Live & Die for HIPHOP

HIPHOP観


日記にしようとも思ったんだけど、なんかこれから
ふかーくつなげていけそうな話題だったので、こっちに移します。

今日、アメリカ黒人史の授業で、
Afircan-Americanの先生が、面白い発言をしました。
「君達はおかしな時代に生きている。ラッパー達を見ればいい。
50CentもNellyもThe Gameも、上半身をみせびらかして、
筋肉を誇張している。50CentとThe Gameにいたっては、
自分が過去にどれだけ撃たれたかをラップしている。
ラッパーの多くは、黒人のネガティブなステレオタイプを演じている。
それがどれだけひどいものか君達は気づいているのか?
映画やビデオを鵜呑みにした若者は、彼らみたいになりたいって、
それそのままをコピーしようとするんだ。
Lil'KimとFoxy Brownだってそうだ。彼らが身体を張って
全面で主張しているのはSEXのことばかり。
一晩中Make Loveしたのどうのって、そんな話題ばかりじゃないか。
私には信じられないよ。」

これが彼の主張。
彼は40代後半と思われ、生まれも育ちもHarlemである。
この意見を聞いて、私は少なからずショックを受けた。
なぜなら、一般の黒人男性が、教育をきちんと受け
安定した家庭も築いている、そういう人々が、
同じ人種の音楽に視点を移したとき、HIPHOPがどう彼らの目に映っているのか目の当たりにしたからだ。
普段、こんな込み入った意見をダイレクトに聞けることはない。

彼はたったひとつのサンプルではあるが、
同じ黒人としてかれが許せないのは、ラッパー達の作り出す
決してポジティブとは言えないアイコン、黒人のイメージなのであろう。
そう考えたとき、HIPHOPはやっぱり間違ったほうにいってるんじゃないかなって思ったんだ。

彼は、膨大な時間を自分のルーツを模索する勉強に費やして、
それを習得して、
黒人達がこの地、アメリカで今日の自由を得るためにどれだけの血を流してきたのか、
どれだけの時間をかけて守ってきたのか知っている。
だから、やっと今ここにある自由を、HIPHOPに壊してもらいたくないんだろう。
それはすごくよくわかる。

確かに、私には自分にないものの憧れも手伝って、
HIPHOPは魅力的に見えるのだけれど、
同じ人種の人々が彼らの姿を見てどう思ってるかは、
気になってはいたけどそこまでリアルに感じたことはなかった。
私が注目していたのは主に若者の層だったので、
彼の意見はとても貴重だった。

でも、彼はLil'KimのHold Onを聴いたかな。
This Is A Warningを聴いたかな。
SEXのことしか言わないとされている同じラッパーが
命の大切とか時間の大切さについて語ることは間違ってるのかもしれないけど、
やっぱり人間ってきれいな部分だけじゃないように、
汚い部分だけで構成されてるわけじゃないと私は信じてる。

彼にとっては、そこには許しがたい矛盾が生じているのかもしれないし、
道理としてはそんなことおかしいのもわかる。私は彼の気持ちが理解できる。
私は彼の前でなんでAfridcan-American Studiesを勉強したのかって聞かれて、
HIPHOPが好きだからですって答えられなかった。
だから、私はもっともっと勉強したいと思う。
なんで彼らがそういうことを表現したいのか、
強く見せる、セクシュアリティーを表現することにこだわるのか、
そういうことが知りたい。

貴重な体験でした。







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