ロシア旅行(24)



昨夜宿泊したウラジミールのホテルは、英名で「ゴール
ドリング(黄金の環)」という。 

黄金の環(ザラトーエ・カリツォー)

 モスクワを離れ、北東方面のヴォルガ川にいたるまで
 の範囲に、ロシア中世の面影を残す古都が点在して
 いる。 それらの古都を結ぶと、ほぼ円形になることか
 ら、「黄金の環」と呼ばれている。 

スズタリは、モスクワから北東に220km、ウラジミール
は190kmで、これから行くセルギエフ・パッサートはモ
スクワの北北東70kmの所にある。 つまり、我々は先
に遠い所に行って、現在バスはモスクワに戻る感じであ
る。

ウラジミールを出て1時間後、トイレ休憩のため、駐車場
に入る。 古ぼけた土産物屋がある程度の寒村である。
駐車場は広くて、我々に続いて大型バスが3台入って来
た。 ロシアの小学生達の旅行らしい。 元気のいい少年
が、我々に英語で話しかけてくる。 聞くところによると、
学校で英語を勉強しているとか。その成果を披露したい
ようだ。 とにかく、積極的なのには驚く。 英語と同じく、
ロシア語も横文字で、アルファベットも殆ど同じなので、
覚えるのも早いようだ。 

お互いに、多少たどたどしくではあるが、何とか意を通ず
ることが出来、日ロ親善に貢献したような気分になる。こ
の元気さがあれば、アメリカに次ぐ第二の大国にカムバ
ックするのも、そんなに遠い先ではなさそうだ。

11:00過ぎ、再びバスに乗車し、セルギエフ・パッサート
に向かう。 途中晴れ間が少しでたが、あっという間に又
元に戻ってしまった。

1時間後に市内に入る。 旧名は、ザゴールスクであった
が、1991年セルギエフ・パッサートに戻された。 モスク
ワ郊外といった感じなので、他の古都に比べて、華やかさ
があるようだ。 路上で色とりどりの花を並べた花屋さんが
あるのが面白い。

ほぼ、町の中心だろうか、「セルギエフ大修道院」が見えて
来た。 16世紀に築かれた城壁に囲まれている。 

正午を少し過ぎていて、大修道院の見学は後回しにして、
先ずは、その前にあるレストランにバスは止まる。 新しい
建物であるが、いい雰囲気で、食事が楽しめそうだ。

ウラジミール郊外の駐車場でロシア少年達と

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トイレを借用した土産物屋

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