生まれつき目つきの悪かった俺は小学校低学年の頃
身長も標準より低かったし
近所の団地内に住む年上の男の子や女の子にいじめられていたけど
子煩悩で馬力の強いおかあが
いじめっ子としたら俺をいじめたらあのおかあがまた家にやってくる
と思い出すから俺はいじめられなくなった
おかあは俺にいつも「勉強を頑張って偉い人になったらエエんや」
と言ってた
現在 俺は身障者の車椅子野郎で何にも偉くないけど
おかあは俺の電子書籍のポスターの写真を見て
「あの写真の人にしようと苦労したでー」と言う
俺もおかあの息子で良かったと思います
おかあが退院の時 監視カメラで部屋からモニターで見えるんで
俺の妹に手を添えてもらってアヒルみたいな歩き方をしてる
おかあの姿を見て泣けてきた
若いころから一所懸命に頑張ってきたおかあやけど
俺の介護に頑張ってきて老いてくるから仕方ないことやけど
なんにも親孝行してないけど
自宅に居てるんで快適にしてあげたいと思う
おかあは「自分の産んだ子供が4人とも生きてることが幸せや」
と言います