On Green Dolphin Street 軽快なテンポでの演奏です、トミ・フラのピアノがよく歌っています。 ロリンズは軽く吹きさる・・・という感じ? でも音がぎゅうぎゅうに詰まっています。 それにしても、この原曲ってどんな感じだったかなぁ・・・(^^;)
Three Little Words これは以前、Standards でも演奏されているレパートリー。 いきなり、エンディングのような趣を感じつつ、 そのあとロリンズの、ドラムをバックのソロにつながり この曲の世界に入っていきます。 ここでもトミ・フラのピアノは軽快、特にそのソロ部分に惹きつけられます。 いぶし銀、とは誰が言い始めたのでしょうか。言い得て妙ですね。 ロリンズがソロをとるところでは、出過ぎず、引きすぎず、とちょうどいいあんばいです。 ラスト、ワルツ調のテーマに入る前にロリンズが吹きまくっていますが、その音数の多さには驚かされます。
Mademoiselle De Paris ちょっと小休止的に演奏されるこの曲、好きです。 ワルツなテンポがロリンズにはよく似合います。 1分半くらいの短い演奏ですが、このバンドのエッセンスがつまっている気がします。
To A Wild Rose ロリンズは後のアルバムでも、この曲を演奏しています。 (まだ先になりますが、いずれ触れます、The Cutting Edge というアルバムですね) (あとで聴き比べてみるのも一興) この演奏、ちょっと小粋な感じが素敵です。
There Will Never Be Another You 50年代に発表されたものとはだいぶ趣を異にしています。 当時のものは、おおらかなトーンが特徴的でしたが、 こちらはどちらかというと、ライブならではの即興に徹しているとでもいうのでしょうか。 ドラムがよく歌っています。(歌うドラム、というのもあれですが・・・) この演奏、2ドラムになっているようです。 レギュラーのミッキー・ローカーの他に、その前にモーガンのバンドで出演していた ビリー・ヒギンスが飛び入り参加したようです。 ふたつの音の重なりがなんだかいいです。 ラストで、テーマのあと、ラテン調のリズムが少し入り、 ロリンズ、トミフラ、ドラムスが音を奏で、エンディング・・・と思いきや 拍手を挟んでまたテーマに戻る・・・ライブならではの雰囲気です。