バックパッカーの旅Ⅱ(欧州~北アフリカ~欧州~日本)

バックパッカーの旅Ⅱ(欧州~北アフリカ~欧州~日本)

セックス描写解禁の国



  AM10:00、ベッドから起き出して、ギリシャ娘のいるトースト屋で、昼食を済ませてシンタグマSq.のイスに腰掛け、日が沈むまで旅行記の執筆にペンを走らせる。
 PM5:00になるのを待ちかねて、モナスティラキ駅前のレストランで食事を取る。
 看板には”タベルナ”と書かれている。
 食堂全般の総称なのだが、日本人に向かって”タベルナ”無いだろう。

  ここのレストランは日曜だろうが祭日だろうが、いつ行っても開けてくれてるのには感謝感激のレストランなのだ。
 その上美味しいときているから堪らない。
 もう常連になってしまった。
 日本のレストランと違って女性のウエイトレスがいない。
 いるのは野暮ったいおっさんばかり、つまりウエイターしかいないのだ。
 レジも全てウエイターがやっている。

  食事の後はのんびりと夜のアテネを散策する。
    (時には映画を観て!もちろん日本語のスーパーもなし、英語かギリシャ語だけなのだが何となく解るから面白い。)
 後はISHに戻り、ベッドに入り音楽を聴いたり、本を読んだりして一日が終わる。

                    *

  今日はじめて本場のプレイボーイ誌を見た。
 街中のキヨスクのような所で堂々と売られている。
 もちろんここは解禁の国であるから、無修正の写真が大きく掲載されている。
 ページを開くと”すごい!”の一言。
 こんな写真載せて良いの?
 ヘアーなど問題じゃない、性器自身がそのままカラーグラビアで大写しになっているのには、・・・・・・・興奮してしまった。
 これだけでもギリシャに来たかいがあったというもの。

  映画の欄には、日本の「愛のコリーダ」の場面集が掲載されている。
 ノーカット版でありますよ。
 藤達也の何と、松田英子の何が・・・・そのまま載っているんです。
 これが、興奮せずにいられましょうか。

  ヨーロッパでは暴力に厳しく、エロには寛大であるようで日本とは逆の教育方針のようだ。
 国情の違いもあるが、日本のように治安の良い単一民族?では、暴力に寛大でエロには厳しい一面がある。

  雑誌はなかなか高額で、薄っぺらな「TIME」が40Dr(320円)、News P.が9~18Dr(70~150円)、プレイボーイ誌が180Dr(1440円)、ペントハウスが200Dr(1600円)でした。
 ≪1Dr≒8円≫ですから、喉から手がでるほど欲しいプレイボーイ誌が1500円近くするのですから、ペラペラとめくって見るのが関の山。
 こういう時、極貧旅行は辛い。
 しかし、たとえ買ったとしても日本に持って帰れないんじゃ・・・・・買えないし、見つかってしまえば恥になるし、ギリシャだけでのお楽しみなのだ。

  今日も一日快晴。
 夜の冷え込みも厳しそう!


           ≪今日の出費≫

    (宿泊費50Dr、昼食費20Dr、栗20Dr、切手37Dr、News P.9Dr、夕食48Dr、栗10Dr)

  これで解るように、宿泊費400円と安いのですが、切手が300円近くととにかく通信費がバカにならないのです。
 今日一日、1600円≒6.7US$でした。
 一日、5US$のはずが・・・・このところ、出費オーバー。
 何が原因なのか?通信費と新聞代。
 もっと切り詰めた生活をしないと、ヨーロッパでの滞在が短くなりそう。
 頑張れ!


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