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僕は再び眠る為パソコンをスリープして布団に入る
しかし、一度目覚めるとなかなか眠ることができなくて
そして携帯が気になって仕方がなく思わず見るとメールが
はいっていた。
おそるおそる見ると、「さっきは悪かったな  反町」と
書いてあった。
僕は少し気持ち的に楽になり眠りに。

「ドンドンッ」
「ドンドンドンッ」
「南雲、南雲起きろっ」
「おい・・・何やっているんだよ」

「・・・・誰だっ、朝っぱらから」とゆっくり布団から出て
「はーーーい、どなたでしょうか」
「どなたかじゃないよ、大変な事になっているんだ」と
大声をだしている
すぐにドアを開けると反町さんが中へはいってきて
「今日の新聞だ、見てみろっ」と新聞を僕に渡してくる。
僕は新聞を一枚一枚めくっていると昨日の夜の事件の事が
記事に載っていた。
昨夜、22時50分過ぎにwホテルでカップルの心中と思われる
事件が起こり、男性安藤佳久(27)は数カ所包丁で刺され
最後に心臓に包丁がささっていたとのこと、女性白川みどり(26)
は浴室で右手首を剃刀でリストカットしたが命の別状はないが
瀕死状態でICUで治療中との事で警察は、白川みどりが刺したと
ほぼ断定し、意識が戻り次第警察病院で治療し事情調査すると。

「白川みどり・・・」
「南雲聞いた事はないか・・・」
「えっ、そんな事言われても」
「俺、どこかで聞いたことがあるんだけど」
「聞いた事・・・・。」
再びドアを叩く音が聴こえてくる
「トントンッ」
「誰だろっ」
「誰・・・って、お前、本当は一人じゃないんじゃないのか」
「な、な、何を言っているんですか」
「だってそれ以外ないだろっ」
「・・・安達かもしれないじゃないですか」
「・・・・言われてみればそうかもしれないな」
「トントンッ」
「はーーーい、今開けます」と開けると
昨日の刑事さんが立っていた、その横には安達が。
「昨日はどうも・・・」
「こちらこそ・・・」
「ちょっとよろしいですかね」
「はい・・・」
二人は中へ入ってくる。
「どうしたんですか、朝から」
「実はですね、昨夜の事で聞きたい事があったもので」
「・・・どうぞ」
「あなたがそちらにいる人の所に行ったのは何時ぐらい
でしたか」
「えっ・・・」
「だから・・・」
「ああ、昨日もいいましたけど、22時50分過ぎだったと
思いますけど」
「・・・実は、事件が起きた時間がその時間だったんですけど
何か聞こえはしませんでしたか」
「何か?・・・僕はちょっと」
「本当ですか」
「えっ、どういう事ですか」
「包丁から指紋が検出されなかったんですよ」
「えっ、本当ですか」
「ええ・・・間違いなく何者かに殺されたと」
「・・・それで僕が」
「いいえそんな事は言ってません、ただ」
「ただ・・・何ですか」
「少しでも何か知っていないかと思って聞いてるで」
「・・・そうですか」
「刑事とは、こういうものなんですよ」
「はぁ・・・・・」
「後、聞きたい事がもう一つ」
「何でしょうか」
「あなた達の氏名と何処に住んでいるか
教えてもらえませんか」
「それって、何かあるんですか」と先輩が言う。
「はっきりいいましょう、白川みどりさんは東京にて
働いていたんですよ、そしてあなた達も東京の人だと」
「調べたんですかっ」
「すまないね・・・・」
「それって・・・」
「わかっていますが、今の現時点では仕方がないのです
だから、知っている人がいれば調べるのが」
「・・・・わかりました、警察も調べたと思いますけど
僕達は東京から来ましたけど、白川みどりさんという人には
見覚えがないんです」
「・・・そうですか」
「刑事さん」
「知っているんですか」
「知っているわけではないと思うんですけど
どうしても白川みどりという名前をどこかで
聞いたような、会った事があるような」
「それは、本当ですか」
「でも、はっきりした事がわからないので」
「でも反町さん、僕と同じ歳なんですよ、同じ歳の人が
知らないのに」
「だから・・・・」
「とりあえずあなた達と関係が結びつきそうですね
もしもの事があると困りますのであなた達の携帯の番号を
教えてもらえないでしょうか」
「・・・・わかりました、それでは」
「仕方がないですね」

「それでは、何かあれば私の携帯に」と番号が書いてある
紙を各自に渡される。
「それじゃあ・・・」と言い刑事は去っていく。
「反町さん・・・・」
「・・・どこで聞いたんだろう」
「ねぇねぇ、二人でいろいろ話をしているかもしれないけど
何か隠している事教えてよ」と安達が言ってくる。
僕は話せば巻添いにしてしまうと思ったが
今も巻添いをくらっていると思い、旅行の前日から
変なメールがはいってきてから事件が起きはじめていると
話をした。
「ふーーん、そんな事があったなんて、でも南雲さん
見覚えは全々ないの」
「ないから困っているんだよ、そして僕だけではなかったんだよ」
「どう言う事」
「反町さんにもメールが、そして白川みどりの事を知っている気が
すると」
「何か疚しい事でもしていたんじゃないでしょうね」
「な、何を言っているんだよ、俺はお前一筋だぞ
もし知っているとしたらお前と・・」
「どうしたんですか・・・」
「白川みどりという名前を聞いたのは最近ではない感じがする」
「最近ではないということは」
「多分最低でも一年前にはなる」
「でも反町さんが東京に上京して結構経ちますよね」
「なっ、お前だって、たった一年しかかわらないだろっ」
「じゃあ、僕が上京する一年前か、それとも上京して三年ぐらい
ですかね」
「ちょっと待ってよ、どうしてそんな事がわかるの」
「上京する前はわからないのはわかるよねっ」
「うん・・・」
「僕が上京してから三年間って殆どお互いの交流がないんだよ
だからその時に知り合っていれば、反町さんだけが知っている
ことになる」
「なっ、なるほど」
「確かにそうだが、もし今回の事件がお前宛にメールをだした
者の犯行だとすれば、どこかで知っていることになるぞ」
「・・・・そう言われれば」
「それよりさ」
「なあに」
「こんな事で旅行がつぶれるのは嫌だよ」
「でも・・・」
「だってあの刑事さんの携帯番号聞いているんだから
少しは安心してさ、遊びに行きましょうよ」
「・・・そうだな、ここで考えても仕方がないよな
今回の旅行が台無しになってしまうからな」
「そ、そうよ、だから、ねっ。」
「南雲、そういうことだから・・」
「わかりました、今が9時32分ですからどうしますか」
「10時になったらここに来るから勝手な行動はするなよ」
「はいっ」
「それじゃまた後で・・・」
と自分の部屋に二人は戻っていく。
二人が帰ってから、僕は白川みどりという女性の名前を
憶えているかずうっと考えていた、しかしそんな名前の
女性はわからず時間が来て三人でホテルを出た
しかし昨日の事もあるせいか、楽しいはずの旅行なのに
殆ど喋ることなく難波へ向った。電車から降りてミナミの方へ
行き、昨日の夜、通った所をまた歩いていた。


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