輝きの風景 Ocean View

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第三三部 「それぞれの道」


ここは・・・・。
目が回る・・・・。
何がどうなった・・・・・。
みんなは・・・・。
ここは・・・・どこだ・・・・。
・・・・・・・?
あれは・・・・・・
セルゾ・・・さん・・・・?





ククククク・・・・・・・。
ようやく、時の暴走が始まったか・・・。
もう少し早くても良かったのだが・・・、まあよかろう・・・。
イゾルは・・・・死んだか・・・。
ふっ・・・・。
さあ・・・どう切り抜ける・・・・・。
神達よ・・・・。



ちっ・・・一体どうなって嫌がる・・・。
なんだか、無重力の世界にいるようだな。
それにしても・・・ドアが吹っ飛んでくるなんてな。
よく無事だったよな・・・・。

みなそれぞれ何処へ行ったかわからないようだった。シールは、ドアを開けようとしたらドアが吹っ飛んできて、気づいたらこうなっていた、と言うわけだ。
気がつくと、目の前に見たことのあるおじいさんがいた。
「あんたは、クロノのじいさんか。」
「そうじゃ。いや、師匠」
「これはなんだ?」
「時の暴走・・・・フォルムが言っていたものだ。」
「なぜ、フォルムを知っている。」
「兄弟だからだ。」
シールは頭が混乱してきた。
「どうすればいい。」
「それは君たちが決めればいい。」
「フォルムと同じ事言うな。」
「しかし、実際はそうなのだ。」
「ここはどこだ?」
「時の狭間・・・・現実と空想の核。外の世界では、時間が進んでいる。しかし、ここでは時間は進まない。」
「どうすればいい」
「自分で時を進ませる」
「どうすれば!!」
セルゾは少し考えて、シールに言う。
「自分を、素にするのだ。自分を今までのように偽らず、成長するのだ。成長しなければ、時は進まず、一生ここにいることになる。」
「今までの自分・・・。」
「そうだ。今まで、仲間達を騙してきただろう。」
「お前に何がわかる」
「すべてだ。わしの家系は代々、予言者」
「クロス達はどうしている。」
「お前さんと同じ事をしているよ。」
「お前は複数、存在するというのか?」
「違う。同じ時に存在するからだ。」ここはそういう場所だ。」
「これはだれが起こしたものだ?」
「弟子のクロノだ。」
クロノが!?まさか!?
「どうしてあんたはここにいる?」
「時の神だ。これくらいわけない。」
「あんたはどうするつもりだ?」
「いや、もう役目は果たした。君たちの運命の天秤を釣り合わせた。」
「最後に聞こう。」
「何かな?」
「どうすればいい」
「自分と決着をつけろ。」
そして、セルゾは消えた。



「どうやら、お疲れのようだな・・・。」
「ごめんなさい・・・セルゾさん・・・まだ剣をわたせていないのです」
「いいのだ。あれは、渡すときが必ず来る。」
「これは・・・・」
「シールにも説明したが、大体察しはつくだろう」
「なんとなく・・・わかります。頭の中に響いていましたから」
「よろしい」
「あなたは死んだのですか・・・?」
「いや・・・だが死ぬ。」
「だったら!クロノに本当の事を言ってあげてください。」
「ああ。これから言うつもりだ。しかし、やつはかなりの力を制御できないでいる。この空間にいるとなると、命が危ない。」
「クロノは・・・あまりにもひどい運命です」
「だがそれを乗り越え、ここから出るのだ。」
「あなたは!クロノが力を覚醒したと同時に死ぬ!」
「だがしかし、私が死ねばクロノに力が受け継がれるのも事実」
「そんな・・・そんなのあまりにひどすぎる・・・!」
「だからこそ・・・決着をつけるのだ・・・。」
クロスは一人になってしまった。



師匠・・・・師匠・・・・
「呼んだかね?」
「師匠!」
「なんだ、めそめそして」
「いや、ガーントという男が、師匠は死んだと・・・それで」
「カッとなって、こうなってしまった。と言うわけか。」
「はい・・・すいません。」
「謝ることはない。お前は師匠を1番に思ってくれた。立派じゃないか。」
「ありがとうございます。それより・・・。」
「それより、ここをどうするか。であろう。」
「はい。」
「お前の力が大きすぎて、自分の力を抑え切れていないのだ。まあ、まだ嵐の前の静けさでよかった。」
「しかし、自分は時の暴走を発動させるような力は無いはずです。」
「いや、ある。しかし、それを克服してからこそ、ここからでれるのだ。」
「その出る方法というのは・・・?」
「元々、時の暴走というのは自分を、時の空間に閉じこめ、己を磨く、ということからできあがった。そしてその試練を越えたものこそ、出れるのだ」
「じゃあ、自分の試練というのは・・・。」
「お前は、時の神ということを認識するのだ。」
一時、沈黙が続く。
「自分は・・・時の神・・・・」
「そうだ。もう今ではお前だ。」
「それは認める・・・・」
「そう。そして、黒い城を潰す。それがお前の役目だ。」
「しかし!師匠!自分が神となったら、師匠は死んでしまう!」
「だから認めるのだ。」
「それでも・・・・!」
「認めなければ、このままお前と一緒に死ぬことになる。」
「・・・・・。それでもかまいません。」
「お前さんは、仲間を裏切る気か。」
「・・・・・・。」
「弟子は師匠の役に立つものだ。」
「・・・・・・。」
「お前さんが決めるなら・・・もう良い。時は遅すぎた。」

セルゾは消えた。


第三四部「時の暴走・崩壊 前編」
時の崩壊・前の接続書 から次の物語へ・・・。


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