タンポポ

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トラママ使用説明書2007



注)これはトラママがお世話になるヘルパーさんたちにお渡しする手引書?の下書きです。

「お玄関にて」

靴やスリッパを履くときは、10センチほど間隔をあけて配置してください。

特に今は左手を方からつっているので(骨折のため)足元が見えにくいらしく、片方しか視野に入らない時があって、
片方だけ履いて靴を履く作業を完了したかのように歩き出すことがあります。

スリッパと靴を履き替えるような場合は、一つづつ作業を示唆してください。

「スリッパに履き替えましょう」だけでは×
「靴を脱ぎましょう」脱げてからスリッパを見せて足元に10センチほど間隔をあけてセットし「このスリッパを履きましょう」が○です。
靴からスリッパに履き替えるときに、スリッパが見えてしまうとそちらに気が向いてしまい、靴を脱ぐ作業が滞ります。

一度に二つの作業(これにはたとえば衣服の着脱も脱ぐ着るという二つの作業と捕らえていただきたい事も含まれます)を示唆すると、
何から手をつければよいのか作業の順序がわからなくなり、たとえば靴を履いたままスリッパを履く、というような行為に及びがちです。

「トイレにて」

現在は紙オムツを着用しておりますが、紙パンツという言い方にとどめており、オムツであるという認識にならないように配慮しています。
お店で紙オムツを見かけて「こういうのを使うようになると情けないでしょうね」と他人事のように話すことがあり
なぜか自分が着用しているものはオムツでは無いように思っているので、あくまでもパンツであるという表現をするようになりました。

紙パンツ着用が常時と言う状態になって二ヶ月過ぎたあたりから、紙パンツの中に用を足してしまうことが増えたので、紙パンツの中に尿取りパットを敷いています。
この状態では自分での着脱が難しく、トイレでの手助けをお願いしたいと思います。

トイレでは座る前から紙のありかが気になる母です。
トイレに行きたいのに、トイレとは別の方向で探し物を始め、
それはトイレットペーパーを探していることが多いことに気付きました。
トイレに行きたいといい始めたら、便座の横にあるトイレットペーパーから少し取り出して見せ
「トイレットペーパーはまだ買わなくても良いね」というと、安心してトイレに向かいます。

座る方向もおぼつかないので、便座右手横の縦の手すりを示し、
「これ、掴んで見て」というと他を気にしながら手すりを掴みますので
その時点で「ベッドのほう向いてね、」と言い

今は片手が使えないので「今はお怪我してるから手伝わせてね、ちょっと失礼します」といいながらズボンと紙パンツをひざ下まで下ろします。
半端な位置までおろしただけだとトイレに引っかかってしまうことと、座りにくくもたもたしてしまいます。
座ったところでトイレットペーパーを多めに手渡します。
自分で取るとミシン目一つブンほどしか取りださず、それで拭いてもきれいに拭ききれず、さらに手も汚れるということが多いので
「手が汚れないためには多めがよいみたいよ」と言いながら
「これだけ全部使うほうが良いみたいよ」と促してください。
また拭いた後の紙を紙パンツの中に戻してしまうことがあるので、
「拭いたらオマタの間から便器に落として流しましょう」と示してください。

排便の際はきれいに拭ききれていないときがあるので、できればチェックしてください。
トイレットペーパーで取れにくい汚れの場合は、泡タイプの洗浄剤を置いていますので、それをお使いいただけると良いかと思います。

排尿(便)後は、また横の手すりを示して「右手でこの手すりを掴んで立ってね」というと、立ち上がるので、
「失礼いたします」とか何とか言いながら、下着やズボンを上げます。

トイレの水は自分で流したがるので、タンクの位置を示し「レバーがあるでしょ」と言い
レバーを母が確認したのを見定めて「左右どちらに捻ってもお水が流れるみたいよ」というと、その都度適宜流せます。

以上の作業が終わると手を洗うと言い、手洗いをしてトイレ終了です。

「食堂にて」

お食事は食堂で決まったお席があって、そこでいただきますが、自分の席を覚えられません。
座席まで誘導してください。
エプロンをかけて食事をしますが、座る動作の途中でテーブルに並べてあるお食事を倒してしまうことがありますので、座ってからエプロンをかけてください。


つづく・・・


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