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2017.10.26
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0936 追跡車

『0936 追跡車』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  ドミニク・ジェームズ
・製  作  アンドレ・ルーロー
    「HIDDEN ヒドゥン」「トリコロールに燃えて」
・脚  本  マーティン・ジラール
・編  集  サシャ・ソイク

【キャスト】
・カトリーヌ・ヴァナッス(近藤裕子)
          「PAM AM パンナム」「スウィッチ」
・セバスチャン・ユベルドー(松山健司)
・ピーター・ミラー(春山壱樹)
・エドウィン・ホセ・フェルナンデス・コラド(東十條)
・アマリリス・ヌニェス・バリオス(田辺乃ゾ美)
・クレア・ピンパール(山本真弓)「イエスタデイ」

『0936 追跡車』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  LDRD-00017
・製作年度  2011年
・製 作 国  カナダ
・原  題  ANGLE MORT
・発 売 元  株式会社トランスワールドアソシエイツ
       株式会社エルディ
・販 売 元  株式会社エルディ
・提  供  ----
・価  格  ----
・本編翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・翻訳監修  ----
・吹替演出  ----
・日本公開日 ----
・リリース  ----
・収  録  本編 approx.80分
・サ イ ズ  16: 9 LB スクイーズ
・音  声  1.オリジナル (仏語/一部その他):
         2.0chステレオ
       2.日本語吹替:2.0chステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本国内向、DVD、セル専用
・映像特典  オリジナル予告編

【ジャケット】
・オモテ面:どこまでも追って来る!!
・ウラ面 :激走トラックの追跡を振り切れ!
        緊迫の逃走劇を描いた
        サスペンス・アクション
      見知らぬ異国の地で
      執拗に付け狙うトラックから
      逃げ切れるか!?
       カナダ・アカデミー賞、第30回ジニー賞
       主演女優賞を受賞した経歴もある、
       カナダの新鋭カトリーヌ・ヴァナッス
       主演作品!!

手を掛けたジャケットであることは間違いない。レイアウトにも、こだわりが見受けられる。デザイナーさんの顔を浮かんで来る出来映えだと思う。俗っぽい良い方をすれば、“表情がある”ってヤツだ。
残念なのは、もともと登場人物が少ない上に、主人公2人を中心にレイアウトを作成したものだから、単調になってしまったことは否めない。何しろ、2人の顔が5回も出て来る。もう少し、別の登場人物の画像をチョイスするとか、殺人鬼や黒いトラックの画像を印象的に使うとか、あと少しの工夫が欲しかった。(笑)

『0936 追跡車』ピクチャディスク
※ピクチャディスク

【感  想】
「ロケ地だけ良かった中途半端なホラーTVM」

カナダ製のホラーTVM。邦題が本編内容と微妙に合っていないため、観終えた後に物足りなさを覚えてしまう。(溜息)
確かに、ロバート・ハーモン監督の『ヒッチャー』とか『ハイウェイマン』を思い出させるのだが、どちらかと言えば、“ジェイソン”や“フレディ”といったモンスターのセンを狙ったように見受けられる。製作サイドとしては、あわよくばシリーズ化を目論んでいたフシもある。
ただ、残念なことに、この殺人鬼(モンスター)に、さほどの魅力はなく、単発で終わりそうだ。(苦笑)

――報道カメラマンのステファニーは、恋人のエリックと南米サンチャゴに休暇を過ごしにやって来る。車で遺跡を巡り、最近、ギクシャクした2人の関係を修復したかったからだ。
ところが、ガソリンスタンドで黒いトラックに文句をつけている女性を見た時から、事態は一変する。ステファニーは、黒いトラックの運転手をカメラで撮影してしまった。その顔は、火傷て焼けただれていた。嫌な予感が彼女の胸中を掠めた。
それでも目的地に向かって車を走らせた2人だったが、途中、警察の車に止められる。銃で威嚇され、トランクを開けると、そこにあったのは女性の遺体だった。
……というお話し。

主人公であるステファニーとエリックの休暇旅行が本編の中心だが、弟を殺人鬼に殺された警察官ペドロの話しや、殺人鬼の犯行などが同時並行で描かれる。そのため、80分という短い収録時間にもかかわらず、散漫な印象になってしまった。

特に序盤から殺人鬼が姿を見せてしまうのは、×。不気味さが損なわれてしまった。プレオープニングこそ姿を見せないが、その演出にキレがなく、「おいおい、大丈夫かよ」と思っていたら、「案の定」な出来映えだった。

警察官のペドロにしても、犯人逮捕に執念を燃やす事情は理解できたが、それを止めようとする妻や同僚の描き方が紋切り型で、失笑モノ。
そう言えば、ガソリンスタンドの女性の電話で話す姿も、まるでシロート芝居だった。エリックが仕事の電話をする場面も、そうだな。ダイアローグが悪いのか、役者さんがダイコンなのか、演出が下手なのかは不明だが、身悶えするような気持ち悪さだった。(笑)

早々に姿を現してしまった殺人鬼を演じた役者さんも、迫力がなかった。監督さんの演出不足もあるが、これは役者さん本人の問題だという気がする。

ただ、ロケ地の雰囲気は抜群で、目を見張るものがあった。空の色や生い茂る緑、古びた石造りの建物……。私たちがイメージする“南米”そのものと言っていいかも知れない。多少の加工はあるようだが、カナダとは明らかに空気感が違う。その対比は鮮やかだった。

正直、サンチャゴがどんなところなのかは知らない。1973年のクーデターを描いた『サンチャゴに雨が降る(75)』を思い出すくらい。
何故、カナダのTVMを南米を舞台に撮るのか分からないが、あの景観への憧れがあったのだろうか。

呆気ないクライマックスは、十分に撮影できなかったからではないかと勘ぐっている。明らかにカット数が足りないし、崖のシーンはスチルにCGを重ねたような稚拙さだ。
もう少し描き込んでくれたなら、作品全体の評価が上がったかも知れない。

ザンネン!





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Last updated  2017.10.27 19:46:25
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