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yabu's news(オープン戦)

藪K斬りフォークに歓声
 アスレチックス・藪が4番から始まる八回から登板、わずか6球で三者凡退。九回は一死から内野安打されたが、そこから落差のあるカーブとフォークで連続三振。フォークの落差に、観客から歓声も上がった。「空気や寒さなどがいい方向に出た。狙って三振が取れました」と満足げ。(デイリースポーツ) - 4月3日11時18分更新

藪 リリーフで2回無失点
 アスレチックス・藪はベイブリッジ・シリーズと呼ばれるジャイアンツ戦の8回、同点の場面で登板。2回を1安打無失点に抑えた。速球は146キロをマーク。前回の対戦で本塁打を浴びたフェリスを詰まらせ、中飛に打ち取った。「まだ相手打者がだれだか分からないが、きょうはすべての球種が良かった。リリーフがいいね」と満足顔だった。(恩田和特別通信員)(スポーツニッポン) - 4月3日6時4分更新

野茂「先発5番手」決定=初戦は9日、アスレチックス戦-米大リーグ
 【タンパ(米フロリダ州)31日時事】米大リーグのデビルレイズは31日、野茂英雄投手の初登板が9日のアスレチックス戦(セントピーターズバーグ)に決まったと発表した。オープン戦は低調な内容だったが、大リーグに昇格し、先発ローテーションの5番手に指名された。中継ぎで開幕を迎えるアスレチックスの藪恵壹投手と投げ合う可能性もある。野茂はこれに先立ち、3日のマイナーリーグの試合で調整登板する。 (時事通信) - 4月1日12時1分更新

藪、1回を3安打2失点 マイナー相手に調整
 【ピオリア(米アリゾナ州)30日共同】米大リーグ、アスレチックスの藪恵壹投手が30日、アリゾナ州フェニックスで行われたマイナークラスの練習試合に登板、1回を3安打2失点だった。
 中継ぎ役が決まった藪は、レンジャーズの3Aを相手に先発。調整が目的のため1回だけ投げ、連続長短打と暴投などで2失点したが「フォークを多めに投げようと思っていた。だいぶ落ちがよくなってきた」と前向きにとらえていた。(共同通信) - 3月31日10時8分更新

藪は中継ぎ降格「ハッキリした。集中する」 ロングで結果出せば先発機会も
 アスレチックスの背番号「13」のポジションがついに決まった。29日朝、モッカ監督が藪を中継ぎで起用することを明言した。「彼(藪)よりもほかの選手の方が(先発として)いいピッチングをしていたから」と中継ぎ降格の理由を説明した。
 し烈な先発5番手争いの中で結果を出すことができなかった。4度の中継ぎ登板では結果を出したが、先発テストが始まると人が変わったように打ち込まれた。
 27日にはマイナー選手相手に3回2/3で8安打7失点の大炎上。「我々は候補を絞らなくてはいけない時期に来ている」とヤング投手コーチも藪の“脱落”をほのめかしていた。
 しかし先発の夢が完全に絶たれたわけではない。「このままシーズンが終わるか分からない。機会があれば先発するかも」と藪。ヤング投手コーチも「ロングリリーフで結果が出れば先発の機会もある」と話し、“中継ぎ”は一時的なポジションの可能性もある。
 本人に落胆の色はなく「僕は言われたことに従うだけ。(仕事が)ハッキリしたということで、そこに集中する気持ち」と中継ぎ決定を前向きに捉えていた。
 試合前には相手ロッカーにイチローを訪ね、「楽しんで下さいと言われました。対戦するイメージはまだできていないですね」と笑顔も見せた。
 「どっちに転んでも投げることに変わりはない。(開幕後は)一つ一つの投球がチームの勝敗に作用してくる。気持ちを込めて投げたい」。開幕までの登板予定はあと2回。心の準備も整ってきた。(スポーツ報知) - 3月31日8時1分更新

藪 中継ぎスタート決定
 アスレチックス・藪恵壹投手(36)が中継ぎとして開幕を迎えることが28日決定した。
 先発5番手争いに加わっていた藪は、2度の先発登板で計7回12失点と結果が残せなかった。首脳陣が話し合いを重ねた末、藪が先発陣から外された。
 モッカ監督は「まだ本人に話していないので公表できない」と語ったが、29日にも直接伝えるもようだ。救援陣もロースター枠争いが行われているが、関係者によると「藪は年俸が100万ドルということもあり、登録枠から外れることはないだろう」と、開幕メジャーは確実のもようだ。
 中継ぎ決定に伴い、当初予定されていた藪の次回登板が31日から30日に変更された。ブルワーズ戦に中継ぎとして1回程度を投げる見込みだ。(デイリースポーツ) - 3月30日11時3分更新

藪は中継ぎで起用 モッカ監督が明言
 【フェニックス(米アリゾナ州)29日共同】米大リーグ、アスレチックスの藪恵壹投手が、中継ぎ役として新しいシーズンを迎えることが29日までに決まった。モッカ監督が明らかにした。
 役割が明確になった藪は「自分としては従うだけ。先発か、中継ぎかがはっきりしたので、これからはそこに気持ちを集中させたい」と話した。
 開幕までに4月2日のジャイアンツ戦など2試合に登板する見込み。藪は21日のジャイアンツ戦で先発したが、3回で5失点と結果を残せなかった。(共同通信) - 3月30日10時17分更新

藪 先発ローテアウト!!
 米大リーグは26日(日本時間27日)、各地でオープン戦を行い、アスレチックスの藪恵壹投手(36)は、ジャイアンツのマイナー級との変則練習試合に投げ、打者21人に2本塁打を含む8安打される乱調だった。
 ローテ入りをかけた最終テスト登板で藪が4回を投げ2本塁打を含む8安打7失点と大崩れ。先発入りの可能性が風前の灯だ。相手はジャイアンツのマイナーという練習試合。格下の打線に一回から悪戦苦闘した。先頭打者に本塁打され、その後2二塁打、四球などでさらに3失点。二回は無失点に切り抜けたが三回にも2ランを浴びた。
 ローテ入りの“一次試験”だった前回の登板でも3回を5失点と崩れた。モッカ監督は「先頭打者に直球を待たれるカウントで直球を投げた。してはいけないミス」と言い「先発の座を勝ち取る投球をしなかった」と辛い採点だった。
 一方、同日のオープン戦で登板した先発候補サールースはほぼ完ぺきな投球を披露した。藪は「結果はあまり気にしていない」と語ったが、痛過ぎる結果。信頼を取り戻すのは容易ではない。(デイリースポーツ) - 3月28日11時17分更新

藪が8安打7失点…先発ローテ入りは厳しい状況に
 アスレチックスの藪恵壹投手(36)が、ジャイアンツとの練習試合に先発。マイナーリーグの選手相手に先頭打者本塁打を浴びるなど、3回2/3を投げて8安打7失点に終わった。「あーあ、という感じですね。結果はあまり気にしていないけど」。前回を含めた先発テストはいずれも炎上。ケン・モッカ監督(54)は先発ローテの5人目を据えたい意向だが、結果が出ないまま開幕が近づいている。(サンケイスポーツ) - 3月28日8時3分更新

藪 練習試合で炎上、中継ぎ降格へ
 アスレチックスの藪が2度目の先発テストでも炎上した。ピオリアで行われたジャイアンツのマイナー選手との練習試合でいきなり先頭打者に本塁打を浴びるなど、4回8安打6失点。「もっと相手打者の近めで球を動かすことが必要。フォークのコントロールもよくなかった」とうなだれた。前回21日の先発でも3回5失点。モッカ監督は「先発5番手への道を開けなかった」と事実上の中継ぎ降格を示唆した。(スポーツニッポン) - 3月28日6時3分更新

藪乱調、8安打浴びる マイナーとの変則練習試合
 【ピオリア(米アリゾナ州)26日共同】アスレチックスの藪恵壹投手は26日、アリゾナ州フェニックスでジャイアンツとの変則練習試合に先発した。日本でいうシート打撃に似た方式で、マイナー級と対戦。打者21人に2本塁打を含む8安打される乱調だった。(共同通信) - 3月27日11時1分更新

藪、先発ローテ争いで正念場=米紙[訂正差替]
 サンフランシスコ地元紙『サンフランシスコ・クロニクル』は24日(日本時間25日)、激しい先発ローテーション争いが続いているアスレチックス投手陣を取り上げ、先発5番手をめぐる競争は最終テストの段階に入ったと伝えた。
 同記事によると、先発4番手には若手のジョー・ブラントン投手が内定。先発5番手の候補に挙がっているのは、左腕のダン・マイヤー、藪恵壹、若手のカーク・サロス、セス・エサートンの4人であるという。
 アスレチックスは26日の試合に藪を先発させることを、すでに決定している。同記事はその結果次第で、藪が先発の座を勝ち取れるか決まるであろうとした。-Kotaro Okada-(スポーツナビ) - 3月26日10時36分更新

藪ローテ入りへ26日最終テスト
 アスレチックスでの開幕ローテ入りを目指す藪が、26日のエンゼルス戦で最後の先発テストに挑む。26日は藪も含めて3人の先発候補が登板する予定で、モッカ監督は「重要な判断を下す日になる」と話した。21日のジャイアンツ戦で5安打5失点と大崩れした藪はこの日、「疲れがたまるころ。打たれたし」と語ったが、表情に暗さはなかった。(デイリースポーツ) - 3月24日10時50分更新

イチロー13試合連続 藪5失点、松井秀は二塁打
 【トゥーソン(米アリゾナ州)21日共同】米大リーグは21日、各地でオープン戦を行い、 アスレチックスの藪恵壹投手はスコッツデールでのジャイアンツ戦にオープン戦初先発したが、3回を投げて本塁打を含む5安打を浴びて5点を失った。(共同通信) - 3月22日13時20分更新

<大リーグ>藪、5安打5失点 中村紀は無安打
 アスレチックスの藪恵壹が21日、ジャイアンツとのオープン戦で初先発し、本塁打を浴びるなど3回5安打5失点に終わった。チームは4―9で敗れた。ドジャースの中村紀洋はレッドソックス戦の七回から三塁手で途中出場。1打数無安打だったが、七回一死一、三塁からの一ゴロで2試合ぶりとなる打点を記録した。(毎日新聞) - 3月22日11時8分更新

ヤンキース松井秀、2安打1打点=カージナルス田口は連続安打止まる-米大リーグ
 【タンパ(米フロリダ州)21日時事】米大リーグのオープン戦は21日、各地で行われ、 アリゾナ州ではアスレチックスの藪恵壹投手がジャイアンツ戦に先発したが、3回を5安打5失点と打たれ、オープン戦2敗目。 (時事通信) - 3月22日12時0分更新

藪、ローテ入りが濃厚に
 アスレチックス・藪恵壹投手(36)の先発ローテーション入りが見えてきた。先発枠争いではダークホース的存在だったが、ローテ候補のマイヤーが安定せずマイナー落ちが濃厚な状況。登板ごとに評価を上げている藪が立場を逆転させた。
 21日はジャイアンツとA、B2チームに分かれての2試合が行われる。藪は主力組のAで先発、もう一人の先発候補エサートンが控え組のBに先発する。Aの先発に選ばれたことは期待の大きさを示すものだ。
 ヤング投手コーチは「70球がめど。できれば5回までいって欲しい」と言い、モッカ監督は「21日は先発5番手を決める上で非常に重要な日だ」と語った。
 藪はこの日、ブルペンで30球の調整。長いイニングに備え、あらゆる球を投げ、阪神時代にほとんど使わなかったチェンジアップも試投した。
 「(調整は)計算通り。肩もしっくりしてきました」と余裕の表情を見せた。今季の立場を左右する大事な先発に「途中からの方がいいよ」とはぐらかしたが意欲は十分だ。(デイリースポーツ) - 3月21日11時30分更新

きらり藪!最長3回自責点0…カ軍マダックスが刺激に
 【フェニックス(米アリゾナ州)17日(日本時間18日)】アスレチックスの藪恵壹投手(36)が、カブス戦でオープン戦4度目の登板。六回からマウンドにあがり、これまでで最長の3回を投げ、失策絡みで1点(自責点0)を献上したが、2安打に抑える好投。開幕への階段を確実に上がっている。
 マウンドに立つ度に、首脳陣に新たな発見を与える。ホワイトソックス戦(12日)の初セーブに続き、藪がロングリリーバーとしての能力の高さをアピールした。
 「このあいだ2イニング投げたときに、次は3イニングといわれていたので…。問題なかったです」
 六回、七回はいずれも先頭打者に安打を許した。3回をピシャリという形ではなかったが、光ったのが、走者を背負ったときの内容だ。
 六回は2人目の打者を投ゴロ併殺。七回は併殺崩れの後、三塁手のエラーなどが絡んで1点を失ったが、後続をいずれもボテボテの内野ゴロに仕留めた。
 「ランナーを置いてからはストレートだけでなく、変化球でもストライクをとれた。ゴロを打たせようという意識は強く持っていたし、(球を)低く投げることだけを注意して投げた」
 刺激になったのはカブスの先発、グレグ・マダックス投手(38)だった。間近でみたメジャー300勝右腕。「捕手の(球を)捕る位置がすごく低い。見習うべきところだと思う」。精密機械のように低めにボールを集める制球力が、ナマの“参考書”となった。
 藪に3回を任せたことについてカート・ヤング投手コーチ(44)は、「ロングリリーフという状況もみておきたかった。先発でもいけるという準備をしておく目的もあるが…」。昨季17勝のマルダー、同12勝のハドソンを放出し、先発陣のコマ不足も想定されるだけに、当面は両にらみの状況。“万能投手”藪の評価は急上昇だ。(サンケイスポーツ) - 3月19日13時0分更新

藪 ベリーGOOD!
 大リーグのオープン戦が17日(日本時間18日)、各地で行われ、アスレチックスの藪恵壹投手(36)はカブス戦の六回から登板、これまでで最長の3回を投げ、2安打1失点だった。失策絡みで自責点は0だった。フロリダ州は、雨のため中止が相次いだ。ナイターで予定されていたヤンキース―タイガース戦も中止となり、松井秀喜外野手(30)は打ち込みを行った。
 剛速球もなければ、切り札と言える変化球もない。しかし、多彩な球種とそこそこの制球力、球威がある。さすが藪だ。4度目の登板となったカブス戦で、首脳陣から二重丸をもらった。
 ヤング投手コーチは絶賛した。「あの投球なら先発、救援どちらでもいける」。2番手として六回から登板。審判の厳しい判定でボールが先行したが、無死一塁を投ゴロ併殺で切り抜けた。
 味方の失策が絡んだ七回の一死一、三塁。ここは最少失点で乗り切り、八回は3者凡退。最後の打者を3球三振に仕留めてみせた。
 3回を32球、2安打、自責点0。モッカ監督は「尻上がりに良くなり、最後の回は見事だった。今後4回、5回と投げてどうなるか楽しみだ」と目を細めた。ネット裏では阪神のオマリー・スカウトが観戦。「よかった。守備もうまいね」と元同僚の“好投”を喜んでいた。
 藪も投球内容に満足そうだ。「ピンチになってもゴロさえ打たせれば何とかなる。直球だけでなく変化球でもストライクがとれた」と語り、メジャーでの成功のコツを着々とつかんでいる様子だった。
 ヤング・コーチは、先発5番手枠決定を開幕直前まで持ち越す方針。「5番手として彼が必要になったときのために5、6回を投げられる状態にもっていく」と言う。他の先発候補が好投を続けており、藪の立場は微妙だが、少なくとも中継ぎの地位は確保した。(デイリースポーツ) - 3月19日10時58分更新

薮二刀流だ、先発も救援もいける
<オープン戦:カブス6-4アスレチックス>◇17日◇アリゾナ州フェニックス
 【フェニックス=四竈衛】アスレチックス藪恵壹投手(36)がカブス戦に2番手で登板し、3回を2安打、失策絡みの1失点(自責点0)と好投した。オープン戦4試合目で最長イニングを投げ、先発・救援の「両刀」が可能なところを披露。次回登板では4イニング以上が予定され、先発ローテ入りのテストも行われる。
 プロ12年目の「新人」は、マウンド上でも終始落ち着き払っていた。味方内野陣の拙守で走者を背負っても、藪は表情ひとつ変えなかった。「ピンチになってもゴロさえ打たせればいいですから」。投手としては当たり前のことでも、その当たり前が実は難しい。その難しいことを、藪は淡々とやってのけた。
 まずは、登板直後の6回表。ボテボテのゴロが二塁手ジンターの軽率なプレーで内野安打となった。だが、続くバレットを投ゴロ併殺に取ってピンチを脱出した。さらに、7回表無死一塁からも、狙い通りに遊ゴロを打たせた。だが、併殺が取れず、さらに続く三ゴロを今度はスミスが二塁へ悪送球。結果的に1点を許したものの、それでもさらに三ゴロを打たせた。「走者を置いてからの投球がまあまあでしたから」。何よりも自分の意図する投球ができたことが、最大の収穫だった。
 今オープン戦最長の3回、42球。ア軍首脳の期待通り、救援だけでなく、先発もこなせる資質を実証した。モッカ監督も「走者を出してもゴロを打たせていたし、最後の回(3者凡退)は素晴らしかったね」と高評価。起用法こそ口にしなかったが「彼はBゲーム(練習試合)よりAゲームの方がいい。次回は4イニングか5イニングに伸ばす。そこで彼がどういう投球をするか楽しみだ」と、今後は他球団の主力相手に登板させる意向を明かした。
 投球以外でも、内野手の動きを見て二塁へけん制するなど、準備も着々。「自分の練習をさせてもらいました」。開幕まで残り2週間。藪の足取りが、日増しに確かになってきた。(日刊スポーツ) - 3月19日9時56分更新

藪3回自責0先発前進
 【フェニックス(米アリゾナ州)17日=関謙次】アスレチックスの藪恵壹投手(36)がカブス戦に登板。3イニングを1失点(自責点0)で先発5番手に望みをつないだ。
 ささいなことでは動じない。7回、安打と味方の失策で招いた1死一、三塁。藪はピンチにもかかわらず、「相手が動いてくる気配があったので、ストライクを外していった」と、徹底的に低めの際どいコースにボールを集め、代打・ケルトンのペースを乱した。結果的に三塁への緩いゴロで失点を許したが、36歳のずぶとさを見せつけた。
 オープン戦最長となる3イニングを2安打自責点0。2回無失点だった12日のWソックス戦に続いて結果を示したオールド・ルーキーに対し、首脳陣は起用法を決めきれていない。ヤング投手コーチは「長いイニングを投げさせたのはスターターの可能性があるからだ」と、先発候補から外していないことを明言。モッカ監督は「4、5回を投げさせたら面白そうだ」と、先発テストの可能性までほのめかした。
 藪が先発に食い込む場合、ローテの5番手が予想される。この日初めて3イニングを投げたことについて、藪は「(過去3度の登板が)ずっと2回だったから、ひとつ伸ばしただけ」と受け流し、自身の希望は胸に秘めた。いずれにせよ、今後の登板イニングとその結果が、YABUの「職場」を決めることになる。(スポーツ報知) - 3月19日8時1分更新

藪自責0「8回のYABU」誕生か
 夢が近づいた。アスレチックスの藪恵壹投手(36)が17日、カブスとのオープン戦に6回から2番手で登板。これまでの最長となる3イニングを、失策絡みの1失点(自責0)に抑えた。中継ぎが手薄なチーム事情もあり、開幕からはセットアッパーを務めることが確実。36歳で海を渡ったオールドルーキーが、新天地で輝きを増している。(フェニックス・鎮 勝也)
 3イニングのうち、2度の先頭打者を出す苦しいマウンド。それでも百戦錬磨のベテランは動じなかった。3回を2安打1失点。要所を締め、失策絡みの最少失点に抑えた。仕事を終えた藪は「シーズンだったら問題ない」と自責0の投球内容に白い歯をこぼした。
 ゾーンの判定に苦しんだ。しかし「ストライクを先行させれば、相手ペースにはまる」と、カウントを悪くしても冷静だった。勝負どころでも、きっちりと低めに制球。失点を喫した7回は、三塁手の悪送球で1死一、三塁のピンチを招いたが、1失点で切り抜けた。
 ここまで5度の登板は、すべて中継ぎ。先発5人枠がほぼ内定し、この試合でも中継ぎとして安定した投球を披露した藪は、開幕からセットアッパーを務めることが確実だ。ヤング投手コーチは「まだ決まってない」としたが、昨季、中継ぎで58試合に登板したブラッドフォードが腰の手術明けで、リリーフ陣の強化に藪の力は必要だ。
 藪は2月のキャンプ中に「(8回を任される)そこ(セットアッパー)をやってみたい気持ちはある」と話している。この日、視察に訪れた阪神のオマリー駐米スカウトも元同僚である藪の起用法について「ブラッドリーの代わりに中継ぎになるだろう」と予想した。
 「ボールが先行したのも、予測できる範囲」と納得の表情を浮かべた藪。常に冷静沈着な“新人右腕”が「8回のYABU」として全米デビューする日は近い。(スポーツニッポン) - 3月19日6時3分更新

藪、先発入りに前進か!?=公式HP
米大リーグ公式ホームページ(HP)は17日(日本時間18日)、同日のカブス戦に登板したアスレチックスの藪恵壹投手を取り上げ、安定感のある、非常に面白い存在であると評価した。
 この日の藪は6回から登板し、これまでで最長の3回を投げ、2安打1失点。同HPは、1失点を許しはしたが、守備に足を引っ張られた失策がらみの失点で、内容的には良かったとしている。
 さらに同HPは、ケン・モッカ監督の「回を追うごとに良くなっていった。最後のイニングは特に圧巻だった」とのコメントを紹介し、監督の期待が大きいことを示した。-Kotaro Okada-(スポーツナビ) - 3月18日14時28分更新

アスレチックスの藪、3回1失点-米大リーグ
 【ニューヨーク17日時事】米大リーグ、アスレチックスの藪恵壹投手は17日、アリゾナ州フェニックスで行われたカブスとのオープン戦に2番手で登板し、3回を2安打1点に抑えた。パドレスの大塚晶則投手はピオリアで行われたロッキーズ戦に4番手で登板し、1回を2安打無失点、1三振に抑えた。(時事通信) - 3月18日11時31分更新

藪が3回を1失点
 【フェニックス(米アリゾナ州)17日共同】米大リーグのオープン戦は17日、各地で行われ、アスレチックスの藪恵壹投手は当地でカブス戦の6回から登板、これまでで最長の3回を投げ、2安打1失点だった。失策絡みで自責点は0。(共同通信) - 3月18日9時7分更新

藪が日米を通じて生涯初めてのセーブ!2回1安打無失点
 【フェニックス(米アリゾナ州)12日(日本時間13日)】アスレチックスの藪恵壹投手(36)はホワイトソックス戦で3度目の登板。1点リードの八回から2回を投げ1安打無失点、初セーブを記録した。
 36歳のルーキーが若々しく躍動した。
 1点リードの八回から登板した藪。「選手もほとんどが入れ代わっていたので、意識はしなかった」と振り返るように相手はほとんどがマイナーの選手。しかし、凡打させるたびに、スタンドから大歓声が起こった。
 八回は10球で難なく三者凡退。九回も先頭から2人を右飛に仕留め、左の1番・オーエンスには右前に運ばれたが、最後の打者は二ゴロに仕留めた。打者7人に計27球。無失点でメジャーではもちろん、日米を通じて生涯初めてというセーブをマークした。
 過去2度は、中継ぎでいずれも2回2失点。カート・ヤング投手コーチも「だんだん良くなっている。彼は自分の持っている球のことをよく理解している」と満足げ。
 先発陣はジトー、ハーデンの両エースを筆頭に4人まではほぼ確定。残りの状況しだいでは藪が5、6番手に加わる可能性もある。「結果は気にしてない」という藪だが表情はひと安心。3度目の登板で、オールドルーキーは実力の片鱗を見せつけた。(サンケイスポーツ) - 3月14日12時34分更新

藪 やったメジャー初セーブ
 最後の打者を打ち取ったアスレチックス・藪は、マウンドに集まる仲間たちと初めてのハイタッチを交わした。オープン戦最高の投球に、充実の表情が浮かんだ。
 5番手として八回から登板。試合終盤からという慣れない状況だったが、落ち着いていた。八回は打者3人、10球で料理。九回は二死から右前打されたが、最後の打者を二ゴロに打ち取った。2回を27球と安定した投球で、メジャー“初セーブ”もついた。
 「思い切って腕を振ってコントロールできた」と直球の感触に納得顔。さらに「フォークの落ちもよかったですし、カーブでもカウントが取れた」とすべてがイメージ通りだった。
 直球が走るようになったのは、「下半身の疲労が取れ、足が動くようになって指先に力が伝わるようになった」ため。モッカ監督は「素晴らしい投球だった。制球も球の切れもよかった」と絶賛し、ヤング投手コーチは「これから3、4、5回と投球回を増やし、さらに長く投げられるようになることを願う」と語った。
 この好投で藪の先発入りの可能性も再浮上だ。(デイリースポーツ) - 3月14日11時15分更新

藪初セーブ 2回1安打無失点 モッカ監督評価
 アスレチックスの藪恵壹投手(36)は、Wソックス戦で8回からの2イニングを1安打無失点に抑えて初セーブを挙げた。
 マウンドでの落ち着きがベテランの余裕を感じさせた。1点リードの8回からマウンドに上がった藪は、2イニングを1安打無失点に抑え、オープン戦初セーブを手にした。
 下半身の疲労が取れたことで、軸足の右足を突っ張ったまま上半身を前傾させる新投法の成果が表れてきた。「体幹から指先までボールに(力が)伝わるようになってきた」と直球に確かな手ごたえを口にした。モッカ監督も「フォークの落ちも良かったしカーブでカウントもとれた。カウントによる打者の狙いとかがだいぶ分かってきた」と相手打者を翻ろうした右腕を褒めていた。
 初セーブについては「最初から決まっていたイニングを投げただけ。シーズン中なら(気持ちも)違ってくると思うけど」と軽く受け流した背番号13。「藪のイニング数を増やす? もちろん。3、4、5、もっと増やすかもしれない」とヤング投手コーチが話すように、首脳陣の頭には「先発」の2文字がある。
 指揮官は先発陣の基本型をジート、ハーデン、ヘーレンとマイナー投手2人としているが、4番手以降は流動的だ。「取りあえず先発の人が6人、しっかり投げているんで」状況が変わる可能性があることも、藪の意識にある。次々と新人投手を育ててメジャー屈指の先発陣を作ってきたアスレチックス。05年はルーキーの「YABU」がその一角を担うかもしれない。
◆井口対決お預け
 予定では4回から登板するはずの藪だったが、当日の朝に8回からに変更。実現しなかった井口との対戦については「僕と対戦するよりリッチー(ハーデン)とか、今まで見たこともない球を放る投手と対戦した方が勉強になると思う」と話しながら、「きょうは三振はしたけれど、悪い内容じゃなかった」とア・リーグ新人王のライバルを観察していた。
◆4の0初失策 井口
 Wソックスの井口資仁内野手(30)は12日、アスレチックス戦に「2番・二塁」で先発出場したが、4打数無安打で2試合連続のノーヒット。期待された藪との対戦は実現せず、3回には初失策も記録するなど精彩を欠いた。
 体がイメージ通りに動かなかった。第3打席は5回無死満塁の好機に空振り三振。「思ったより自分のスイングができてない」と13日に打ち込んで調整するつもりだ。守備では、3回に硬めの土で大きくはねたゴロをグラブからこぼしてしまったが「エラー? つきものだから気にしていない」と淡々としていた。(スポーツ報知) - 3月14日8時1分更新

藪 初セーブでリリーフ当確
今度は初セーブだ。アスレチックスの藪恵壹投手(36)が12日、フェニックスで行われたホワイトソックス戦でオープン戦3度目の登板。8回からの2イニングを1安打無失点に抑え、8日のカブス戦の初勝利に続き、初セーブをマークした。
 最後に選択したのは直球だった。9回2死、バルデスを二ゴロに打ち取り、ゲームセット。「真っすぐがしっくりきた。思い切って腕が振れて、コントロールできた」。過去2度の登板は、いずれも2失点。本来の制球力が戻り、初セーブにつなげた。
 試合後、モッカ監督は先発ローテーションの5人を発表。藪の名前はなかったが、昨季68試合に登板した中継ぎのブラッドフォードが故障中のため、藪の責任は重い。まずはリリーフとして、チームの勝利に貢献する(フェニックス・奥田秀樹通信員)
 ≪井口は初エラー≫ホワイトソックス・井口がアスレチックスとのオープン戦(フェニックス)に2番・二塁で先発出場も、攻守に精彩を欠いた。打席では2三振を含む4打数無安打。守備でも3回に二塁ベース寄りの強いゴロを逆シングルではじき、初失策を記録した。井口は「野球にエラーはつきもの。次にしないようにやるだけ」と前を向いたが「フィールドが硬い」と不満も。期待された藪との日本人の新人対決も実現せず、試合後の表情もさえなかった。(スポーツニッポン) - 3月14日6時3分更新

藪 日本人対決も「意識しない」
 大リーグ、アスレチックスの藪が12日のホワイトソックス戦に最高の状態で臨む。2番手として登板予定で、井口との対戦も濃厚だが「意識はしない」という。それよりも難敵はここ数日気温が急上昇している砂漠の暑さと乾燥で「水をいっぱい飲まないと。乾燥対策?鼻の脂」と話していた。(デイリースポーツ) - 3月13日11時30分更新

藪も好投、初セーブ-米大リーグ
【ニューヨーク12日時事】米大リーグ、 アスレチックスの藪恵壹投手はフェニックスで行われたホワイトソックス戦に8回から登板し、2回を1安打無失点に抑えた。オープン戦初セーブ。ホワイトソックスの井口資仁内野手も2番二塁で先発出場したが、4打数無安打に終わった。 (時事通信) - 3月13日12時31分更新

藪が初セーブ、井口無安打 大リーグオープン戦
【フェニックス(米アリゾナ州)12日】アスレチックスは12日、当地でホワイトソックスとオープン戦を行い、藪恵壹投手は、7-6の8回から登板し、2回を1安打無得点に抑え、初セーブを記録した。藪は制球がよく、許した走者は1人だけだった。
 ホワイトソックスの井口資仁内野手は「2番・二塁」で先発し、4打数無安打だった。初失策も記録した。打席の内容は空振り三振、中飛、空振り三振、三ゴロ。アスレチックスが7-6で勝った。(共同通信) - 3月13日10時32分更新

アスレチックスに“藪ブーム”
 米大リーグ、アスレチックスの藪恵壹投手(36)が、チーム内でちょっとしたブームを巻き起こしている。
 藪をサポートするため、元阪神・谷トレーナーがチームに帯同している。藪がマッサージを受けているところを見た他の選手が、「僕もやって欲しい」と依頼。評判は口コミでチームに広まり、マッサージの依頼が殺到している。
 一方、練習中のグラウンドでは、しきりに「ヤブーッ!」のかけ声が飛び交う。米国人にとっては藪の名が言いやすく語感もいいのか、みんなが「ヤブーッ!」と言いながら練習。ア軍は今まさに“藪ブーム”だ。
 2度目の登板から一夜明けた9日(日本時間10日)、藪は通常の練習をこなし「疲れはない」と軽快な動きを見せた。次回登板は12日のホワイトソックス戦と発表された。(デイリースポーツ) - 3月11日11時16分更新

アスレチックスの藪、2失点で勝ち投手=米大リーグ
 【ニューヨーク8日時事】米大リーグ、アスレチックスの藪投手は8日、米アリゾナ州メサで行われたカブスとのオープン戦に6回から登板し、2回で2安打2失点の内容だった。2四球を与えたが、2三振を奪った。味方が7回に逆転したため、勝ち投手になった。2試合で1勝1敗。(時事通信) - 3月9日13時2分更新

<大リーグ>藪は2失点
 米大リーグは8日、各地でオープン戦がありアスレチックスの藪恵壹投手はカブス戦で2回を投げ、2安打2失点に終わった。(毎日新聞) - 3月9日10時30分更新

藪は2回で2失点 大リーグオープン戦
 【メサ(米アリゾナ州)8日共同】アスレチックスは8日、当地でカブスとオープン戦を行い、藪恵壹投手は2回を投げ2安打2失点だった。3番手で6回から登板。二塁打と四球、暴投でピンチを招き、2点適時打された。奪三振は2個。アスレチックスは6-4で勝った。(共同通信) - 3月9日8時53分更新

藪 打たれて収穫アリ
 米大リーグ、アスレチックスの藪恵壹投手(36)は4日(日本時間5日)、ブルワーズとのオープン戦に2番手で三回から登板し、2回を3安打2失点で負け投手。オープン戦初登板はホロ苦となったが、収穫も口にした。ヤンキース・松井秀喜外野手(30)はパイレーツとのオープン戦に4番で出場し、2打数1安打。ホワイトソックスの井口資仁内野手(30)はオープン戦初安打を含む2安打。デビルレイズの野茂英雄投手(36)は、レッズ戦に先発したが、2回を4安打2失点で敗戦投手となった。
 うろたえたところは、少しもない。焦りもない。「(初回を)あまりにも無難にいったので、『アレッ』って。何かあった方がいいかなと思ってたら、ちょっとあり過ぎだよね」。少し含み笑いを浮かべながら、藪はメジャーでのオープン戦初登板、初黒星を振り返った。
 登板した三回は、わずか12球で、3者凡退に抑えた。しかし、次の四回につかまった。一死から四球を出した後、左前、左前、中前と3連打されて2点を失った。
 ただ、そこには藪流の意図が隠されていた。「打者有利のカウントで何を投げるか。ほかの球でも簡単にストライクを取れると思うが、そこで相手が待っている球を投げる必要があった」。不利なカウントでも、あえてストライクゾーンへの直球で感触を探った。
 変化球の制球はもうひとつだったが、直球は最速146キロ。相手のバットを折る場面もあった。内角のストライクゾーンが想像以上に広かったこと、どの程度低めに投げれば長打を防げるかということなど、「いろんなことが試合の中でつかめた」と収穫も多かった。モッカ監督も「変化球が悪かったのは本人もわかっているだろうし」と不安はない様子だった。
 前夜、タイ料理店にカレーを食べに行き、道に迷ってなかなか帰りつけなかった。マウンドから近い観客席も、網がないスタンドも、試合では初めての経験。プレーボール前、国歌が流れたときは戸惑いながら、見よう見まねで帽子を胸に置いた。「最初は緊張した」と本音を漏らした。
 しかし、野球に関しては地に足が着いている。8日予定の次回登板では、さらなる前進を見せるはずだ。(デイリースポーツ) - 3月6日11時17分更新

藪反省、変化球の制球いまいち
<オープン戦:ブルワーズ12-8アスレチックス>◇4日◇アリゾナ州フェニックス
 アスレチックスの藪恵壹投手(36)が、オープン戦デビューとなるブルワーズ戦に登板し、2回を投げ3安打1四球の2失点で負け投手となった。
 5-7の3回表、予定通り登板し、左飛、遊ゴロ、中飛の12球で3者凡退に仕留めた。しかし、4回は1死から四球を与えた後、3連打され2失点。この回は35球を要した。
 ヤング投手コーチは「次回は変化球の指先の感覚をつかむこと」と話した。黒星発進となった藪自身も「変化球のコントロールが悪かった」と反省した。2度の打撃練習登板から模索してきたストライクゾーンについては「外に広く内に狭いイメージは違っていた。内側もしっかり取ってくれた」と収穫を口にした。藪の生命線「ボール球をどう打たせるか」を見据え、中3日の予定で再びマウンドに上がる。(フェニックス=木崎英夫通信員)(日刊スポーツ) - 3月6日9時58分更新

藪2回2失点“初黒星” 前向き「いろいろつかめた」
 アスレチックスの藪恵壹投手(36)はブルワーズ戦で初登板したが、敗戦投手となった。
手痛いしっぺ返しを食らった。2番手で初登板した藪は3回、6番打者からの下位打線を3者凡退に打ち取ると、「(4回も)9、1、2番で終わったら嫌だな」と、中軸との対戦を望んだ。図らずも4回1死から1番・クラークに四球。その後は元阪神のフィルダー氏の長男・プリンスに右前適時打されるなど、3連打を浴びて2点を失った。2イニングで3安打2失点で“メジャー初黒星”を喫したが、本人は「いろいろなことがつかめた」と前向きだった。
 「変化球のコントロールの問題が出た。本人も満足していないだろう」とモッカ監督が言ったように、制球難が乱調の原因だ。だが、同時に「思ってたよりもインコースを(ストライクと)取ってくれた」と、メジャーのゾーンの広さを経験するけがの功名にもなった。
 6アウトを取るのに47球を要したホロ苦いデビュー。だが、藪自身は「直球を低めに集めるのは日本と同じ。今後はいかにボール球を打たせるかが課題」と次のステップを口にした。次回登板は8日の予定。しばらくは模索の日々が続きそうだ。(スポーツ報知) - 3月6日8時1分更新

藪は2回2失点 洗礼の初黒星
 打たれても収穫ありだ。アスレチックスの藪恵壹投手(36)が4日、フェニックスで行われたブルワーズとのオープン戦に初登板。3回に2番手として登板し、2回2失点で敗戦投手となった。それでも、5種類の変化球の試投や、ストライクゾーンの確認を行うなど収穫は十分。次回は8日のカブス戦で3回を投げる予定だ。
 36歳の“新人”のデビューマウンドは、いきなり黒星がついた。2回を投げて3安打2失点。それでも藪は、うつむくことはなかった。
 「1回(イニング)目は無難にいって、2回目に打たれたが、いろいろなことがつかめた」
 カーブ、フォーク、シュート、カットボール、チェンジアップの5種類を試し、メジャーのストライクゾーンの確認もできた。「(球審が)内もしっかり(ストライクを)とってくれることが分かった」。右打者の内角を突くシュートが生命線の右腕にとって、ゾーンの確認は最優先の課題だった。
 収穫を口にした藪だが、メジャーの“オーラ”に圧倒される場面も。ブ軍3番は、89年に阪神に在籍したセシル・フィルダーの息子プリンス。02年ドラフト1巡目指名の20歳の有望株は、1打席目に本塁打を放っていた。初対戦は4回。フルカウントから右前適時打を許した。百戦錬磨のベテランも「オヤジよりでかく感じた」と118キロの迫力に脱帽した。
 計47球。失点こそしたが、首脳陣の評価は変わらない。ヤング投手コーチは「彼は初めての登板。心配してない」と中継ぎだけでなく、ローテーション入りの可能性もある右腕に信頼を寄せた。
 次回登板は8日のカブス戦が濃厚。「今はすごく楽しい。その代わり、厳しさも100倍だけどね」。褐色に日焼けしたオールドルーキーが、米国での第一歩をしるした。(スポーツニッポン) - 3月6日6時2分更新

<藪恵壹>2回2失点、ほろ苦デビューも収穫
 米大リーグ、アスレチックスの藪恵壹投手が4日、ブルワーズを相手にオープン戦初登板したが、2回を3安打2失点で負け投手になった。結果だけを見ればほろ苦いデビューか。しかし、藪の落ち着いた口調から焦りはまったく感じられない。「無難に終わるよりも、と思ったら、ちょっといろいろあり過ぎたね」。(毎日新聞) - 3月5日18時19分更新

藪の初登板を好意的に評価=公式HP
米大リーグ公式ホームページ(HP)は4日(日本時間5日)、アスレチックスvsブルワーズのオープン戦に2番手で登板し、負け投手になった藪恵壹投手について、内容的に悪くなかった、と前向きな評価を下した。
 オープン戦初登板となった藪は、最初の1イニング目こそ3者凡退に抑えたが、次の回に四球を出した後、3連打されて2失点。しかし同記事は、すべてがゴロで野手の間を抜ける打球で、鋭い当たりはなかった、とその内容を評価。さらに、登板後の記者からのインタビューで、藪が「どういうカウントで、どういう球に打者が手を出してくるのかとか、いろいろつかめてよかった」と米メディアに対して堂々とした態度で自身の登板を振り返っていたことから、「精神的にもたくましく感じた」と、ローテ入りを目指す新人のオープン戦デビューを好意的を伝えた。-Kotaro Okada-(スポーツナビ) - 3月5日14時3分更新

藪、納得のメジャー洗礼…初登板、2回2失点
 【フェニックス(米アリゾナ州)4日=米沢秀明】アスレチックスの藪恵壹投手がブルワーズ戦でメジャーのオープンに初登板した。2イニング目に3連打を浴びて2失点、負け投手となったが、「いろんなことが試合の中でつかめた」と納得のデビューとなった。
 先発ローテーション投手不足に悩むアスレチックスは4、5番目の先発をこのオープン戦で決めたい意向だが、3日には先発候補の若手右腕ブラントンがシカゴ戦で決勝の2点本塁打を許して敗戦投手に。4日に先発した左腕メイヤーも先発候補だが、2回で2本塁打と2二塁打を含む6安打を浴びていきなり7点を献上するありさまで、ケン・モッカ監督も頭を痛めていた。中継ぎ定着を希望している藪の先発ローテーション入りの可能性は低くない。
 試合は初回から乱打戦に。藪は5-7で2点を追う三回から登板した。試合前から打ち合わせをしていたメルヒュース捕手が足の故障を訴え、交代したブラウン捕手と投球直前に緊急打ち合わせを行っての波乱の幕開け。あまりにメイヤーが打たれるので、ブルペンでも早めの投球練習を余儀なくさせられた。
 1イニング目はブルワーズの下位打線に素晴らしい投球をみせ、6番マグラダーは外角低めに91マイルの速球で左飛に打ち取り、7番ハート、8番ホールも速球で詰まらせて遊ゴロ、中飛で三者凡退。小躍りしてマウンドを降りる姿が印象的だった。
 「あまりにすんなりいきすぎて、ちょっと何かあった方がいいと思っていたら、次の回はいろいろありすぎたかな」と降板後に話した四回。二ゴロで一死をとった後、1番クラークに四球を出し、2番スパイビー、3番元阪神のセシル・フィルダーの息子のプリンス・フィルダー、主砲の4番リーに、左前、右前、左前の連打を浴びて2失点。後続を断ったが、2回47球で被安打3、四球1、失点自責点2。
 モッカ監督も「(藪は)初回の速球はよかったが、コントロールがまだ定まっていない」とやや不安そうだったが、藪は「いろんな球を試した。ストライクゾーンは思ったより内角もとってくれた。外角は広い。打たれたのも長打にはならない球。ボールになる球にも手を出してきた。自分のスタイル通り、ボールを低めに集めて、いかにボールを打たすかというのは日本と変わりない」と納得の表情で話した。次は8日に登板する予定。(夕刊フジ) - 3月5日13時2分更新

デビューの藪、2回を2失点-米大リーグ・キャンプ
【フェニックス(米アリゾナ州)4日時事】米大リーグ、アスレチックスの藪恵壹投手が4日、当地で行われたブルワーズとのオープン戦で初登板し、2回を投げて3安打2失点1四球と打ち込まれた。
 3回、2番手として登場した藪はこの回は三者凡退に打ち取ったが、4回に相手上位打線につかまり、3連打されて2点を失った。アスレチックスは8-12で敗れた。(時事通信) - 3月5日10時30分更新

藪、2失点で敗戦投手 大リーグオープン戦
 【フェニックス(米アリゾナ州)4日共同】アスレチックスは4日、当地でブルワーズとオープン戦を行い、藪恵壹投手は2番手で3回から登板し、2回を3安打2失点で、負け投手になった。3回は三者凡退だったが、7─7の4回は四球を出した後、3連打された。アスレチックスは8─12で敗れた。(共同通信) - 3月5日10時7分更新

藪は敗戦投手 
 【サラソタ(米フロリダ州)4日共同】米大リーグは4日、各地でオープン戦が行われ、初登板のアスレチックスの藪恵壹投手は負け投手になった。
 ブルワーズ戦に3回から2番手で投げた藪も、2回3安打2失点のほろ苦いデビューとなった。(共同通信) - 3月5日10時0分更新

藪 ブルワーズ戦でデビュー
 アスレチックスの藪が4日のブルワーズ戦(フェニックス)でデビューする。2番手として2イニングを投げる予定で、3日はダッシュやノックなど軽めの調整で切り上げた。首脳陣はオープン戦で先発と中継ぎの両方をテストする予定。藪は「体調は普通。緊張はないし、普通に投げるよ」とベテランらしく余裕の笑顔を浮かべていた。(スポーツニッポン) - 3月5日6時2分更新


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