まったりのんびり

まったりのんびり

1-3 デジャヴ



----------------ん・・・

何かの物音で目を覚ました。

足音らしい物音が近づいて---!!!!

僕はこの状況を知ってる!?

これは・・・これは・・・奴だ!!

体を起こす----逃げれるか?


「・・・う・・よ・・・う?」


ズキッ・・・クソまだ胸が痛む。


「ちょっ・・・聞いてる??」


ダメだ・・・意識がもうろうとして・・・・・・・・・・・・・・・・ドンッ!!


「イタッ!!」

           ・・・・・コケた・・・・・

「何やってるのよ・・・もう、心配してきてみれば逃げようとするんだもん!!」


「ゴメン少し気分が悪くてさ・・・クラクラするんだ。」


          夢のこと・・・黙っておくか


「何風邪でもひいた?それとも貧血・・・それはないか。まぁ、もうすぐ2時間目始まっちゃうから帰るんなら帰ったら?」


「ン~~~、いやもう少し寝てるよ。」


「・・・・・・そ。んじゃ、アタシ行くから。先生には言っとくから。また後で来るわ。・・・それと、しっかり寝てるのよ。そんじゃね、陽」


「ん、サンキューなひかり」


少し急いだ様子で彼女は部屋から出ていった。


        っつーか今授業時間じゃねぇ?  


まぁいいや。ん~と・・・----------そうだ自己紹介の途中だった。

僕は、朝霧 陽(あさぎり よう)ごく普通の高校2年生だとは思うんだけ
ど・・・友達は何故か僕のことをズレてるって言う。



・・・・・・・・・・・・・・


「とりあえず寝るか・・・・・・・・・・・・・」


僕は体調が悪いせいか、むさくるしい暑さの中すんなり眠ることが出来た。





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