じでは思ったほど辛くなく、だれでも食べやすいニュートラルな味となった。私としては美味しけど、ちょっと物足りない感じ。辛さを控え過ぎたようだ。見るからに美味そうだ!増粘剤、酸味料や人工甘味料、酸化防止剤とか、大量生産のものには余計なものが色々入っている。そんな不純なものは一切入ってないからねェ。スッキリして後味も良い。 私は酸っぱいのが好きだからいいけど、人に上げる場合は好みが違うので急がないと。このまま暖かいと、あっという間に酸っぱくなってしまう。あわてて一部を小分けにして袋詰めし、他の残りも大き目のタッパーに入れて冷蔵庫へ。 まだ2月前だというのに気分はもう春のよう。年寄りにとっては有難いには違いないが、程度というものが有る。 “ぬるま湯につかった国会議員” のように締まりがない冬。ダラダラと不正を続けても何とも思わなくなるわけだ。気候のせいで自民党が浅漬けのキムチみたいになったわけでもないが、こんなことで良いわけがない。 当たり前の厳しさがないのは、堕落の原因にはなり得る。平年並みという言葉が愛おしくなってくる。 地球の全体像の詳細を知ることは出来ないが、欧州の気象連合の運営による「Windy」の画面にはそのあらましが見てとれる。画像は拡大しますニューヨークの気温ロンドンの気温 季節は年々前倒ししてゆくばかり。4月には初夏の風が吹き、5月には真夏の気温となるのだろう。夏ばかりが勢力を増して幅を利かしている。春と秋の一番いい季節がどんどん目減りしてゆくばかり。 ポピュリズムが幅を利かし極右が台頭してくるのと、この異常気象は関係性があるのだろうか。保守的な傾向が強くなるのは、弱さを抱えている人間の自己防衛本能なのかもしれない。
2024.01.28
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♪ ひとときの冬らしき日の雪の白ふむ間もなくてぬくき陽のてる 大雪で車の運行もストップしていた日本海側、忍耐の限界を超えていた北陸の被災地。ニュースを見るにつけ、こちらの心も震えるようだった最悪の寒波もようやく去った。北海道もいつものことながら大変だった様子。こんな天気図、今まで見たことがない。 一先ず越えて、ほっと一息というところでしょうか。太平洋側は当面は、暖かいおだやかな天気が続くようですが、週の後半はスッキリしない天気らしい。東北地方も来週にかけて気温が平年を上回る日が多くなるようです。 月が変わる2月1日の中部太平洋側は、トンデモナイ気温が予想されている。静岡、甲府など4月の陽気だ。 私は、この寒波が来る前にそそくさと、春の準備の庭いじりをしたりしていた。昨年は、テストケースでいろんな花を植えてみたものの、宮城野萩が大きく枝を伸ばして占拠したため、草花は全滅。他の宿根草もケンカしてどうにもならない状態だった。 朝日も当たらなくなったし、理想の花壇には程遠い。一部を整理してそれぞれの間隔をとってやったりと、大幅に改造。 春になったら萩が大きくなるまでの間を飾るため、一年草を買ってきて植えるかもしれない。 薔薇に施肥したついでに、レディー・オブ・シャーロットにトレリスを立ててやった。思いのほか枝が細いので花の重さで下を向いてしまう。これで支えができ、何とかなるだろう。 ここには他に、地植えにしたミニばらと白の木香薔薇もある。レディー・オブ・シャーロットをメインに、木香薔薇をパーゴラに這わせているが、うまく枝を伸ばして花を咲かせてくれるだろうか。 ブーゲンビリアは、結局花を付けずに大きくなるばかりなので、再び鉢上げしてやろうと考えている。塩ビ管に植え付けたが、かなり下まで根が張っているだろう。窮屈なぐらいに植える方がいいようなので強引に切り取ってやるつもりだ。★ キッチンの窓下。ゴーヤを植えた場所に、空いていた手製のプランターを設置。照り返しで育ちが悪かったゴーヤを這わせて、もっと旺盛なグリーンカーテンにするためだ。 右横のスペースいは、バタフライピーの株が剪定してそのままにしてある。冬越しが出来れば再び目を出してくるはず。砂地で栄養分のない場所だけに、毎年繁茂させるためには何かしないといけない。 直根が深く伸びる性質なので、鉄棒で周囲に穴を空け、バーク堆肥を入れ込んでやった。果たして芽が出てくれるだろうか。★ 22日にバッタが姿を見せていた。3月中旬のような温かさが続いていたので春が来たかと勘違いしたのだろう。この日は午後になって風が冷たく、写真を撮った10分後にはもういなかった。あわてて元の場所に戻ったのだろう。 このまま春が来るのだろうか。今後はずっと暖冬傾向なのは分かっているが、昆虫や植物たちも戸惑っている様子見て取れる。 ガーベラなどはまた新しい花が茎を伸ばしているので、薄めの液体肥料を与えたぐらいだ。
2024.01.27
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♪ 日本はジシンをもって大国なり足元ゆれて生ままならず 日本列島のいたるところに断層が有り、一年中どこかで地震が起きています。 ★今回の能登半島地震は、政府の有識者検討会が2014年に公表した活断層だったとの見方が専門家の間で有力になってきたという。 今回の震源域には「F42」「F43」という断層モデルがあり、1日の本震後に起きた余震の震源域とほぼ重なる。検討会は、F43で地震が起きた場合はM7.6になると想定していた。 能登半島沖は評価に向けた検討が始まったばかりで、強い地震に遭う確率を色別で示した「全国地震動予測地図」に反映されていない。地震調査委の平田直(なおし)委員長は2日の会見で「もう少し早くに(海域の活断層の)評価をやるべきだった。残念だ」と語った。(東京新聞)☆ また、「東京大学地震研究所」の佐竹健治教授は、 ▽能登半島の北側の沿岸に沿ったエリアと、▽隣り合う断層がそれぞれ大きくずれ動いた一方、最も北東側の沖合の断層はほとんど動いていなかった。 この領域では、今月9日にマグニチュード6.1の地震が発生していますが、新たにマグニチュード7クラスの地震が起きた場合、佐渡を含む新潟県の沿岸に高さ3メートル程度の津波が押し寄せるおそれもあると指摘しています。 佐竹教授は「能登半島でも地震活動が続くと思われるが、震源域が広いので周辺でも日頃から備えを確認してほしい。日本海で津波が起きると到達時間が短いので注意が必要だ」と話しています。 せっかくのハザードマップが不備のまま公表されているという事実。住民にとって「ノーマーク」となるリスクをはらんだまま。調査委が中間評価という形でも、どこに活断層があるかを広く知らせることは急務だ。 またこんな問題も浮上している。 地震の発生確率が「一律」に評価されていない欠陥もはらむ。南海トラフ地震の確率「30年以内に70~80%」だけ、特別な計算式が使われた。他の地震と同様の計算式だと「20%程度」にまで下がる。特別な計算式の採用に「科学的に問題がある」と反対した地震学者たちの声は、国の委員会で「確率を下げると予算獲得に影響する」などの意見によってかき消された。 現在の地震学では正確な予測は不可能で、確率には政治的な要因も絡む。その実情が隠されたまま、南海トラフ沿いや首都圏の高い確率ばかりが注目され、低確率の地域に油断が生じ被害拡大につながったならば、それは「人災」である。 最初に下記のようなことを書いてから、上記のような話が浮上してきて、「オイオイ待てよ」と、急きょ順序を入れ替えた。 国土交通省 水管理・国土保全局 防災課がネット上に提供している「重ねるハザードマップ」というのがありますが、ご存知でしょうか。 任意の場所を、災害種別から「洪水・内水、土砂災害、高潮、津波、道路防災情報、地形分類」のいずれかを選択すると、国土地理院の地図上に重ねて表示されます。 こちらは輪島市のもので、「洪水、土砂災害、津波」を選択した状態のものです。これらのデーターが今回の地震でどれだけ活かされたのか分かりません。もし、地震が来ると分かっていればしっかり頭に入れ、準備も怠りなく出来たのかもしれません。拡大します 地震大国の日本では、「地震が自分の地域でいつ起こってもおかしくない」ことを頭に入れておく必要がありますね。今までも予知が出来ないのが現状で、まさかという予想外のところばかりで起こっています。そのことを考えると、やはり自分の地域のことが心配になります。 こちらは名古屋港と知多半島の付け根となる東海市・知多市のものです。南海トラフ大地震が何時来てもおかしくないと言われています。名古屋港は西部は河口が集っていてかなり低いし、埋め立て地は当然、高潮や津波の被害が想定されます。東海市・知多市(洪水・高潮・土砂災害)拡大します しかし、このデーターからすると高潮は広範囲に及ぶものの、津波は極々限られた場所となっている。高潮防潮堤が6m嵩上げされたことが評価されているのでしょうか。実際に知多市のハザードマップでは津波の被害はあまりないとされています。伊勢湾・知多半島の地形によるものらしく、三重県側の方が影響が大きいようです。伊勢湾(津波・洪水・土砂災害)拡大します このように全体像を把握するのにも役立つし、自分の地域だけでなく全国のどの地域のことでも知ることが出来ます。また、お住いの地域のハザードマップも併設されていますので、そちらだけでも役に立つと思います。── ハザードマップポータルサイト ── 身のまわりの災害リスクを調べる 洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを地図や写真に自由に重ねて表示します。 クリックでポータルサイトへ
2024.01.26
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♪ 雪中に身をさらしゆく爺独り色を消しゆくシュールなる午後 きのうの午後1時45分ごろ、雪のチラつく中をウォーキングに出た。大したことはないだろうと、気楽な気分で・・。 いつもの様に右回りのコースを取り、寺本駅のある跨道を駆け上がり、少し行って秋葉神社の階段を駆け上がる。ここまで30分くらい。にわかに雪が激しくなってきた。 秋葉神社の階段を下りながら、“おお! いいぞいいぞ” と、降りしきる雪の中へ。わが地方では初雪だから、そりゃあ嬉しいわけよ。年がいもなく。年に一度は雪景色が見たいじゃないですか。 雪が降り始めて、幼なじみに会ったような、新鮮さと懐かしさでいっぱいなった。とてもいい気分。 灰色の空の下、雪が降ってなければまったくつまらない。こんな日はウォーキングする気にもならない。しかし、こんなに雪を楽しんでいるのは老人らしからぬこと。グレートジャーニーの関野吉晴氏が私と同年と知って、その万年青年のような行動力に刺激されたのも確か。 もともと爺くさいことは性に合わないと思っているので、その感性がシンクロしたようだ。 爺さん一人、全身に雪を受けながら、誰もいないパークロードを歩いている。この光景は見ようによってはちょっとシュールかも。 パークロードにはさすがにだ~れも居ない。そりゃあそうだ。最高気温が2度とかだからねえ。だれもこんな日に散歩になんか出てこやしない。しかし、犬だけは “散歩に行きた~い” って鳴き騒いでるんじゃないかな。 どんどん激しくなって、アッという間に雪化粧。雪まるけになって、さすがにちょっと心が落ち着かなくなってきた。 それにしてもかなりの雪だ。それもベタ雪。体に付いたのが溶けて、服が濡れ始めた。ショートカットして帰ろうかとも思ったがせっかくの初雪だし、そんな勿体ないことはできない。関野を語る神経も疑われるし、笑われる。 田んぼも竹林も、見慣れた風景がどんどん白一色になっていく。俗から聖に浄化されていくという感じ。“欲という汚辱にまみれた一連の国会議員” を1年間雪の中に埋めておいたら、少しはアク抜きが出来るかしらん、 なんて思ったりする。 咲き出した紅梅が、“リーダーシップが無いのをカバーするために突っ走って周囲から冷たい恨みを一身に浴びている” 岸田総理に見えてしまうのが悲しい。 私はと言えば、帰路は雪を伴った北西の風をまともに受ける。横殴りの雪を正面に受けて頭からつま先まで積もった雪を払いながらの雪中行軍。防水でないウィンドブレーカーは濡れ、メッシュのシューズは水が浸みて靴下が冷たい。毛糸の手袋も濡れて来たし、毛糸の帽子も濡れているだろう。 ようやく家の近くまで来たころには雪は止み、牟山神社の裏山がいつになく美しい。カラスが2羽、初雪に黒を際立たせて高枝に啼いている。 途中で、服を乾かすために喫茶店に入るのも有りかとも思ったりもした。でも、帰りが遅くなると冷えてくるのでまずいと思い直し、ノンストップで戻って来た。 およそ9.3キロ、12,000歩あまり。写真を撮ったりしたので約2時間かかった。 いつものように坂道も駆け上がったが、アドレナリンが出ていたせいかさして疲れを感じなかった。着替えをして外を見ると、再び雪が降りだしていた。 夜中に降れば積もって雪景色が見られる。気象協会は朝方までチラつく予想なので、あるいは真っ白になっているかもしれない。★ 朝起きてみると、やはり大した降りにはならなかったようだ。道路には積もっておらず、理想の風景とまではいかない中途半端な雪景色。陽は射してきているが、雪がチラついている。 昨日の気温を調べてみると、最高気温は2℃までいかず1.6℃。歩いていた時間帯は3~5℃となっていたが、大して寒さは感じなかった。雪のお蔭だだろうか。何故だか雪が降ると寒くない。 23日にはこの日に雪が降ることが分かっていたので、敢えてその雪の中を歩くことにしていた。もっと寒くても大丈夫という自信が付いた。 スキーに行っていた若い頃、夜行で着いた早朝の駅に降り立った時、 “寒さで息がむせる” という経験をした。その頃は気温のことなど考えもしなかったが、いったい何度だったのだろう。
2024.01.25
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♪ 灰色の濃淡の雲流れゆきときおりまじる光陰の白 わが知多市の今朝は、最低気温が予想より高く氷点下にはなっていなかったようだ。降るのか降らないのか、どっちなんだい? という感じの今の空。そう思っていると、おやおやチラチラッと舞ってきた。 ウェザーニュースでは5分刻みで1時間分の予報が出ている。それを見ると、なるほど目まぐるしく変化している。雪雲が無くてもチラつくことがあり、それがチラチラという表現になっているのだろう。1時間天気だとこうだウェザーニュース気象協会 北西の日本海から雪雲が次々にやって来るが、知多半島上空までは届かないようで、雪景色が見られるほどには降りそうにない。 しかし、JPCZ(日本海寒帯気団収束帯)の影響で、北陸や近畿北部で雪の降り方が強まっている。24日は、北陸から山陰で雪の量が多くなるため、大規模な車の立ち往生など、深刻な交通障害が発生する恐れがるようだ。 今日は午後に、雪の降る中をウォーキングするつもりで知る。予報では大した降りにはならないと出ているが、テレビではかなり降るようなことを言っていた。どの程度降るのか楽しみだ。♪ 犬ならずも寒さ忘れてアランちゃん雪チラつけば少しハイなり♪ 読書するかたわらに座しパソコンによしなしごとを綴りおる 雪♪ 時を止めて歌を詠むべしうたかたのあまたに浮かぶこころころころ♪ 時のみが動く冬日の部屋かべに小さな花を点景とする♪ それぞれの旦那の悪口言い合って妻は戻りく生協配達日
2024.01.24
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♪ 被災地に雪を降らせる地震(ない)の国弓なすままに悼み静まる きょうは、北海道は雪や風が強く、大荒れの天気。東北も日本海側は雪で、太平洋側も午後は雪の降る所がありそう。 北陸は雪が降り、大雪の所がある見込み。関東から近畿は晴れるが、夕方以降に雪や雨の降る所がありそう。中国地方や四国、九州は、午後を中心に雪のエリアが広がり、平地も大雪や積雪の恐れがある(気象協会)。 今日23日から明後日25日にかけて、北陸でも大雪のおそれ。能登半島地震の被災地で損傷を受けた家屋などは積雪の重みによる倒壊に注意が必要です。また風が強まり、波が高くなる。 被災地は寒さ対策もままならないようです。身を寄せ合ってなんとか凌いでほしいと願うばかりです。 そして明日は全国的に一段と冷え込み、寒気の中にすっぽり包まれてしまう。雪の降るエリアも拡大しそう。 今朝早くにウォーキングに出ようと思っていたが、いっそのこと明日の雪の降る中を歩こうと、急きょ変更した。 関野吉晴の対談集を読んでいると、途轍もないことを経験している話ばかり。ー40℃という寒さの桁が違う、日本版グレートジャーニー。アムール川の源流から間宮海峡までカヤックと自転車で移動。それから氷結した間宮海峡を徒歩で横断しサハリンに入る。そして南下して宗谷海峡へと、この過酷な旅が、日本にいるよりずっと楽しいといのだから恐れ入る。気象協会 共通して雪が降るのは12時から15時だ。13~14時が良さそうだ。 植村直己を尊敬し、高倉健を私淑している私は、共通の血がというより “似たような血が流れている” と思っている。単独で嬉々として、人間の根源に触れるような旅や冒険(危険を冒すことではない)をしているこれらの人の話を聞くと、心が騒いでくる。 生きものとしての真のあり方とは何かを思う。 安住の地でぬくぬくとした日々に鉄槌を喰わせられたような気分にもなる。体力的にも精神的にもとても及ばない身としては、寒風の吹く中を10㎞程度歩くのが関の山だ。河口湖からの富士山 23日6時40分ごろ 防寒対策をしていれば全く寒くない。こんなウォーキングをしてきたあとは身体かポカポカして、心までが満たされた気分になれる。 冬の北海道に行ってみたい。7月まるまる一か月居たことがあるが、冬の北海道は未経験だ。
2024.01.23
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♪ 元旦の地殻変動 新春の宮殿儀式に招かれし人あり 令和6年歌会始の儀が19日松の間で執り行われました。一般応募者の入選者と歌が発表されていますので、皇族方のお歌と合わせて掲載させていただきます。お題は「和」で、応募総数15,736 入選10 佳作16でした。(英訳は日テレNEWS NNN)NHK天皇陛下 をちこちの旅路に会へる人びとの笑顔を見れば心和みぬ「英訳」Seeing the smiles of the people I meet during my many journeys Throughout the country Fills my heart with peace皇后陛下 広島をはじめて訪(と)ひて平和への深き念(おも)ひを吾子は綴れり「英訳」How moved I was to read My daughter's deep feelings for peace After her first visit To Hiroshima秋篠宮さま 早朝の十和田の湖面に映りゐし色づき初めし樹々の紅葉「英訳」Reflected on the surfaceof Lake Towada in the early morning the autumn leaveson the surrounding trees whose colors have emerged.秋篠宮妃紀子さま 鹿児島に集ふ選手へ子らの送る熱きエールに場は和みたり「英訳」The atmosphere in the stadium softened when the children called out with enthusiastic cheersto the athletes assembled in Kagoshima.敬宮(としのみや)愛子さま 幾年の難き時代を乗り越えて和歌のことばは我に響きぬ「英訳」Surviving centuries of hardshipThe words of Waka poems Touch my heart today.秋篠宮家次女佳子さま 待ちわびし木々の色づき赤も黄も小春日和の風にゆらるる常陸宮妃華子さま わが君が退院されて常盤松明るくなりぬ心も和む寬仁親王妃信子さま 病人になりたる我を支へくれしまなざし優しき人等に和む三笠宮家彬子さま 道真公遷られたまふ御祭りに頬にふはりと和風の吹く高円宮妃久子さま 仁和寺のお堂にひびく声明の音ふくらみて我をつつみぬ高円宮家長女承子さま 突然に和鳴にぎやか秋空を烏もどりて夕暮れを知る【召人】栄原永遠男(とわお)さん 歌木簡かかげ三十一文字をよむ温き響きに座は和みたり【選者】三枝昂之さん 友垣に夕焼け空に咲く花に和(こた)へて遠く歩みつづける永田和宏さん ひと滴の檸檬に紅茶は色変へてはるかなり中和滴定曲線今野寿美さん 琴は琴でもこの国に生まれたる和琴(わごん)といへり六弦と知る内藤明さん 海山の怒りの風を和らぐる言葉教へよ樹の中の鳥大辻隆弘さん きたにしの風和ぐなへに冬の陽はわが頰を刷くいたくやさしく【入選者】(年齢順)栃木県 古橋正好さん(88) 己が手で漉きたる和紙の証書手に六年生は卒業となるアメリカ合衆国カリフォルニア州 川崎ハルコさん(81) かの日々に移り来し人等耕しし大和(ヤマト)と呼ぶ里アマンドの花神奈川県 臼杵(うすき)喜行さん(75) 呼びに来てくれたる人を追ひ越して電話に急ぎし昭和の夜道香川県 岩倉由枝さん(72) 和菓子屋をなりはひとして五十年寒紅梅に蕊をさす朝埼玉県 高橋祐子さん(71) 和だんすは母のぬくもり大島に袖をとほせば晩年に似る福岡県 川添さとみさん(61) 風琴の和音のやうに柔らかに多言語混じりあへる教室千葉県 小野文香さん(61) 見逃した小さな小さな違和感の粒で自分が作られていく石川県 宮村瑞穂さん(32) 花散里が一番好きと笑みし友和服の似合ふ母となりぬる京都府 小池弘実さん(21) 目を瞑り一分間を祈るとき皆が小さき平和像なり新潟県 神田日陽里(ひより)さん(17) 「それいいね」付和雷同の私でもこの恋だけは自己主張する「歌会始の儀」=1月19日午前10時32分、宮殿・松の間(産経新聞) 入選者の石川県・宮村瑞穂さん(32)は、かほく市に暮らす市職員。近所では液状化による被害が激しかったそうですが、自宅は被害を免れた。信州大で文学を専攻していた宮村さんは、お題を聞き、大学時代に友人と交わした会話の内容が思い浮かんだ。「日本文学に関する『推し』の話をした楽しい思い出を、そのまま詠んだ」とか。 大学時代には古今和歌集を学び「情景がパッと思い浮かぶ歌が好み」というものの、短歌を詠むのも応募するのも初めてだったらしい。(中日新聞) 天皇・皇后両陛下からは能登半島地震の被害について心配する言葉も頂いたという。 来年のお題は「夢」です。
2024.01.22
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♪ 人間はホモディドゥスになりしかな退化してゆくわれの行く末 進化を捨てて人でない生物になっていく人間は、「ホモディドゥス」と呼んだ方が良いと 河合雅雄氏が言っている。「ディドゥス」とは「滑稽なほど馬鹿らしい」という意味。 19日は異常に暖かかったし、21日(日)・22日(月)も14℃まで上がるという。その後は冷えるものの、23~25日の3日間だけですぐに暖かくなる。 今年も昨年と同じような気候になるのだろうか。今のところ4月以降はエルニーニョになる確率が半減するとの予想だが、逆に言えばまだまだ可能性は高いという事。 昨年の猛暑について書いたブログ(9月4日)には、コペルニクス気候変動サービスのサマンサ・バージェス博士が、海洋が最も暖かくなるのは8月ではなく3月のはずだと指摘。「今この記録が出たことで、来年3月までにどれだけ海洋が温まるのか不安になっている」と語っている。との記述がある。☆1月~3月の予想(気象庁) *地球温暖化の影響などにより、全球で大気全体の温度が高いでしょう。 *正のインド洋ダイポールモード現象の影響が残ることと、エルニーニョ現象の影響により、積乱雲の発生はインド洋熱帯域の西部で多く、南東部からフィリピン付近にかけて少なく、日付変更線付近で多いでしょう。このため、上空の偏西風が日本付近で蛇行し、平年より北を流れやすい見込みです。 *偏西風の蛇行の影響などで、日本付近では冬型の気圧配置が平年より弱く、寒気の影響を受けにくいでしょう。 *また、東日本太平洋側、西日本、沖縄・奄美では、低気圧などの影響を受けやすいでしょう。 海洋全体がサマンサ・バージェス博士の危惧するような状況になっているのかどうか。 当面、冬が暖かく推移すること自体は有難い。輪島の被災地にとっても不幸中の幸いでもある。 東北地方も向こう3カ月予報では、「気温は高め、降水量は平年並み、降雪量は少なめ」となっています。少しは気休めになるでしょうか。 地球温暖化により地球システムに蓄積した熱エネルギーの約90%が海洋に取り込まれていると指摘されている。一点鎖線は海面から深さ2000mまでの解析値の95%信頼区間を示している。地球温暖化の影響が海洋表層のみならず、さらに深い層まで及んでいることがわかる。 海洋の貯熱量の増加は海水温の上昇を意味し(各海域の水温・貯熱量の長期変化傾向)、結果、海水が熱膨張して海面水位が上昇することのほか、海洋生物が生息する環境の変化による生態系への影響などが懸念される。海面水位の変化 紫は衛星による観測値、黄色は海面から水深2000mまでの水温から推定した熱膨張による変動成分。☆ 今、「グレート・ジャーニー」を逆向きに踏破した関野吉晴の対談集を読んでいる。ここに出てくるアマゾンなどの原住民の話を知るにつけ、充実した心豊かな生活が貨幣というものを知ってから、欲が全面に出てきてしまってその欲を満たすために過当競争をし、文明という名の破壊をしてきたことを思い知らされる。 その欲望が地球を破壊しているわけで、もう逆戻りはできないとは知りながらも「足るを知る」ということの言葉の重みを嚙みしめている。 この本のことは後日、詳しく書いておきたいと思っている。
2024.01.21
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♪ はらはらと一輪挿しの花散りて手紙ひらひら返事が来ない 昨日は暖かかった。夜も暖かくて、知多市で24時に7.9℃を記録した後は8℃台を下らなかったし、最高気温は14時に14.2℃を記録。3月下旬の暖かさという異常事態。季節外れもいいところだ。 午後2時ごろにウォーキングに出た。こんな日でもこの時間に歩いている人はいない。ポカポカの陽射しと戯れながら雲の写真を撮ったりして・・。 しょっぱなからこんな雲に迎えられた。 南西の空 北東の空 3日ほど前、炬燵で座卓のかなり遠いところにあるものを取ろうとして、無理して手を伸ばした瞬間に左の股関節の外側に激痛。どうやら靭帯を痛めたらしい。それ以来膝を外側に曲げると痛いので胡坐も掛けず、歩くのもゆっくりにしか歩けなくなった。それがようやく痛みも取れて、完全ではないが歩けるようになったのだ。 階段を駆け上がるのは自重することにし、敢えて長い坂道「朝倉ロマン通り」からのスタート。8歳の孫と駆け上がり競争をして、あっさり負けたことがある上り坂だ。 春と間違えているような “ぽわーん” とした空に、11:43に昇って来た月齢7.6の月が浮かんでいる。ホント、のどかな昼下がりだこと。 飛行機雲が名残惜しそうにいつまでも空に浮かんでいる。その雲の更に上をゆくジェット機は飛行機雲を残さず、無関係を装ってまったく違う方向に飛んで行った。 雲そのものも何雲になるべきなのか戸惑っているようで、綿雲と巻雲とが混ざったような見慣れない雲が意味ありげに浮かんでいる。 二羽のケリが旋回しながら上昇している。田んぼで餌を漁っていたり、けたたましい声で縄張り争いをしている姿しかしらないケリの、こういう姿を見るのは初めてだ。 トンビが上昇気流に乗って高く高く上がっていくのは見ることがあるが、ケリが上を目指して旋回するのはきっと珍しいことじゃないだろうか。おかしな気候のせいじゃあるまいに・・ 東南の方向はまさしく春のような空で、今にも上空からヒバリの高鳴きが聞こえてきそう。 そして北の空も、中電の煙突の水蒸気は申し訳ていどで、何事もなかったように静まり返っている。 一転して南西の空には「住所不定、自称:雲製造業」とでも名乗りそうな正体不明の雲がずっと横たわっている。 雲が空に浮かんでいられるのは上昇気流のお蔭だ。高気圧は下降気流なので雲はできにくいし、浮かんでいることもできないはず。なのに雲があるのはなぜか。 高さの低い高気圧の場合は「地上へ向かう下降気流があるが、上昇気流もある。上下方向に気流が分かれる高さはいつも同じでなく、気象状況により変わる。上空で下降気流と上昇気流に分かれているあたりの空気が湿っていた場合、下降気流域では空気が圧縮されて温度が上がり、相対的に湿度が低くなり雲は発生しない。 ところが上昇気流があるところでは、上昇することにより空気が膨張して温度が下がり、相対的に湿度が高まり、やがて雲が発生する。ゆるい横縞の等高線。飛行機雲の様子からも、二段構えの高気圧だったことが分かる。 上昇気流があるということは低気圧や気圧の谷があることを意味するので、地上では高気圧であっても上空では気圧の谷あるいは低気圧となっている場合がある。 このことから高気圧に覆われていても曇っていたり、高気圧に覆われた地域に雲がある場合は、上空に冷たい空気があることがわかる。上空の冷たい空気というよりも寒気が入った場合は、地上は高気圧でも雨が降ったり雷雨になることもある。 しかし、「背の低い高気圧」に覆われると、必ず天気が悪いというわけでもない。 カーマに立ち寄って薔薇専用の肥料を購入。薔薇の種類が6種類と増えている。タイプが違うのでややこしい。来週は寒くなりそうなので、その寒気が去ったころに施肥しようと思う。 この日のウォーキングはちょっと自重して9,200歩あまり。戻ってみると、不安だった膝の横の痛みもすっかり取れていた。炎症がなければ軽い運動はした方が治りが早いという、最近の外科療法はやはり正しいようだ。 21日には「南岸低気圧」が通過して、本来の寒さに逆戻りする。 低気圧が通過した後は冬型の気圧配置になって、寒気が南下してくる。 北日本や北陸だけでなく、西日本の日本海側でも雪の降る所が多くなる見込み。寒気が強いため雪雲が太平洋側にも広がり、名古屋市を含む濃尾平野でも雪となる可能性が・・・。 一回ぐらいは雪景色が見たい。伊吹下ろしが伊勢湾まで流れ込んで、知多市にも雪を降らせるかも知れない。水曜日が楽しみだ。
2024.01.20
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♪ 癇癪を起こしたことを悔いている芯に益荒男潜ます婦人 明日が大寒だというのにやけに暖かい。今日は3月中旬の気温(知多市で15℃)になるという。この暖かさはエルニーニョの影響らしい。 大寒に入った翌日21日は、南岸低気圧が通過するためまとまった雨が降る。その後、冬型の気圧配置になって寒さが戻り、火曜日から3日間だけ寒くなるもののすぐまた暖かくなる。☆ 建築物解体の現場監督をしていた新住人の奥さん。社交上手でコミュニケーション・モンスターなんてあだ名を付けられるくらいの人。人当たりが良く誰とでも仲良くなってしまう。その上、良く気の付く可愛らしい女性だ。 その彼女が「お詫びしなければならんです」と、野菜を持ってやって来た。 どういうことか訊くと、新築工事に来ていた業者の応対が悪く、工事のクレーン車があるため家から車が出せない状態になった。次から次とパネルを積んだ車が来て家の前が塞がりっぱなし。それがいつまでなのか分からず、買い物にも行けない。 一度文句を言ってクレーンをどかしてもらったら、どかした位置で作業をしようとするのでこれまた気に入らない。自分もそういう仕事をしてきているので、してはいけないことを平然とやっているコンプライアンスの欠如が許せない。現場監督は24歳の全くの新人で、これまた何の注意もせず傍観しているだけ。 警備員は何もしないで突っ立っているだけで、対応も悪い。傍を通ろうとしたら車の上から指図されてカチンときたと。もろもろの不満が溜まりに溜まって、ついにブチ切れてしまった。「もう、頼まれても家の前には車を停めさせない」とか言ってしまったらしい。それで、我が家の前に車を停めることになるかも知れないので、そのことをお詫びしたいということだった。 数日間、悶々として夜も眠れなかったという。言いたいことは言ったもののそういう状況には決して慣れていないし、ブチ切れてしまったことへの後悔もあったらしい。 私から見れば、風貌も性格も良いかわいくて正直な素敵なお嬢さんだ。思いのたけを私に吐き出してくれたことが嬉しい。あれやこれやの長話をして、少しスッキリしてくれたようだ。 持ってきてくれた野菜は、頂き物で「食べきれないので食べてください」とのこと。売地の草を刈りに来たお爺さんの奥さんが、多肉植物をいろいろ育てていると聞いて、そのお宅にときどきお邪魔するようになっている。その農家のお宅に行くたびにたくさんの野菜をもらって来るらしい。 そのお婆さんに「あなたはとても話しやすい」と言って、喜んで迎えてくれるらしい。コミュニケーション・モンスターの魅力をここでも発揮しているわけだ。
2024.01.19
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♪ 多種多様の不条理のなか平凡を珠玉と思う雀すずめよ 最近はあまり通ることのない裏の通路。カミさんが用事があってそこを通って戻ってきて「聳えてるって感じだねぇ」と、建ち上がった家の存在感の大きさに驚いていた。 二階から水平の位置で見ているとそんなことは感じないが、下から見上げると確かにそんな感じがしないでもない。 通路がわずかに坂になっている上に向こうの土地がかさ上げされている。狭い通路からは見上げる感じになって威圧感がある。マンションか何かだったらもっとだろう。 我が家の敷地より北側に広がっているので、隣家の庭に突き出る形になる。庭の一画が陰になるだけでなく、東側にある畑はもろに影響を受ける。畑なので「日照権」云々は住居の場合と違うのかどうかは知らない。 初夏以降は日も高くなるものの距離が近い。畑への影響は大きそうだが、どうだろう。☆ こんな状況でも野鳥はエサ台にやって来る。エサがある場所は何も変わっていないので、工事の人が居ても無視する格好でやって来る。夜降った小雨に濡れたエサ台。8時半過ぎになってスズメがやって来た。 メジロは、いつも午後3~4時ごろに、狭い庭の南側からスーッとエサ台めがけて飛んくる。スズメは朝から違うアプローチでパラパラっとやって来る。 単発的ではあるが、ヒヨドリもやって来る。 建屋の工事が終わるのが4月上旬。住人が引っ越してきて落ち着くまでにはまだだいぶ間がある。変化した状況が見慣れた景色となるのは1年を過ぎたころのことだろう。☆ 冬となればインドアの設えが変わる。寒さを避けて取り込んだ植物に、しかるべき所に居場所を与えてやる。 “掃除するのに邪魔になるなぁ” とか呟いているヤツには、「インドアグリーンを飾っているのに、文句を言うことはないだろう」と、勝手な自分を正当化する。リビングの一角にいいスペースがある。朝日はまったく当たらないが冬の日照時間はけっこう長い。孫が小さい頃に押したり乗ったりして遊んだ木の車。高さもちょうど良いい。 パキラの鉢はけっこう重いが、取手が付いているので楽に移動できる。掃除のときに移動するするには好都合なのだ。☆ 今朝、富士山の山頂付近に大きな笠雲が出現。日本付近に接近している前線の前面で湿った強い風が吹いているためだとか。ウェザーニュース 前線の南側にあたる富士山周辺には、湿った空気が流れ込んでいて雲が発生しやすくなっていっらしい。河口湖の上空2000m付近では15〜17m/s前後の強い西〜西南西風が吹いている状況らしい。 今日は生憎の天気。前線が本州付近を南下し、九州から北陸、東北は雨。東北は日本海側ほど午前を中心に雨や雪が降るという。 能登の被災地では停電や断水も続いているし、孤立しているところもあって、お気の毒でならない。
2024.01.18
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♪ 人心さえ分からぬ日々に木や花のこころを探る春遠からじ カランコエが硬かった莟をようやく開き、寒い時から春まで咲き続けるというこの花の健気な様子に感心している。 戸外で管理している間は雨の当たらない場所で育てるのが基本とかで、耐寒温度は5℃程度とある。しかし、丈夫な多肉植物らしくこの寒さでも元気に花を咲かせている。カミさんが昨年の春に立派に咲いている鉢を買って来たもの。プロが育てるとこんなに立派な花を咲かせる。カミさんは、買って来るだけで何もせず、放置してあった。 私が一応水遣りをしたり追肥をしたりして、なんとか生に延びてきた感じ。カランコエという事だけは分かっていた。以前、寒さでダメにした別種のカランコエの経験があるので、それだけは対処で来ていたようだ。 しかし、冬から花芽を付けるなんてことを知るよしもなく、蕾が出来た時は、異常気象の成果と思っていたぐらい。管理の仕方も知らないので当然、切り戻しなどしてない。それで軸がやたらに伸びている。 アフリカ南部、東部、東アジア、東南アジア、アラビア半島に約100種が分布するベンケイソウ科の多年草。短日植物で、日が短くなると花芽を付けるところはシャコバサボテンと同じらしい。 こちらはビバーナム・ティヌス。花木だが鉢植えで育ててみようと思い、昨年買ってみたもの。 花が咲いて、たくさんのコバルトブルーの実が生っていた。そのまま放置してあったのでずいぶん遅くなってから実を房の付け根で全部切り取っておいた。 そしたらこれも暖かい陽気に誘われたのか、12月になってから蕾が付いているので驚いた。それからいつまで経っても花が咲かない。やはり春に咲くのだろう。 このままにしていていいものなのか? 何故か写真が1枚もない。小さな苗だったのであまり見栄えがしなかったのだろう。確かピンクの莟が可愛らし、白い小さなが固まって咲いていたと思う。 そうそう、こんな感じだ。ビバーナム・ティヌス(GREEN ROCKETより) 赤い実のなるあのガマズミの仲間らしい。春に咲く白色の花、初夏から観賞できる赤い果実、秋の紅葉と、長期間観賞できる花木ということになっている。学名がビバーナム、ガマズミは和名。スノーボールやオオデマリも同じ仲間らしい。 花つき、実つきともによく、栽培容易で、あまり大きくならず、また野趣に富んだ樹姿が魅力。鉢植え向きではなく庭植え向きとある。でもちゃんと咲いたのだから鉢で育てるのも可能だろう。 熟した果実はすっぱく、生食できるほか、果実酒にも利用できるとか。株を小さくしたい場合は、花後なるべく早い時期(5月から6月)に行う。 ビバーナムがうまく育たなければ、そこでは何も育たないと言われるほど、丈夫で管理が楽な木らしい。 もし、姫沙羅が具合が悪くなったら代わりに植えても良いかなと思って買ったような気がする。そうだとするとあまり小さく剪定しない方が良いが・・・。
2024.01.17
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♪ 白雲がピンクに変り少年の変身のゆめ乗せて流れゆく 今日は寒いので炬燵でブログを書き始めた。半分ほど書いたところで新しく隣保班になった新築の奥さんがやって来て、長話をしていたらPCが切れていた。何故かマウスを動かしても立ち上がらず、スイッチを入れても動かない。 それで一旦電源を切ったらようやく、スイッチが入った。当然、途中まで書いたものは消えてしまった。気分も変わっているので同じことを書く気がしない。 しょうがないのでまったく違うことを書くことになった。☆ シャコバサボテンが昨年の暮れから咲きだし、正月に紅と白が良い具合にそろい “めでたいなぁ” と喜んでいた。 ところが、白いはずの花がどんどんピンクを帯びてきて、今や白かった面影など全くない。まさしく化けた感じだ。これはいったいどういうこと?同じものとは思えない。ホワイトベル (S. ‘White Bell’) 園芸品種群の花色は、赤色、ピンク、桃色、朱色、黄色(低温下で開花させると濁った橙色に花色が変わる性質を持つ)の他、白色のもので、低温下で開花させると薄い桃色に花色が変わる性質を持ち、白く咲いても雌蕊は赤紫色をしているものがあるようだ。 これで納得。昔、「琴姫七変化」なんていう女剣士のテレビドラマがあったが、白からピンクに代わるというのはいかにも女性的だ。☆ シャコバサボテンは、日が短くなるのを感じ取って花を咲かせる「短日植物」なので、太陽の光が当たっている時間が短くなると花芽をつけ、冬になると華麗な花を咲かせる。 多年生の多肉植物(サボテン)で、原産地はブラジルをはじめとする南アメリカ大陸。「森林性サボテン」と呼ばれるタイプで、比較的標高の高い場所の樹木や岩場に着生して育つ。 分類上はサボテンだが、一般的にイメージされる乾燥地に生えているトゲトゲのサボテンとは生育環境が異なり、湿度が高く、遮光された環境を好むというもの。Elena-Grishina/Shutterstock.comデンマークカクタス‘ゴールドチャーム’
2024.01.16
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♪ この日より「高貴高齢人(びと)」となる鰻を食べて祝おうぞ 吾 どうやらメジロちゃんがミカンを食べに来ているようだ。午後3時ごろに台所から何気に見たら、ちょうどやってきたところだった。急いで2階に上がって証拠写真を撮った。 そのミカンがもう無くなったので、放置ミカンをちょっとだけ取らせてもらおうと、今朝の7時半ごろウォーキングがてら行って来た。 家を出ると中電の煙突からの真っ白い水蒸気が、真横に流れているのが見えた。北西の風が強そうだ。 ならば、今朝はこの煙突の煙(水蒸気)をいろんなポジションから撮ってやろうと。 高い煙突なのでどこからでも見える。 ランドマーク的な存在で、家から離れた知らない場所を歩いている時など、家の方角を確認するにはもってこいだ。 中電で一番高い煙突は、三重県尾鷲市の尾鷲三田火力発電所のもので、高さは230m。 名古屋市のJRセントラルタワーズの2つのタワー(高さ245mと高さ226m)や、ミッドランドスクエアの展望デッキ(高さ220m)と同じくらいの高さ。白で塗られてる。 知多火力のものはちょっと短い200mだ。 昔は赤と白に塗られていたが、フラッシュライト(高光度航空障害灯)を取り付けるようになり、色の規制が緩和された。 それで、当時、地元の高校生がデザインしたグラデーションを採用。煙突に昇るらせん階段が濃い緑色に塗られているのは、「ジャックと豆の木」のつるをイメージして、塗られたものらしい。 東の空は雲が多く、朝日は隠れてしまっていて、余計に寒々しい。 知多火力は、7,8号機を建設中(2027年12月運転予定)で、1~4号機はすでに廃止になっている。5号機も26年度中に廃止になる。 2本の内1本はすでに使われておらず、1本は6号機のためだけの煙突だ。 以前のブログ(2020.12.13)に中電火力発電所のことを書いている。 この時はまだ2本の煙突は使われていて、今の様に1本が解体を待って塗装もされず放置されてはいなかった。 この1本が冬の空に趣を与えている。 市の開発中の住宅地と、その西にある工業団地(新南地区)に造っていた調整池のあらましが漸く分かるようになってきた。全体を箱型に固めるのではなく、池の周囲をブロックに分けて、厚いコンクリートの枠を作っている。 メジロちゃんに上げるミカンもゲットしたし、1時間ほどで戻って来た。 今日は75回目の誕生日。
2024.01.15
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♪ 漬け終えて最後に気ずく入れ忘れキムチのキモのアミの塩辛 夕べはキムチの本漬けをした。水気が多いので、サッと水を通してから脱水機に掛けてやった。塩気が抜けてしまったので、「ヤンニョム」に塩を少し加えておいた。 材料はいつものものを適当に用意。おろしショウガの量が多かったぐらい。白玉粉は多めに入れ、ヤンニョムのボリュームが出るようにした以外は何時もの通り。 全部が終わり、使った皿や鍋を洗ってやれやれと思いながら、魚醤の瓶を冷蔵庫に入れようとして扉を開けたら、何と! アミの塩辛!!! ガチョ~ン・・・入れ忘れたあああああ・・・ 2日前に買ってきて、冷蔵庫の目につくところに置いてあった。それを出すのをすっかり忘れていた。 絶対に入れないわけにはいかない。しょうがない、漬け込んだ容器から全部とり出して、白菜の葉の間に適当に入れ込んでやった。本来ならヤンニョムに混ぜ込まないといけない。仕方がない。 所定の量の2倍くらい入れることになった。まあ、美味しくなるための必須アイテムなので、却って良かったのかもしれない。が、塩気がちょっと多くなったが、大丈夫だろう。☆ しっかり重しを乗せておいたので、今朝はもうかなり水分が上がってきている。脱水機に掛けたのは正解だった。白菜1個半の量。 今朝は最低気温を記録したようで、知多市では7時にー2.9℃だったらしい。 今後は気温が高めに推移すれば漬かるのも早いだろう。確認すると、週明けに前線が通過して一時的に寒くなるが、平年並みかちょっと高目に推移するようだ。知多市の10日間天気tenki.jp この先3か月(1月~3月)の見通し。冬型の気圧配置は平年より弱く、寒気の影響を受けにくいらしい。暖冬傾向で、春の訪れも早くなりそうだとか。28日ごろには酸味も出てきそうで、美味しいのが食べられそうだ。 昨日は、午後には雨がチラつく寒い一日。東京では雪が降り、国立競技場での第60回 全国大学ラグビーフットボール選手権決勝は雪の降る中での熱戦。帝京大学 34ー15 明治大学で、帝京は関東対抗戦でも全勝しており、今季無敗のまま“完全優勝”を成し遂げた。 2×4の隣家は、2日目の組み立て作業。無地の壁面だと思い込んでいたが、けっこう賑やかだ。 2日間であっという間に立ち上がった。4時過ぎには屋根を乗せ終わり、きれいに後片付けまで済んでいた。☆ こんな状況じゃ“鳥さんたちは寄り付けないだろうなぁ”と思っていた。今朝見たら、夕方やって来たのかミカンが無くなっていた。朝、雀の声がしていたし、食べに来ていたようだ。 周りが変わっても、エサがあることが分かればやって来るというのが確認できた。それなら今後もエサを乗せて上げよう。野鳥の声が(スズメとメジロだけでは寂しいが)聞こえるというのはいいもんだからね。 この時期、10時半でもまだ日が当たらない。朝日が当たらない庭になってしまったが、もう30分もすれば当って来るだろう。
2024.01.14
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♪ プラモデルより簡単に組み上がる大工の居ない建築現場 昨夜の12時ごらろ、またアランが鼠を捕まえてきたらしい。私は寝入りばなで熟睡していたらしく全く知らなかった。カミさんがバッタンバッタンと走り回り、追っかけ回していたと憤っていた。2階まで咥えてきてベッドの周りでやるもんだからたまらない。 挙句に逃げられて、2階のどこかに潜んでいる。それで、押し入れの奥と化タンスの奥とかにフンをするので困る。自由に出入りさせているのだからこういうことは当然起こるわけだが、几帳面で神経質なところがあるカミさんには我慢できない。 その上動物が好きなので、鼠がかわいそうという気持ちもある。猫好きが直面している複雑な話。 昨日は棟上げが始って、2×4の建築作業を見るのは初めてなので興味津々で眺めていた。 昨日はここまで見て、午後はウォーキングに出かけてしまい途中を見ていない。それにしても早い。「枠組壁工法」とやらは想像していたものよりずっとずっとコンパクト。パネルは内壁、保温材はもちろんのこと、壁面に着く窓や空気口はもとより、外壁までが一体になっている。やや横長(4:5ぐらい?)のパネルを順に組んで行って、あっという間に天井と2階の床までの工事が済んでしまった。 2階と屋根を組んで、今日中に棟上げ(建て方)完成となる。施主の奥さんがきて現場監督と見学していたので顔を出しておいた。 パネルの外壁のつなぎ目を職人が仕上げるだけで、内装以外はすべて終わってしまうようだ。屋根はソーラーパネルが乗るので片流れになるとか。標準規格 i-smile 勝手に想像してみる。5000タイプの中から間取りが選べる人気プランで、月々4万円から建築可能とかいうもので、これに近い感じだが、さてどうだろう。 新しい住人は若い夫婦。お隣さんは良い感じの明るい笑顔の奥さんだ。猫嫌いではないことを望むばかり。 昨日のウォーキングは立ち寄った知人の家が2軒とも留守で、それならと立ち寄った義兄の家。管理している敷地の木が伸びているのを整理しているところだった。80過ぎているのに頑張って、段差のある傾斜地で木を伐り出していた。見るに見かねてお手伝い。 すでに大量の枝が切られていて、そのっ精進ぶりには驚かされる。何もしないようになるとダメになるというので、老体に鞭打って頑張っているんだそうだ。その意欲とパワーには感服するばかり。必死の形相で重い生木を運ぶ姿は、ちょっと痛々しくもある。途中で撮ったので、実際はもっと多い。 これを小さくカットして、駐車場の隅で燃やす。すでに一山燃やす準備ができていた。 5キロ先の家まで歩いて帰るので、大方済んだところで引き上げた。義兄はまだ止めようとはせず、枝を払ったりの作業を続けるようだ。竹も何本か切って有り、その枝を木刀で払っている。素振りをしているのは聞いていたので驚きはしなかったが、肉体より気持ちが先行している感じ。 翌日に疲れが残るだろうと思うが、時どきやっていることなので案外平気なのかもしれない。 14,000歩ほどだったがいつもより疲れた。 この日はキムチの下漬けをするつもりで、白菜を天日干しにしてあったが、あまり日が照らず天日干しは不十分。でも、仕方がないので夜9時ごろに下漬け作業。 しんなりしておらず、白菜が大きすぎて容器に収まらず、無理やり押し込んで、重しに鉄アレイ2個を乗せておいた。今朝の状態。重しのお蔭で水がかなり上がってきていたので、すれすれまで減らした。 重しを変えて夜まで漬けておく。
2024.01.13
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♪ また一つ空き地が消えて家が建つ人口減の国のかたすみ 隣の敷地にいよい建屋の建設工事が始まると、まだ若い現場監督が挨拶に来た。訊くと、24歳だというから入社3年目という初々しい青年。こちらの言うことを真摯に受け止め、未来に目を向けているその佇まいがさわやかだ。 1月10日 上棟は12日、13日の二日間。2×4工法であっという間に外観が出来上がってしまう。 ソーラー発電(屋根一体型の太陽光パネル)とエコキュートによるオール電化で、全室床暖房が売りの一条工務店。電気さえあれば快適な生活ができるが、停電になったらバッテリーが有るものの、たった1日しかもたないという。 床暖房の仕組みはネットで確認できるものの、実際の施工状況を見たいと思っていても枠組壁工法の壁に阻まれて見ることはできないかもしれない。高い耐震性と耐火性の備わった家を短期間で完成させることが出来るこの工法は、短い工事期間で出来るため、予算も少なく済む。 その浮いた予算を床暖房に回せるというわけだ。引用:着工戸数の推移(一般社団法人 日本ツーバイフォー建築協会)「停電さえなければ一年中快適な生活ができる」。それが本当に人間らしい生活かと言えば、まったく違う。体の調整機能を使わない生活が良いわけがない。その辺のことをちゃんと頭に入れて温度設定をする必要がある。☆ 今朝、クレーンがやって来て枠組壁工法のパネルを釣り上げての工事が始まった。 今頃になってキムチを漬ける気になり、白菜を天日干ししようと思ったら、あいにくの曇り空。ピーカンが理想なのに。天気は晴れの予報になっているので晴れ間は出るのだろうが・・・。【エコキュートの仕組み】1.大気中の空気の熱をヒートポンプユニット内の熱交換器の冷媒が取り込む。2.取り込まれた熱が、ヒートポンプ内の圧縮機にて高温になります。3.高温になった冷媒(CO₂)は、ヒートポンプ内の水側熱交換器で熱を水に伝えて湯をつくる。4.湯を貯湯ユニットに貯めて、お風呂や台所、洗面などで使えるようにする。5.水側熱交換器で熱を奪われた冷媒(CO₂)は膨張弁に運ばれて、低温になる。6.貯湯タンク内の高温の湯は、設定温度になるよう水を混ぜて、お風呂や台所、洗面などに給湯される。
2024.01.12
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♪ しみじみと孤を味わいて饒(ゆた)かなり独座大雄峰の富士山 最近読んだ本。この2冊は私の感性に近く、心情的な価値観と問題意識にとても共感でき “そうだそうだ” と相槌を打ちながら楽しく読んだ。*「時の余白に」読売新聞コラム(2006年4月~2011年9月)をまとめたもの。*「悔いなく生きる」東京スポーツ紙連載エッセー(2008年~2019年)をまとめたもの。「時の余白に」は読売新聞社の美術担当の記者っだった芥川喜好(きよし)さんの文章だけに、過不足ない手慣れた文章に引き込まれる。あまり表に出ない、地味ながら地に足を着けて自分に向き合って生きている美術家ばかりが登場する。 それらの人々の、他人と比べず独自の生き方を貫いている姿が、私には同じ血の流れているものとして読んで素直に共感でき、とても心地よかった。 版元の「みすず書房」の紹介文「ジャーナリズムの言葉は、届かせること、そして理解を生むこと、つまりよき媒介者として機能することこそすべてである。媒介とは、ただ右から左へ接続することではなく、どう言い表わせば伝わるか、どう表現すれば他者は理解するかを、考え続けることである。つまり書き手であると同時に読み手でもあるような両義的な感覚が求められる。双方向への想像力である。」*「有名になりたい欲」自分というものがない人間ほど他人に認められたがる。名ばかりで中身のない人間ほど自己顕示をしたがる。それが現代人の有名病だと。*「太古の野生の森や草原に生きた脳を持って、私たちは今日、都市生活を営んでいる」 森を研究し健康の増進と森の再生を目指している日本の生理学実験を国際会議で発表する人。*今の日本の現状を「非社会性」を憂え、上昇志向をやめて自分たちの気質に合った緩やかな社会にしていかぬ限り、心の荒廃はつづく。中程度の国を目指して個人がもっと心理的に落ち着くことが肝要と訴える教授。*「仰ぎ見る幹と枝、枝と葉、その織りなす複雑な空間にひかりが満ち風が起こり、こちらをすっぽり包んでくれる。動から自由な、別次元へ突き抜けていくような世界」をずっと描いてきた画家。*「作るとは自分のなかから出てくるものを見極める事。だから独り。独自独歩の道しかない。そう定めていれば何も慌てることはありません。」と語る巨木の造形家。*「高貴高齢」と自認して「ブリキの円空」と言わしめたプリミティーフな彫刻を作り、「ハプニング」を得意とする。「泡沫桀人列伝」を著した人。 などなど、いかなる組織にも集団にも属さず、特定の立場や利害にかかわることなく、一人で思考を突き詰めていく人たち。どの人物も清々しいほど独りを貫いている。その人間のあるべき姿を活写してが奥が深い。 叱咤され、勇気づけられ、私の軟弱なこころの中に清涼な水が流れるような、心地よい読後感に包まれていた。「長年、美術の世界を取材して感じていたことですが、ものの中心付近というのは、分厚い保護膜に包まれてしばしば腐っていたりするものです。その点、周縁部は吹きさらしであり、風通しもいい。そこからものを眺めれば、見通しもいい。人の動きもよく見える」(あとがき)☆「悔いなく生きる 男の流儀」 男が悔いなく生きるためには、ある流儀が必要だ。それは人生のテーマを作ることであり、その思想、行動を恐れないことだ。そのテーマということについて、書いておきたい。(まえがきより) 芥川賞受賞作家の高橋三千綱のエッセイ集で、バンカラな生きざまを述べ乍ら、政治家の実名前を出して忌憚なく書いているところに共感を覚える。 自分の体験をもとにしながら、世の中を袈裟掛けにするような文章が心地い。しかし、文章は外連味のない中に、時おりパンチが打ち込まれる感じで、根底に人間愛があって読みやすく好感が持てた。 私は彼のようなバンカラでも偉丈夫でもない。私がハツカネズミだとしたら、彼はヌートリアぐらいの差があるだろう。いやいやもっと大人物なのかもしれない。1948年1月5日生まれなので、ちょうど1歳年上だ。 東京スポーツ新聞社在職中に小説を執筆し、1974年に「退屈しのぎ」で群像新人文学賞を受賞。退職後は文筆業に専念し、78年に「九月の空」で芥川賞を受賞。多作で知られ、青春小説、時代小説から、趣味のゴルフに関する著書、自身の闘病経験をつづった作品まで、幅広いジャンルで執筆活動を続けた。 最期は肝硬変と食道がんで、2021年8月17日に亡くなっている。男の流儀で酒と競馬を愛し、女を傍らに据えてバンカラをやり通した、昭和世代の最後の無頼派作家なのかもしれない。 こんな本まで書いていて、サービス精神と書くことへの執念がみてとれる。生きていることは書くことであり、人生全てが書くことと一体化していたような人だったようだ。
2024.01.11
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♪ 人形のオープニングに喰われたる長き連ドラ恨めしきかな 朝ドラ「ブギウギ」のオープニング映像が、「怖いとか、気持ち悪い」と話題になっています。我が家でもカミさんが「気持ち悪い」と言ってその場面だけチャンネルを切り替えてはスルーする行動に出ます。私は面白いと思っているので、ちょっとした言い合いになったりする。 人形を制作したのは、秋田出身の人形作家「八代健志」その制作秘話をNHKがインタビュー映像(YouTube)に纏めたものがあります。【ブギウギ】人形制作者が語る朝ドラオープニング映像に込めた思い マリオネットの動きの面白さを活かした人形アニメーション。釣り糸が見えないのをどうしているのかと思っていたが、その謎が解けた。 5人(八代、牧野ら)が普通の人形劇のように棒で操作し、クロマキーを使ってその棒を消しているのだ。 NHKの人形劇は技術が素晴らしく、定評がある。以前にもこのブログに書いたことがある。 この点の部分(目と唇)に、後から絵や映像を重ねる。「リップシンク」という、映像を合成する高精度な技術でリアルな表情を作り出している。スタッフが歌い、その口元の画像に合わせて動かしている。 残念ながらこの人形キャラクターの首が異様に長いことには触れられなかった。放映されて評判になってからのインタビューなら、触れないわけにはいかなかっただろうが・・・。 せっかくの力作が逆目に出て、敬遠する人が多いというのはもったいない。☆ 凝り凝った映像で、NHKでなければここまでのことはできないだろう。タイトルロゴとパペット(人形)が登場するオープニング映像を担当したのは、牧野惇(まきの あつし)さん。 昭和を感じさせる字体に、いろいろな事情や思いの中でズキズキワクワクと揺れ動く登場人物たちの心、ステージ上やテレビの中の照明で光り輝く演者たちをロゴの中にデザインとして入れ込んだとのこと。「笠置さんも常に明るい人生を歩いてきたわけではない。光を当てて(人生の山と谷を)表現したかった」とか。 牧野惇 1982年生まれ。2006年よりチェコの美術大学UMPRUMのTV&Film Graphic学科にてドローイングアニメーション、パペットアニメーションを学んだのち、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーションコース修了。2022年2月、株式会社UCHO設立。実写・アートワーク・アニメーションの領域を自在にまたぎ、映像ディレクション、アートディレクションから、アニメーションディレクション、キャラクターデザイン、イラストレーションまで総合的に手がける。 誰しもが持ち合わせるような心くすぐるノスタルジックなモチーフ感やスケール感を根底に、現代的かつ高感度なアイデアやギミックを併せ持ち、制作物とその鑑賞者との距離を至極好意的に縮めることを可能にする。そのスタイルは、単なる「アナログ表現」や「クラフト感」と評されるに止まらず、それを超えた圧倒的な存在感を放つ。 Annecy(フランス)、Golden Kuker-Sofia(ブルガリア)、ANIFILMなどを始めとした国際映画祭での受賞/招待上映や、ACC、AD FESTなど広告祭での受賞多数。2017年、CJ E&M Corp.(韓国)が主催するアジア最大級の音楽アワード「Mnet Asian Music Awards」Professional Categoriesにおいて、Best Video Director of the year受賞。2018年、第61回 ニューヨークフェスティバルにて、金賞(World Gold Medal)受賞。2021年、「映文連アワード2021」にて、準グランプリ受賞。 ドラマの内容的には中途半端で、演出にも締まりがなく面白みに欠ける。視聴率も15%の後半平均で、どっちつかずの感じ。人物が描けていないのが致命的で感情移入できない恨みがある。
2024.01.10
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♪ 数値しか信用しない世となりて金も命も心もデジタル 気温予想が当たらない(特に最低気温)。特別に何かが有ったわけでもないのにだ。一番よく当たると豪語しているウェザーニュースがそうなのだから困る。今朝の最低気温予想は1℃だったが、-1.6℃だった。予報と結果の両方を表示しているのはウェザーニュースだけ。 暖かい日が続いていたので惑わされ油断していたが、最低気温は連日、氷点下になっているんだね。そういえば5日の最低気温はー0.2℃だったっけ。6日が「小寒」で寒さが本格化する時期なのだ。 おととい、ブーゲンビリアの葉が落ち、枝先が霜枯れていたので慌ててビニールで覆った。室内ではガーベラやカランコエが咲いていたりするので、季節感が狂ってしまう。 シャコバサボテンも夏の暑さのお蔭なのか、立派に育ってたくさんの花を咲かせている。今朝のシャコバサボテン去年の1月15日 年が明けてからはほぼ例年並みの寒さになっている。 そういえばメジロ。最初に来たのが去年は1月10日ごろだったが、今年は1月3日ごろと去年よりも少し早かった。決まって午後4時ごろに、番で仲良くやって来る。 あちこち回って、ここへ来るのがその時間なのかと思ったりもするが、スズメも同じ時間にやって来る。 植物も情報伝達していることが分かってきているぐらいだから、野鳥だって当然何らかの情報交換をしているのだろう。仲間同士はもちろんのこと、小鳥同士の何かがあるのかもしれない。 2日ほど前からヒヨドリも来ているようだ。ジョウビタキがピラカンサや南天の実を食べにくるのを見たが、遅れてヒヨドリもやって来ているようだ。 そのヒヨドリが姫沙羅に刺してあるミカンに気づき、啄みに来た。しかし、図体が大きいので口ばしが中の実に届かず、皮を齧った跡があった。その後、強引に引っ張ったのか、刺したピンから抜けて下に落ちてしまっていた。 建屋の基礎の上にかぶせた白いビニールが、青空の下で日を浴びて光っている。まるで雪国の風景のよう。 昨年(11月、12月)に、原因の分からない異常な値を示したアクセス数が、少し間隔をあけて3度あった。その後、様子を見ていたがもう出ることは無かった。例のごとく総数の字の並びが面白かったので切り取っておいた。「令和6年能登半島地震」で地盤の隆起と断層のずれが有った。その詳細が発表された。国土地理院(水平方向)国土地理院の資料を基に作成(読売新聞) 全地球測位システム(GPS)を使って解析した結果。同県輪島市が西方向に最大約1・2メートルずれるとともに約1・1メートル隆起。 震源に近い珠洲市の地点では西へ約90センチ移動し、約90センチ隆起していた。穴水町も西へ約90センチ移動し、約3センチ隆起。七尾市の能登島は北西へ約70センチ移動し、約30センチ沈下した。国土地理院(垂直方向=隆起・沈下)(読売新聞) 地下に存在する水のような流体が地下の断層を滑りやすくさせるなどして誘発されているとみられている。過去約3年間で、震度1以上の地震が2日午前9時までに計653回発生、うち147回は1日以降に起きた。 活動収束の見通しは立っておらず、同庁は「これまで地震が少なかった地域でも警戒が必要だ」と呼びかけている。
2024.01.09
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♪ 我が家だけ揺れない不思議たまさかのパワースポット天心のツボ 今回の「令和6年能登半島地震」で、ちょっと不思議なことが有った。当日の地震の時我が家ではほとんど揺れず、震度1にも満たないほどだった。その後、周りの人に訊くと皆さん “大きく揺れて怖かった” というようなことを言っていたのが、とても信じられなかった。 改めて当時の震度を調べると、知多半島は1部(半田市東洋町、美浜町河和)で震度4があったものの、ほとんどが震度3を示している。 当然「知多市」も震度3だったわけで、それなら身体に感じないわけがない。フックに掛けてあった歩数計がわずかに揺れただけで、それを見て地震をようやく確認したに過ぎない。 震度1でも感じる敏感な私が感じなかったのだから、キツネにつままれたような気分。 この家の周りは地盤が複雑で、軟弱な部分の隣は硬い岩盤になっていたりする。造成工事の時も不思議に思っていたぐらいで、我が家の立っている場所の地盤はかなり頑丈な地盤なのかもしれない。知多市ハザードマップ「液状化危険度」(理論上最大想定モデル)市役所は海を埋め立てた地であり、当然「高いエリア」となっている。 我が家は元海岸のすぐ近くに位置していて、海に侵食されずに済んだ堅牢な岩盤なのだろうか。何故かパップでは「計算対象層なし」となっている。地質調査では斑に軟弱な部分があるものの、全体的には液状化はしないとの査定のようだ。 築90年の古家だ。屋根も重いし、まともな地震が来ればひとたまりもない。南海トラフ地震の想定震度は、知多市全域で震度6強(一部は震度7)となっているが津波はまったく想定されていない。 高潮防潮堤が云々という以前に、伊勢湾では沿岸部に影響はあるものの内陸部には及ばないとの想定になっている。楽観バイアスが掛かっているんじゃないかと疑いたくなる。知多市ハザードマップ「津波予想」湾の奥の名古屋市南部は運河や河川があるので避けようがない。案の定、内閣府の想定では5mの津波が来るとなっている。内閣府による伊勢湾の津波予想(拡大します) 液状化も津波も大丈夫ならそんな良いことはないが、この齢まで大した災難にも遭わずに無事来られたが、一生に一度も災難に遭わないで済むとも思えない。とにかく、いつ起きてもおかしくないと言われている南海トラフ地震だ。 心の準備と避難用のグッズをまじめに準備しておいた方が良さそうだ。
2024.01.08
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♪ 百二十四時間絶えて助けられぬ能登の昭和の偉人九十代
2024.01.07
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♪ 重ねきし選択の一つに苛まれ今にしなれば一つのさだめ 最近、読んでいる本に「選択の科学」というのがある。ずいぶん前、黒川伊保子氏の本の中に「マジカルセブン」という言葉が紹介されていて興味を待った。それは「選択の科学」という本に紹介されていると。ずっと気になっていたがなぜか先送りしていて、この度ようやく図書館で借りて読むことに。 ジョージ・ミラー心理学教授が論文「マジカルナンバー7 +-2:われわれの情報処理能力の限界」の中で、自分が「ある整数に苛まれてきた」と告白している。 この「選択の科学」の著者が、ライフワークである「選択」の研究で、幼児を対象にした実験をしていく中で「6」という数字に突き当たる。ミラー博士が関心を持ったのは、7という数字と、人間に処理可能な情報量との関係だった。そこからヒントを得て、さまざまな実験をしていく。 そして選択肢が「6」+-2を超えると途端に結果が悪くなることを実証していく。もっとも知られたものは「ジャムの研究」。 スーパーマーケットでのジャムの実験で、「ジャムの品揃えが豊富なときより、品揃えが少ない時の方が、お客が実際にジャムを買う確率が高い。」この論文が発表された時は、世論でかなりの反発が有ったらしい。 しかし、認められるようになっていく。 人には自分で選択したいという欲求がある。選択肢がある状態を、心地よく感じ、「選択」という言葉は、いつでも肯定的な意味合いを帯びている。選択肢が多ければ多いほど良いはずだと思う。しかし、良い面もあるが、得てして混乱し、圧倒されてお手上げ状態になる。☆ 幼稚園の3歳児を対象にした実験。 部屋に、おもちゃをこれでもかというほど入れて一人ずつ自由に遊ばせる。半分の子どもには自分で自由に選ばせて遊ばせる。一方の半分には遊ぶおもちゃを指定して遊ばせる。 その結果、一方の集団は夢中で遊び、終了時間が来た時もまだ遊び足りなさそうだった。そして、もう一方の集団は、気もそぞろで、あまり意欲がわかないようだった。選択はモチベーションを高めるのだから、おもちゃを自分で選んだ子供たちの方が楽しんだに決まっている。ところが、結果はその逆だった。選択肢が多すぎて、選んでいる内に嫌になってしまった。 小学校1、2年生を一人ずつ部屋に入れて、マーカーを使ってお絵かきをさせる。一部の生徒には二つの選択をさせる。6つのテーマ(動物、植物、家など)の中から1つを選ばせ、それを描くマーカーを6色の名から1つ選ばせた。残りの生徒には、どのテーマを、何色を使って描くかをこちらで指定した。 この結果、自分でテーマと色を選んだ生徒は、作業にもっと時間を掛けたがり、選ばなかった生徒よりも(独立的な観察者の判定によれば)「良い」絵を描いた。☆ ラットを迷路に入れて、真っすぐな経路と、枝分けれした経路のどちらを選ぶかのある実験。どちらの経路を通っても、最終的にたどり着く餌の量は同じ。複数回の試行で、ほぼすべてのラットが、枝分かれした経路を選んだ。 ボタンを押すとエサが出ることを学習したハトやサルも、複数のボタンがついた装置を選んだ。ボタンが1つでも2つでも、得られるエサの量は変わらなかったにもかかわらずだ。 別の実験で、カジノのチップを与えられた被験者は、ルーレット式の回転盤が1つあるテーブルよりも、2つのまったく同じ回転盤のあるテーブルでチップを賭けたがった。賭けることが出来るルーレットは1つだけで、ルーレットは3つとも全く同じものだった。 選択したい欲求は自然なこころの動きであり、生き残るために欠かせない働きだからこそ発達した。線条体のニューロンは、まったく同じ報酬であっても、受動的に与えられた報酬よりも、自分から能動的に選んだ報酬に、より大きな反応を示す。☆ 心理学に軸足を置きながら、経営学や経済学、生物学、哲学、文化研究、公共政策、医学などをはじめとする、さまざまな分野を参照し、多くの視点でつづられていく。 例えば、ミネラルウォーターとして売られているものは、単なる水道水であるとか、コカ・コーラとペプシ・コーラはほとんど同じ味である。イメージ付けされて、違うと思い込んでいるだけだと。 トヨタ自動車でもあったフルチョイスの自動車。ドイツのメーカーにもあって、実験した。選択肢が多いオプションから順に選んでいき、最後は最も少ない選択肢のオプションへ移って終わったグループと、その逆に最も少ない選択肢のオプションから選んだグループ。どちらも同じ8つのオプションで選んでもらった。 結果は、多い順に選んだ方はすぐに疲れてしまい、既定のオプションですませるようになり、結果的に出来上がった車に対する満足度は、少ない順に選んだグループに比べ、低くなってしまった。好みがハッキリしている場合はそれを指針として進められるため、それ以外に集中できる。選びやすいものから取り組むのが得策という事がわかる。 息子(次男)が車選びになかなか結論を出せずにいる。明確な好みがないため目移りして決められないのだ。それで「まずは排気量、そしてメーカー、その次は車種、そして色へ」と「選択肢の少ないもから順に決めていくといい」とアドバイスしてやった。こだわりがあるものが有ればそれが最優先になるのは言うまでもない。☆ 心理学から病理学、老人問題まで幅広く、権利と抑制などさまざまな例を引いて、7つの疑問に応えるべく論を尽くしている。 *なぜ選択には大きな力があるのだろうか、またその力は何に由来するのだろうか? *選択を行う方法は、人によってどう違うのだろうか? *私たちの出身や生い立ちは、選択を行う方法にどのような影響を与えるのだろうか? *なぜ自分の選択に失望することが多いのだろうか? *選択というツールを最も効果的に使うには、どうすれば良いのだろうか? *選択肢が無限にあるように思われているとき、どうやって選択すればいいのだろうか? *他人に委ねた方がよい場合はあるのだろうか? その場合だれに委ねるべきか、そしてそれはなぜだろうか? NHK白熱教室でも話題になったらしい、この盲目の女性教授の研究を書籍化した本書は、多岐にわたっていて、その内容を詳しく述べることはできません。 出版社内容情報「社長が平社員よりもなぜ長生きなのか。その秘密は自己裁量権にあった。選択は生物の本能。が、必ずしも賢明な選択をしないのはなぜ?」拡大します とに角面白い。思い当たることも多いし、選択の可能性を「認識」できることが選択する以上に重要であることも納得できる。子育てに置いても、自由に選ばせることが良いかと言えば、そうではないことも分かって来る。 人生は「選択」を積み重ねることで成り立っている。その背景には複雑な社会のワナが有ったりして、純粋に自己が反映されていなかったりもする。 その時どきの選択によって、進む道筋が作られていく。生理的な、知的な、宿命的な、必然的な、さまざまな反応として種々の選択をして生きている。
2024.01.06
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♪ 有機体とあがめ信じる唯一の裏切りのなき陽を浴びにゆく 日の出前にウォーキングに出ようかと思い、前日にブログを書いている。暮れの30日以降歩いておらず、中5日にもなってしまっている。 名古屋地方の1月5日の「日の出」は7:00ジャスト。とは言っても、この時刻は元旦から15日までずっと同じなんだね。名古屋の場合(暦のページ 眼高3mの値) 冬至から日が経つと、昼の長さは長くなりますが、南中時刻は遅くなっていく。1月初旬の日の出が最も遅くなるころ(冬至から2週間後)、ほぼ同じ日の出の時刻が数日間続く。二つの予報機関の気温はずいぶん違う。 5日6時の気温予想は「4℃」と「2.6℃」となっており「1.4℃」も差がある。最低気温のこの差は大きい。観察場所とデータのとり方が違うのだろうか。 まあ、風もなく穏やかな朝のようなので問題はない。しっかり準備運動してから出ることにしよう。 便利な「予約」機能を使ってアップしておきましたが、帰ってからの結果を改めて・・・。 早朝ウォーキングのつもりが寝坊してしまい、目覚めたのが6時45分。慌てて起きてストレッチなどして、家を出たのが7時の日の出の時刻。もう30分早く出たかった。 出勤の車の列がちょうど切れたところ。 雲一つない、平和そのものの空が広がっている。カラスが上空を大きく3度ほど旋回して飛んで行った。良く冷えた朝でさすがに人影はなく、静かな朝の風景。まだ正月休みが続いているような感じがするのは、怠惰に過ごしたせいかもしれない。 12分後の寺本駅の跨道の上。朝日はもう昇って来ていた。この場所で朝日を迎えるはずではなかったと、緩んだ心が厭わしい。 三が日の内に来れば、正月らしい雰囲気を味わえただろう。人っ子一人いないものの、その風景には名残の正月が感じられる。しかし、三が日だけ参詣の人が来るというのも “なんだかなあ” と思う。単なる習慣で、正月気分を味わうために来ているようなもの。 それはそれでいいのかもしれない。縛りのない緩い信仰であることの証みたいなものだから・・。 鳥居の柱にもお飾りが・・ 夏の前後には見られる朝日が、南回帰線を通る冬は南へ移動していて直接見ることが出来ない。 いつもの様に駆け上がった120段の階段。スクワットを前もってやっておいたお蔭で、難なくクリアできた。15日で75歳の後期高齢者となる。体力のバロメーターとして、今後もチェックのために駆け上がることになる。 この日はパークロードからショートカットで回ってきて、11,690歩ほど。ペースが早かったせいか少し疲れて途中で少し休んだりした。☆ ウォーキングの間隔が開いたせいもあるし、筋トレが不規則で体力も落ちている。ちょっと油断するとすぐに体力が落ちる。さすがに老人だ、気持ちだけでは維持できない。今朝7時は、-0.2℃だったようだが、それほど寒くは感じなかった。ウェザーニュースの予報はまったく当たらず、4.2℃も差が出ている。 冬の朝はことのほか気持ちがいい。ランニングする人もけっこういて、若い人に交じって高齢者もチラホラ。寒かったせいか歩いている人は少なく、挨拶したのは10人ちょっと。次はもう少し早く出られるようにしたいもの。
2024.01.05
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♪ 月清く中天にありそはやがて何も残さずつゆと消えてゆく ひと番だけだが、何とかメジロが来るようになった。それを見てか、スズメも数羽来るようになった。数年前からエサ台に野鳥の餌も載せているので、それを知っているスズメがやって来るのだろう。 メジロの声が隣家の庭から聞こえてきて、やって来ていることが分かり、エサ台にミカンを置いてしばらく様子を見ていた。警戒心の薄いメジロとはいえ、景色があまりにも変わっているのでなかなか寄り付かない。エサ台の位置は変わっていないが、青いネットが張ってあるし、なんだか近寄りがたい雰囲気なのだろう。 それで、隣家の庭に近い姫沙羅の枝にミカンを差しておいたら、気付いてやって来るようになった。その内エサ台にも来るようになった。 仲良くエサ台の餌を啄んでいる。以前からの光景が少しだけ戻って来たが、まだこんなもんゃ納得できない。いつのころからか、ここに来るスズメは蜜柑も食べるようになってる。メジロが離れるとさっそくミカンへ移動するやつがいる。 メジロの様子を見ていたスズメが真似して食べたら、甘くてジューシーで美味かった。どこかの猿が芋を洗って食べるようになったのと同じようなことだろうか。しかし、まだごく一部のスズメに限られているようだ。順番を待っているスズメこんな環境でも来てくれるようになったのは嬉しい。 人間は自然と共に生きて来た。自然は生命の根源でもあるし、心と体の一部であると言ってもいいほど密接な関係性でつながっている。それを忘れて経済優先に目を奪われ、どんどん生物としての本質を失いつつある。 当然、人間としてのあるべき姿からは離れて行くばかり。ストレスだらけの中に身を置いて、心身ともにさまざまな病を抱えることになる。 こんな小さな庭でも花を育て昆虫を見守り、微生物の恩恵に目を向け、野鳥と接し、猫と戯れてわがままに生きている日々がとても豊かな心持ちにさせてくれる。 雲の流れる姿をながめ、風の声を聴き、移りゆく季節を愛で、人と比べず、どこにも属さず、誰の指図も庇護もなく、見返りを期待しない毎日。 野生の生きものたちと同じように生きていることが、どんなに自然で心安らぐことか。
2024.01.04
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♪ 平凡を良しと迎える正月の禍々しきを横目に過ごす 大地震の後は、「羽田空港C滑走路で、日本航空の旅客機と海上保安庁の航空機が衝突し、炎上。警視庁によると、海保の航空機に乗っていた男性乗員5人が死亡。乗客・乗員367人は脱出してけが人(14人)はいるものの全員無事。」のニュース。 家族で来ていた息子がスマホを見ていて、「羽田空港で火事だって」と。何事とかと驚いた。 読売新聞 機長は衝突直後に脱出して無事。原因は調査中。海上保安庁の航空機・固定翼機(ボンバルディアDHC8型機)は地震の新潟航空基地に物資を輸送する途中だった。6人搭乗 5人死亡(機長が重傷)。 フライトプランは、午後4時45分に羽田航空基地を出て、午後5時55分に新潟航空基地に到着予定だった。 着陸直後に衝突、炎上したのに(乗客と乗員は、3か所の非常脱出口から脱出したという)、犠牲者も出さずによくも無事に脱出できたのは不幸中の幸いだった。正月早々から2日続けての惨事。先が思いやられる。 この日は、息子と連れ合いが集って恒例の手巻き寿司の日。借りてあった「ミッションインポッシブル デッドレコニング パート1」のブルーレイを観た。この映画は何と言ってもトム・クルーズのアクションシーンが見もの。毎回、さまざまな高度なアクションを生身で演じて度肝を抜いてきた。 今回もその見せ場は盛りだくさんで、これでもかこれでもかと聴衆に挑むように展開されていく。中でも崖からバイクごと飛び降りるシーンは、最も高度な技術が本人はもとより、制作側にも要求されるところ。そのメイキング映像を見るだけでも十分に楽しめる。 カメラを回しての本番を彼は6回飛んでいるという。 1年間のパラシュート訓練、モトクロスの特設コースで1日30回のジャンプ練習。その総数はスカイダイビング500回、モトクロスジャンプ13,000回というもの。文字通り何でもこなすスパースター。 他にもカーチェースには、毎度違ったアイデアで楽しませてくれるし、最後のクライマックス「走る列車」のラストスパートでも大いに楽しませてくれる。 ストーリーは、AIの究極の進化の姿”エンティティ”を描いているが、無から有は生まれない通り現在の状況から想像できる未来の姿を、創作的に表現しているもので、まあどっちでもいいようなものではある。推定総予算は2億9,100万ドル。 究極の未来を表現している割には現在そのもの。近未来というには中途半端な内容ではある。アクションが好きな人は良いが、内容を重視する人にとっては物足りない。しかし、トム・クルーズ人気は衰えず、公開73日目までの累計興行収入が53.8億円を突破している。 2部作となっていて、後編である『ミッション:インポッシブル8』は2025年5月23日に公開予定。大型スピーカー(能率90㏈)で音量を上げて観たが、2時間43分と長いので、最後は疲れてしまった。 夕食の後にはこれも恒例の家族麻雀。 まったくの素人がいたし、孫が一人でやりたいとかいうので時間がかかる。ああだこうだとやっている内に時間はどんどん過ぎていく。半チャンに3時間半もかかったが、まあセブンブリッジなんかよりも楽しめるのは確かなので、それはそれでよかったかなと。
2024.01.03
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♪ マントルに浮かぶ小舟は揺れながら西へ西へと流されてゆく 現在の日本列島は、北海道は太平洋プレートの沈み込みの影響で、西に動いています。東北地方は東北地方太平洋沖地震の時のプレートの反発で、今は東に動いていますが、徐々に元に戻り数100年後には西に動くと考えられています。東海地方から四国地方にかけてはフィリピン海プレートの沈み込みの影響で、北西に動いていることが分かっています。 ハワイは約5千万年後には、日本に最も近づきますがぶつかることはない。(NHK高校講座) 昨日の緊急地震速報には驚いた。家で炬燵に入って話をしていた。突然、緊急を知らせるラジをが大音量で「大地震です!大地震です!」との声。「大津波警報」が出ていますと叫んでいる。同時に、スマホにも不気味な緊急地震速報の表示。まだ揺れてもいないので信じがたい思いで、DKのテーブルの下へ移動。 食器棚が倒れるといけないのでテーブルを押し付けて、その下へ。数分経っても揺れが来ない。それならと外へ出て、安全な場所で様子を窺っていた。スマホを見るとどうやら日本海側で地震が発生したらしいことが分かった。 そうならこの辺りには被害は及ばず、揺れが来ることもない。やれやれ、と家の中へ。 テレビでは全放送が地震を伝える緊急放送一色となっている。そうだ!「YouTubeのライブ映像が見られるかもしれない。」点けてみると案の定、輪島港のライブカメラを使って中継がされ、生々しい情報が刻々と伝えられていた。発生した地震を知らせる各局のテレビ画面=1日午後、大阪市 輪島の朝市の近くで火災が発生。道路が陥没したり建物の倒壊で消防車が近づけず、燃え広がる様子が映し出されていた。阪神淡路大地震の時のことが脳裏に浮かぶ。 輪島市河井町付近の火事は今朝になっても鎮火せず、広範囲に類焼してしまったようだ。被災者のことを思うと気の毒でならない。火事の原因は何だったのだろうか。 ▽震度6強を石川県の七尾市と輪島市、珠洲市、穴水町で、 ▽震度6弱を石川県の中能登町と、能登町、新潟県長岡市で観測しました。 また▽新潟県と富山県、福井県、長野県、岐阜県で震度5強から5弱を、 ▽震度4から1の揺れを北海度から九州にかけての広い範囲で観測した。「令和6年能登半島地震」と名付けられた。気象庁によると午後4時から午後10時までの6時間で、 ▽震度7の揺れを1回、 ▽震度5強を3回、 ▽震度5弱を5回、 ▽震度4を15回、 ▽震度3を31回、▽震度2を17回のあわせて72回観測している。 気象庁は「揺れの強かった地域では1週間程度、特に2、3日の間は大震度7の揺れを伴う地震に注意してほしい。この地域では、3年以上地震活動が続いていて、当面、継続すると考えられるので引き続き注意してほしい。今回の地震による揺れは従来より広範囲に広がっている」と呼びかけています。 家屋倒壊、各地で道路が寸断、 石川県内 約4万4700戸が停電(2日午前8時) 珠洲市 市役所庁舎周辺の住宅で停電や断水 林官房長官は、2度目の緊急の記者会見で「建物倒壊などによる生き埋めが6件、発生をしているという報告を受けている」と述べている。 被害の全貌が分かるまではもう少し時間がかかるでしょう。★ 能登半島では以前から群発地震が発生していて、平成30年(2018年)頃から地震回数が増加傾向にあり、令和2年(2020年)12月から地震活動が活発化していた。昨年5月5日には、最大震度6強、地震の規模はマグニチュード(M)6.5の地震が記録されている。 とに角、日本は地震大国で、毎日の様にどこかで地面が揺れている。断層だらけの上、プレートが寄り集まって押し合いしている、とても野蛮な地盤の上にある。 日本は、太平洋プレート、フィリピン海プレート、ユーラシアプレート、北米プレートの4つのプレート、その境界が日本海溝、南海トラフなどとなっている。太平洋プレートとフィリピン海プレートは、毎年数㎝の速さで西に動き、日本列島の下に潜もぐり込こんでいる。糸魚川-静岡構造線 「トラフ(trough)」とは、細長い海底盆地で、深さが6000mより浅いもの。舟状海盆(しゅうじょうかいぼん)とも。細長くないものは単に海盆と呼び、深さ6000mを超えるものは海溝(trench)という。「海洋状況表示システム」 東海・東南海大地震が、今起こるかも知れない。そう分かっていても何の手立てをしていない。今回のような震度6強の揺れが来れば、我が家は間違いなくぺしゃんこになる。屋根が重いので1階だけ潰れるというのではなく、1・2階共に潰れてしまうだろう。 高潮防潮堤の内側になるので、津波は海と繋がった水路が近くに有るので、間接的にやって来る可能性はある。
2024.01.02
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2024.01.01
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♪ AIに未来を問えば「底抜けに明るいです」とフェイクを返す 人工知能はものすごい勢いで進歩し続けていて、1秒かかっていた処理能力が、ms(マイクロセカンド)で出来るようになってきている。その進歩は目まぐるしく、うっかりすると人間は置いてけぼりにされないとも限らない。フェイクニュース生成AIはここまで来ていて、 声も顔もそっくりに作り出せる。 ディープラーニングの適用対象は、画像認識、音声認識などの認識タスクからより高度なタスクに広がりつつあり、例えば、従来の人工知能が困難としていたロボットの行動学習、対話システム、プログラムの自動学習などのより高度な問題にも適用されつつある。 特に IoT においては、センサやアクチュエータなど時系列情報を扱い、状態を管理する「回帰結合型ニューラルネットワーク」(RNN)、たくさんのデータが容易に得られるが教師付きデータは少ない「変分自己符号器」(VAE)など、様々な条件や目標を考慮した上で最適行動を求める「深層強化学習」等の研究開発が進んでいる。*ナノボット:コンピュータで作られた超小型のロボットシンギュラリティのイメージ(コムウェアより) 技術(テクノロジー)の革新は指数関数的なスピードで進み、2029年には「人工知能の賢さが人間を超え」て、2045年に「シンギュラリティに到達」するといわれている。が、もっと早まると言う学者もいる。Web3の時代に・・Web3(ICT Business nlineより) 「Web3」とは、端的に言えば次世代の分散型インターネットのことです。ブロックチェーンなどの技術を活用して、データを分散管理することにより、データはプラットフォーマーのサーバーを経由することなく、ユーザー自身の手で管理・運用できるようになる。 ブロックチェーンを活用することで、ユーザーのアクセスやデータ保存などを管理する中央集権的なプラットフォーマーを経由する必要がなく、ユーザー同士が直接、通信や取引ができるようになる。また、セキュリティーが飛躍的に向上する。☆ 人間の脳と機械の「インターフェイス」については、2000 年代から BMI(BrainMachine Interface)の本格的な実用化研究が進展している。BMI は医療目的で研究されてきたが、エンターテイメントや軍事などへの応用研究も始まっている。BCI(Brain Computer Interface)といった脳情報によりコンピュータを制御するシステムの研究も行っている。 fMRI(機能的磁気共鳴画像法)の発展に伴って、BMIで計測したリアルタイム運動では計測できない、更に複雑な情報も解読できるようになってきている。 人間の脳の機能そのものを模倣して人工知能を作ろうとするWhole BrainEmulation(WBE)。その基本コンセプトは、ある特定の脳をスキャンしてそのオリジナルの脳と同じ機能を持ったソフトウェアを作り、適格なハードウェアにのせれば、それは元の脳と同じ振る舞いをするだろうというもの。2005 年に IBM とスイス連邦工科大学が共同で立ち上げ、2000年代の後半から具体的な動きが始まっている。 WBEの支持者らは、今後数十年以内に実現すると示唆している。 日本でも、2014 年から 10 年間計画で霊長類(マーモセット)の神経回路全容解明プロジェクトがが進められている。人工的に構成された機械学習器を組み合わせることで人間並みかそれ以上の能力を持つ汎用の知識機械を構築しようとする、全脳アーキテクチャ・プロジェクト(WBA)も立ち上がっている。☆ 直接「脳」の情報を使用しない人間と機械の連携も加速している。仮想現実(VirtualReality:VR)、拡張現実(Augmented Reality:AR)、更に最近では代替現実(Substitutional Reality:SR)とよばれるような技術の発展が著しい。 また、これらのネットワーク化も進んでおり、遠隔地の出来事を仮想体験したり、遠隔地の他人に自分の存在を仮想体験させたりする「テレプレゼンス」や「テレイグジスタンス」。更に、これらにロボティクス技術が加わることで、人間は現在地と大きく離れた場所についても知覚できるようになり、遠隔地に対しても影響可能になると見込まれる。ダ・ヴィンチ外科手術システムはその端緒。 クラウドに全ての情報を集めて処理するのではなく、一部の処理を末端(エッジ)のデバイスやその近傍で分散的に行う。大量の情報を組み合わせて判断すべきことは中央のクラウドが、情報量が限られていても判断できることや伝送・処理時間に制約があるものはエッジで処理する分散処理を行うことにより、資源配分を最適化しようとするもの。 人工知能が自ら特徴量を抽出できるようになることで、従来解析できなかった相関関係なども明らかになる。従来ICT「Information and Communication Technology(情報通信技術)」 の活用が進んでこなかった分野においても、インテリジェント ICT が人間の生活の向上に寄与するようになる。「自ら考える」能力を有するコンピュータが普及し、音声や画像の認識、行動結果の予測等を自ら学習し判断することで、人間が行う業務の軽減や代替、人間の知的活動の支援が更に進む。 ネットワーク上に多種多様な能力を有する人工知能が出現するとともに、異なる専門的能力を持った複数の人工知能を融合して取りまとめる能力を持つ人工知能も出現し、それらの連携、協調が進む。人工知能間で学習結果の交換、統合も自動的に行われるようになる。 上位層はネットワークを介して、お互いに繋がったニューラルネットワークになり、そのニューラルネットワーク自体も繋がって、全体としては全ての部分が繋がることとなる。 センサ技術やデータ処理の進展と並行してアクチュエータ(駆動装置)の進化も進む。人間の五感に作用する仮想現実(VR)、拡張現実(AR)技術が進展するとともに、脳情報解読Decoding)とニューラルフィードバック(解読された脳情報を可視化・実体化したフィードバック)によって人間の意識と情報空間が直接繋がるようになる。それによって、人間の生活空間の概念が大きく変化する。 このような人工知能がロボット技術、ナノテクノロジー、遺伝子操作技術等と融合すると、人間を介さない人工知能とロボットによる企画、実験、研究開発、設計、部品から製品までの自動生産等があらゆる分野で実現する可能性がある。ストレージの容量は過去 15 年間で概ね 3 千倍となり、年平均 1.7 倍で向上している。「ストレージ(補助記憶装置)とは、パソコンやスマートフォンのデータを記憶する場所を指し、記憶装置や記憶領域とも呼ばれる。主にHDD(ハードディスクドライブ)、SSD(ソリッドステートドライブ)、USBメモリ、microSDカードなどがあり、写真やアプリをダウンロードすると容量が減っていく」 シンギュラリティについて、単に人工知能が自分よりも優れたものを再生産可能になるかというのではなく ① 人間の知性を完全に超える人工知能が作られる可能性があるか。 ② 実現するとした場合、それはいつか。 ③ その人工知能は自己再生産が可能か。を見極めていくことが重要となる。 人間の脳を模倣する WBE の進展等によっては、思考や判断も含め、人間よりも優れた知性が作り出される可能性が否定できないという危惧がある。 参考:インテリジェント化が加速する ICT の未来像に関する研究会 報告書 2015 これらはあくまでも人の社会が良くなることを想定しているが、コロナウイルスが人工的に作られたものだと指摘されているように、悪用するベクトルもある。AI技術の最先端を行くのは、実は中国とイスラエルだという現実は無視できないし、「リニア新幹線と今後のテクノロジーの変化 パート2」にも書いたように、世界には様々な問題に満ちている。
2023.12.31
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♪ 断捨離に過去の便りを整理して最後の年賀を投函に行く 無風快晴の清々しい朝です。昨夜書き上げた年賀状を、起き抜けに投函してきた。集荷は11時過ぎなので早く出す意味はないが、あまりにも気持ちがいい朝だ。市役所前のポストまで2分ほどの距離。休みに入って静まり返っている道路に人影はない。風がないのでまったく寒さを感じなかった。 総務省は18日、はがきの郵便料金を現在の63円から85円に、25グラム以下の手紙では84円から110円に引き上げる案を公表。早ければ来年秋にも値上げとなる。来年の年賀状は1通85円になる。30枚程度でも2650円。このチャンスに乗っかって、虚礼廃止とばかりに止める人が多いでしょうね。【LIVE】河口湖からの「富士山ライブカメラ」スッキリ晴れて美しい。この王道の富士もいいが、遠くから眺める富士山もいい。 沖縄、北海道を除く日本全国が快晴のようだ。しかしこれは嵐の前の静けさで、西から低気圧や前線が近づいてくる。午後は次第に雨雲が広がり、夜は雨の降る所が多い。そして大晦日は大荒れの予想。朝9時の予想天気図 街に出かける用事もないので正月気分が出ない。20歳から10年間はスキー場で過ごすのが当たり前だった。毎年、同じ民宿に泊まり、家族同然の待遇を受けていたが、それも遠い昔のこと。 外で遊ぶ子どもの声は聞こえず、何の変化もない。本当に年が開けるのだろうかと疑りたくなる。輝かしい新年はやってくるのだろうか。 雑煮を食べて辛うじて正月らしさは出るものの、7~8mの北風が吹くようでは出かける気分にもなれない。図書館で本が3冊も借りてあるので、じっくり読めるのは有難い。 今年は低山の登山をするつもりだったが、天気と都合といろいろ合わなくて伊吹山に行っただけ。もっといろいろ登りたかったが、行きそびれてしまった。来年は1~2泊の旅行にも行きたいなぁ。若い頃に放浪した時のように、予約もせず行き当たりばったりで・・・。
2023.12.30
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♪ 窓よりの眺め移ろう年の暮れ無常うべない春をまつまで このところの暖かさで、大掃除もはかどっていることでしょう。特に今日は風もなく絶好の大掃除日和。 しかし、大晦日31日は全国的に雨で、地域によっては大荒れの天気になりそう。前線通過後の元旦は晴れるものの冬型の気圧配置となり、風が強く寒い一日に。 この先の1か月予報が出ていて、1月中頃にかけて全国的に高温傾向が続く見込みとのこと。全国を対象にこの時期としては10年に一度の高温予想も。年末年始も暖かい日が多い見込みで、年始は一時的に寒気南下も。 ようやくメジロが来るようになったものの、新築工事の影響で近寄りがたい感じ。 前日にメジロの姿を見たので23日にエサ台にみかんを乗せてやった。この日は尉鶲もやって来ていた。 しかし、直ぐにはやって来ず、離れた場所の姫沙羅の枝ににミカン刺してやったらようやく昨日、そのミカンに1羽が来ているのを目撃。写真は撮れなかった。 床下のパネル設置が終わり、1月の建屋工事が始まるまではこの白いシートに覆われたままになる。これに慣れるまでは寄り付けず、エサ台に来るまでにはもう少し時間がかかりそうだ。☆ 今まで見てきた、見るからに頑丈に出来ている住宅と比べると、全体に簡素で構造も簡単なように感じる。やり方も随分違う。家そのものの構造とコンセプトが、かなり違うだろうことがよく分かる。しかし、購入者の価値観も考え方も違うし、実際にどこがどう違うかを知らないのだから、一概にどちらが良いとは第三者が言うことでもない。 土台を設置しコンパネを張る。それには前もって断熱材が貼り付けてあり、パネルと同時に設置が済んでしまう。正方形のパネルを4人でさっさと嵌め込んで行く。8時半ごろ開始して、午後1時過ぎには完了していた。コストパフォーマンスはなかなかのものだ。25日に床下の配管工事。見慣れない器具が設置されていた。 一条工務店は全室床暖房。 i-cube、i-smartとかがあってこの家がどんなタイプなのかは知るよしもない。棟上げが住んでしまうとシ-トで囲われ、壁が出来れば中は見ることが出来ない。床暖房のパネルが設置されるところが見たいが、無理だろうね。 どんな家が建つのか来年のお楽しみだ。若い施主らしいが、猫好きで野鳥にも関心がある人だと良いが・・。
2023.12.29
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♪ 半年の祭りに掛ける十兆円家計を知らない旦那のあそび 大阪万博(開催まであと472日)の狂気の沙汰を書いておきます。歴史に汚点を残すことが誰の眼にも目に見えている。なのに中止にしようとしない。一体だれが責任を取るのだろうか。 政府が支出の全体像を示している。 ・直接的インフラ整備 8390億円 ・直接経費 会場建設費 783憶円 日本館関連 360憶円 途上国支援 240憶円 整備費(警備費) 199憶円 万博の機運醸成 38憶円 誘致費用 27憶円 *計 10,037憶円 ・間接的インフラ費用 約9兆円 ・各府省の事業費(行動計画) 3.4兆円 「直接的なインフラ整備費」の内訳◆万博会場の最寄り駅となる「夢洲(ゆめしま)駅」までの大阪メトロ中央線延伸など「会場周辺の整備費」が810億円。◆会場となる人工島・夢洲と市街地を結ぶシャトルバスのルート 阪神高速「淀川左岸線」2期整備事業など「会場へのアクセス向上費用」が7580億円。「間接的なインフラ整備費」◆南海トラフ巨大地震対策など「安全性の向上」や「広域的な交通インフラ整備」「各府省の事業費(行動計画)」◆「空飛ぶクルマ」の実証事業など 「会場建設費」が、当初の2倍近い2350億円に膨らんでいる。(朝日新聞) 大阪府と市が負担する費用は、約1,112億7,000万円 来年度以降、さらに機運を高めるためのイベント費用なども加わる見込みとなっている。 運営費に至っては809億円となっているが、協会広報部の担当者は「総額はまだ定まっていない」という有様。2820万人が来場するという予想に基づき、7500円という入場料が決められているが、人気のほどから言えば、皮算用は遠く及ばない可能性が大だ。 万博のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」を知らない人も多い。まったく機運が盛り上がっていないため、これから機運醸成費用として38憶円も注ぎ込むという。魅力が無いものをどうやって盛り上げ、その気にさせるのだろうか。 空飛ぶ車も間に合いそうにないし、1970年の時のような目新しい展示もなく、「いのち輝く未来社会のデザイン」と抽象的な表現に魅力を感じる人は少ないでしょう。 利権と政治家が絡んで、双方が金儲けできる絶好のチャンス。みすみす逃してなるものかと、政財界が寄ってたかって甘い汁を吸うという構造とか、賄賂とかが頭にチラついてしまう。 支持政党別にみると、 大阪を拠点とする日本維新の会支持層で「ぜひ行きたい」「できれば行きたい」と回答したのは計61.5%に上った。 自民党支持層は計34.8%▽ 無党派層は計22.5%▽ その他支持層は計14.7%- 維新支持層だけは期待感が大きいようだ。ロゴの評判もすこぶる悪い。私も大嫌いだまさに悪夢の洲(しま)になりそうだ。(クリックで公式サイトへ) 独自で設計、建設する「タイプA」パビリオン50棟・・・・建設を請け負う事業者を見つけることが容易ではない状況で、の多くの国は資材価格の高騰などで予算が折り合わず、建設事業者が見つかっていない。 現段階で一つも着工されていない。 協会が本体を建設して貸し出す「タイプB」や「タイプC」と呼ばれるパビリオン・・・・採用する約100カ国も、今後は内装業者の確保を行う必要があるが、工事が集中することで業者が見つからない事態が懸念されている。 日本側が代行して発注、建設する簡易な「タイプX」のパビリオン・・・・採用を提案しているが、2カ国しか正式に受け入れていない。 各国の最終決定を待たずに24棟分の資材をゼネコンに先行発注。しかし、採用する国は最大でも3カ国にとどまり、キャンセルで十数億円がかかることが判明。 アフリカのナイジェリアがタイプAをあきらめ、複数国が一つの建物を共同で使う小規模なタイプCに移行することも明らかに。開催期間 2025年4月13日~10月13日 会場は廃棄物処理場だった離れ島。土壌改良やインフラ整備の費用がかさんでいる。半年ほどの開催では採算はとれない。 そもそも、府や市は万博開催を目的にしてはおらず、跡地をIR活用につなげるのが狙い。そのため、大金を注いで作っている木造のリングも解体・撤去する予定だった。それが、反対意見が噴出したために、残すとかどうとか・・・大阪万博の理念こんな抽象的な理念を形に表すのは至難の業だ。(クリックで拡大) 地球が危機を迎えている今、それに焦点を合わせてマクロ、ミクロからあらゆる知恵を総動員して難問に挑むような、「心が熱くなって、人間てすごいなぁ!」と思えるような万博。地球人としての責任と気概を見せるようなテーマを軸に、大きく展開するものにしてほしかった。 単なる国威発揚、輸出製品見本市のような万博をやっているような時代じゃない。そういうものは、コロナ禍中にもかかわらず潤沢な資金にものをいわせ、大きく変貌を遂げた国のお祭りだったドバイ万博が最後でしょう。 今や三流の国となった貧乏な日本国がやれることは限られている。面子とプライドを国外にまでひけらかしているよう。今の状況を海外のマスコミがどう報じているのか、もっと報道されてもいいのに、それを敢えて避けているようにしか思えない。★ たった半年の「お祭り」に10兆円を超えるベラボーな公金を注ぎ込むこと自体、とても正気の沙汰とは思われない。頭がおかしい、狂っている。誰も責任を取らず、罪のなすり合いの醜い様を見せられ・・・挙句の果てにむにゃむにゃに・・・・・ 万博の波及効果は、当初6兆円超と言っていたものが、いつの間にか2兆円となって、今はもう誰も言わなくなった。怖くて口に出せないのだ。分かっているのに止められない。 神戸女学院大学名誉教授(凱風館館長)・内田 樹氏は、「一度始めたことはやめられない」というのは日本人がよく口にするけれど、そんな言明には何の合理的根拠もない。「それがもたらすメリットよりもリスクの方が大きいと予測されるプロジェクト」は誰が何と言おうと止(や)めるのが正しい。そのせいで言いだした人間の面目が丸つぶれになろうが、これまで投じた資金が無駄になろうと、止めるのが正しい。 社会福祉や教育や医療の予算のことになると「財源がない」とにべもない財務省がどうしてこんな「ドブに金を捨てるようなイベント」にだけは大判振舞ができるのか。その理由が私には全く分からない。と、12月24日の中日新聞(視座)に書いている。 まったく同感です。 AIに質問すれば「中止しかない」という答えが、速攻で返って来るだろう。「今すぐ中止すれば、三百数十億円の賠償で済む。即刻中止を!」と「未来ネット」の馬場徳夫事務局長(81)らが、先月、約9万人分の署名を日本国際博覧会協会と大阪府・市でつくる万博推進局にそれぞれ提出している。 5つの基本計画 1.海と空を感じられる会場 2.世界中の「いのち輝く未来」が集う万博 3.未来の技術と社会システムが見える万博 4.本格的なエンターテインメントを楽しめる万博 5.快適、安全安心、持続可能性に取り組む万博開催期間 2025年4月13日~10月13日 ★「チケット」販売状況(12月14日現在) 開幕券 17,201枚 前期券 18,778枚 超早割一日券 86,663枚 特別割引券 2,292枚 通期パス 2,605枚 夏パス 886枚 合計 128,425枚 大阪府知事も市長も心の中ではビビッているだろう。2025年4月13日~10月13日の開催の後、待っている事柄がどこまで見えているのか。楽観バイアスが通用する時代でも状況でもない。終わってからの言い訳をどうするかを考えるのが今後の課題か。
2023.12.28
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♪ 政治家を食わせやるのは我らぞとおおつごもりの肝に据えやる こんな面白いものを「朝日新聞デジタル」に載せている。岸田内閣の破格の凋落ぶりが一目瞭然だ。内閣発足間もない頃、「岸田内閣は最低だ」とこのブログに書いたが、その通りになっている。朝日新聞世論調査過去8年前からの100回分のデータ。それぞれにカーソルを持っていくと下に大きく数値が表示される。(クリックでサイトへ移動)29歳以下を見ると・・「答えない、答えられない」人数が多くなる。無批判(仕方なしに)に現状維持する無力さがにじみ出ている。コロナ禍で酷い目に遭い、政治への眼がシビアになっている。 2016年の第3次安倍内閣からの毎月の調査結果が、男女別、年代別としてデータを見ることが出来る。是非、サイトへ行って年代別のデータをご覧ください。 菅(すが)内閣が2020年9月に発足。自身が「国民のために働く内閣」と名付けたものの、「自助、共助、公助、そして絆」を掲げたことが、その後のコロナウイルス問題で墓穴を掘る形に。 最初はみんな期待するが・・・。お人よしの国民も目を覚ます時が来ている・・ 岸田内閣は、2012年12月の政権復帰以降、最低を更新。今年7月調査で30%を切り、5カ月連続で20%台後半で推移していたが、さらに落ち込んだ。 派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑が浮上し、「政治とカネ」の問題を繰り返してきた体質を変えられると思うかという質問に、「変えられない」は78%に上り、「変えられる」は17%。自民支持層でも59%が「変えられない」と答えている。 そしてこんな質問も。「今、誰が首相にふさわしいと思いますか」自民党国会議員7人の名前を挙げての質問。 パーティー券裏金問題で、これも変動するでしょうが、これと言った人材がいない。国民そっちのけで保身に明け暮れる政治家たち。派閥の解消はならず、もたれ合いに現を抜かす。 情けないのは、岸田政権、自民党政権の支持が急落しているのに野党の支持がさっぱりなこと。カッコは1カ月前との比較。 *毎日 立憲14%(前回比+5) 維新13%(前回比-1) *NHK 立憲7.4%(+2.7) 維新4.0%(±ゼロ) *時事 立憲4.4%(+1.7) 維新3.2%(-1.4) *共同 立憲9.3%(±ゼロ) 維新12%(+2.7) 朝日新聞の「自民党に対抗する勢力として、今の野党に期待できるか?」に対して、期待できないが76%、期待できるが15%となっている。 政治を変えたくても「入れたい政党がない」状態が、ず~~~~と続いている。 大阪万博も酷いことになっているのに、面子と利権のために続行ごり押しの暴挙。明日、詳しく書きます。
2023.12.27
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♪ 生かされて日夜果てなき時を食み永遠にあしたをひとり旅する 年末らしくないとは言え、いちおう年の暮れということでやることが多い。息子の家に行く用事が有ったのでついでに、一部ではあるが庭木の剪定などをやってきた。 大喜びの小次郎がが吠え、脚立の音や鋏の音で私が来ていたのに気づいた、お向かいのお嫁さんらしき人が「すみません。」「雨樋に落ち葉が入って困るので・・・、よろしくお願いします。」と、恐縮しながら言ってきた。「こちらこそ、すみませんです。」「言っていただいて、有難いです。」と、息子に代わって謝意を述べ、そのことを息子に伝えた。それで、かなり伸びている木がある(去年はまったくやっていない)ので、この際思い切って伐ることに。混み入って高く伸びるしかない花梨(離れた場所にもう一本ある)を根元から伐ってしまった。後ろの松は、2度にわたってカットしたが、手前の槇が伸び放題になっていた。7年近くも経って、その隣のモチノキもかなり大きくなっている。(2016年2月) そして、大きくなって手つかずのままの槇の木。これは思い切って全体を3分に1ほどに短くした。あまり時間がなく、中途半端な状態のまま帰って来たので、来年1月の「庭木の収集日」に間に合うようにもう、一度剪定にいくつもり。☆ 炬燵の天板が汚くなったので張り替えることに。今までは脱衣所の床に貼るようなものを代用していたが、何かの汚れがどうやっても取れなくなっている。カミさんが「テーブルリメークシート」なるものを見つけてきた。カインズホームでは今は扱っておらず、見つけたカーマに買いに行って、張り替えることに。 粘着剤付きで、裏紙をはがすだけで手軽に貼れる。裏紙に目盛りが入っていて、カットの際に便利だが、大き目にカットしていきなり貼り付けた。貼りやすい厚手タイプのシート。見違えるようにきれいになった。アサヒペン ○サイズ:幅90cmX長さ2m○材質/成分:(シート)塩化ビニル(粘着剤)アクリル樹脂(裏紙)紙 やったことがないので失敗を恐れ、裏紙の真ん中あたりに鋏で切れ目を入れ、カミさんに手伝ってもらい、半分を剥がして片側づつ貼り付けることに。残り半分もシートをピント張ってもらいながら、少しづつ手で撫でつけながら貼り付けた。 今までのと違って汚れも付きにくいし、よく滑るのでトランプをやったりするのにも都合がいい。「製品の特性上貼りつけ後に時間が経過すると収縮します。収縮を考慮して貼ってください。」との注意書きがあった。☆ 断捨離と終活、大掃除を兼ねて本の整理も始めている。地域の月一回(第4月曜日)のリサイクルに出す。今年2度目になるが、今回は40~50冊ほど。雑誌が中心だが仕事のための本もかなり整理した。 捨てる気になったものから、毎年少しずつ整理している。死んでから家族が困っているという話が、巷に溢れている。残される側のことを考えれば当然のこと。寄贈するほどのものなどほとんどないがせめてリサイクルに回して、著者に対する罪滅ぼしをている。☆ トイレのタンクからの水がちょろちょろと流れていて止まらない。どこかで水漏れしているようだ。取りあえず手持ちのフロートバルブを交換してみた。が、これが原因ではなかったようだ。INAXの節水タイプ 節水タイプではあるけれど、まだ無駄なのでタンクの中に2ℓと350mℓ2本に水を入れて(浮かないように底に砂を入れてある)、沈めてある。問題なくきれいに流れていく。1回2.7ℓの節水になっているわけで、毎日、何回か水を流すのでこの節水はかなり大きい。このホールタップの部分から水が漏れているようだ。 水が流れ続けてタンク内の水位が一定の高さ以上になると、オーバーフロー管から自動的に便器へ水が流れるため、タンク自体からは水が溢れないようになっている。 水位の線を確認するとかなり上の方まで水が来ている。その水位をWLの基準線まで下げる必要がある。LIXILのサイトで調べると、このタイプだと分かった。 高い水位を「WL」マークに合わせるには、左に回して下げる。 しかし、何故かこのネジが回らない。ペンチも入らない場所なので指で回せるはずなのにだ。名古屋の営業所に問い合わせると、回らないはずがないので回らないのなら「ホールタップ一式」取り替えるしかないとのこと。 メーカー希望価格9,900円(税込み)で、ホームセンターに在庫があるかも知れないとのこと。やれやれだ。毎日1回2.7ℓの節水をしているので、まあ慌てることもない。安く手に入れる方法をじっくり探すとするか。
2023.12.26
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♪ 気温までけじめを消して新旧の年の境をあいまいにする 暖かい年末年始を有難がるのは高齢者であって、若者や壮年たちは、正月気分が出なくて不如意な心持ちなんじゃないでしょうか。 2024年の春まで続くエルニーニョで、インド洋熱帯域の海面水温が西部で高く、東部で低い状態が1月頃まで続く予想。このため、今冬はインド洋東部からフィリピン近海の対流活動が平年より不活発になり、中国内陸部での偏西風が平年よりも南を通りやすくなる。 それで、日本付近では偏西風が平年より北を通る予想のため、南からの暖気が入りやすくなり、寒気が南下しにくくなるらしい。そのため、日本付近では冬型の気圧配置が平年より長続きしない傾向になると予想されている。予想気圧配置30日に前線が通過する。(tenki.jp) 今週は寒波が襲来し、北日本や北陸だけでなく中国山地沿いでも積雪が急増し、大雪となり、スキー場はなんとかオープンにこぎつけたところも多かったようです。しかし、まだまだ少ない状況は続いている。岐阜や長野では雪はあるものの、全体的には不足のスキー場ばかり。 ☆ 私がスキーをやっていた20~30歳までの間、正月はスキー場で迎えるのが常だった。そのころでも、暮れにドカ雪が降って何とか間に合うというような状況で、45年ほど前からすでに暖冬傾向は顕著で、以降はスキーができない年も有ったり・・。 近い将来、スキーなんて全くできなくなる可能性どころか、必至、必定のことでしょう。 今年は、せっかく積もった雪も増えるどころか減ってしまう恐れもあって、正月スキーを楽しみにしている人には残念なシーズンになるかも知れない。 25日(月)以降、気温は次第に上がる見込みだが、27日(水)頃は一時的に冬型の気圧配置となって北日本に限って、強い寒気が流れ込み風雪が強まり荒れた天気となるおそれ。 年末年始期間は、西日本~北日本にかけて平年よりもかなり高く、関東~九州では最高気温が15℃前後となる日が多い予想。 東京では年明けに20℃くらいとなる日もある見込みで、まるで桜が満開の頃の陽気となりそうだって・・! 予報には幅があり、今後予想が大きく変わるかもしれずどうなるか分からない。念のために年越し前後の天気は随時ご確認を。ガーベラが咲く年の暮れ。 ストーブも要らないほどの暖かさ。知多市の年明けは、暮れからずっと曇りらしく、気温はポカポカ春の陽気となる予想。灯油代が滅茶高いので大いに助かる。朝の1時間ほど、台所で1台使うだけだが、国民年金生活者にはこういうものの積み重なりが家計に響く。 新年のキーンと冷え締まった朝を迎え、改まった新年を厳粛に迎えるなんて心持ちにはなれそうにない。
2023.12.25
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♪ 大谷と藤井は跳ねて内閣が崖を転がりゆくうさぎ年 23日の「大谷に続いて山本もドジャースへ。大リーグ史上最高額の契約となる12年総額3億2500万ドル、日本円でおよそ463億円で合意」のニュースには驚いた。契約に後払いはなく、サイニングボーナスは5000万ドル(約71億円)で、契約期間の12年のうちに支払いが行われ、後払いはないという。「サイニングボーナス」とは、会社と雇用契約を結んだ時に支払われる金員で、成約を確認し勤労意欲を促すことを目的として交付される。 まさかドジャースがこの二人を獲得するとは。これには大谷も一枚絡んでいたようで、WBC優勝で活躍した二人が同じチームでプレーするなんて、夢のような出来事としか言いようがない。トーキン・ベースボール」公式Xのスクリーンショットより) 身長178センチの山本。大谷と並んでみるとその体格の違いに驚かされる。いかに大谷の体格が破格なものなのかがよく分かる。 山本由伸投手は岡山県備前市出身の25歳。今シーズンは3年連続で“投手4冠”を達成し、2年連続のノーヒットノーランを達成(9月9日)し、「沢村賞」にも3年連続で選ばれている。 藤井聡太は八冠達成。今年は岸田総理のどうしようもなく見っともない姿に辟易していた日本国民を、藤井聡太と日本プロ野球界が話題を振りまいて中和してくれた格好だ。 日本最高権力者が、おどおどオロオロしている姿は見るに堪えない。解散したところで大した変化も期待できない。今年ほど国民を情けない思いにした政権は無いんじゃんないだろうか。岸田内閣支持率 毎日新聞(11月) 朝日新聞(12月16日)この後の「パーティー券裏金問題」でさらに急降下。溜息しか出ない。 麻生内閣も酷かった。この最低記録に肉薄している岸田内閣。記録更新なるか! 大きな「花丸」をつけてやろうか。
2023.12.24
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♪ メタボとか生活習慣病しかり税を掛けらば一石三鳥 朝食にたんぱく質を摂った方が良いということを聞いてから、トーストの上にスライスチーズを乗せて食べるのが習慣になっている。そして、ZAVASが残っていたのでそれも摂るようにしていた。 ZAVASは科学的な成分「増粘剤(プルラン)、甘味料(アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、スクラロース、アセスルファムK)」が入っているので多少抵抗が有った。 それで、それが無くなったのを機に、牛乳に黄粉を入れて飲むようになった。ホットミルクに小さじ山盛り一杯を入れて飲んでいる。かれこれ3週間ほどになるか。200mlの牛乳+20gのきな粉の場合、カロリーは200~240kcal、脂質は13~14g。 きなこに含まれるイソフラボンやサポニンには、新陳代謝を向上させる効果がある。食物繊維も豊富。植物性たんぱくと動物性たんぱくの両方をバランスよく摂れる。 それで先日体重を測ったら、10月30日と比べると3キロも増えていた。10月は何故か体重が減っていて、56.2㎏と最低を記録。その後、体重は増えて11月29日には58.9㎏まで戻っている。 この時期に体重減を気にしていたこともあって、ZAVASを飲み始めていたわけだ。そして黄粉ミルクを飲み始めて以降、かなり腹が出てきて昔のズボンが穿けなくなってしまった。 10月30日 11月29日 12月20日 体重 56.2㎏ 58.9㎏ 59.2㎏ 体脂肪率 12.6% 15.5% 14.9% BMI 19.8 20.8 20.8 筋肉レベル 5 5 5 基礎代謝 1334Kcal 1349Kcal 1363Kcal 体組成年齢 64歳 65歳 64歳 内臓脂肪レベル 7 8 8 皮下脂肪レベル 9.4% 11.9% 11.3% 骨レベル 5 5 5 バランス年齢 59歳 58歳 61歳 11月29日の段階で、すでに脂肪が付いているのは明白だ。運動の程度はほぼ同じようなものなので、やはり朝のたんぱく質摂取が大きいようだ。若い時の体重が60㎏ぐらいなので、ほぼ理想に近づいたわけだ。 アルブミン、総蛋白量が足りなかったのがこれで解消するだろう。あとは腹の周りの脂肪を取ることに専念することだ。 単なる腹筋運動だけでは無理のようで、ネットで見るとその方法がいくらでも紹介されている。毎日続けるのは難しいが、腹が出ている姿を良しとしない以上、頑張るしかないと思っている。 1日4分で腹回りの脂肪燃焼!初心者にオススメの腹筋を割るトレーニング8種類を20秒づつ、10秒の休みを入れて、計4分で終わる。最初は3つぐらいから始めるのが良いだろう。私もそんな感じで始めている。 00:00 1.ロシアンツイスト 00:35 2.クランチ 01:05 3.レッグレイズ 01:35 4.スパイダープランク 02:05 5.プランクヒップローテーション 02:35 6.スターフィッシュクランチ 03:05 7.ゆりかご 03:35 8.バイシクルクランチ ◆筋トレが続かない3つの間違い。 ◆続けるポイント ①最初の目標設定が高すぎる。 ①簡単なものから始める。 ②完璧主義 ②周りと繋がる。 ③すぐに成果を求めてしまう。 ③スケジュールを立てる。 カッコいい腹筋を頭に描きながら、昔のズボンが穿けるようになるまで、何とか続けていきたい。効果が出てくるとモチベーションも上がる。それまで続くかどうかが、成否の分かれ目だ。
2023.12.23
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♪ 闇夜さえ知らずに生きて内奥に得体の知れぬ闇を抱える 今日は冬至。キャンドルナイトの日です。2003年から始まったムーブメント「100万人のキャンドルナイト」今年で21年目。クリックでオフィシャルサイトへ 20年前の、呼びかけ人からのメセージ。私たちは100万人のキャンドルナイトを呼びかけます。夏至・冬至、夜8時から10時の2時間、みんなでいっせいにでんきを消しましょう。ロウソクのひかりで子どもに絵本を読んであげるのもいいでしょう。しずかに恋人と食事をするのもいいでしょう。ある人は省エネを、ある人は平和を、ある人は世界のいろいろな場所で生きる人びとのことを思いながら。プラグを抜くことは新たな世界の窓をひらくことです。それは人間の自由と多様性を思いおこすことであり、文明のもっと大きな可能性を発見するプロセスであると私たちは考えます。一人ひとりがそれぞれの考えを胸に、ただ2時間、でんきを消すことで、ゆるやかにつながって「くらやみのウェーブ」を地球上にひろげていきませんか。でんきを消して、スローな夜を。100万人のキャンドルナイト。 X(ツイッター)に【#100万人のキャンドルナイト】で投稿して、盛り上がるのもいいかも・・☆ 元々は、2001年、アメリカ・ブッシュ政権のエネルギー政策に反対し、カナダで始まり、以後世界的に展開されているスローライフ・ムーブメント。 日本では2002年、辻信一・明治学院大学教授が紹介、藤田和芳・大地を守る会会長、前北美弥子・サステナ代表、竹村真一・京都造形芸術大学教授、枝廣淳子・ジャパン・フォー・サステナビリティ共同代表らが呼びかけ人として「暗闇カフェ」を開始した。キャンドルを用いることで、気分転換や雰囲気作りを図り、癒やしなどの効果を求めることが多い。キャンドルの原料によっては、アロマセラピーといった付加的な効果を得ることもできる。「夏至と冬至」が選ばれたのは、「世界共通の日」であるためらしい。 大々的な開催呼びかけは運動10周年の2012年に終了したが、以後も各所で実施されている。 持続可能な社会を形成するための新しいライフスタイルの提案も目的とされ、SDGsの叫ばれている今こそ、一層その意義は高まっている。「東京タワー、増上寺」では夏至の日に大きなイベントを催している。☆ 小・中学校は22日の今日が終業式。ジャストのタイミングで、子どもと一緒に電気の大切さを考えるのも良いんじゃないでしょうか。 キーンと冷えた冬の夜。ロウソクの明りで鍋を囲むのもいい。天気もいい(太平洋側)し、星もきれいに見えるだろう・・。 きょうも日本海側は雪が続くでしょう。北海道から山陰にかけてと九州は雪になりそうです。北陸を中心に大雪になり、車の立ち往生が発生するおそれがあります。最新の情報をご確認ください。また九州の平地でも雪が降り、うっすらと積もるところがありそうです。北海道の太平洋側から四国は日中は晴れそうです。最高気温は全国的に平年より低く、厳しい寒さになるでしょう。 風邪など引きませんように。暖かくしてお過ごしください。
2023.12.22
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♪ あの空の遥か彼方に時間さえ自在に越える文明のあり 宇宙考古学によって古代に作られたトンデモナイ技術をもって作られた遺跡がたくさん発見・発掘されています。 それらは、現在の最高の技術をもってしても作ることが出来ない、解明できないことが為されている。そのことは昔、本「宇宙から来た遺産(1981年発行)」で読んだ。今以上に高度な文明が、地球外からやって来て、作ったのだろうとしか言えない数々の遺跡たち・・・。世界の古代都市・遺跡の分布 ©TRIC ●:主な古代都市と遺跡 アンデスのチチカカ湖の近くにある「プマ・プンク」という遺跡があり。ボリビアのラパスかたおよそ70㎞のところにある。1920年代にアーサー・ポスナンスキーという考古学者により遺跡の中から数多くの発見が為された。しかし、それはあまりに常軌を逸していた。その驚異的な技術は、一体どうやって作られたものなのか・・。 信じられない技術の調査研究は50年に及ぶ。「ティワナク」研究の成果として、約1万5千年前のものだと結論付けたという。1万5千年前というと、地球はようやく氷河期の終わりにさしかかり、人類が後期石器時代に突入した頃で、まさに有史以前のこと。 他の科学者、ハンス・ルーデンドルフ博士(ポツダム天文台)、フリードリッヒ・ベッカー博士(ヴァティカン天文台)、アーノルド・コールシュッター博士(ボン大学)、ロルフ・ミュラー博士(ポツダム天体物理学研究所)の4博士により、3年間に及ぶ綿密な検証が行われた結果。博士たちはポスナンスキーの意見は基本的に正しいと結論づけたとのこと。 遺跡は花崗岩や閃緑岩で作られている。剃刀の刃さえ通さないほど精密に組み合わされている。 これらの遺跡について、一体どのように作られたのをつぶさに検証し、まとめたものがYouTubeにアップされている。それを観ているとますます地球外生物の存在を認めざるを得なくなってくる。【古代レーザー切断技術】現代の科学技術でも再現できない古代技術の正体とは? クリックでYouTubeへ☆ 「宇宙から来た遺産」にもこれと同じようなものが載っている。これらのものとそっくり同じも技術を使って作られただろうものが、ペルーのクスコから北西に70㎞のところにある。「オヤンタイタンボ(オリャンタイタンボ)遺跡」の「六枚巨大屏風岩」。これは花崗岩でできており、六枚の大きさはそれぞれ「高さ4m、幅2.5m、厚さ2m前後」推定重量50~80トンもある。 最大の謎は、最も近い花崗岩の採石場は、直線距離で約10㎞、実際の運搬距離なら少なくとも15㎞離れた川向こうの山の上にあるということ。80トンもの巨石を高さ330mの山上で切り出し、麓まで下ろし、10㎞の平地を運ぶ途中で激流を渡河し、さらに150mの丘の上まで急斜面を引き揚げたことになる。インカの精巧な石組み6枚屏風岩(オリャンタイタンボ) Five Ster Clubより また、クスコ郊外の「サクサイワマン城塞」の巨石建造物は玄武岩を精緻に組み合わせてジグザグ形に築壁してある。各切石の重量は、推定で30トンクラス、最大のものは250トン以上もある。 驚くのは切石が十角、十二角というデコボコの多面体で、隣接するどの切石とも、毛ほどの隙間もなくピッタリ密着して嚙み合っていること。サクサイワマン要塞 これとてどうやって作ったかも然ることながら、どうやって運んだかがまったく分かっていない。「プマ・プンク」は「ティワナク遺跡」よりも古いものであるということが判明したということらしい。距離も離れているし、遺跡としての文化が違うという風に考えられると・・。 オカルトクリニクルより 見ると聞くとは大違いということもあるので、実際にこの目で見てみたい。そうは思っても現実には難し。「宇宙から来た遺産」に感動した時期は、脱サラして創作活動の真っただ中だった。金も暇も余裕もなく、とても悠長に旅行などに行ける状況ではなかった。 宇宙から来ていただろう、救世主か何か知らない地球外生物の正体が何だったのか。想像を働かせて楽しむことにする。
2023.12.21
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♪ 郵便が三割値上げの報ありぬ年賀状さえ見切りしたるや 朝は毎日ドリップコーヒーを淹れて飲むのが習慣になっている。 もうかれこれ40年になるか。最初は大須の松屋珈琲でオリジナルのブレンド(モカ+ブラジル+コロンビア)を挽いてもらい、毎朝いい香りを立てながら淹れていた。 蒸らす温度と時間、3回に分けて淹れること、「金の輪」がが出来るのが理想なことなど、その上手な淹れ方もそこのプロに教わってきた。 ドリッパーの取っ手が無いのは、キャンプに持っていくのに邪魔なので・・。 豆は買いに行くのが面倒になり、もっぱら市販のものを使っている。「UCC GILDSPECIALブレンド」は苦み、酸味がちょうどよく、気に入っている。レギュラーコーヒーとしては申し分ない。 いつの頃からか(ずっと前から)カミさんが淹れてくれるようになっている。最初の頃は出来の良し悪しが有ったが、今は安心して任せている。1日2杯と決めていて、1杯目はブログを書きながら飲むのでじっくり味わっているとは言えない。2杯目は新聞を読みながらゆっくり飲むことが多い。 左はもっぱら家人や友人に受け皿なしで使用し、来客にはソーサー付きで右を使用。 左のカップは、ホテルのアメリカンコーヒー用のもの。厚手のけっこう重いやつ。冷めにくいはずのものだが、カップを温めずに使うので却って逆効果だ。☆ 生前、義父が手動のミルで豆を挽いて、慇懃に淹れてくれることがあった。1杯分の豆を挽くのに結構な時間がかかる。飲むまでの間が長く、間が持たずに困ったものだ。豆の好みも違うし、珈琲を嗜むのは没個性的な世界の反対側にあるものと言えそうだ。 よその家にお邪魔して、「コーヒーはいかがですか?」と言われ、期待して待っているとインスタント・コーヒーが出てきて、がっかりすることがある。ドリップですか?サイホンですか?なんて聞けないし、インスタントですかなんて絶対に聞けない。下手をすると顰蹙を買って嫌われるので、黙って頂いて帰る。☆ 今日は暖かいのでアランも膝に乗って来ない。しかし、木・金・土は真冬の寒さになるようだ。このところの為替相場みたいな気温に生きものたちは戸惑うばかり。 そして、ずっと冷え込んだままの郵便事業。郵便事業を民営化などにするべきではなかった。
2023.12.20
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♪ 金持ちは金を欲しがるあぶく銭不労所得が金を生みゆく 免許証の更新、地元警察署では午後しか受け付けてないのを忘れていた。それで午後のウォーキングのついでに行くことに。 ウォーキングの服装で写真を撮るのはどうかと思い、ウィンドブレーカーは着ず、帽子は脱げばいいので被っていった。【必要書類】*修了証明書 *認知機能検査通知書 *更新連絡書 *運転免許証 *更新手数料(2,500円)を持って1F の受付へ。氏名と電話番号を書き、2Fの交通課の窓口に書類を出す。 他に人はおらず直ぐに対応されて、視力検査をし、更新手数料を払い(交通安全協力費が500円になっていたが何時ものようにパス)、写真を撮って、2種類の暗証番号を決め、新しい免許証が出来るのを待つ。奥の部屋から認知機能検査をやっている声が聞こえてくる。 新免許証を受け取るまで、トータルでおよそ10分ほど。歩いて5分、手続きに約10分で済むのだから有難い。☆ その足でウォーキングへ。長袖の下着にトレーナー。手袋をしていたので、風が強いと覚悟していた割には寒さを感じなかったのは、ストールを巻いていったお陰だろう。 そしてもう一つ、ついでの用事が有った。「ミニバラ5本下さい」「はー??・・・」怪訝そうな顔をしている。「ミニをバラで5枚」と言い直してやっと通じた。 そう宝くじ売り場で、年末ジャンボを買ったのです。 ユーモアを解さない、笑顔もない(くそ)真面目そーな売り場のおばちゃん。「当たりますようにー」と言ってはくれたが、当たりそーな気がしない・・・。 ボーナスが出て100枚とか500枚とか買う人がいる。地域振興のお役に立つのだから、金がある人はどんどん買えばいい。貧乏人は一応、権利だけ確保しておくだけだ。 いくら夢だと言っても10憶円もいらない。毎年5,000万ずつ使っても、20年間続けられるって? まあ貧乏人は金の使い方も知らないので、慈善事業にでも寄付する方が腑に落ちるってもんだ。 日本のすべての小学校、約2万校にグローブを寄贈すると発表した大谷翔平選手。各校に右利き用2つ、左利き用1つの合わせて3つ。12月から2024年3月までをめどに順次寄贈されることになっている。ドジャース入団以降、金が目的でない彼にとって、大金は、却って邪魔な存在かもしれない。 他人の金ではあるけど、どうするのかとても興味がある。 ミニは、1等 3千万円が150本。1等の当選確率は、0.0001%。 2等 百万円 4,500本 3等 1万円 150,000本 4等 3千円 1,500,000本 5等 3百円 15,000,000本 ミニじゃない方は、1等の当選確率が0.000005%だから確率はもっと低い。当たるわけね~やね。 ベッドの横にアランのために作った「高みの見物・見晴らし台」を設置。これからの季節、午後は陽がよく当たって暖かい。下を通る車や人の声に怯えていたが、最近はだいぶ慣れてきている。 押し入れで寝ているよりもずっと居心地がいいはず。一度、その味を知ってくれれば病みつきになるだろう。 夜は、私の布団の中で伸びきったゴムのように寝ているんだから、このエリアは天国みたいなもの。観葉植物まであって、いい雰囲気だろう? 植物は、昼間は二酸化炭素を取り入れ酸素を出しているが、夜間は呼吸だけを行って光合成はしていない。酸素を取り入れて二酸化炭素は出している。 だから夜は、室内に植物を置かない方が良いという人がいる。 しかし、夜間に植物が放出する二酸化炭素はごく微量なもの。人間が出しているものに比べればはるかに少なく、問題にならないレベルだ。気にする必要はまったく無い。☆ 天気のいい午前中は、幸せいっぱいで毛づくろい。な~にも言うことなしだ。
2023.12.19
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♪ 二階から突き落とされる気分にて白雲速き空を見ている 昨日、名古屋地方気象台で初雪を観測。平年より5日早く、昨年より7日早い。冬型の気圧配置で、すじ雲が日本列島全体に掛かっている。 北陸から北海道は荒れた天気に。東北は日本海側を中心に雪が降り、ふぶく所もあるでしょう。午前6時現在、大雪注意報や風雪注意報が広い範囲に発表されている。 20日ごろ前線が通過した後に気温が下がるも、日曜日には寒さはゆるむ見込み。 先日、FBである投稿についてコメントをしたところ、その真意を知りたいとのコメントが返され、詳しく書く羽目になった。かいつまんで言えることではないし、多岐にわたっていることなのでFBのコメント欄でやり取り出来るものでもない。ブログにアップして読んでもらうことにした。 何日かかかって、昨日ようやく書き終えブログにアップ。長々と4ページに渡って書いてある。コメントの内容の裏付けのために引用したものを書き添え、おおまかな全体像も書く必要も感じて少し脇道に入ったりもしている。 この長ったらしい文章を果たして最後まで読んでくれるものか、それについて意見を書いてくれるものか。分からないが、自分の考えていることを再確認し、それが間違っていないことを確認するにはいい機会になった。こんな風で始まる。 経緯は、「リニアが完成すれば、世界の鉄道事業に対して、大きな影響を与えます。これを輸出し、日本のGDPを高める事は、貧困層を救う一因になると思います。」貴殿がおっしゃる、この下りに疑問を感じるわけです、とのコメントを書いたことから始まった。内容はブログを読んで頂ければ幸いです。長いのでウンザリされるかもしれませんが・・。 午前中には運転免許更新に行く予定。歩いて5分ほどで行けるところで免許更新が出来るんだから有難いね。また、今日はウォーキングに出るつもりでいるが、最高気温が9℃ほどにしかならない。 午後は、北西の4~5mの風が吹くようだから体幹気温はさらに下がる。しかし、中3日開いてしまっているし、寒さに慣れるためにも、今は行ってくるつもりでいる。
2023.12.18
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万物の霊長と言ってふんぞり返って来た人間が、“見えない・知らない・分からない” を良いことに、人間以外の生きものを蔑ろにして来た。今、ようやく動物や昆虫、ひいては植物たちが営々と行っている神秘的で驚愕するような生体の仕組みと戦略に気づき始めている。 NHKの「人体シリーズ」やNHKスペシャル「国際共同制作 グリーンプラネット」を観ていると、人間が他の生物と同じような一種の存在でしかないことを思う。そして、いかに不遜な存在であるかを思い知らされる。☆ 利便性を求め、楽をすることが素晴らしいことではあるけれども、そのための対価を払わなければならない。昔は確かに不便だったし娯楽も少なかった。そのため、お金はあまりかからずに済んでいた。 それが今は、所得が少なくても、それらの経費のために出ていくお金が多く、働いても働いても追いつかない。なんのために働いているのかさえ分からなくなる。 リーマンショック以降、企業も個人も四苦八苦している。企業は人件費を削減するために “政府と結託” し労働改革と称して、終身雇用や年功序列の慣例を廃止し、非正規雇用やアルバイトを常用するようになった。設備投資も人材育成もままならず、景気は下がる一方で、庶民の生活も困窮するばかり。経済発展のためには購買意欲と行動がなければ、景気も上がらない。 コロナ禍を経験し、価値観の見直しが進んだのかと思うものの、手に入れた利便性は手放せるわけもなく、相変わらずその浪費を維持し続けている。 ☆ 出る杭は打たれる社会において、個々人の鬱憤は溜まるばかり。不満の矛先を向ける相手もなく、自分自身さえコントロールできない。生活が困窮すれば子育てもままならない。子どもの貧困は、親が貧困であることが問題なのであって、子どもだけを独立して考えることはできない。 大企業優遇の施策ばかりが先に立って、庶民の生活のことなど眼中にないかのような統治者は、末端の子どもにまで目が向かない。人気取りの目先の発想しか浮かばない政府(岸田総理)が、少子化対策を打ち出しているが、その関りのある範囲は多岐にわたっていて、簡単に改革できるものではないでしょう。“お金をばらまけば事足りる” というようなものでは決してない。☆ じゃあどうすれば子供を貧困から救えるのか。家族制度が崩壊しかけている中で、孤立する母子が多い状況をどう改善するのか。 ヒトは本来、共同生活をする生き物だったはず。それが、豊かになって個人の尊重とか自由主義とかが叫ばれるようになり、好き勝手に生きることがうらやましく思えるようになった。共同生活や家族制度が古く感じ、人権を蔑ろにしているという風に意識そのものが変わってしまった。 それは豊かだったから出来たことで、消費は美徳とばかりに政府が尻を叩き、新しい夢の世界が拓かれるとばかりに有頂天になっていた時代のことだ。 目先の変革でごまかし、社会福祉や教育政策を蔑ろにしてきた政府の責任でもある。協力して子育てできる社会インフラを、総意を持って真剣に考える時が来ている。そのためのには多方面の理解と協力がなければできない。縦割り行政のままで、それが出来るはずもないし、1年や2年で出来るものでもない。予算だってかかる。☆ 優先順位を上げて、各省庁が国民とよく話し合い、損得以外のところで折り合いをつける。実際に具体的な形で動き出すには、今の日本では10年は必要でしょう。 でも、そんな猶予はありません。少子化対策に、子どもが3人以上いれば大学生の学費を免除するとか、所得の低い家庭に金を配るなど、金を使った割りに効果は期待できない。他に流用するのを避け使い道を限定するには、現金ではない方が良い。 大学を無償化するとの動きもあるが、卒業するまでの間、学問に集中しなくてもいい今の大学に入る意義はどこまであるのか。学歴偏重の悪弊を無くすこと。誰でも入れるが、卒業するのはかなり難しいものへ転換。それがなければ、結局はムダ金になる。 或いは、大学は半分に減らしてもいいと思う。本当に勉強したいものだけが進学するという原点に還るべきだろう。 国民の声を広く拾い集めてデーターベース化し、AIを利用して最善の方法を探ればかなり民意を反映したものが打ち出せるでしょう。 今の政府は(何度も言いますが)、スカスカで中身が空っぽの「骨粗しょう症」みたいな組織です。安倍長期政権がそういう生活習慣病のような政府を作り上げてしまった。 この病気は簡単には治りません。今、岸田内閣に出ている動脈硬化や糖尿病、あるいは機能不全のような症状が、これからもつぎつぎと発覚するでしょう。 親方日の丸意識、右倣え症、個を隠して外面を意識する、物言わぬ国民も悪い。野党がどんどん弱小化していてどうしようもない現状を、打破するには、はて? どうするべきなのか。☆ ヒトは社会生活を営む動物であり、子育てには血縁・非血縁を問わず多くの他者の協力が必要です。「子供は授かりものではなく、天からの預かりもの。」その大きな脳をもっているため育てるのに時間のかかる子供を、地域が共同で育てる必要がある。 人類・民族の存続のために、その意識を再認識する方向へ舵を切るべきではないでしょうか。 少子高齢化で市町村が消滅していくのは必至のこと。 そう遠くない将来、学校が閉鎖・統合するように、市町村もそうならざるを得ない。それを前提にして、共同で子育てする「環境と理念」を今から暫時作り上げていくことが必要ではないでしょうか。 地方が過疎になり、不便だからと大都市に移住する人が増え、ますます中央が肥大する。その前に手を打たなければならない。中央集権を否定しているのに、実行が伴わないところへ人口流入しては、都会が動脈硬化を起こし、成人病が悪化する一方です。 目先のことを考えるのは生活者の宿命ですが、その感覚に政府が引っ張られ、迎合している。それではいつになっても良くならないし、病気が進み国は蝕まれて行く一方だ。ポピュリズムと極右の台頭は、進んで自閉症になる道を選んでいるようなもの。 いっそのこと、政治はAIにやらせた方が良いとさえ思う。よほど公平な判断を下してくれるでしょう。☆ 純血主義のごとく移民の受け入れを嫌い、労働力としか見ておらず、いい気になって使い捨てていた。日本の経済力の低下で、そのわがままも通用しなくなり、もっと賃金のいい国に流れようとしている。経済大国は、かつての歴史の中の1ページにしか過ぎない。中東やアジア諸国からも置いてけぼりになりそうな今の日本。 終戦間もないころを知っている団塊世代の私は、皆が貧乏だったが生き生きしていたあの頃が懐かしい。横並びでみんなが貧乏だったので、平等意識をもてて生きやすかった。「選択の科学」という本の中に、革命で自由を勝ち取ったはずの国民が、おしなべて「統治されて自由じゃなかったときの方が、平等で豊かだった」と言っている話が出てくる。 また、“禁止されればされるほど、よけい欲しくなる” という人間の本質をうまく利用して、禁煙を上手に導いた例がある。禁煙をしたいと思っている人が対象の調査で、ある国は「煙草を厳禁、吸えば厳罰」とした国は、密輸入品を買う人が増え、禁煙した人はごく少数だった。それに対してある国は煙草の料金を上げた上で、「なるべく吸わないようにしましょう」と緩めに規制した。その結果、禁煙した人が大幅に増え、返って税収も増えたという。 生成AIを活用してこういう手法が、ますます使われるようになるでしょう。巧妙に人心操作されるわけですが、“いい方向に利用さえすれば、良い社会になる” ということ。 民族のために、ひいては人類のために、子どもを共同で育てたくなるような秘策を立てる。是非、AIに託してみてはどうだろうか。パート1パート2パート3パート4
2023.12.17
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「日本は今後、アフリカ諸国に積極的に投資すべき」 アフリカは、この先50年間の世界経済の動向を左右するだろうと考えられている。世界中の国や企業はその豊富な資源から、アフリカの成長を見込み様々な政策や施策を行っている。 日本政府も資源外交として、ボツワナや南アフリカ、モザンビークなどを訪れ共同採掘などを開始していて、日本企業に優先的に権益を譲渡する計画を立てている。 世界で最も急速な経済成長を見せた12カ国のうち、6カ国がアフリカの国であり、2018年から5年間の成長の見通しは世界でも最も明るいエリアだと言われている。【資源と紛争】 アフリカには豊富な資源(天然資源や鉱物資源)があるため、世界の国や企業が注目して次々と進出している。そして、その資源を巡って紛争も起っている。 アフリカの資源 石油、石炭、鉄鉱石、天然ガス、ウラン、セシウム、ダイヤモンド、金、銀、銅、スズ、亜鉛、鉛、タングステン、タンタル、ニッケル、チタン、コバルト、プラチナ、セレン、ボーキサイト、クロム、リチウム、マンガン、バナジウム、レアアース 特に近年ではレアメタルに注目が集まっている。また、・2012年時点、アフリカが全世界の53.9%のダイヤモンドの管理をが行っている。・2016年、南アフリカがコンバーター原料になるプラチナの全世界における69.6%を産出。・2017年、コンゴ民主共和国が、電子機器の材料となるコバルトの全世界の58%を一国で占めている。 ◆紛争が起こる主な原因 ▼宗教上の争い ▼土地や資源の奪い合い ▼権力者の利害関係 ▼文化や民族性の差異 ▼政治的信条の差異 ▼差別などが複雑に絡み合っている。 1997年に起こったコンゴ戦争は、世界有数の鉱物資源生産国(金や銅、スズ、ダイヤモンド、コバルト、ウラニウム、コルタンなど)でもあるため、腐敗政権の利益追求や、反政府武装集団の活動資金の確保に利用され、資源を狙う外国軍による収奪まで報告されている。 紛争の際に支援を確保するため資源を利用し、その利益を得たジンバブエなどの軍が派遣されたこと、ルワンダ軍やウガンダ軍が資源による利益の動機の1つとして軍事介入してきたことなど、紛争を長期化、激化させる原因の一つになった。 アンゴラでは、ダイヤモンド資源の確保による数十億の利益の確保。 スーダンでは石油の開発に伴う利権確保のための武装蜂起が大きな犠牲を伴う内戦にまで発展。22年間も続き、アフリカ最長であり最悪の内戦と呼ばれている。 アフリカの国々の政府指導者の中には、外交や企業誘致などを強く意識する人も出てきて、国や企業もその意識に呼応するように積極的に進出するようになってきている。 高い技術開発や、労働市場の効率化、将来的な発展につなげるための高い教育が必要となる。特に日本の得意分野である銀行業、通信業、インフラ業がアフリカの高度経済成長を支える基幹産業の一部であり、大きなビジネスチャンスとなるため日本の政府や企業も注目している。gooddoマガジンより☆ アフリカは2020年時点で、携帯の普及率が約98% (SIMベース)。ケニアでは約114%にもなっている。「M-PESA」というサービスがあり、送金・決済そして貯金・ローンの全部がスマホ1つでできてしまう。国連人口予測2022年版からジェトロ作成 ナイジェリアはアフリカ最大の人口を保有し、2050年には人口が3億人を超えると予測されており、アフリカ最大の経済大国として注目を集めている。低所得者から中間層、そして高所得者まで幅広い層を対象に多国籍企業が活発に市場開拓に取り組んでいる。 アフリカ諸国では、経済成長によって、ポルシェに乗り、シャンパンを飲む高所得者層の数は増加している。こうした高所得者層は欧米で留学や就労経験があり、アフリカ市場は適切な戦略をもってすれば、レクサスもカローラも売れる市場だといわれる。JETROより「ケニア、南アフリカ、ナイジェリア、エジプト」で、アフリカのGDPの約3分の2を占めている。ナイジェリアはアフリカ最大の産油国だし、アルジェリアはアフリカ最大の天然ガス輸出国だ。アフリカ先進国ランキング(GDPランキング) BE FORWARDより アフリカの発展を「リープフロッグ(蛙飛びジャンプ)」と言う。その飛躍の仕方が今までの常識を超えている。電気も電話もPCもない状況から、一気にスマホを1人1台持つというようなことが実際に起こっている。古い状況から途中の過程を一気にジャンプして、最新の状況を軽々と実現していく。NEC business leaders square wisdom より 欧米のベンチャーの中には、このリープフロッグ現象を活用し、先進国では実証が難しいモデルをアフリカで最初に検証したうえで、技術を磨いてユニコーンになった企業が多数ある。 ●イギリスのベンチャー「babylon/babel」が、ルワンダでスタートした遠隔診断/AI診断サービス。2019年末時点で、すでに累積で240万人が、このサービスを使っているといわれている。 ●ドローンの商用物流サービスをルワンダとガーナで行っている、サンフランシスコの企業の「Zipline」。固定翼型で、発射台(カタパルト)から飛び出し、自動で戻ってくる自律飛行型ドローンで、血液や医薬品などを配送する。アプリで病院から注文を受けると、積み荷を胴体に入れ、配達先を入力、発射台に乗せてボタンを押せば、自動で飛んでいく。バイクやドローンで血液を運ぶLifeBank(写真:AAIC) ●ハンディタイプの超音波診断機。最大の特徴はスマホ直結型でクラウドにつなげ、遠隔診療やAI診察が可能な、アメリカのモバイル式超音波診断機「Butterfly iQ」。スマホ直結なので電源がなくても使える。その場に専門の医師がいなくてもいいので医師の少ないアフリカにはうってつけ。 毎日200フライトもの実際の商用飛行をして、どんどんデータを蓄積したAIの学習データを最大限に活かしている。 他にもライブマーケティングで急成長しているアフリカ版TikTokの「Vskit」、超絶成長中の海外送金手数料無料サービス「Chipper Cash」、日本で40年かかった全国物流を1年で実現させた「kobo360」、ナイジェリアの都市部で血液デリバリー事業を展開している「LifeBank」 などが大ブレイクしていつという。東洋経済ONLINEより☆ 業種では金融・フィンテック、ヘルスケア、運輸・物流・モビリティー・航空、教育・メディア、小売り・マーケティング、行政・電子政府などの分野で、大きな可能性があると思われている。 医療や教育などの分野でも、そのインフラ整備と共に発展していく分野でしょう。アフリカの植民地支配の状況と最終的な宗主国(business leaders square wisdom) ユニセフによれば自然災害や紛争のある地域の15歳から17歳の子どもの5人に1人は、これまで一度も学校に通っておらず、5人に2人は小学校を修了していないとされている。 資本主義が行き詰まり、格差社会となり、閉塞感に陥り、既得権が幅をきかせ、規制に阻まれ、限られたパイを奪い合い、価格競争に明け暮れる。 アメリカ・中国に振り回され、後進国に追い抜かれ、自動車以外の産業は後塵を拝する現状にある。 今の大企業と自民党は「骨粗しょう症」のごとき状態にある。いくらカルシウムを補充してもおいそれと治るものではない。 一度、美味しい思い(高度経済成長)を経験してしまった日本が再生するには、サイコロを振り出しに戻す覚悟で過去を忘れること。それが出来るかどうかに掛かっている。大企業(経団連)が政府と癒着して我田引水しているような場合ではないでしょう。 日本は、開発援助で金を出すものの現地に赴いて直接、技術指導するマンパワーを活かすようなことが苦手のようだ。言葉のハンディがあるのは確かだが、熱意が有れば優秀な日本人なら克服できるでしょう。戦乱と干ばつに苦しむアフガニスタンで、36年間にわたり人道支援を続けた中村哲さんのようなわけにはいかないにしても・・。 今、アフリカに集中的に進出する時が来ているのではないでしょうか。 米中に依存している今のままでは、将来の光明は見いだせない。アフリカは今後、急速に発展することは疑いのないことだし、日本が最も得意とするところを前面に出し、渇望されている部分に心血を注ぎ、信頼と実績を積み重ねていけば道は開けるでしょう。☆ リープフロッグによって、飛躍的な発展していくのを指をくわえて観ているわけにはいかない。高齢化の波が去った後の日本は、人口減によって経済発展の見込みは少ないでしょう。糸川英夫氏は早くから「人材輸出」を標榜していたが、まさに今その時がやってこようとしている。 一方で、国内には人手不足を補うための人材として、多くの外国人がやって来るようになるでしょう。それらが相互に循環するような形になれば、真のグローバル社会として発展して行くでしょう。 今後はAIがより進化し、生成AIが広く活用されていく。コンピュータなど先進技術は、すでにあるベースの上にどんどん積み上げていけばいい。開発されたものを如何に有益なものにしていくかは、日本人の得意とするところでしょう。 電気も電話もPCもない状況から、一気にスマホを1人1台持つというドラスティックなアフリカ。アイデア次第で新しいビジネスが生まれる。開発よりもリフォーム・リメイクが得意の日本人には向いているはず。☆ アフリカは様々な要因から、農業の生産性が低く、食料を自給できず輸入に頼っている。食料自給率向上は各国の悲願だが、実際には人口増加により食料の輸入は一層増えてしまっているのが実情。ゆえに、人件費がアジアと比べ高く、安い人件費を活用して安く作り、安く販売するというビジネスモデルはアフリカでは難しいという。 短期間で目覚ましい成長を遂げたナイジェリアのダンゴテ・グループなど多くの企業は、セメントや砂糖など人口増加により拡大するニーズをとらえ、そのサプライチェーンをアフリカで構築することで成功を収めている。日本の強い食品加工や包装技術、工作機械などの分野で、こうした地場企業のサプライチェーン構築を支援できれば大きなビジネスチャンスとなる。JETROより☆ あのアフリカの黒人独特の風貌に最初は戸惑うかもしれない。人類最初の出生地であるアフリカは、DNAの遠いところでつながっていると思えば、案外親近感が持てるかもしれない。 アフリカ大陸は、とにかく広い。全地球表面の約6%。地球の陸地面積の約20.4%。北と南アメリカ大陸を合わせたよりも大きい。バイアスの掛かった目で見ない方が良い。世界雑学ノートよりパート1パート2パート3パート4
2023.12.17
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「今後のテクノロジーの変化」 言うまでもなく、生成人工知能(AI)はものすごい勢いで進歩している。グーグルは2023年12月6日、知識と問題解決能力を測る指標において「人間の専門家を上回った」と、新モデル「Gemine(ジェミニ)」を公開。数学や物理学などの複雑な問題が解ける対話型AIの「Bard(バード)」にも採用されるという。 さきがけの「オープンAI」はソースをオープンにしていたが、現在、ビッグテックの「GAFAM(Google、Amazon。Facebook(現Meta)、Apple、Microsoft)」は、オープンすることなく着々と進歩させるべくしのぎを削っている。 今はその勢力地図が変わりつつあって、「MATANA(Microsoft、Amazon、TESLA、Alphabet(Google)、NVIDIA、Apple)」が台頭という。GAFAMからFacebook(Meta社)が脱落し、新たにTESLAとNVIDIAが加わっている。「NVIDIA」は、米カリフォルニア州に本社を置く半導体メーカー。特に、AI(人工知能)関連では欠かせないGPU(Graphics Processing Unit:画像処理装置)を汎用計算用途に拡張したGPGPU(GPUの演算資源を、画像処理以外の目的に応用する技術)の設計において、この市場を牽引する企業。 この生成(AI)は、あらゆる分野で使われ、今後ますます発達していくでしょう。その先にあるものは誰も予測できない。法律で規制(EUがAI包括規制に合意、2026年実施。違反に巨額の制裁金)していくものの、人間の思考データを究極までつき詰めていけば新しい価値観を見い出すかも知れないし、進歩は規制の枠を超えるスピードに追い付かないだろう。 AIはすでにあるものから導き出すのだから、発明したり発見したりすることなどありえないと思われがちです。しかし、まったく違う分野のもの同士をない交ぜて論じることなど無かったものが、AIによって平然と行われ、垣根など取り払われていく。 異次元の世界を軽々と行き来するようになれば、そこから導き出されるものは予想できないものでしょう。 GemineやBardその他の生成AIによって、未知の世界が飛躍的に発展し、新しい概念を示唆するようなことの可能性も秘めている。今後30年前後には、偏在する富によって(人類にとって有益なものばかりとは限らない)大きな変化がもたらされるでしょう。利用する側のスタンスと知見によって、一体どんな状況になっていくのか誰にも分からない。 AIがまったく想像していなかった分野に応用され、人間の思考の裏をパラレルワールド的に見えない形で構築されるようなことが起こるかもしれない。☆ 思想や感情がない分、今までにないシビアな結論を導き出す可能性もある。要するに、既定の常識や価値観が通用しなくなるということ。政治、経済、文化、社会すべてにおいて、動植物の突然変異のように飛び火という形でつぎつぎと変化が起こっていく。 3Dプリンター、ドローン、遠隔技術、ロボット、クローン、サイボーグ、XR、EV、SLAM(Simultaneous Localization and Mapping)、IoT、NtoN、遺伝子操作、ウィルス操作、などなど。ありとあらゆるものが、複合的に組み合わされ、綯い交ぜとなって応用されていくようになるでしょう。 例えば、植物の生態の研究結果から思いもよらなかったものが導き出され、他のものへの応用のヒントが見つかるかもしれない。バイオミメティクスの更なる発展というわけだ。 予想できないことは書きようがない。分からないことをつべこべ言っても始まらないとも思う。しかし、今までの延長線上で、楽観バイアスによって嵩を括っていて良いわけがない。☆ 新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、世界の富裕層と貧困層の格差が広がっている。「世界不平等研究所(パリ)」の2021年の発表によると、世界の上位1%の超富裕層の資産は、世界全体の個人資産の37.8%を占め、下位50%の資産は全体の2%にとどまっている。特に最上位の2750人だけで3.5%に当たる13兆ドル(約1500兆円)超を占め、上位10%では全体の75.6%を占めた。「ジニ指数」による世界各国の所得差。 社会における所得分配に不公平などを計る標準係数であり、係数が高いほど格差が大きくなる。 指数は0-1であり、0は完全な平等(全員が同一所得)、1は完全な不平等(一人が全ての所得を得て、その他全員はゼロ) 2009年 whikipediaより0.1~0.2:ほとんど格差のない社会0.2~0.3:格差の少なく安定した社会0.3~0.4:格差がある社会0.4~0.5:厳しい格差があり、社会を不安定にする要素がある0.5~0.6:格差が限度を超え、社会的な不満が激増0.6~0.7:社会的動乱がいつ発生してもおかしくない0.7~ :革命が起こる、あるいは動乱状態に突入する 2021年、世界全体の所得に占める割合は、上位10%の富裕層が52%に上り、下位50%はわずか8.5%だった。日本は上位10%の資産が57.8%で、そのうち最上位1%は24.5%を占め、下位50%は5.8%だった。日本の富も、欧州ほどではないが非常に不平等である。(日本経済新聞) 既得権益の固定化(経済的・政治的・地位的・生得的・実力)は、それらの権益が経済的流動性を低めるため、不平等を増加させる。資本主義体制は行き詰まっていて、格差は広がる一方。「MATANA」のような巨大企業が潤沢な資本を注ぎ込んで、ますますその差を広げようとしている。そしてその繁栄の一方で、地球が悲鳴を上げつづけている。☆ 北極と南極の氷が融け、氷河が溶け、永久凍土が溶け、年々減少を続けている。気温上昇はさらに拡大していくと思われている。 名大の教授がヒマラヤの氷河の研究調査していて、70年代から2000年以降を比べると縮小スピードは倍以上になっているという。2100年には15年比で、氷河が40~60%縮小すると予測している。 海水の温度が上昇してどんどん蒸発し、大気には大量の水蒸気を含むようになっている。激しい雨が局地的に降り(冬には大雪)、しかもそのような雨は地表を流れるだけで地下に染み込まない。水は、陸を介して海と空を巡回するだけのものになっている。 大雨と洪水が予想外の地域で頻発する一方で、乾燥が進み砂漠化が広がっている。山火事が頻発。寒冷地であるシベリアでも起こるという超異常状態。山火事によって森林が急速に減少している。ドライとウェットの相反する現象がますます極端になっていく。 2019年の主な天候の特徴・気象災害(クリックで気象庁サイトへ)☆ 名だたる農業地帯で灌漑用の湖や地下水が枯渇しつつある。世界における水の使用量増加、世界的な地球温暖化、開発による水源の破壊などが原因。今後、各地で水の争奪戦が起きるのは眼に見えている。それと同時に、食糧難の恐れも。出典:「国連人口基金駐日事務所ホームページ」より引用しNECにて図版作成 国連人口基金の「世界人口白書2021」によると、世界総人口は78億7500万人です。現在、その40%以上にあたる36億人が水不足に悩まされており、今後も上昇すると予測されています。この状況が続けば、2050年には約97億人になるとされる世界人口のうち、約半数が水不足にさらされ、4人に1人は慢性的な水不足の影響を受けると予測されています。ナイジェリアはアフリカ随一の大国として、人口でも、経済規模でも数十年にわたりアフリカをリードしていくことが期待される。 アフリカ諸国では、経済成長によって、ポルシェに乗り、シャンパンを飲む高所得者層の数は増加している。こうした高所得者層は欧米で留学や就労経験がある。また、低所得者層に対しては、モバイルマネーを活用した割賦販売など、新たなビジネス手法がアフリカで急速に進化しており、これまでビジネスにならないと言われてきた貧困層がビジネスの対象になりつつある。(JETRO)☆ 水不足はますます深刻度を増していく。我々の食料のほぼ半分が、地球上の温暖で乾燥した地域で生産されている。そうした場所では、穀物に水を供給するために地下水の過剰なくみ上げが行われており、帯水層と呼ばれる地下の貯水層の水量が急速に減少している。米カンザス州の穀物畑を潤すピボット式スプリンクラーの灌漑システム。それぞれがオガララ帯水層から、1分間に何百リットルもの水をくみ上げている。(ナショナル ジオグラフィックより) 最新の研究によると、今世紀半ばには、インド、パキスタン、ヨーロッパ南部、米国西部の広い範囲で帯水層が枯渇する可能性があり、そうなれば食料供給が打撃を受け、また18億人もの人々がこの貴重な水源を利用できなくなる。 輸入に頼っている国は資本力競争によって財政を圧迫される。その結果、ますます格差が拡大していく。☆「大西洋南北熱塩循環(AMOC)」早ければ2025年、遅くとも95年までに起こる可能性が高いことが懸念されている。AMOCが止まると、熱帯雨林帯が南に移動、アフリカやアジアのモンスーンが弱まるほか、欧州は乾燥する可能性が非常に高いとの判断を示している。 今まで当たり前になされていた自然の営みが、まったく違うフェーズに入ったということ。 この地球のダイナミズムを変えさせたのは “もっとも不自然な存在の人間” だ。利益、楽、便利のために犠牲にしてきた反対側で、諸々のものが悲鳴を上げている。直接反撃はしてこないが、副作用という形で様々な不都合なことが起こっている。その事象と現象をどうとらえるかで、今後の人類の進む道が決まっていくのでしょう。☆ 元京都大学医生物学研究所附属感染症モデル研究センター准教授、博士(獣医学)の宮沢孝幸氏が、コロナウイルスは人工物であり、意図的に作られたものだということを訴えている。誰が何の目的でやっていることかは分からないが、これは事実であると。 こういう小説のようなことが、実際に起こっている。 人類はパンドラの箱を2つも3つも開けてしまっている。暴挙とも言えるが、だれも止めることが出きない。SFのような社会がやって来ている。SFは当然人間が考えたことなので、その発想の元は以前からあって作家が想像力を働かせて物語に膨らませただけのこと。なので、それが現実になったからと言って奇想天外なこととは言えない。☆ AI技術の最先端を行くのは、実は中国とイスラエルだという。ユダヤ人は頭いいことで有名だし、習近平は不気味な存在でもある。MATANAがどういう方向に向かうのかで、勢力地図は変わってくるのだろう。 2001年宇宙の旅ではコンピュータHALが造反することで終わるが、果たしてコンピュータが意思を持つ時代が来るのかどうか。2045年に技術的特異点に到達するという「シンギュラリティ」がどうなるのかも分からない。実際にはもっと早まる可能性もある。パート1パート2パート3パート4
2023.12.17
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FBでコメントのやり取りをしていて、内容が多く長々と書くわけにもいかないので、ブログに書いて読んでいただくことに。先ずは経緯を説明してから、私の意見を述べることにします。 元になったのがこの投稿。為政者が一番気付くべきこと。既存の権力に群がる無知な連中の価値観を、完全に変えない限り、またこの価値観が社会の50%を超えない限り、世の中は変わらない。 これに対して、こんなコメントが寄せられた。「この方は、『ランチェスターの法則』を知らないようです。明治維新は、僅かな「命懸けの志士」が基になり、起こりました。命懸けの志士が1%居れば、世の中は変わります。赤川次郎さん、リニア新幹線と、飢えた子供を無くす事を比べる事は、いかがなものでしょう?日本が、世界に誇る新技術のリニア新幹線。これを開発しているのは、JR東海という企業です。企業が、上を目指すのは当然の事であり、もし、このリニアが完成すれば、世界の鉄道事業に対して、大きな影響を与えます。これを輸出し、日本のGDPを高める事は、貧困層を救う一因になると思います。」 それに対して私がこんなことをコメントしました。「リニアが完成すれば、世界の鉄道事業に対して、大きな影響を与えます。これを輸出し、日本のGDPを高める事は、貧困層を救う一因になると思います。」貴殿がおっしゃる、この下りに疑問を感じるわけです。同じ論理で大阪万博もやろうとしているのだろうと思います(カジノを作るための踏み台にしようとしているという面もあり)。 今後のテクノロジーの変化と、環境に対する考え方、思想や価値観などが今までとは全く違う世の中に世界が生ろうとしている時に、果たしてかつてのような論理が通用するとは思われません。 古い価値観に縛られてかつての成功体験が忘れられず、しがみついて変革できなかったから今の日本があるのではないでしょうか。世界からどんどん後れを取って降進国に成り下がっているところから脱却するには、護送船団方式のようなものは通用しません。 そして以下の反論がありました。「世界に先んじた技術であるリニア新幹線を活かす事のどこが古く、どこが護送船団方式なのでしょうか?資源が少ない日本が、世界と方を並べるには、その技術力や開発力を活かす事が大切だと思います。では、質問しますが、今後のテクノロジーの変化とは?環境に対する考え方とは?思想や価値観などが全く違う世の中とは?どんなものなのか?また、日本が、かつての隆盛を取り戻す為には、どこをどう変えたら良いのか?また、子供達を貧困から救うにはどうしたら良いのか?を、具体的にお示し下さい。」 以下に、私が思っていることを述べていきたいと思います。20年~30年先のことを予測してのものです。 先ずは「リニア新幹線」について、私見を述べていきたいと思います。 巨額の費用・9兆円(財政投融資3兆円。安倍主導により低金利--30年元本返済据え置き・金利0.8%)、高価なヘリウムを使い、大量の電力を消費(原発1基~3基の電力量)する。(液体ヘリウム・液体窒素を使わない高温超電導磁石を開発中で、実用できるようになれば10%削減できるとしている) 2042年に65歳以上の高齢者数はピークを迎えるし、2040年ごろには全国の自治体の半数が消滅の危機であるともいわれています。また、2065年中ごろには人口が8千万人台まで減少するのは確実です。内閣府 平成29年版高齢社会白書 少子高齢化のもとで、経済は過去のような高度成長はあり得ないと思われる。人口が減れば新幹線の利用者も減る(JR東海は、半数がリニアに流れると予測し、インバウンドが増えて日本での定住人口も増えていくという見通し。) 新幹線の開通は東京オリンピックとセットで、高度経済成長(1955年頃から1973年頃)の真っただ中のこと。年功序列、終身雇用の旗の下で消費が美徳でもあった。今後、少子高齢化のもとで、消費の伸びは期待できないし、金で時間を買うという価値観が今後も続くかどうか疑問。リニアを作って、高速で移動する必要性が強まるとは思えない。 料金は、のぞみプラス700円、新大阪までプラス1000円でという案が出ているが、あくまでも過程の話であって、もっと高くなる可能性を否定できない。JR東海 コロナ禍以降戻ってきてはいるが・・ コンコルドはスピードばかりを追求したが、コストが高く、騒音や排気ガスをまき散らした。赤字続きで技術改良もままならず、事故を起こして廃止になった。その轍は踏まないだろうが、利便性を追求するばかりの世の中、失って来たものの大きさに、コロナ禍を経てようやく気づき始めている。☆ リニアは東京(品川)-名古屋間・全長286キロのうち、トンネルが9割近い。地震に強いというが、中央構造線断層帯や多くの活断層がネック。貨物列車がなくて、モノが運べないリニアは、災害時に役に立たない。「品川-名古屋」間が2027年に開業したあと、大阪まで延伸して2037年に全線開業の予定。しかし、静岡工区の地下水問題でストップしている影響から、「難しい」との見方を示している。 JR東海は、新幹線のバイパスの位置づけとしてリニアを走らせるという。東海・東南海地震も危惧されていて、国がやらないならとJR東海が手を挙げた。そのこと自体は評価できる。しかし、東海道本線も含めて12の在来線全部が赤字で、新幹線でもっている状況。民営化した87年はバブル期の初期で、その波に乗って利益を上げて来られた。 今後、そのようなプラス要件はないとは言えないが、世界情勢からしてもマイナス要因があまりにも多い。☆ 現状、ロシア-ウクライナ紛争で資材不足、人手も不足して経費は増える一方だし、コロナ禍以降、価値観の転換の必要性を考える社会になっ来ている。クリックでブログページへ 永久凍土が溶け続けていて、メタンガスが大量に放出されている。その勢いはもう止められないところまで来ている。凍土が溶けると日光を吸収しやすくなり、ますますその速度を増して幾何級数的に進むと思われている。研究者はおそらく、北極圏では数十年の間に、表面近くの永久凍土の30%~70%が失われると予想している。 CO2排出大国の中国とアメリカは、今のところ頬かむりしてやり過ごしているが、急速に悪化していく環境変化を無視できなくなる時がすぐそこまで来ている。 日本は今年、国際的な環境NGOから4回連続で「化石賞」に選ばれ、風当たりは今後ますます厳しくなっていくと思われる。原発を増設する方向に向かっていくしかなくなる中で、核のゴミが大きな問題となり、経済優先と地球保全との板挟みとなっていく。 MRJ(三菱リージョナルジェット)は巨額の投資をした挙句に頓挫している。社内の意思決定過程に問題があり、スムーズに事が運ばない。「グローバルエキスパート」を導入するも、改革に慎重すぎて軋轢が生じ、結局それもうまくいかなかった。☆ 過去の実績に囚われ目先の事象に拘泥し、保身のための虚偽を重ね大企業の、いわゆる不祥事の数々が露見して見苦しいお詫び会見が続いた。今の日本は旧弊と改革の確執の中で、大企業優先の施策に十分に応えられる状況にない。 嘗ての貿易輸出国としての矜持も実力も無く、第三勢力の後塵を拝するばかり。そこから脱出する見通しは果たしてあるのだろうか。 リニアの技術を輸出して外貨を稼ぐというのは、日本にとっては大きな魅力だが、鉄道の役割が、アフリカ、インド、欧州、米国、日本、それぞれの路線によって全く違う。リニアが輸出が可能とされるのは、ワシントン⇔ニューヨークを運行している「アムトラック(アセラ・エクスプレス )」ぐらいと言われている。☆ 多額の開発費が掛かり、運営にも多量の電気(原発1~3機)を必要とする。地球温暖化の問題がますますシビアになって行く中で、果たして今後そんなものに投資するような国があるのかどうか。 ドイツは、中国・上海でリニア鉄道を実現しながら、08年に国がリニアから撤退している。技術的に時期尚早だったようだが、メカに故障はつきもの。もしそんなことがあれば、今までとは考えられない問題が起こる可能性もある。 JR東日本の子会社が、インド(ムンバイとアーメダバードを結ぶ高速鉄道)に新幹線方式での建設を契約。2017年9月に起工され、2023年中に全線開業することになってたが、2023年も半分が過ぎたというのに、開業に関する声が聞こえてこなかったという。インドで建設中の新幹線 大半が高架橋 コロナ禍で遅れていた土地取得率が100%に近づいて、今は「遅々として進んでいる」状態らしい。数々の設計変更により事業費増は避けられそうもなく、事業費約1兆ルピー(約1.8兆円の大半は円借款で賄われる)が、当初予想よりも多額となれば、経営リスクは大きく膨らむことが危惧されているという。 アフリカはまだまだ先のこと。ヨーロッパは19世紀の鉄道を生かしながら、20世紀と19世紀が同居するという形の鉄道を理想と考えている。 それよりも果たして、JR東海がリニア輸出を視野に入れているのだろうか。☆「護送船団方式」とはもともとは軍事用語で、さまざまな不測の事態が予測される海上運航において、護衛艦で輸送船を囲い護衛することで、船に積まれた重要な物資や要人を目的地まで無事に送り届けることを目的としている。 そこから、「行政が私企業の経営を保護しながら監視・監督することで安定的に運営させる」という意味合いを持つようになった。 JR東日本の子会社・日本コンサルタンツ(JIC)がインドへ新幹線進出するにあたって、オールジャパン態勢でやっているのは、まさに「護送船団方式」といえる。 鉄道を含むインフラ輸出は、安倍晋三政権が2013年に成長戦略に盛り込んで以降、その柱として位置づけられてきた。今はもうそんなことを出来る状況でもない。パート1パート2パート3パート4
2023.12.17
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♪ 古都京都過去と未来をないまぜて重くあやしき風がなでゆく 「Gallery 1866」オープン記念「5人展会作品展」を、京都で開催中。京都市下京区燈籠町588(東洞院通・高辻下ル/松原ビル) 8月21日の暑い熱い日曜日に会場で打ち合わせが有り、名古屋駅の混雑にウンザリして京都へ。元ブティックだった3階建てのビルを購入し、ギャラリーにするという。この時点では海のものとも山のものとも分からなかった。その時のことは8月22日のブログに詳しく書いたので、詳しいことは省きます。 どんなギャラリーになるのか分からないまま、持参した作品を展示することとし、すべてお任せすることになっていた。 11月にようやくオープンの運びとなった。当初は土・日のみの開催だったが、来年1月中旬頃からは火曜日〜日曜日の営業を予定しているとか。 京都独特の奥に広がるウナギの寝床のような部屋。“引き” が取れないので大きな作品は展示できない。2階、3階も使うようになれば、コンテンツも増えて面白くなっていくのだろう。私の作品 一番右は暖簾の片割れのみの展示になっている。極薄の麻のれんや手作り製本も持参したのだが・・。吉田一之 つづれ織り左・福田真基 製本・銅板 右・川島久子 ドライフラワー&装丁奥村克美(箔付師)金箔アート 販売もしていて、外人さんがよく通る道らしく興味を持ってくれることを期待しているのだが、どうだろう。京都の人は目が肥えていて、素人っぽいものは見向きもされない。 メタバースとかVRとかが得意なオーナー会社。今後はそちらにも手を広げての展開を構想していて、それらがメインとなる。それによって、海外の人にも広くアプローチしていくことになる。
2023.12.17
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♪ 雨が上がり風立つまでのしずまりにたて縞そろえて待つ冬将軍 今日は、低気圧が発達しながら日本海から北日本付近へと進み、夜には冬型の気圧配置になる。日曜日は、真冬の寒さとなり北西の風が強まる。 北陸付近にはJPCZ(日本海寒帯気団収束帯)が発生して、次々と発達した雪雲がかかり、大雪になる恐れがある。日本海側を中心に大雪や猛吹雪に警戒が必要。いよいよ本当の冬がやって来る。16日21時の予想気圧配置 逆流性食道炎を防ぐためや、胸やけが酷い時に、たまに胃酸を抑えるための薬を飲む。この「パンシロン キュア」は私の体質に合っているのか、とても良く効く。 夕飯を食べ過ぎた時や遅くまで酒を飲んでいた時など、夜中に胸やけで苦しむことがあるので、寝る前に飲むことにしている。 食べ過ぎや飲み過ぎなどなくても夜中に胃液が逆流することが有って、喉がヒリヒリしたり、胸やけしたりする。その症状がでた時に飲んでも良く効いてくれるので重宝している。用法・容量:1日3回 1回2錠(食前または食後に服用)食事の前後、どちらでも飲むことができるのがいい。 この錠剤は、●胃酸の分泌を抑える成分 ●分泌された胃酸を中和する成分 ●逆流してしまった胃酸から食道を保護する成分が、総合的に含まれた優れものなのだ。 ◆一時的な症状改善に服用する場合を除き、胃酸を抑える薬を飲み続けると様々な弊害が出るらしい。▼タンパク質の消化が悪くなる ▼ミネラルの吸収低下(鉄・カルシウム・マグネシウム・亜鉛・銅など) ▼ビタミン類の吸収低下 ▼殺菌能力の低下など。 そして、良い方の副作用とでも言おうか、これを飲んだ翌日は便が柔らかくなるのだ。 奥歯の部分入れ歯がベターじゃないので、しっかり噛めていない。そのせいだろう、兎糞便のような硬いコロコロとしたのが1つ2つしか出なかったりする。便秘薬を飲むほどでもないのだが、スッキリしない感じがある。そんな時にたまたまこれを飲むと、スルーと出てくれる。 成分が「水酸化マグネシウム/合成ヒドロタルサイト/沈降炭酸カルシウム/アルジオキサ/ピレンゼピン塩酸塩水和物/炭酸水素ナトリウム/チンピ末」とある。 便秘薬には酸化マグネシウムが使われることが多く、ここにも水酸化マグネシウムが使われている。それが作用しているのかもしれない。 たまに、下痢一歩手前の軟便状態になることが有り、普段はまったくの無臭なのにその時は便が臭い。便が臭いのは悪玉の腸内菌が勝っている証拠だ。制酸剤のせいで善玉菌が痛めつけられ、腸内菌のバランスが悪くなるのかもしれない。それもあって、長期に飲み続けるのはタブーになっているのだろう。 便秘は、逆流性食道炎の増悪因子だという記述があった。私は便秘とまでは言えず、逆流性食道炎の原因に思いつくものもない。しいて言えば飲酒ぐらいだが、酒を飲んだ日にかならずなるわけでもないし、コーヒーや辛いものなどの刺激物を食べたからと言ってなるわけでもない。 暴飲暴食はしないが、胃を3分の2を切除しているので、普通の人よりも食べ過ぎになる可能性は高いかもしれない。食欲もあるし、胃腸の具合はすこぶる良好だ。でも歳を考えれば “今のところは” と注釈をつけた方が良いのかもしれない。
2023.12.16
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♪ 大谷と岸田総理を並列で語ることなど神が許さぬ 大谷→グランドキャニオンだからダイヤモンドバックスがいいとか、エンジェルスに短期契約で残るとか、巷ではなんだかんだ言われていたが、結局は大方が予想していた通りに「ロサンジェルス・ドジャース」に。 スポーツ史上最高の目の飛び出るような、10年契約7億ドル(約1015憶→円高で1022憶円に)で決着がついた。 契約のおよそ97%が契約終了後の後払いになる見込みで、毎年200万ドル(およそ2億9200万円)になる。大谷選手の希望でチームの年俸総額を大幅に抑えるための異例の方式が実現したという「大谷は、後払いによって生まれた資金の余裕を戦力補強に使うことを約束するという文言を契約書に含めることをドジャースに求めた」。契約終了後の2034年から10年間かけて無利子で支払われるということ。日刊スポーツ 契約破棄権(オプトアウト)はないと言われていたが、実際は盛り込まれていることが明らかに。球団オーナーのマーク・ウォルターと、編成本部長のアンドリュー・フリードマンの2人のうちどちらかが球団を離れた場合は、その年のシーズン終了後にオプトアウトする権利が発生する。 球団の慈善団体に1%を超えない金額を寄付するという項目も。仮に平均年俸7000万ドル(約100億円)で1%なら毎年70万ドル(約1億円)を寄付することになる。また、ドジャースタジアムで行われるレギュラーシーズン、ポストシーズンの全試合で球場スイートルームを提供するという契約も含まれている。15日8時 入団記者会見米ロサンゼルスで2023年12月14日、ロイター © 毎日新聞 提供「選手としての自分を信じてくださったチームの皆さん、ありがとうございます。明確な勝利を目指すビジョンと豊富な球団の歴史を持つロサンゼルス・ドジャースのチームの一員になれることを心よりうれしく思うと同時に、すごく興奮しています」と新天地でのプレーに向けた心境を語っている。 また、6年間のエンジェルスにも感謝を述べている。実際、エンジェルだからできた数々の偉業であることも確かでしょう。全てにおいて大谷を理解し、リスペクトして援助してくれたからこそのこと。 試合と練習が一体となっていて、純粋に野球が好きでたまらない大谷。金銭に囚われない、若々しい精神とさまざまなピュアな行動が、ドジャースの首脳陣の心を捉えて離さなかったのも事実のようだ。☆ 中日ドラゴンズにとっても、大谷のドジャース入りは慶賀の至りでしょう。両球団には浅からぬ縁があって、中日がドジャース風のユニホームに変更したのは、第1次星野政権時代の1987年。 業務提携を結んでいた一環で、翌1988年には当時プロ5年目だった山本昌氏がドジャースに留学。アイク生原さんから付きっきりで指導を受け、伝家の宝刀スクリューボールを習得したりしている。 whikipediaより1987年の中日ドラゴンズ ロサンゼルス・ドジャースとの提携によりユニフォームを開幕からドジャース風に変更。闘争心を露わにする星野監督の姿勢で度々の乱闘劇も見られた。5月には一時的に首位に立つも、巨人の猛烈な追い上げの前に最終的に2位。広島には1977年以来10年ぶりに勝ち越した。新人の近藤真一が8月9日の対巨人戦でプロ初登板初先発ノーヒットノーランを達成。 若手では仁村徹、彦野利勝、中村武志がレギュラーで台頭。PL学園から立浪和義(現監督)がドラフト1位で入団している。1988年 4月終了時点で首位広島に8ゲーム差の最下位、7月8日に6連敗で29勝31敗2分で借金2。しかし、翌日から巻き返し、結局50勝15敗3分、勝率.769で10月7日に逆転で1982年以来6年ぶり4度目の優勝。生え抜き監督での優勝は球団史上初。 西武から平野とのトレードで移籍した小野が最多勝で、小松と共に先発陣を牽引。米国留学から途中帰国した山本昌広が5勝無敗。リリーフ・郭源治が44セーブポイントでMVP。立浪が新人王に輝いた。 日本シリーズでは西武と対戦、第1戦・第5戦先発した小野を筆頭に第2戦の小松以外の先発投手が打ち込まれ、落合、この年から二塁手に転向した宇野の不振もあり、1勝4敗と敗退。3年間活躍したゲーリー・レーシッチが退団。また、6月に二軍にいたラルフ・ブライアントを近鉄に放出したが、彼は近鉄での伝説的な猛打によりパ・リーグを代表する選手となった。 この年は昭和の最後。中日は「昭和最後のセ・リーグ優勝球団」となった。 中日ドラゴンズは、若手も伸びてきているのでこれを機に大躍進してほしいものだ。 来年は辰年でもあるし、監督も辰波和義と改名したらいい (^^)/
2023.12.15
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