3度の飯より音楽好き♪

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ピアノ・トリオ

Welcome To St.Thomas World♪


セント・トーマスワールドへようこそ♪
まずは、ピアノ・トリオから。
○ GET HAPPY /RANDY WESTON TRIO(1955)
RANDY WESTON(P) SAM GILL(B) WILBERT HOGAN(DS)

この曲は、タイトルは「セント・トーマス」ではなく 「FIRE DOWN THERE」とクレジットされておりますが、
紛れもなく、あのメロディー・・・
しかもロリンズに先駆けて、1955年の演奏です。
セント・トーマスは一般に「ソニー・ロリンズ作曲」とクレジットされていますが、
の曲がトラディショナルであるということが裏付けられています。
2分51秒という短い演奏ですが、どことなく可愛らしい感じがします。


○ PIANO NIGHT / KENNY DREW TRIO
KENNY DREW(P) NIELS-HENNING PEDERSEN(B) ALVIN QUEEN(DS)

ベースとドラムの前奏から始まるライブ。 優雅さと華麗さと、ダイナミックさが漂うドリューの演奏です。
まだ見ていませんが、この演奏は確か映像化されています。

○ CLAUDE WILLIAMSON TRIO / THE FUN OF JAZZ PIANO
CLAUDE WILLIAMSON(P) CHUCK BERGHFER(B) STEVE HOUGHTON(DS)

前奏がドラムスの音で始まり、ピアノも低音から入りますが 軽快かつモダンなタッチ。間奏のベースのソロも印象的です。

○ ICARUS’ FLIGHT / STEWY VON WATTENWYL TRIO
STEWY VON WATTENWYL(P) DANIEL SCHLAPPI(B) JAN KLOPFENSTEIN(DS)

ユニオンで見つけた掘り出し物でした。(輸入盤) 力強いタッチの、モダンな感じのするピアノ・トリオです。

○ THROUGH THE YEARS / RAY BRYANT
RAY BRYANT(P) RUFUS REID(B) GRADY TATE(DS)

レイ・ブライアントのスタンダード・リクエスト集に納められたうちの 1曲です。 円熟した雰囲気の演奏で、リラックスして聴けます。

○ THREE STORIES, ONE END / SIMON NABATOV TRIO
SIMON NABATOV(P) DREW GRESS(B) TOM RAINEY(DS)

これもユニオンで見つけた、掘り出し物です。(同じく輸入盤)
ひと味違ったアレンジで、ユニークな感じがします。
微妙に音がずれたりするところが、面白いです。 ドラムスの刻むリズムも印象的です。

○ ST.THOMAS-TRIBUTE TO GREAT TENORS / NEW YORK UNIT
JOHN HICKS(P) RICHARD DAVIS(B) TATSUYA NAKAMURA(DS)

いきなりあのテーマから入り、一聴しただけで「あの曲」とわかります。
一見オーソドックスですが、後半のドラムスのソロが印象的な熱い演奏です。

○ GOOD DEAL / THE THREE SOUNDS
GENE HARRIS(P) ANDREW SIMPKINS(B) BILL DOUWDY(DS)

大好きなピアノトリオのコンボです。 軽やかに弾む感じのタッチが心地よいです。

○ Live At Trident / Denny Zeitlin
Denny Zeitlin(p) Charlie Haden(b) Jerry Granelli(ds)

ライブ盤で、Introduction の後に続きますが、 軽快な演奏は、オープニングにふさわしいです。
ドラムスのちょっとくねくねしたような、 出だしの「ばちさばき」もなかなかいい味を出しています。
デニー・ザイトリンは本業は医師とのこと、 90年代もなお、活躍していたようですね。

○ MANHATTAN AFTERNOON /CEDAR WALTON TRIO(CRISS CROSS JAZZ 1992)
CEDAR WALTON(P) DAVID WILLIAMS(B) BILLY HIGGINS(DS)

シダー・ウォルトンのピアノトリオによるセント・トーマス。 軽快でモダンな雰囲気の演奏です。
7分27秒とロリンズの「サキ・コロヴァージョン」よりやや長めの演奏です。
途中のビリー・ヒギンスによる、ドラムスのソロがとても印象的です。
最後テーマに戻り、トリオによる余韻をかみしめながら終わります。

なお、シダー・ウォルトンは、 ライブでもこの曲を演奏しています。 お気に入りだったのでしょうか?
ライブでの演奏は
○ AT GOOD DAY CLUB(1990) というアルバムで聴けます。
東京の表参道「グッディ・クラブ」でのライブ演奏だそうです。 こちらの方がややテンポが速いですね。
ピアノの音色はこちらの方が抑えめで、ベースの刻む音が印象的です。
ここでもヒギンスがドラムのソロを取っており、なかなかのインパクトがあります。
ちなみにメンバーはどちらのアルバムも同じです。

○ Eternal Travelers / Duke Jordan Trio
Duke Jordan(p) Jesper Lundgaard(b) Ed Thigpen(ds)

このアルバムの8曲目に「セント・トーマス」が収録されています。 永遠の旅人たち、というタイトルですが、 セント・トーマスはカリブ海のイメージでしょうか。
同じピアノトリオというフォーマットでもこれほどまでに印象が違うものか、と思わずにはいられません。
エド・シグペンのシンバルの音から始まり、 ジョーダンらしいピアノのタッチ、 イエスパー・ルンゴーのベース、シグペンのドラムワークがとても印象的な1枚です。
ピアノトリオにしてはちょっとユニークな作りかもしれませんが、 この音、好きです。

○ Alfie / Manhattan Trinity
Cyrus Chestnut(p) George Mraz(b) Lewis Nush(ds)

このアルバムの3曲目が「セント・トーマス」です。2004年4月に発売された、ほやほや盤です♪
ルイス・ナッシュのドラムワークが印象的な1枚。
「セント・トーマス」の他にも「アルフィーのテーマ」「Doxy」「Mack The Knife」なども収録。
ロリンズの演奏との聴き比べはいかがでしょうか?(^^)



最初は「ホーン抜き、ロリンズ抜きのセント・トーマス」に ちょっと違和感を持ったのですが、
どれを聴いても、 ひとつとして同じ演奏はなく、 それぞれの個性が感じられて、大変面白かったです。


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