輝きの風景 Ocean View

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第十九部 「異変」


「携帯か?へっ、丁度良かった、壊れてたんだからな・・・。」
少年はシャツをだし、ズボンは下げている。いわゆる、シャツだし、腰パンと言う奴だ。少年は、まだ中学一年生になったばかり。そして、今日もまた、遅刻するのだった。しかし、教室のドアを開けた瞬間、家の前にいた。
「な・・・、えっ?・・・あっ?」
少年は混乱した。いくら、遅刻はすると言っても、だいたい二、三分遅刻するだけなのに、家まで戻るとなると二十分遅刻しそうだ。さすがに少年は、ここまで遅刻をすると、さすがに成績も落ちてしまう。と、思い。渾身の力を込め、学校へと走る。ああ、オレが一瞬で学校に着けたらどんなにいいだろう?と少年は思いつつ、時間を知ろうと、さっき拾った携帯電話のようなものに手を伸ばす。妙な体制を取ったため、少年は転んでしまった。いや、正確に言うと、転んでしまいそうになった。少年は、転んでしまう衝撃で、番号を押してしまった。
「ピッ!」
ドサッ!
転んだ。しかし、教室でだった。少年はいつの間にか、教室にいたのだ。先生は・・・。と思ったが良かった・・。いなかった。周りに笑われながらも、少年は席へ座った。一体全体、どうなっているんだ?何のマネだ?と、思っていると、ドアが開いた。教室内が沈黙と変わる。しかし、先生ではなかった。遅刻の生徒だった。「おっはよー!みんなー!!」と元気に声を掛ける。少年の前に遅刻の生徒はやってきた。
「おい、おはようぐらい親友に言えないのかよ?クロス。」
「ああ、おはようございます、シールさん。」
クロスは、足を机の上に乗っけながら言う。
「なんで今日、お前こんなに早いんだ?いつもなら、オレと同じくらいじゃねえかよ。なんだ?今日に限って、なんかあるのか?」
シールは、クロスの席の後ろで、倒れ込むように座りながら言った。
「良いことを教えてやるよ、シール。遅刻したくなかったら、早く学校に着きたいと強く思うことだ。」
クロスが、ムスッと答えになっていない答えを出した。
「おい。お前、ホントに今日どうした?お前、やっぱりまだ行方不明のお兄ちゃんの事を気にしているのか?」
まあな、とクロスは答える。
「だが、大体吹っ切れてきた。それに、お前もだろ?行方不明のお兄ちゃんていうのはよ。」
しばらく、全員喋っていた。既に1時間目が始まっていると言うことは知らずに。


「おい。いい加減1時間目、始まっても良いだろ?授業がないと先生に刃向かえないだろ?」
確かに、とクロスは思った。しかし、突然、ドアが開き、閉まった。教室内がまた静かになる。しかし、誰も教室内に入ってこなかった。むしろ、誰か出てった様な気がするくらいだ。おかしいな、と思いながらクロスは時間を見るため、また、データサブジェクトに触れた。しかし、今度は何も起こらなかった。時間も分からなかった。試しに番号を押してみた。すると、なんとたちまち、パソコンと、残されている飲みかけのコーヒーがある机の前に立っていた。周りを見ると、シールも何といた。
「おい、・・・こりゃあ・・・どうなってんだ・・・?」
クロスは、電源がつけっぱなしのパソコンを見た。すると、文字が出てきた。クロスはそれを読み上げると、黙ってデータサブジェクトをパソコンの前に出した。シールは喋ろうとしたが、クロスに遮られた。パソコンの画面にまた文字が出てきた。

{だまって、これを読むんだ。そっちの世界へ行ったガロ達は、音声に反応する。そして、助けてくれ。}

そして、下に日記のようなものが出てきた。
クロスはすべて読んだ。


行方不明となった、兄の日記を。

予言者の接続書
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