スペイン旅行(30)



プラド美術館を外に出ると、何とすぐ隣接地が王立植
物園であった。 海外旅行の時も、常々各地の植物園
を見学したいと思っていたが、普通市街地には無くて、
ツアーに組んでないと行くことが出来なかった。

これ幸いと、早速入場する。 この植物園はカルロス
3世の命により、1755年に設立された。 世界各国
の木々を集めている。 3万種にもおよぶ植物が植え
られている。 数度の大戦のために、度々破壊された
が、1981年に全面改修されて、市民に公開された。

草花もあり、温室も備えているが、殆どは樹木である。
取りあえず、花が咲いている感じの所に足を運ぶ。

アザリアというより、日本のサツキそっくりの花が咲い
ているので嬉しくなる。 この一角が、ぱっと華やかな
感じで、遠目にもよく見える。 

少し離れた場所に、「中国ジャスミン」が高木から垂れ
下がった感じで咲いている。 なんとも、ボリューム感
があり圧倒される。 名前から考えると、芳香がしても
よさそうだが、開花して日時が経過しているのか、あ
まり匂わなかった。 

次いで、バラのコーナーに行くが、残念ながらまだ殆ど
咲いていない。 僅か数輪だったが、「八重咲きのバラ」
が面白い形で咲いていた。 50品種位植えられている
ので、後1ヶ月もすれば素晴らしいバラの花園が見られ
る事だろう。

「中国バラの一種」が、高いところからぶら下がって咲い
ている。 恐らく、バラとしては最も高木ではなかろうか。
少し、異様な感じである。

12:30までには、ホテルに戻らねばならないので、広い
園内を足早に見て回る。 トレドでも見たサクラに期待し
ていたが、やはり、若木が花を咲かせていた。 10数年
後には立派な木になることだろう。

なんと、日本から苗木が送られたのだろう、ツバキや
シャクナゲが綺麗に咲いていた。 スペインとの親善に
一役かっているようで嬉しくなる。

正午過ぎ、王立植物園を出て、タクシーを拾う。 
12:20 ホテル帰着。 バールで簡単な昼食をとる。
13:00 ホテルを出発する。
16:20 マドリッド空港を離陸し、アムステルダム経由
で帰国の途につく。

                  スペイン旅行 <完>

王立植物園・マドリッド

30-01

30-02

同上入り口を入った所

30-03

30-04

アザリア(つつじ)

30-05

30-06

30-07

中国ジャスミン、別名ウンナンオウバイ(中国南西部原産)

30-08

30-09

30-10

追加画像は下記をクリックして下さい

California buckeye へジャンプ






© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: