梅林庵

平成30年4月6日(金)

　午前4時起床。曇一時雨、夕刻に晴れました。

　雨の予報を受け、パジャマを着たままの格好で外に出ました。梅林下に積んだ樫にビニールを被せました。大時化になると吹き飛ばされてびっしょりになりますが、こうしておくとある程度の湿りは凌げます。

　次の写真は出勤前の空です。黒雲の迫ってくる様子が不気味でした。

　南風に嘯く裏山の孟宗竹です。筍、出ているかなぁ。

　終日デスクワーク。合間を縫ってミーティング。幾つかあるうちの懸案について詳細な説明を受けました。内容を書くこと能わずですが、放置できず、いやすぐに対応しなければ、という案件が二つ。前の職場もでしたが、トラブル続きです。私、自身を営業成績を上げることよりもトラブルシューティングの方が好きなタイプだと思っています。足下の揺らぐ案件に燃えます。写真はそのことと関係ありませんが名刺です。挨拶回りは大方終わりました。これくらいあればしばらく大丈夫だろう。その名刺、部下の勧めで裏面を英字表記にしました。なんだかいい格好しいの感じがし、恥ずかしい気分です(笑い)。実際、今週、150枚ほどを配りましたが、外国人には一人も会いませんでした(笑い)。

「あなた、コーラスに行ってくるわ。帰って寒いのは嫌だからストーブに火を入れておいて頂戴」

　そうしました。炉内が暖まると早速の図です。弛緩の格好に慌ただしかった1週間の疲れが取れるよう。燗をつけました。ニャンコ先生が酌をしてくれるはずもなく手酌酒。ショパンのピアコン1番を聴きました。いい夜が更けました。

今日の一句

飛沫雨駆け足で去る春の宵

今日のラン

なし

今日の酒

燗酒2合　菊水ふなぐち1缶　白波5勺　ウイちゃん1ショット

　今日の写真は重要有形文化財、蒲江の漁労具を纏めた資料集と写真集です。以前、友人にもらいました。妻が断捨離の途中に見つけ、引っ張り出しました。困ったな、捨てるわけにもいかないし。その蒲江は平成17年3月、近隣の1市5町3村(蒲江町を含む)が合併するまで、大分県南海部郡蒲江町でした。今の土地表記は佐伯市蒲江です。リアス式の海岸線に集落が点在する漁業の盛んな土地です。そのことをしてこの資料集なのでした。河内（ごうち）というところには現物を保存の史料館もあります。訪れる殆どいないと聞いていますが、私は好きな場所です。自身酔散人ということもありますが、それとは別、館内に入り使われていた漁具に囲まれると、先人の息吹を感じるのです。深い森を歩くと木精の気配がするのと同じ感覚です。