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柊木犀55
猫と暮らす主婦の日々です。
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2011年10月01日
カテゴリ： カテゴリ未分類
不識。
もし、言葉がない世界に生まれていたら、どうなっていただろう。
言葉によって、複雑な思考が可能になり、人に会話をもたらし、その人に気持ちを伝え、その人の考えを知り・・・。
歴史、文化、科学・・・すべてを説明でき、伝承していくこともできる。
思いつくだけでも、書ききれない。
人間社会の根幹をなすものだ。
もちろん、言葉がなければ
人間社会は成り立たない。
だが、言葉は、人がつくったもの。
やはり限界がある。
でも、人はそれを わすれがちだ。
言葉は万能だと思っているところがある。
感心するほど巧みに使う マスメディアの人達。
巧言令色すくなし仁ということばもある。
一方で
動物は、鳴き声を出すが、多くの言葉を持っているとは思えない。
くーちゃんも、殆ど鳴かない猫だ。
でも感情を持っているのははっきりとわかる。
猫の会議も存在するそうだが、一カ所に毎日集まって、それぞれ勝手な場所に座って、
時間がくると 解散するらしい。
つまり 動物は、ほぼ 言葉というツールなしに 何かを伝え合ったり
生きるために必要なことを 理解し思考して 暮らしているという事だと思う。
言葉を使わずに・・・。
それは ある意味 悟りに似ているのではないか。
何かを 介さず 直接理解するもの。
言葉では 体現できないが 説得力をもつ力。
問われて 「不識」と応えた達磨。
達磨の境地は 悟りの世界にのみあったのだと思う。
そう考えると、世の中の 言葉を使わない動物たちは
本能的に 悟るという能力を身につけているように思う。
本能的に 危険を察知したり
その場の空気を感知する能力は 人間とは比較にならない程高い。
そういう意味で 悟りという 境地には 人間より近いのかもしれない。
人は、自分たちで作った言葉を過信して暮らしている。
同様に自ら作った科学技術を過信して 時に おおきなしっぺ返しをくらっている。
言葉を持たずに生きているなんて、動物は、だから低級だと考えられている側面もあるが、
実は、なかなか 人がたどりつけなくなってしまった 悟りの境地を
当たり前の様に行き来しながら 生きているのかもしれない。
ワレ以外 みな 師。
本日は
完全に朝から独り言です。すみませんスルーして下さい。
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