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釈尊の生誕と出家(1)

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          釈尊の生誕と出家(1)
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第1回はカピラヴァストゥとルンビニーの位置を見ておいてちょーだい!

四画で囲んで
あるところの
詳細がこっち
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☆白象として宿った釈尊
今から2500年ほど前になります。
ネパールとインドの国境にカピラヴァストゥを首都とする国がありました。
そこに住んでいる人々は釈迦族と呼ばれ、国王をシュッドーダナ王、
妃をマーヤー夫人(ぶにん)と言いました。摩耶夫人とも書きますよ!

あるとき、マーヤー夫人は
「兜率天(とそつてん)から白い象が降りてきて自分のお腹に宿る」という夢を見ました。
その後、マーヤー夫人は懐妊します。
兜率天ていうのはいわゆる菩薩様が住んでいらっしゃる天界という意味です。
キリスト教的には天使と同じ意味です。

この兜率天から白象となって降りてきた人がゴータマ・シッダールタ、
のちに釈尊と言われる方です。

神話としては、摩耶夫人の脇の下から生まれたとも言われていて。。
イエスなんかも処女懐妊説が有力ですね!
経典や聖書もそうですけど、救世主は同じく誕生の仕方を神秘化したいわけです。
実際は夫婦の健全な愛の中で生まれたと考えるのが自然ですけどね!

【マーヤー夫人の夢を描いたレリーフ】

上から白象→マーヤー夫人→侍女

☆花園で生まれた釈尊
お腹が大きくなって出産のときが近づいたため、マーヤー夫人は里帰りを することになりました。
カピラヴァストゥから東隣国のコーリヤ国にむけて沢山の侍女を連れて 旅にでます。
(地図には出てませんが)

ところがその途中、ルンビニーでマーヤー夫人は急に産気づいてしまい、 男の子を出産したのです。
この旅の途中で釈尊を生んじゃったっていうのはどの経典も一致してますね!
樹々の花が色とりどりに茂る園ルンビニーです。

で、釈尊は生まれるとすぐに七歩あるいて「天上天下唯我独尊」と叫んだとも 言われてますけど。。
まぁ、それはないかもしれませんね!
お腹から生まれ出ていきなり歩いたりしゃべったりは不自然ですね。。
これも神格化された話の一部と捉えたほうが良さそうです。

釈尊が生まれたのはインド暦(太陰暦)の満月の日、太陽暦だと4月8日です。
この日は、仏陀生誕を記念して「花祭(はなまつり)」という行事が
インドの各地の寺院で行われます。

・・・ 釈尊の生誕と出家(2)へ つづく・・・

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