優しすぎるあなたへ そんなあなたしか入れない空手道場があります

優しすぎるあなたへ そんなあなたしか入れない空手道場があります

2月の空手



月に一度の茶帯研究会。
初めて、参加した。理由はただ一つ。転勤のため、少しでも空手仲間との交流を持つため。また塾長がインフルエンザで苦しんでいるため、茶帯の方の指導のお手伝いができればと言う思い(偉そうに!)もあった。

だが、とんでもない!
茶帯研究会というだけあって、なんか塾長がいつもと違う。
とてもレベルが高い内容なのだ。

私も予定(夢や願望でなく)として、始める店の中に道場を併設し、50代以上の方に空手の指導をし、最強の70代を作るというのがあるのだが、まだまだ、早いという結論に達した。
やはり、塾長なしでは、とても無理である。

つまり、東京での道場開始はあきらめて、福岡にいかに早く戻るかが、課題になりそうだ。

そして、私の道場は塾の仲間に開放し、日、木以外の練習日に自由に来て頂く。

特に、茶帯のかっちゃん、なかちゃんや、にしちゃん、太陽君には50代以上の方の指導並びに、全力スパーリングの相手をしてもらう。

そして、練習後には、店内にある、テーブルを囲んで、週に3回以上の飲み会になる。
「〇〇さん、すごいっすよ、その蹴り、若いのはかないませんよ!」と塾最強の太陽君が、78歳の練習生に語りかける。
「△△さん、ちょっとこれ見てくださいよ!このアザ、本当はおいくつなんですか?」と、83歳の練習生になかちゃんが話しかける。

「このじいさん、まったく強いんだから!少しは手加減してくださいよ」と、少し毒を交えてにしちゃんが笑う。

塾一番の人格者、かっちゃんは、皆の話しを微笑みをもって聞いている。

これ全て実話になることを予定している。
そして、壮年部のある大会で、私の練習生が、70歳で優勝する。
私の店には、入りきれない人でいっぱいになり、祝勝会は、朝まで続く(調子に乗りすぎ!)
この優勝をきっかけに、塾長への指導依頼が全国から殺到する。
そして、70歳以上の空手大会への参加は、100万人。
空手のおかげで、長生きする人が、増え、塾長は、国民栄誉賞を受賞。

41歳の正拳突きに翻弄されて・・・ 2005年02月13日
寒い・・・
特に広い体育館の中では寒さが辛い。
いや、今日は寒さだけではなくて、空手の技術の向上が素晴らしい、41歳の塾生からの攻撃に、震えることになる。

まあ、その前に今日の練習風景を。

うーん、とにかくやたら最近は少ない。
寒いせいだけだろうが、やっぱり練習生が少ないのは、寂しい。

ただ、最近、見学者が多いのが嬉しい。
今日は、新塾生の大里さんの入ったばかりの息子さんを指導した。
まだ年長さんなのに、私の一年生の息子より身体が大きく、がっちりしている。
きちんと言うことも聞くし、しっかりしたぼっちゃんだ。

移動稽古の時に、メルマガで、間もなく有名になろう、なかちゃんが、腰を痛めてしまった。
脂汗をかき、痛そうでかわいそう。
たまたま塾長が整体師の免許保持者であり、ひどくはならなかったが、大事にして欲しい。
なかちゃんは、塾にとってかけがえのない人なのだから。

さて、今日のスパーリングは、なんとも言えない状況が多発した。
そう、男性の一番痛い部分に、攻撃が当たる、当たる。
私ではないが、男性の4名ほどが、飛び上がった。

そして、私はいつものように、休み休みのスパーリングをやっていたのだが、男品川さんに、やられてしまった。

うーん、ものすごい正拳突きを二発もらった。
それが、たまたまみぞおちに入ったものだからたまらない。
一応、黒帯なので、知らん顔をしていたが、正直、息が止まってしまった。

この方、41歳で、(品川さんごめんなさい)、まだ当塾に入って、わずか一年足らず。

だいたいが、超柔軟な身体をお持ちだから、有利ではあるのだが、これに力強さが加わると、とんでもないことになる。
実際、鉄の身体を持つ、妻夫木似の鉄兵君も、たじたじになり、偉大な塾長でさえ「痛い」を連発していた。

人は、思いがあれば、何でも成し遂げられる。
品川さんも恐らく、何らかの試合に出られるであろう。
どうか、優勝して欲しい。
そのイメージが私には描けている・・・。

2/20(日)

寒い!気温は一度である。
我慢しない主義の僕は、トレーナーの上から胴着を着ようとしていた。
ところが・・・・
塾生の誰一人として、Tシャツすら着ていない。
肌の上に直接胴着である。
参った。
これはいくら私でもできない。
しょうがなく、Tシャツののみ着用する。
寒い。
気温一度であれば基本練習では汗は出ない。

小学生の移動稽古を指導後、約束組手、そして、スパーリング。
寒い時は、どうしても足の裏が痛いのが難点だが、数をこなすうちに、身体も暖まってきた。
そして・・・

全員の力が、かなりあがってきたせいか、最近は必ず負傷者が増える。
今日に関しては、それほどでもなかったが、藤井さんや、なかちゃんが、軽く身体を痛めてしまった。

しかし、それにしても、皆の動きがあまりにもすごい!
にしちゃんと、塾長のスパーリングなどは、見ていて美しさを感じるほどだ。
何か、ジーンとなってしまった。
そもそも私は、美しい動きに弱い。
女性でも、私のつぼにはまった動きをされるだけで、すぐ惚れてしまう。

そして皆、強くなったあああ。
だから、自然の流れで、防具をつけるものが増えてくる。
気づけば、塾長と私意外は皆つけてる。
実はこれ、塾長への愛情のためで、普段塾長は、塾生の練習ばかりで、スパーリングは毎度、不完全燃焼であるはずである。
それが、にしちゃん、なかちゃんが「どうそ、来てください!」と言った日には、こちらが参ってしまう。

かりにも塾長は、元日本一である。
そのパンチはメガトン級。
何せ、日本一の時は体重52キロ。
現在90キロ。
パンチも体重も二倍二倍なのである。

いくら防具をつけての発言にしても、まったくもって素晴らしい。
頼もしくなったものだ。

そんなふうで、ほとんど皆が防具をつけているので、たいしたことのない私は、ほとんど100%で向かっていける。
これは、体力的には辛いが、精神的にはすかっとする。
太陽君という、肉が防具の彼がいない今、この練習は続くでしょう。
でも、楽しかった♪

2/27(日)
久々に太陽君が戻ってきた。
基本練習までは、いつもと変わらない風景だったのだが・・・

スパーリングになり、俄然塾の空気が変わった。
もう太陽君は、目慣らしの段階から、まるで、ジェット旅客機の離陸のように、溢れるパワー、みなぎる気、もう誰か私を止めてくれちゅうようなもんの動き。全開モードである。
実際、太陽君の相手をするのは大変(とはいっても、きちんと相手を見て闘ってくれるのであるが・・)
これはしょうがないことなのだが、しかし、にしちゃんは、かっこうの標的。
強いばかりに、太陽君もじゃんじゃんばりばりで打ち込んでいる。にしちゃんが気の毒である。
しかあし、このにしちゃん、うすーーい防具のみをつけてるのに、偉大な塾長にまで、「どんどん来んですか!」という男の中の男。
歳を重ねたせいか、その姿にジーンとしてしまう。
かっこよすぎるぞ、にしちゃん。
塾長にしても、かっこよすぎる。
だって、もう齢(よわい)41歳にして、あの動き。
まだまだいけるぞ、いや、まだまだいけるぞなんて塾長に失礼だ。というよりは、優勝間違いないですよ塾長。
今度の試合の優勝は、泰成塾がもらった。
ワハハハハ。
その夜は、盛大なパーティになるに違いない。

また、とっても嬉しかったのは、塾長と同級生のしにゃんがわさんや、Oさとさん(35歳)に対し、「パンチ痛いっすよ」を連発して言ってくれた太陽君である。(確かに痛くてたまらないのだが)
これはまさに、私が50代以上の壮年の方に空手を伝える際に、夢見た光景そのものである。
それが、久々の彼の練習参加で、もう早々と達成するなんて。

しかし、今日の私は○○で、精気がまったくない。
そう、腹ペコだったのだ。
皆さん、空手の練習に空腹で来るのはやめましょう。
押忍!





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