*My Angel’s Room*

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3度目の流産後の私の心境

3度目の流産後の私の心境




H14年12月
この頃世間ではいわゆる 虐待 のニュースがとても多かった。
そんなニュースを目にするたび

どうしてこんな人達に赤ちゃんができるのに私には無理なの?
私何か悪いことした??
私の所に生まれてきてくれれば沢山愛して幸せにしてあげられるのに・・・
どうして私はだめなの??

と思いました。そして些細な言葉でとても傷つく私がいました。

主人の両親・おばあちゃんの何気ない一言が・・・

「又すぐできるわよ」
「お兄ちゃんの所予定日分かったんだって」
「お兄ちゃんの所男だって。うちは女がいいわね」
「まだ若いから大丈夫」
などなど・・・覚えてるのはこれ位ですが・・・本当に辛くて毎日泣いていました。
この人達どうして分かってくれないの?何なの?
私はどうしたらいいの??
やっぱり私じゃだめなのかも・・・主人にはもっといい人が・・・
など本当に悪いほう悪いほうへと考えていました。
主人にも八つ当たりして自分の気持ちをぶちまけたりもしました。
そんな私を主人は毎回抱き締めてくれました。

夜は暗いと眠れなくなっていました。
怖かったんです。理由は分かりませんがとにかく小さな明かりをつけないと眠れませんでした。
そして毎晩主人に分からないよう、枕に顔を埋め声を殺して泣いていました。

そんなある日私が泣いていると主人が声をかけてきました。

「大丈夫か?ごめんな。何もしてやれなくて。お前を泣かせたりしない。守ってやるって言ったのにな。俺全然だめだな・・・本当にごめん。」と泣きながら謝ってきたのです。
主人が泣いているのを見るのは初めてでした。
でも主人が言ってくれたんです。
「あのな・・・俺達の担当のこうのとりさんはおっちょこちょいなんだよ。前回は慌てて出てきたから全部忘れて来ちゃったんだよ。今回はカゴは持って来てくれたんだけど肝心の赤ちゃんを忘れてきちゃったんだよ。な?おっちょこちょいだろ?今急いで赤ちゃんを連れに行ってるから今度は完璧だよ。だから大丈夫。」 と・・・
主人がこんな事言ってくれる事にも驚き、そして改めてこの人と結婚して良かった・・・と思いました。

数日後。私の気分転換にもなるということで子犬をもらってきました。
夜中も泣いて起こされましたが本当に楽しかったです。
それと同時に焦ってもしょうがない・・・と考え方が変わってきました。
こんな風に思わせてくれた愛犬は「桜がきれいな時期」だったので「サクラ」と名づけいつも3人一緒にお出かけしました。

気持ちが切り替えられたこともあり、私はコンビニでパートを始めました。
それというのも本格的に検査と治療を受け始めたからです。

でもなんだかふっきれたというか・・・気分は明るくなっていました。

小さいサクラ



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