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*ひなたぼっこ*
お仕事コラム
「結婚する」というテーマ指定なので、すべて結婚に関するものばかりです。しかも「結婚に前向き」でとのこと。
結婚=現実になってしまっている私には少々恥ずかしいです(^^ゞ
ちなみに文中の「私」って*hina*じゃないですよ~。
基本的にはほとんどフィクションです。
「子離れ・親離れ」
友人が、自分が結婚できないのは親が子離れできていないからだと言う。
自分が気に入った相手を親に紹介しても、なんだかんだと難癖をつけて
「あの人は駄目。絶対許さない。」と言うらしい。
でも私は原因はそれだけだと思わない。
だって、最終的に親の言うことを聞いているのはその友人なんだから。
友人も「親離れ」できていないんじゃないかと思うのが正直なところ。
「子離れできていない親」というのを免罪符にしてしまっているような
気がする。
「子離れ」「親離れ」って難しいものだろうか?
「最後の夏休み」
秋に結婚が決まって、独身最後の夏休み。
最近「マリッジブルーかも」と思うようなことが多い。すでに結婚して
いる友人に愚痴をこぼす毎日。
「もう夏休みってなくなっちゃうんだね。」
「何で?」
「だって結婚したら、毎日洗濯して、掃除して、ご飯作って、仕事して
…。会社が休みだって自分の夏休みはなくなっちゃうじゃん。」
「そうかなぁ?夏休みは夏休み。考え方一つで変えることはできるって。
完璧な妻になろうとしなくていいの。完璧な妻より楽しい妻の方がいい
でしょ。来年は最初の夏休みだよ。楽しもうよ。」
そっか、そうだよね。何だか結婚というものに身構えすぎていたかもし
れない。もっと自然に。楽しく。
今年は独身最後の夏休み。でも来年は夫婦最初の夏休み。
何だか楽しみになってきた。
「思いきり」
「30過ぎると恋愛に素直に飛び込めないのよね。」と友人が言ってい
た。
「つい結婚を視野に入れてしまうし、でも相手には結婚を焦っている女
に見られたくない。それに周りも結婚を意識して見ているみたいで。」
確かにそうかもしれない。
自分が結婚を本当に意識しているというのを、周りに知られるのは何だ
か嫌。
これって、女性だけのことかと思っていたら、男友達も似たようなこと
を言っていた。
「35過ぎると、彼女もいなくて結婚していないと変な人って見られる。
うちの会社だけかもしれないけど…。だからといって焦っているように
見られたくないし。でも実際は焦ってる。」
歳を重ねていくと、なかなか昔のように勢いだけで恋愛はできなくなっ
てしまうのだろうか?
「思いきって」飛び込んでみると、何か変わるかもしれない。
彼女も。彼も。そして私も。
「何故結婚するの?」
友人が突然言った。
「何で結婚するの?私は結婚する必然性を感じないのよね。」
彼女は同じ男性と8年間同棲している。仕事をバリバリこなし、重要な
仕事を任されている。
「同棲でも一緒にいられることに変わりはないじゃない。結婚すること
によって得るものより、失うものの方が大きい気がする。私にとっては
結婚に踏み切る理由なんかひとつもない。」
何だか妙に納得してしまった。
でも、私は彼を自分のものにしたかった。 彼が死んだときには喪主に
なりたかった。彼と家族になりたかった。彼の子どもが欲しかった。
幼稚な発想だとは思うけれど。
私が結婚するとき、彼女はとても喜んでくれた。
彼女は別に結婚が嫌なわけではない。ただ単純に今は結婚する必要を感
じないだけ。
彼女はこの先結婚しないかもしれない。もしかしたらするかもしれない。
どちらにしても、彼女が選んだ答えならばそれはきっと幸せなものであ
るに違いない。
「腕時計とかばん」
こんな心理テスト知ってますか?
・あなたにとって腕時計とはどんなものですか?
・あなたにとってかばんとはどんなものですか?
どちらもあなたの「結婚」に対する考え方を意味します。
ちなみに今までに聞いた珍答は
「あれば便利だけど、別になくても他のもので代用できるから…。」
-他のものって?仕事か何か?
「うっとうしいだけ。ジャマ。」
-これは私の母(笑)
「跡がつくのが嫌」
-意味不明だけど、縛られたくないってこと?
さて、あなたは?
「おいしい結婚」
友人が結婚した。相手は何てことのない人。
二人で「結婚で、さえない人生を変えよう!」って言っていたのに。
あんなのと結婚したって、人生変わらないじゃない。
暗にそのようなことを言ったら
「この人と一緒になっただけで人生は変わっているし、二人で変えてい
けるもの。」
と返ってきた。
そんなの自分の結婚に自分で納得する理由を無理やりこじつけているだ
けだと思うのは私のひがみ?
私はそんなありきたりの結婚なんかしない。
絶対「おいしい結婚」をしてみせる。
…と、1年前に決意したのに。
やっぱり彼女と同じように、何てことのない人と結婚を決めた。
でも今になって彼女の言葉の意味が良くわかる。
他の人には何てことのない人でも、私にとっては最高の人。
これが私のにとっての「おいしい結婚」。
「バレンタインに産まれた女」
私の妹の誕生日は2月14日。
毎年友達からのプレゼントはチョコレートでお茶を濁され、挙句にはつ
きあっていた彼からもチョコレートをプレゼントされ・・・。
チョコレートが大好きな妹は「しょうがないよ。私はバレンタインに産
まれた女なんだからさ。」とあきらめたようなことを言った。
そんな妹が結婚する。しかも2月14日に入籍。
妹いわく「こうなったら誕生日も結婚記念日も彼にチョコをあげるバレ
ンタインも一緒にして盛大な2月14日にしようと思って。」
なんだか妹の気持ちが良くわかる。
なぜなら私の誕生日は12月24日だから。
うちの両親ってある意味すごいって妙に感心してしまう。
さて、もうすぐ妹の結婚。さすがに結婚式は別の日だけど・・・。
「結婚観っていろいろ(母アキコの場合)」
数年前、私の従姉が結婚に迷っているときに母が
「結婚なんて誰としても一緒よ~!!」
と言い放った。
私と従姉は絶句。
母には数々の名言があるけれど一番強烈なのはこれだ。
「恋愛と結婚は別」というのが信条の母にとって「そこそこ好きで」
「そこそこお金があって」「そこそこ仕事をしていれば」結婚してもい
いんじゃないの?というのが持論。
母はまあまあ条件が良かった父と見合い結婚。でも結婚生活には満足し
ているそうだ。
もともと結婚生活に過大な期待をしていなので、どんなことがあっても
「こんなもんよね~。」で終わる。
夫と喧嘩しても、子育てで思い悩んでも、仕事と家事が大変でも、小姑
とうまくいかなくても、母はめげない。
多趣味で自由な生活をしている。(この場合の自由は心の自由のことね)
これはこれでとっても幸せな人生だと思う。
こんな結婚観もあるんだなぁと何だか妙に納得したりして。
本当に結婚観っていろいろ・・・。
「夢見る夢子ちゃんの根性物語」
友人の沙織は昔から夢見がちな子だった。
「本屋で同じ本を取ろうとした瞬間一目惚れっていう出会いがしたい。」
「私が落としたオレンジを拾ってくれたのが出会いっていうのも
いいなぁ。」などなど。
こんなことを聞かされるたびに「そんな事あるわけないじゃん。」
と思っていた。
十人並みだが決して美人というわけでも、特別性格が言い訳でもない。
ごくごく普通の子だ。
でも彼女は本当にそういう出会いをして恋に落ちる。
そのために毎日本屋に通い、毎日オレンジを買ってこれぞと思った人
の前でオレンジを落とすのだ。
そんな彼女があるとき言った。
「結婚するなら、やさしくて、誠実で、顔も良くて、背が高くて、
年収は800万以上、もちろん同居はイヤ。」
いくらなんでもそんなウマい話は転がっていないだろうと思っていたら
本当にそういう人と見合い結婚してしまった。
いろんな所に自分のお見合い写真を配って、いい縁を紹介してくれ
そうな人には付け届けも欠かさなかったそうだ。
式で微笑む彼女は私に「強く思い続けていると絶対その願いが
かなうのよ。みんな努力が足りないんじゃない?」と言った。
大変だなぁ、と思った。
根性だけで結婚は決めたくないし、「自分の満足のために」相手を
「形」で決めたくないし、「形」を整えることが結婚ではないと思う。
でも、彼女はそれで幸せなのかもしれない。
「恋人がサンタクロース」
私には双子の妹がいる。
今日はクリスマス。今朝の妹たちの会話はとてもほほえましかった。
「今日はサンタさんが来るんだよね。」
「ちゃんとお願いしたもの持ってきてくれるかなぁ?」
「いい子にしていたから大丈夫だよ!」
「お姉ちゃんは大人だからサンタさんが来なくて可哀想だね。」
突然の妹の言葉に私は
「そんなことないよ。お姉ちゃんにもサンタさんが来るんだよ。」
「えー!大人にはサンタさんは来ないんだよ。」
私には予感があった。今日サンタクロースが私にやってくる。
「大人には大人のサンタさんがいるの。大人になればわかるよ。」
どこかで聞いたフレーズだと思ったらユーミンの歌だ。
初めて聞いたときは小学生だったから意味がわからなかったけれど、
今ならわかる。
家に帰ったら妹たちに教えてあげよう。
「ね、お姉ちゃんにもサンタさんが来たでしょ。」って。
サンタクロースにもらった左薬指に輝いているリングを見せながら。
「独り」の幸せ「ふたり」の幸せ
★独りの幸せ。
夜遅く帰宅するのに言い訳を考えなくていいこと。
お風呂上りに何も着ないでウロウロできること。
好きなものだけたべられること。
休みの日は好きなだけ寝ていられること。
いつでも遊びに行けること。
★ふたりの幸せ
おもしろいテレビを見て一緒に笑えること。
おいしい食事をいっしょに食べられること。
独り言を言わなくて済むこと。
寝るとき、寒くないこと。
家族ができること。
ひとりではない、ということ。
「自分が可愛い女たち」
アキコは「自分が可愛いから恋愛にすべてを注ぐことはできない」と
言う。「仕事が休みのときはゆっくり休みたい。デートは疲れていな
いときの方が楽しいでしょ。」「付き合っていても自分の時間はしっ
かり持ちたい。」
サエコは「自分が可愛いから恋愛にすべてを注いでしまう」と言う。
「彼のために何かをしてあげることは自分にとっての幸せ。」「彼の
喜ぶ顔を見るのが嬉しいから自分は犠牲になってもいい。」
アキコ。現在60歳。母。「燃えるような恋ができなかったのが心残り。」
サエコ。現在30歳。娘。「最近ちょっと恋愛に疲れてきた。」
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