hongming漫筆

hongming漫筆

PR

×

Comments

背番号のないエース0829 @ 松谷みよ子】(04/22) 「私のアンネ = フランク」に、上記の内…
hongming @ Re:ブルーレイが再生できない(11/30) 随分遅くなりましたが、やっと試しました…

Archives

2026.06

Keyword Search

▼キーワード検索

2006.03.07
XML
カテゴリ: 江戸時代を知る
 桃源社。1974.2.10。

 「川崎房五郎・江戸話」と表紙に書いてあるから、故老の昔語りかと思ったらそうではない。
 先日読んだ「 江戸 その政治と社会 」の著者であった。
 同じ人が書いた本なので、重なることが多いのだが、いつものことながら、読む端から忘れていっているので、新知識に思える。

 概説的な話が多く、個別の話が少ないのが欠点。
 与力が、自分の先生が包みをすられたのを簡単に取り戻して見せた話(p37)のようなものをもっと入れて欲しかった。

 「女郎屋での内藤大八の事件で」(p113)というのも、その事件を説明して欲しい。

 「江戸っ子」というのは、江戸育ちがみな江戸っ子なのではなく、また、江戸っ子の性質についても、「こうした感じをつくりあげたのは寛政以降の戯作者《げさくしゃ》達の筆の先に多分に追うところが大で」(p137)ということで、フィクションの面が大きいと思った方がいいようだ。
 むしろ、現実そのままではないから、落語や芝居に登場できるのだ。

 江戸と関西の違い。
 「関西特に京都や大阪の女性が家という重荷を背負い、家というものにしばられ、心中などをする女性を近松などがよく描いているが、江戸の小説にはそうした細い線の女性は少ないようで」(p142)というのは、いわれてみればそうだ。
 岡本綺堂の心中ものでも、遊女とというのは思い出せるが、庶民の女性がというのは思い浮かばない。

 江戸時代というと、行政は大枠を示すだけで、あとは市民に好き勝手にさせていたようなイメージがあるのだが、江戸への人口集中が、江戸の悪化と、地方の生産力の低下をもたらすというので、流入を食い止め、故郷へ戻そうと苦心していたというのが、巻末の方にある。
 参勤交代をなくせば、江戸の人口が減ることはわかっていながら、そうしてしまうと江戸幕府の存続があやうくなる、というわけで、有効な手だては見つからなかったようだ。

楽天ブログランキング





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.03.29 14:20:08
コメント(0) | コメントを書く
[江戸時代を知る] カテゴリの最新記事


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: