オランダ・ベルギー(3)



09:00 ホテルを出て、バスはアムステルダム市街地
へ向かう。 30分後にアムステルダム国立博物館に着く。

大きな垂れ幕の、「青い服の娘」が人目を惹いている。
1885年完成のこの博物館は、東京駅のモデルにもなっ
たアムステルダム中央駅の設計者、カイペルスによるもの
だそうだ。

現在大改装中のため大部分が閉館中であるが、幸いフィリ
ップス棟で、有名なレンブラント、フェルメール、フラン
ス・ハルス、ヤン・ステーンの絵画など、オランダ黄金時
代のハイライト作品が鑑賞できる。

博物館のそばで下車し、小さいが素敵な門をくぐって中へ
入る。 館の入り口頭上に、「RIJKSMUSEUM」とあるが、地
元では、「レイクス」と親しまれているようだ。

館内の最初の展示室で、まずチューリップの繪が目に入る。
流石オランダ、ここでもチューリップの出迎えを受け、嬉
しくなる。

『チューリップの花束』(1639年)

 ハンス・ボロンヒール(1600~1660年)の作品。ここに
 描かれている花(チューリップ・バラ・アネモネ・カー
 ネーション)は同時に咲く花ではないので、画家の想像
 で描かれたものだろう。

 チューリップがもてはやされ、球根の値段がつり上がる
 「チューリップバブル」がはじけた後に描かれたものだ
 けに、画家の思いを想像せざるを得ない。

 チューリップ・バブル(チューリップ狂時代とも)とは、
 オランダで1637年に起こった世界最初のバブル経済事件
 である。オスマン・トルコから輸入されたチューリップ
 の球根に人気が集中し、異常な高値がついた。その後価
 格は100分の1以下にまで下がり、オランダ諸都市は混乱
 に陥った。

アムステルダム国立博物館

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門を入る

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レイクス入り口

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『チューリップの花束』(1639)・ハンス・ボロンヒール

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画像は以上のみ










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