紅影勇輝の~遥かなる地平へ~

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紅影勇輝

紅影勇輝

2005/11/16
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マリオ

ちょっと予定外の邪魔が入ってしまい、熱くなってしまいましたが、

話を続けたいと思います。


マザコンのクッパを倒して、

めでたくピーチ姫に会っていた時のことです。

(注:クッパがピーチ姫をさらったのは、彼の持つ「母親への歪んだ愛情」、マザー・コンプレックスが変形したものと思われる)


俺はある時、ピーチ姫とこんな会話をしたんです。

俺は彼女にこう問いかけました。


「なぁ、このゲームに終わりはあるのかな?」


彼女は言いました。


「ゲームが終わるから、こうしてマリオと話せるんじゃない」


「いや、俺が言ってるのは、そういう決められたゴールじゃなくてさ、

もっと何ていうか、こう、本当のゴールってやつで」



「何それ?」


「だってさ、このゲームって結局は繰り返しの連続じゃんか。

何度君を救い出してみても、気付けばリセットで、
ハイ、また再スタート、最初から。

まるで積み木崩しを永遠と繰り返しているみたいだ。

全てが再び戻ってくる、
ニーチェの言った永劫回帰と同じだよ。

それってものすごく恐い事じゃない?」


「うーん、言ってることが良く分かんないけど、

いいんじゃない?このままで」




「助けてもらえるからそんなことが言えるんだ……」


「どういうことよ?」


「少しは助けてる俺の気持ちにもなってくれってことだよ。
俺がどんな気持ちで助けてるのかくらい」


「何?その言い方。偉そうに。

分かんないわよ!!あんたの気持ちなんて。
先のことばっか考えてて、あんた一体何歳なのよ。

それに、話が抽象的すぎるの!!
そんな無意味でツマンナイ話、聞きたくない」



うつむきながら、俺は言いました。


「無意味……か。ごめんな。

でもさ、俺も同じことを話してるんだよ。
お前なら分かってくれると思って話してる。

ちゃんと聞いてくれないか?」


「・・・・・・」


「ピーチが俺の話を無意味だと思っているようにさ、

俺も、このゲームは無意味なんじゃないかと思ってるんだ。

つまりね、俺たちにも実は隠された”本当の生きる意味”ってのがあってさ、
それが見つかれば、この繰り返しが終わるんじゃないかと思ってるんだよ。

俺が話したいことの本当の意味、分かんないかな?」



一度頷いた後、彼女は言いました。


「分かる。分かるけど、

本当の生きる意味なんて、そんなのあるわけない。

探すだけ無駄だよ」



「俺はそれを必死で探しているんだけど・・・」



「あはは、バカみたいだね」



「やっぱり・・・」



「え?」



「やっぱりお前も・・・・、もっと現実を見ろ、とか言っちゃうんだろ?」



しかし、彼女の言葉は意外なものでした。


「マリオ……。そんなに欲しいんだったらさぁ、

自分で作ってみたら?」




「え、何を?」


「マリオの言うその、生きる意味ってやつ」



驚きました。

生きる意味を、自分で作る?

生きる意味を作るのは神様の仕事じゃないのか?

俺たちは、それを見つけるしかない・・・・。



そこで俺は「はっ」っと思い直したんです。

・・・・待てよ。

この現実の中で、
本当の生きる意味を知りえないのだとしたら・・・、

神であるプログラマーの作ったプログラミング言語を直接知りえないんだとしたら、

自分で作るしかない・・・。


ピーチ姫は続けて言いました。


「生きることって確かに同じことの繰り返しかもしれないけど、

その一回一回を大切にしていけばいいんだと思う。

私は逆に、色んな冒険が出来るマリオが羨ましいよ」



結局、「空白のキャンパス」にどんな絵の具を塗るかだけ……。


人生は自分で選択したい。
人生は納得して生きたい。


彼女のその言葉をきっかけに、俺の本当の冒険が始まった気がしました。

それは生きる意味を自分で作っていくという、



●心の冒険



と呼べるものでした。






俺は再びピーチ姫に問いかけました。



「なぁ、ピーチ。

凄い照れくさいんだけど、この際だから聞くな。

俺のこと好き?」



少しの沈黙の後、彼女は答えました。



「うーん、自分でもよく分かんない。

だって、もうマリオに会うのが当たり前すぎてるから」




「ウザいかもしれないけど、もうちょい聞くね。

しいて言うなら、どっち?(笑)」



「たぶん好き、かな。

つーか、そんなの当たり前だから。
わざわざ言わせないでよ」




照れくさそうにハニカむ彼女の笑顔が印象的でした。

その一言だけで俺は救われたんです。

彼女が想像していた俺が「どんな俺」だったのかは分からない。
そして、俺がイメージする俺と彼女がイメージする俺はきっと食い違ってる。
心が二つあれば、その二つがすれ違うのは当たり前だから。



でも、

とにかく、その一言がね、

確かに、俺の全存在を許してくれた気がしたんですよ。
例えそれがどんな錯覚でも嘘でも良かったんです・・・・。







「二人は可能性」




一人でもいれば、

俺を信じてくれる人が、俺の他にたった一人でもいれば、

俺にとってその可能性は



●無限大



に等しい。

ゼロはずっとゼロのままだけど、

一は百にも千にもなる可能性がある。



ひとりぼっちで冒険を挑む俺にとって、

彼女は唯一、俺を信じてくれる存在でした。

ゼロじゃなかったこと。一人いたこと。

そこから全てが始まる。




そして俺は、あの時、

彼女と約束したんだ。





「お前のことを、俺は一生守り続けるから・・・」










<「スーパーマリオ心理学7~本当のゲームクリアー~」へ続く!!>


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Last updated  2005/11/18 01:09:05 AM
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