マネーコーチ&今日の一冊

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見直し方法について(固定費)



今回は、見直し方法について書きます。

前回で、Aさんの現在の状態が判明しましたね。

総収入  900万円.........総支出  840万円
固定所得 480万円.........固定費  550万円
変動所得 420万円.........変動費  260万円
不労所得   0万円.........その他   30万円


総収入 - 総支出 = 自由に使えるお金 ですから、
Aさんの自由になれるお金は、
 900万円 - 840万円 = 60万円でした。     

 総収入(900万円)> 総支出(840万円)ですから、大前提はOKですが、

 固定費(550万円)>固定所得(480万円)ですね。

 これはちょっと見直す必要がありそうです。


前回はここまで書きました。

 固定費 > 固定所得 を改善したいのですから、方法としては、
 固定所得を増やす、か、固定費を減らす、のどちらかですよね。
 固定所得を増やすより、固定費を減らすほうが現実的だと思います。

 固定費の定義を、もう一度確認しましょう。

 【この費用を減らすと、現在の満足度が低下するもの。】

見直しの仕方

1 各項目について、本当に減らすと満足度が低下するのか再確認する
  (固定費→変動費に変更できる部分がないか?)

  Aさんの固定費の内訳は、下記のとおりでしたよね。

   住宅費  200万円 
   光熱費   25万円
   食費   120万円
   衣類費   10万円
   書籍代   10万円
   自己啓発  10万円
   ゴルフ   15万円
   預金    40万円
   保険    30万円
   車関係   30万円
   その他   60万円

 Aさんとお話をして確認したところ、

   その他の60万円のうち、30万円は変動費に変更
   預金の40万円のうち、10万円は変動費に変更可となりました。

 この時点で、下記のようになりました。
   固定費  510万円
   変動費  300万円
   その他   30万円

2 固定費を減らした時に、満足度が低下する中で、その影響が比較的少ないものを探す。
  (満足度のレベルの下がり方が一番少ないもの) 

 Aさんともう一度お話をして、確認したところ

   食費  120万円のうち、10万円を変動費に変更
   預金   30万円全額を変動費に変更
   ゴルフ  15万円のうち、5万円を変動費に変更
   衣類   10万円のうち、2万円を変動費に変更
   その他  30万円のうち、3万円を変動費に変更

 となりました。

 この時点で、下記のようになりました。
   固定費  460万円
   変動費  350万円
   その他   30万円


 これで、固定収入(480万円) > 固定費(460万円)と、OKとなりました。


 ただ単に、固定費を変動費に振り替えてるだけじゃないか、と思われるかも知れませんよね。


 次のステップとしては、変動費の見直しです。

 変動費の見直しについては、次回書きます。





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