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2017.10.27
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0937 追撃車

『0937 追撃車』オモテ面
※オモテ面

【スタッフ】
・監  督  マティアス・オルソン
       ヘンリック・JP・オーケソン
・脚  本  マティアス・オルソン
・製  作  ヘンリック・JP・オーケソン
       マーティン・パーション
・編  集  ヨハン・セランダー

【キャスト】
・ソフィア・ルダルプ(胡内美貴子)
       「ミレニアム3/眠れる女と狂卓の騎士」
       「ミレニアム2/火と戯れる女」
・キェル・ベルキビスト(長野伸二)
         「刑事マルティン・ベック」シリーズ
・ビョルン・シェルマン(笠羽翔悟)
・ディードリッヒ・ホリンダー・バウマー
・ミハエル・ピーターソン(高祖正浩)
・ニーナ・ノーレン(露崎朱音)

『0937 追撃車』ウラ面
※ウラ面

【仕  様】
・型  番  LDRD-00019
・製作年度  2011年
・製 作 国  スウェーデン
・原  題  GONE
・発 売 元  株式会社トランスワールドアソシエイツ
       株式会社エルディ
・販 売 元  株式会社エルディ
・提  供  ----
・価  格  ----
・本編翻訳  ----
・吹替翻訳  ----
・翻訳監修  ----
・吹替演出  ----
・日本公開日 ----
・リリース  ----
・収  録  本編 approx.94分
・サ イ ズ  16: 9 LB スクイーズ
・音  声  1.オリジナル (スウェーデン語):
         2.0chステレオ
       2.日本語吹替:2.0chステレオ
・字  幕  1.日本語字幕
・そ の 他  片面1層、COLOR、MPEG-2、DOLBY DIGITAL、
       NTSC 日本国内向、DVD、セル専用
・映像特典  オリジナル予告編

【ジャケット】
・オモテ面:この恐怖、振り切れない!
・ウラ面 :捕まれば絶体絶命!
        恐怖心が加速する
        戦慄のアクション・スリラー!
      どこまでも後をつける謎の車…
      その正体、目的に戦慄する!
        「ロードキラー」「激突!」を
        彷彿とさせる、
        正体不明の車に追われる恐怖!

『追走車』と同じレイアウト、デザインのジャケット。おそらく、同じ方がデザインしたのだろう。(苦笑)
でも、本編同様に“動き”があまりなく、ちょっと残念な出来映え。効果線を多用しても、それを補うことは出来なかったワケだ。
ウラ面の大きな画像に新鮮さを感じるものの、コピーも陳腐だし、手抜きのカンジがありありだ。やっぱり、もう少し工夫して欲しかったなぁ。(溜息)

『0937 追撃車』ディスク
※ディスク

【感  想】
「挙動不審な人たち」

スウェーデン製のスリラー映画。北欧ミステリーは完成度が高く、雰囲気もいい。観ていると引き込まれてしまう。人気があるのも頷ける。
けれど、本作品はイマイチ。やろうとしていること、言わんとしていることは分かるが、スキルが追いついていない感じだ。そのため、「可もなく不可もなく」と言った出来映えになっている。(溜息)

――家財を積んで家を出たマリン。迎えに来ると言う両親を振り切るように車を走らせていた。
途中、何度も黒いジープの男と出会い、嫌な予感を覚える。それを避けるように脇道へと逸れたが、黒いジープは執拗に姿を現す。
夜。居眠り運転をしかけたマリンは、路肩に車を停めて仮眠をとろうとする。そこへ黒いジープが現れ、マリンは拉致されてしまう。
……というお話し。

おそらく、一人称で語ろうとしたのではなかろうか。マリンを演じたソフィア・レダルプの演技から、そんな風に思える。センシティブで内向的。見ようによっては神経過敏で、精神的な病気を患っているように見える。
だから、マリンが正しいのか、単なる妄想なのか分からない。そうしてサスペンスを盛り上げたかったのではなかろうか。

でも、演出プランがまとまらず、中途半端に三人称の描写が差し挟まれることになる。特に、最後の救出ヘリのカットは失敗だろう。スケール感を出すために必要なのは分かるが、それなら、救出されたマリンの顔を1カットでも良いから挿入すべきだった。

――どこかの山荘に監禁されたマリンは、脱出を試みる。男の目を盗み、部屋を出るところまでは成功したが、外へ逃げ出すことが出来ない。
そこへ、若い男(ステファン)が山荘を訪ねて来る。咄嗟に助けを求めて飛び出したマリンだったが、再び嫌な予感に襲われる。若い男は、レストストップで見掛けた男だった。
……という展開。

兄が自殺し、それを発見してしまったマリン。妻と娘には出張と偽って犯罪を繰り返す男。家庭が上手く行かず距離をおこうと旅に出たステファン。それぞれが家族を形成できずに悩んでいる。この構図が、本作品のテーマなのだろう。
だからこそ、一人称で描ききって欲しかった。それが出来なかったため、ステファンもジープの男も、単なる挙動不審な連中にしか見えなかった。

スウェーデンという国に馴染みはないが、映画界では昔からスウェーデン出身の方が世界的に活躍している。『カサブランカ』や『追想』、『オリエント急行殺人事件』のイングリッド・バーグマン、『魔術師』や『叫びとささやき』、『秋のソナタ』のイングマール・ベルイマン監督。そして、何といっても、グレタ・ガルボだろう。
サイレントからトーキー初期にMGMで世界中を熱狂させた伝説の女優。個人的には、パブリックドメインを何本か観た程度なので、いつかはキレイな画像で主演作品を観た女優さんの1人だ。

本作品でマリン役を演じたソフィア・レダルプも、目の動きや表情を中心にした演技を披露している。ハナにつく場面もあるが、丁寧に演じていて好感が持てた。

特にオススメしたいとは思えませんが、北欧ミステリーが好きな方なら、面白く観ることが出来るかも知れません。(笑)





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Last updated  2017.10.28 20:32:22
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