ゴッド.ハンド



2004年02月15日

神の手、
大げさなタイトルでしょ、

でも、
そう見える瞬間ってある?、

”頭観字 D”じゃないけど、
僕が初めて就職して、
即ローンでFX-GTを購入して、
車も見た目ばかり気にしていて、
まだ峠など知らない頃の話です、

今は会うことも連絡する事もなく、
どこに住んでおられるのかも知らない、
思い出の中の先輩なのです、

私は20歳でソフトウェアのエンジニアをしていました、

国家試験、
当時の情報処理2種を偶然にも合格した私は、
某コンピューター関係の企業に就職しました、

その職場には個性的な先輩が沢山いましたが、
僕に走りの初歩を教えてくれた人が
”一色”、
っと書いて
”いっしき”さんです、

名前を書いても怒られません、
逆に偶然にもこれを読まれたら、
EVO運転させてくれない?って言うだろうなぁ、

いつもニコニコしてオットリした感じの、
家庭もお子さんもおられる、
HONDA city に乗っていた、
(当時はブルドッグってよばれてた車かなぁ?)
ハードウェア開発の部署の先輩です、

ギターも巧くベース担当の別の先輩と僕(キーボード)と、
三人で休憩中になるとリズムマシンを使って、
自由にセッションも楽しんでいました、

一色さん自身は本当に人当たりが良くて、
イイお父さんで、
まさか元走り屋さんという事を全く知らなかったのですが、

ある日、
休憩中にセッションが終わって話していると、
「もし良かったら、今度、FXを運転させてくれないかな?」
「最新のFF車って、どんな感じなんだろう?」
って話し掛けてきた、

断る理由なんてないけれど、
「FF車」と言う事自体、
僕自身があまり理解していないので、
逆に「FF車って??」って聞きなおしたところ、
一色さん自身の昔の話をしてくれた、

一色さんの過去、、、

兄と2人で京都は宇治川ラインをステージにドライビングをする、

愛車は、

兄、、 通称ダルマ、、セリカ LB2000GT

一色さんは、 トレノ、、多分TE-27、、?

エンジンは2TGなのか3SGなのかは解らないけど、

ともにソレタコ(ソレックス、タコアシ)、

当然軽量化で究極の2台だったらしい、

そしてある日の夜、
現在も僕がいつも通っている街道で、
一色さんがFX-GTをドライブする日がやってきた、

当時、
たしか走行距離4万キロ程、
僕自身車の知識もお金の無く、

そのまま乗っていただいた時の、

曖昧な記憶と言葉を書きます、

助手席に座って、
走り出します、

僕が話した言葉の記憶はこれだけ、

「このスピードで曲がれますかーー」

「スピンしても止まれますかーーー」

情けないでしょ、

流れる景色を観る余裕は有りませんでした、
観たのは余裕のある楽しそうな笑みを浮かべている一色さんの顔、
そしてハンドルとシフトの動きだけでした、

一色さんは運転しながら独り言なのか、
僕に話し掛けていたのか、

「この車いいねぇ、全体がしっかりしているねぇ」

「ハンドルの操作が雑になるのはラインがおかしい証拠なんだ、、」

「もっと癖があるとおもったのに、、」

「車はね、滑る事は有っても、簡単にはひっくり返らないよ」

「キープレフト、キープレフト、、、右も左もね、」

「あとはゴムだけかな?」
(ゴム?後で聞くとブッシュの事、当時は意味も解りませんでした)

今、
思い出しても、
この時のこの経験と言葉が、
出発点だったようなきがします。

一色さん、
いつでもEvolution号、
運転してください!!

そろそろ仕事なので、、、、
では、また。

、、、、、

2月15日、
今日の出来事。

気温7度、曇り、強風。

午前12時、
息子と河川敷でサッカーの練習。

捻挫の様子はだいぶ良くなった感じ。
約3時間、走る事をメインに行い、
次回から教室に復活するにあたっての心構えを、
教える(殆ど説教だろうな)。

普通の練習ではダレダレの息子の様子に、
叱りながら練習をしていたが、
2人で試合のようなゲーム形式の練習にすると、
逆に僕がバテバテで息子は活き活きと動き出す、
、、、、、
次回からの練習再開は問題無さそうですね、
頑張れ。


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